叙々苑

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株式会社叙々苑
Jojoen Corporation.
Jojoen Yakiniku Restaurant 01.jpg
叙々苑・新宿コマ劇場前店
種類 株式会社
本社所在地 郵便番号:106-0032
東京都港区六本木4-12-8 第6DMJビル7階
設立 1984年4月
業種 小売業
事業内容 焼肉レストラン経営
代表者 新井泰道(朴泰道)
資本金 1000万円
売上高 167億5,000万円(2007年3月)
従業員数 2,060名(社員 600名/アルバイト 1,490名)※2007年4月
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叙々苑

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株式会社叙々苑(じょじょえん)は、東京都港区に本社を置く焼肉チェーン店「叙々苑」を運営する企業である。

概要[編集]

神奈川県横須賀市出身の在日コリアンである朴泰道[1](通名・新井泰道、1942年10月18日 - )が1976年4月に六本木で創業した。社名は肉を焼く音からきている。

1960年代より六本木で朝鮮焼肉と言えば「東京園」が著名であった。「叙々苑」はその六本木7丁目の同じく外苑東通り沿いで狭小店舗からスタートし少しずつ客席を拡大し、バブル景気を境に急成長を始め今や都内を中心に直営店43店舗を運営し業界一位の売上げを誇る。価格は店舗によって異なり、郊外は主にファミリー向け、都心は高級志向が強い。特に高級志向の店舗は「游玄亭」という名前がつけられている。

サービスにも重点を置き、「食後の無料デザート」「帰る際に渡すにおい消しのガム」は叙々苑が発祥とされる[2][3]。また、食事代の他にサービス料を10%上乗せしている[3]

首都圏に住む人にとって認知度も高く、特に六本木・麻布赤坂新宿銀座などの都心の店舗は高級焼肉店の代名詞であり、全国ネットテレビラジオ番組などに出演の芸能人著名人が叙々苑の事を話題にしている事も多く、叙々苑の店舗展開がされていない首都圏以外の日本全国各地においても知名度は高い。

また、毎年5月頃に「叙々苑カップ芸能人ゴルフチャンピオン決定戦」を主催したり、東京ドームで行われる読売ジャイアンツ主催試合のうち、BS日テレでの中継があるときに看板をバックネットに貼っていることでも知られている。

看板等に使われる「叙々苑」の字は、建築家であり書道を趣味にしている爆笑問題太田光の父が携わっていると太田が語っている[4]

沿革[編集]

叙々苑カップ芸能人ゴルフチャンピオン決定戦[編集]

回数 日時 場所 優勝者 ベストグロス 備考
第1回 2000年7月24日 千葉県ザ・プリビレッジゴルフクラブ 寺泉憲 舘ひろし渡部絵美
第2回 2001年10月22日 埼玉県石坂ゴルフ倶楽部 中嶋悟 中嶋悟
第3回 2002年10月29日 千葉県・総成カントリー倶楽部 野口五郎 野口五郎
第4回 2003年11月10日 千葉県・総成カントリー倶楽部 小林旭 小林旭
第5回 2004年5月31日 千葉県・総成カントリー倶楽部 森洋子 松崎しげる
第6回 2005年5月16日 千葉県・総成カントリー倶楽部 岩本恭生 岩本恭生
第7回 2006年5月22日 千葉県・総成カントリー倶楽部 西岡徳馬 西岡徳馬
第8回 2007年5月21日 千葉県・総成カントリー倶楽部 ラサール石井 渡辺裕之
第9回 2008年5月19日 千葉県・総成カントリー倶楽部 栗田貫一 栗田貫一
第10回 2009年5月11日 千葉県・総成カントリー倶楽部 渡辺裕之 栗田貫一 スペシャルゲスト 石川遼
第11回 2010年5月24日 千葉県・総成カントリー倶楽部 石田純一 石田純一 スペシャルゲスト 石川遼
第12回 2011年5月23日 千葉県・総成カントリー倶楽部 浅茅陽子 渡辺裕之、藤田佳子 スペシャルゲスト 池田勇太

「黒毛和牛」不適正表示問題[編集]

インターネットやカタログで2004年11月から2007年3月にかけて計2,442セットを販売した焼き肉セット「うまさ極上黒毛和牛」のもも肉543kgに、約7割にあたる交雑種422kgを混入させた上で、もも肉を「ロース」と表示していたことが東京都による表示確認調査で発覚した[5][6]

不法就労者雇用問題[編集]

同社は1999年ごろまで、多数の外国人を不法に就労させていたが、同年中に全て解雇したとされる。

このとき解雇されたものうち、解雇後も叙々苑社長との親交の続いていた夫婦である男女2名が、別の店に移った後、2004年にその店の経営を引き継いだ際に、「叙々苑」の商号使用を直営店以外で唯一許された上、食材の提供も受けていた。

この夫婦は、不法就労のため、国に在留を認められなかったのは不当だとして、強制退去処分の取り消しなどを求め2008年4月6日提訴し[7]、その過程において上記の実態が明らかとなった。

2009年3月27日、東京地裁において、裁判長・杉原則彦は「夫婦は長期間、身を粉にして働き、叙々苑社長から高い評価を受けて店の営業を許された。違法状態だったが、営業を継続する経済的価値は高く、すべてを失わせるのは酷だ」と指摘、請求を認める判決を下した[8]

脚注[編集]

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  1. ^ 特集//青商会ウリ民族フォーラム98・東京 - 朝鮮新報
  2. ^ 決断のとき・叙々苑社長 新井泰道編[5] - 日経レストランONLINE 2008年4月28日
  3. ^ a b 最強焼肉店 叙々苑の儲かり戦略とは!? - 『がっちりマンデー!!』(TBSテレビ) 2007年3月11日放送
  4. ^ 爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)、2010年3月8日、同年11月14日放送。ただし、太田によると「叙々苑の社長と(太田の父が)ケンカして、今はそれ言っちゃいけない」とのことである。
  5. ^ 叙々苑 「黒毛和牛」に交雑種の牛肉混ぜる - 日テレNEWS24 2007年3月29日
  6. ^ 株式会社叙々苑における牛肉の不適正表示に対する措置について - 農林水産省 プレスリリース 平成19年3月28日
  7. ^ 不法残留20年 韓国人夫婦が提訴「実績評価して」 - MSN産経ニュース 2008.4.7
  8. ^ 韓国人夫婦の在留認める 焼き肉店経営の業績を評価 - 47NEWS共同通信) 2009/03/27

関連項目[編集]

外部リンク[編集]