南山中学校・高等学校

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南山高等学校
南山中学校
過去の名称 南山中学校 (旧制)
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人南山学園
理念 Hominis Dignitati/人間の尊厳のために
校訓 高い人格 広い教養 強い責任感
設立年月日 1932年(昭和7年)1月(男子部)
1948年(女子部)
創立者 ヨゼフ・ライネルス
共学・別学 男女別学(男子部・女子部)
中高一貫教育 完全一貫制
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
学期 3学期制
高校コード 23526B
所在地 466-0838(男子部)
486-0833(女子部)
愛知県名古屋市昭和区五軒家町6番地(男子部)
愛知県名古屋市昭和区隼人町17番地(女子部)
外部リンク 南山高等・中学校男子部公式サイト
南山高等・中学校女子部公式サイト
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南山中学校・高等学校(なんざんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、愛知県名古屋市昭和区に所在し、学校法人南山学園が運営する私立中学校高等学校

概要[編集]

高等学校への進学時に、他の中学校からの生徒(いわゆる外部進学生徒)を募集しない完全中高一貫校。また、もう一つの大きな特徴として、男子部及び女子部に分かれて教育を行う「男女併学」を採用している。

男女併学を採用している私立中高一貫校は全国に複数校存在するが、[1]本校はそれらの中高一貫校と異なり、男女別々の敷地に校舎が建てられている(距離にして250mほど離れている)。そのため生徒間の交流はほとんどなく、双方に一体感がないため、学校紹介では男子部と女子部別々に紹介されることも多い[2][3][4][5]

南山中学校・高等学校男子部の通称は南山男子若しくは南男(なんだん)、南山中学校・高等学校女子部の通称は南山女子若しくは南女(なんじょ)である。

沿革[編集]

教育方針/特徴[編集]

建学の精神[編集]

『Hominis Dignitati/人間の尊厳のために』

校訓[編集]

『高い人格 広い教養 強い責任感』

キリスト教精神による教育[編集]

「人間は神から与えられたかけがえのない価値を持っている」というキリスト教的世界観を教育の基本としている。授業では、中学校では「宗教(*)」、高等学校では「キリスト教倫理(哲学)」を学ぶ。 ただし、南山中学校への入学時にキリスト教への改宗が求められることはまったくない。むしろ自家の宗教を尊重するよう指導される。実際に、仏教の僧侶の子弟なども入学している。

(*)公立学校の道徳に相当する。この授業で学ぶのはキリスト教のことだけでなく、仏教やイスラム教など、世界の主要宗教についての最低限の知識を学ぶことから始まる。「各宗教から良いところを採り入れ、自分がより良い人間になれるよう努力する」ことを目的として設けられている。

英語教育/国際的視野の育成[編集]

南山中学校では中学2年生と3年生の時に外国人教員による英会話の授業がある。(1990年代は1年生でも行われていた。)授業中には外国人教員による外国の文化の解説などもあり、南山中学校・高等学校の生徒の国際的視野の育成にも役立っている。教科書はPROGRESS IN ENGLISH 21を使用していたが、2013年度の中三以下の学年はニュートレージャーを使用している。

制服[編集]

・男子部 『夏服がダサい』『地下鉄の職員に間違えられる』という男子部の生徒たちの訴えに対し、男子部生徒会は長年にわたって制服自由化を求める運動を続けてきた。男子部生徒会と男子部の教職員との話し合いの結果『華美な服装を避け学生らしい清潔感のある服装を心がけること』を条件に1995年、『個性を育むため』との理由から冬服も含め自由化に踏み切った。 なお従来の詰襟制服は標準服として残され、式典などでは標準服を着用することが義務付けられているが、ほとんどの男子部の生徒は標準服を用意していないため、ブレザーなど式典にふさわしい服装であればよいとされている。そのため高等学校男子部の卒業式では多くの生徒がスーツ姿で参列する。

・女子部 『制服がダサい』という生徒の声は長年にわたり、何度か生徒による制服についての生徒総会が行われ、変更したい生徒が多数であったものの制服の変更はされなかった。が、2010年度に制服の変更が検討され、2012年度に制服が変更された。2013年度、中2以下の生徒はこの新しい制服を着用している。

教員[編集]

南山中学校と南山高等学校は事実上一つのため、中学3年生を担当していた教員が次年度も引き続き高校1年生の担当として同一学年を受け持つ場合や、高校2年生を担当していた教員が次年度は中学3年生を担当しているといった具合に教員も中学校・高等学校の壁を取り払って異動される。携帯電話は中学生高校生共に持ち込みが許可されている

男子部・女子部は法規上一つの学校であるため、校長は両校あわせて一人だけ設置される。なお、校長不在の際に副校長を設置している(男子部・女子部共に)。

施設[編集]

