南極の交通

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南極の交通(Transport in Antarctica)では、南極およびその周辺の交通に関して記述する。

概要[編集]

スキーをはき、そりを引くスコット隊。詳細はこちらを参照

南極の交通は大きく変化してきた。かつては探検家が南極という地の果てを徒歩で移動する時代であった。その後主に陸上交通が、そして同じくらい航空交通と海上交通も、人間の技術によってより快適に速く移動できるようになり南極は開かれた土地になった。南極のような僻地における輸送技術は、旅行者の安全を確保するための超低温と吹き続ける風への対策が不可欠である。また南極の環境は壊されやすいので、輸送量を限ってエコロジカル・フットプリントを減らし、持続可能な輸送技術を使わなければならない。まとめれば、南極における陸上・海上・航空交通用のインフラストラクチャーは安全かつ持続可能でなければならない、ということである。現在、毎年何千人もの観光客と何百人もの研究者が南極の交通システムを頼りにしている。

陸上交通[編集]

陸上交通の手段はたいていスキースノーシューなどの徒歩か、乗り物スノーモービルを含む雪上車ブルドーザーのようなエンジンの付いたもの、そして過去には犬ぞり)である。最初に自動車を使ったのは1907年-09年にかけて探検した、アーネスト・シャクルトン率いるニムロッド探検隊である。 モーソン基地では大量生産された車(classic Volkswagen Beetles)が初めて南極で走った。その一台目には'Antarctica 1'という名前が付いている。

しかし道路は少なく、あっても路面状態が悪いので普通の乗り物で陸上交通するには限界がある。海岸にあるアメリカのマクマード基地南極点にあるアムンゼン・スコット基地とを結ぶ、長さ1450キロメートルのマクマード南極点道路という南極唯一のハイウェイがある。が、しかしその路面には雪がずっと吹き寄せられる。

2005年、六人組のチームがIce Challenger Expeditionに参加した。特別に設計された6輪車で、南極沿岸部のパトリオットヒルズから南極点までを69時間という驚異的な記録で到達し、以前の記録(24日間)をたやすく破った。彼らが南極点に到着したのは2005年12月12日[1]。探検が成功したことにより、南極ではタイヤの付いた交通は可能なだけでなく、実用的であるということがわかった。この探検は地球温暖化気候変動への意識を高めることも意図されていた。

海上交通[編集]

海岸近くの定着氷に停泊中の観光船

南極ではマクマード基地にしか湾港(harbor)が無い。沿岸にあるほとんどの基地では船を沖に停め、物資は船から海岸まで小舟やはしけヘリコプターで運ぶ。基本的に基本的な埠頭がある基地は少ない。沖に停泊することは散発的かつ断続的だが、普通はリフティングキールと長い海岸線と船に氷対策がしてあれば特に問題ない。動力の付いた大きな船から小さなヨットまで、多くの観光船が南半球の夏の間(1月-3月)に南極半島を訪れる。ほとんどの観光客はアルゼンチンウシュアイアを拠点にしている。南極条約第七条の通りに精査された船は南極の港に入れる。

航空交通[編集]

マクマード基地に着陸するLC-130。車輪の代わりにスキー板が付いている

航空交通の手段は飛行機ヘリコプターである。南極の空港は極端な季節的、地理的状態がもたらす厳しい制限や制約に左右される。国際民間航空機関の基準に合わないようなときに着陸するには、それぞれの政府または非政府な運営組織から前もって許可をもらわなければならない。極夜の時に南極へ飛ぶことは殆どなく、飛ぶとしても大量の燃料を燃やして滑走路を示すような緊急事態のときだけである。安全に離着陸するには、滑走路ヘリポートに雪があってはならない。

南極には空港が20ある。そして計30の基地には南極条約加盟している16ヶ国が運営する、ヘリコプターまたは固定翼機、あるいはその両方が着陸できる設備がある。さらに、民間会社が持っている航空設備がもう二つある。しかし一般人がアクセスできる空港、あるいは着陸できる設備は一つも作られていない。

ヘリポートは27の基地で使える。海氷の上、締まった雪の上など、車輪で着陸する固定翼機に向いている水平な滑走路は15本。その内1本は長さが3キロメートル以上あり、6本は長さが2キロから3キロ、3本は1キロから2キロ、3本は1キロ未満で、残り2本は長さがわからない。

表面が雪に覆われていて、スキー装備がついた固定翼機なら使える滑走路は、また別の15本。その内4本は長さが3キロメートル以上あり、3本は長さが2キロから3キロ、2本は1キロから2キロ、2本は1キロ未満で、残り4本はわからない。

出典[編集]

  1. ^ Ice Challenger 2005 Retrieved on 2008-10-14

関連項目[編集]

外部リンク[編集]