博士(薬学)

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博士(薬学)(はくし やくがく 英 Doctor of Pharmacy [Pharm.D.] )は、博士学位であり、薬学医薬化学天然物化学生薬学薬理学病理学薬物動態学生理学生化学など)に関する専攻分野を修めることによって、授与されるものである。学士(薬学)修士(薬学)の上位の学位にあたる。

1991年以前の日本では、薬学博士(やくがくはくし)という博士の学位が授与されており、薬学博士は、現在の「博士(薬学)」とほぼ同じものである。

概要[編集]

PharmDの学位制度は各国違いがあるが、アメリカ合衆国の場合、2000年に薬学教育の移行のため法律改正され、それまで5年制であった薬学教育(BSPharmacy)が廃止されのち、PharmDの教育が取り入れられた。アメリカのメディカルスクール(医科大学院)同様、4年制の(ファーマシースクール)薬科大学院を卒業することでPharmDの学位を取得し、薬剤師免許の試験(NAPLEXとMPJE) を受ける資格が与えられる。昔のBSPharmacyと比べ、PharmDのカリキュラムには多くの臨床実務が組まれ、最初の1年から3年は年に120時間ほどの薬局・病院実習、そして最後の年の1年はローテーションと呼ばれる実務実習期間である。6年制のプログラム(2年間のPre-Pharmacy+4年)を設けている大学もあるが、最近ではそのプログラムを廃止するところもあり、4年制の理系の学士を取得してから大学院に入学する学生が多くなっている。つまり4年+4年の8年を要する。その後、臨床薬剤師を目指す場合は、1年から2年のレジデンシーを行う者が多い。


関連項目[編集]