古代教会スラヴ語
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古代教会スラヴ語(ポーランド語: Język staro-cerkiewno-słowiański 英語: Old Church Slavonic または Old Church Slavic)、古代スラヴ語(古スラヴ語、ロシア語: старославянский язык, древнеславянский язык)はスラヴ語による最古の文語であり、現代のスラヴ語の文章語の前身にあたる言語である。正教会のスラヴ語地域で用いる聖書がこの言語で書かれ、奉神礼もこの言語で行なわれていることからこの名がある。この言語が口語的に使われていたのはおおよそ9世紀から11世紀のころである。現在も奉神礼の祈祷文を中心に使用されている。
まれに混同されるが、教会スラヴ語は古代教会スラヴ語より後、11世紀~17世紀頃に東・南スラヴで用いられた文章語を意味する。[1]したがって古代教会スラヴ語と教会スラヴ語は厳密には異なる。
最初に古代教会スラヴ語に聖書を翻訳したのは、スラヴ語を書き表すための最初の文字であるグラゴル文字を考案したキュリロスとメトディオスの兄弟で、現存する古代教会スラヴ語の著作はほぼ全てがギリシア語から翻訳されたキリスト教文献である。
キュリロスとメトディオスはマケドニア地方のテッサロニキの出身であり、古代教会スラヴ語と呼ばれている言語はスラヴ諸語の中でもこの地方で話されていた南スラヴ語に基づくと考えられ、現在のマケドニア語やブルガリア語と関係が深い。このため、狭い意味では古代教会スラヴ語とはマケドニア・ブルガリア地方の方言をもとに作られたスラヴ語文献の言語のことであり、ブルガリアでは古代ブルガリア語(Старобългарски език)と呼ばれる。ただし、当時のスラヴ語文献にはボヘミア(チェコ)の西スラヴ語やルーシ(ロシア)の東スラヴ語の方言の特徴を含むものも多い。
[編集] 脚注
- ^ 東郷正延編『研究社露和辞典』、研究社、1988年、2587ページ。
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