千田稔 (歴史地理学者)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
千田 稔
人物情報
生誕 (1942-10-03) 1942年10月3日
日本の旗 日本奈良県
出身校 京都大学
学問
研究分野 地理学(歴史地理学)
研究機関 追手門学院大学奈良女子大学帝塚山大学
テンプレートを表示

千田 稔(せんだ みのる、1942年10月3日 - )は、日本の地理学者歴史地理学)。 奈良県立図書情報館館長、帝塚山大学特別客員教授、国際日本文化研究センター名誉教授。学位は、博士(文学)京都大学・1992年)。

略歴[編集]

奈良県出身。

学外における役職[編集]

奈良県立図書情報館館長、平城遷都1300年記念事業協会理事、人文地理学会会長(2002年11月 - 2006年10月)

受賞・栄典[編集]

著書[編集]

単著[編集]

  • 『埋れた港』(学生社) 1974年、のち改題『埋もれた港』(小学館ライブラリー) 2001年
  • 『飛鳥への古道 - 古景巡礼』(そしえて、風土と歴史をあるく) 1984年
  • 『鬼神への鎮魂歌 - 謎の藤ノ木古墳と聖徳太子』(学習研究社、古代を検証する) 1990年、のち改題『聖徳太子と斑鳩』(学研M文庫) 2001年
  • 『宮都の風光 - 唐文明の導入』(角川書店) 1990年
  • 『うずまきは語る - 迷宮への求心性』(福武書店) 1991年
  • 『古代日本の歴史地理学的研究』(岩波書店) 1991年
  • 『風景の構図 - 地理的素描』(地人書房) 1992年
  • 『天平の僧 行基 - 異能僧をめぐる土地と人』(中公新書) 1994年
  • 『風景の考古学』(地人書房) 1996年
  • 平城京の風景 - 人物と史跡でたどる青丹よし奈良の都』(文英堂、古代三都を歩く) 1997年
  • 『王権の海』(角川選書) 1998年
  • 『高千穂幻想 - 「国家」を背負った背景』(PHP新書) 1999年
  • 邪馬台国と古代日本』(NHKブックス) 2000年
  • 『飛鳥 - 水の王朝』(中公新書) 2001年
  • 『地名の巨人吉田東伍 - 大日本地名辞書の誕生』(角川叢書) 2003年
  • 『古代日本の王権空間』(吉川弘文館) 2004年
  • 伊勢神宮 - 東アジアのアマテラス』(中公新書) 2005年、のち「読みなおす日本史」(吉川弘文館) 2022年
  • 地球儀の社会史 - 愛しくも、物憂げな球体』(ナカニシヤ出版) 2005年
  • 『古代の風景へ』(東方出版) 2007年
  • 平城京遷都 女帝・皇后と「ヤマト」の時代』(中公新書) 2008年
  • 『飛鳥の覇者 - 推古朝と斉明朝の時代』(文英堂) 2011年
  • 『こまやかな文明・日本』(NTT出版) 2011年
  • 『まほろばの国から 1』(飛鳥書房) 2012年
  • 古事記の奈良大和路』(東方出版) 2012年
  • 『古事記の宇宙(コスモス)- 神と自然』(中公新書) 2013年
  • 『古代天皇誌』(東方出版) 2016年
  • 『カラー版 古代飛鳥を歩く』(中公新書) 2016年
  • 聖徳太子と斑鳩三寺』(吉川弘文館、人をあるく) 2016年
  • 『奈良・大和を愛したあなたへ』(東方出版) 2017年

共著[編集]

編著[編集]

  • 『環シナ海文化と古代日本』(人文書院) 1990年
  • 『海の古代史 - 東アジア地中海考』(角川選書) 2002年
  • 『アジアの時代の地理学 - 伝統と変革』(古今書院) 2008年
  • 『関西を創造する』(和泉書院) 2008年

共編著[編集]

  • 『飛鳥・藤原京の謎を掘る』(金子裕之、文英堂) 2000年
  • の考古学』(宇野隆夫、東方出版) 2001年
  • 『風景の辞典』(前田良一, 内田忠賢、古今書院) 2001年
  • 『東アジアと『半島空間』 - 山東半島遼東半島』(宇野隆夫、思文閣出版) 2003年
  • 『京都 まちかど遺産めぐり なにげない風景から歴史を読み取る』(本多健一, 飯塚隆藤, 鈴木耕太郎、ナカニシヤ出版) 2014年

監修[編集]

  • 『別冊太陽 日本のこころ 平城京』(平凡社) 2009年12月
  • 『図説 地図とあらすじでわかる! 邪馬台国』(青春新書INTELLIGENCE) 2010年
  • 『古代日本のルーツに迫る! 聖徳太子』(青春新書INTELLIGENCE) 2010年
  • フジテレビ系列にて放送されたテレビドラマ鹿男あをによし』の歴史監修を担当した。

その他[編集]

TVシンポジウム[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 「古代歴史文化賞」記念シンポジウム”. 2021年4月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月4日閲覧。
  2. ^ 『官報』号外第250号、令和3年11月4日
  3. ^ 令和3年秋の叙勲 瑞宝中綬章受章者”. 内閣府. p. 13. 2023年1月25日閲覧。
  4. ^ TVシンポジウム「不比等が造る国のかたち~日本書紀1300年~」” (2021年4月3日). 2021年4月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年4月3日閲覧。

関連項目[編集]

先代
石原潤
人文地理学会会長
2002年 - 2006年
次代
山野正彦