反知性主義
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反知性主義(英語: Anti-intellectualism)は、本来は知識や知識人に対する敵意であるが、そこから転じて国家権力によって意図的に国民が無知蒙昧となる様に仕向ける政策の事である。主に独裁国家で行われる愚民政策の一種。
具体例[編集]
老子は「民をして無知無欲ならしめ、かの知者をしてあえて為さざらしむ」「英知を絶ち知恵分別を捨て去るなら民の利益は百倍にもなろう」と述べて、「小国寡民」の理想郷を説いた。
古代ローマでは国民が政治に文句を言わない様に食事と娯楽を提供し続けた。これは「パンとサーカス」と言われた。
ファシズムの理論家ジョヴァンニ・ジェンティーレは国家至上主義を謳い、個人の自由を否定した。彼は集産主義を進める上で大衆に知識を与える事は不都合だと考えた。
中華人民共和国では大躍進政策や文化大革命の際に知識人は敵視され、強制労働が強いられた。大の読書好きであった毛沢東は、国民に対しては「本を読むほど馬鹿になる」と発言し、読書を禁止した。
カンボジアでもクメール・ルージュの時代には眼鏡を掛けていただけで「知識人」のレッテルを貼られて逮捕され、暴力を加えられたり殺害された。
アメリカ合衆国では1950年代にマッカーシズムの嵐が吹き荒れて、多くの知識人が検証や批判が行われずに「共産主義者」のレッテルを貼られて迫害された。
日本でも「ゆとり教育」が行われ始めた時に作家で文化庁長官の三浦朱門が「出来ん者は出来んままで結構、エリート以外は実直な精神だけ持っていてくれれば良い」、「限りなく出来ない非才、無才にはせめて実直な精神だけを養っておいてもらえば良い」、「魚屋の息子が官僚になるようなことがあれば本人にも国民にとっても不幸になる」などと発言し、愚民政策を是認した。
保守的キリスト教徒の間では、人間の知識は限界のあるものであり、万能ではないとする考え方も共有されている。また、進化論に反対するキリスト教原理主義を批判するに当たってこの言葉が用いられることがある。
関連項目[編集]
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