南山中学校・高等学校は男子部・女子部と分かれているが、校舎も1ブロック離れたところ(男子部は男子部施設だけで1ブロック占有)にあり、生徒の公式の交流はほとんどない。

南山中学校・高等学校男子部校舎[編集]

愛知県名古屋市昭和区五軒家町6番地に所在する中学校男子部が鉄骨コンクリート4階建て、高等学校男子部が鉄筋コンクリート3階建ての校舎。中学校男子部の屋上には大型望遠鏡が据え付けられた本格的な天文台がある。2005年の夏期休暇時に耐震補強工事を実施した。適宜増改築していったため、初めて来た者にはわかりにくい部分もある。また、中学生日記のロケにも一度ならず使用された。

中庭[編集]

各種集会や講堂着席のための整列の他体育の授業でも使われる。昼休み中は生徒で賑わう。地面は人工芝で、テニス用のコートが4面描かれている(オムニコート)。放課後は硬式軟式テニス部が使用する。

グラウンド[編集]

男子部の校舎と道を挟んだ向かい側に位置する。非常に広大なグラウンドで、主に陸上競技部、野球部、ラグビー部、サッカー部、アメフト部が共同使用している。女子部と共有。

講堂[編集]

男子部の敷地内に所在する。約1200人収容の大講堂では始業・終業式はもちろん、文化祭や創立記念の講演、合唱コンクールなどにも使用される。かつては、ノーベル平和賞を受賞したマザー・テレサも登壇した。 講演を聴講するのに最も適した座席配列になっている。

プール[編集]

50m×8レーンの競技用プール。男子部の敷地に所在する。夏期(夏休み前まで)には水泳の授業があるが、通常50メートルのプールを25メートル地点で分け、2クラスが同時に授業を受けられる。夏期には各種大会に貸し出されることが多々ある。

ライネルス記念館(旧校舎)[編集]

1932年に中央棟完成。一時期南山大学が使用していた時期もあるが、「隣接する坂道を登るトラックの音がうるさい」との理由で男子部に返還された。その後男子部は新校舎(現校舎)が完成してそちらに移転したが、現在の南山国際中学校・高等学校の前身である「南山学園帰国子女特別学級」の校舎として使用された後、現在南山学園事務局と育友会(PTA)が事務所として使用。「南山学園史料室」などもある。 文化庁登録有形文化財名古屋市都市景観重要建築物に指定されている。

体育館[編集]

プールと同時に作られた。教室で授業中のクラスに音を漏らさないよう配慮されており、バスケットボール用フロアや卓球場、柔道場はもちろん、音楽室やトレーニングルーム、シャワー室や洗濯機など騒音の発生源やうるさい音を伴う授業は全てこの建物で行われる。地下には体育会系の部活の校内合宿などで使われる小規模の浴場もある。地下一階地上二階建て。

アーノルドテニスコート[編集]

昔、小神学校があった空き地に作った3面のオムニコート。通称、アーノルドコート。南山学園の母体であるカトリック神言修道会(通称:神言会(しんげんかい))創設者アーノルド・ヤンセン神父の功績を称えて名付けられた。女子部の新校舎建設中は女子部と共用で、建設完了後は男子部占有の予定であったが、建設完了後の今も授業や部活などで女子部も度々使用している。

オムニコート[編集]

学校法人南山学園が保有するコートだったが、丸紅に売却、2005年度に買い戻した。丸紅に売却後は丸紅と共同使用の形を採った。オムニコート2面。基本的に中学1~3年生のどれか2学年が使用。学校法人南山学園が買い戻したのは、南山大学附属小学校校舎を建設するためである。

学校祭[編集]

南山中学校・高等学校男子部では毎年9月第4週の土曜日日曜日に一般来場者が参加可能な文化祭を行う。これまで被爆マリア像ジョー・オダネルの写真「焼き場に立つ少年」を展示したり平和に関係するシンポジウムを行ってきた[要出典]

姉妹校[編集]

出身者[編集]

男子部[編集]

女子部[編集]

アクセス[編集]

系列校[編集]

脚注及び参照[編集]

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  1. ^ 本校と同様に男女を別部門に分ける形になっている学校として自由学園國學院久我山桐蔭学園および桐光学園が挙げられる。この他、別部門に分けずに同一課程で男女別クラスで教育を行う中高一貫校には帝塚山明治学園およびかえつ有明がある)。
  2. ^ 学校紹介-愛知県私立中学情報サイト
  3. ^ 愛知県の私立高等学校の情報-愛知県私学協会
  4. ^ 私立小・中学校・中等教育学校-愛知県
  5. ^ 私立高等学校-愛知県
  6. ^ 施設・設備-学校案内(南山高等・中学校女子部)の冒頭による。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]