動脈管開存症
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動脈管開存症(どうみゃくかんかいぞんしょう、patent ductus arteriosus;PDA)とは生後動脈管が閉鎖しなかった結果として生じる先天性心疾患。初期には大動脈から肺動脈への血液の流入(左→右短絡)により肺の血液量が増加し、左心系うっ血性心不全を示すが、病気の進行により肺動脈圧が大動脈圧を超えると肺動脈から大動脈への血液の流入(右→左短絡)が生じ、静脈血が全身に循環することにより低酸素血症を示す(アイゼンメンガー症候群)。動脈管開存症では通常の血流量より多くの血液が流れるため、肺動脈や肺静脈の血管径は拡張する。
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[編集] 原因
動脈管が出生後も開存し続けて、肺動脈→下行大動脈への短絡経路として機能することにより症状を示す。
[編集] 症状
症状は通常、左心系うっ血性心不全の発症がみられるまで現れない。肺と左心系への負荷が高まると運動不耐性や頻呼吸、咳が認められる。特有の連続性雑音が聴取される。また、股動脈ではバウンティングパルスが触知される。
[編集] 診断
心電図ではⅡ誘導とaVF誘導においてR波の増高が認められる。胸部X線では左心房の拡大、肺血管の拡張、左心室の拡大が認められる。超音波診断では短絡血流が認められる。
[編集] 治療
動脈管の切断あるいは結紮などの外科手術(結紮、コイル塞栓術)による治療が可能である。右→左短絡の場合は外科手術は禁忌。
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- 獣医学大辞典編集委員会編集 『明解獣医学辞典』 チクサン出版 1991年 ISBN 4885006104
- 日本獣医内科学アカデミー編 『獣医内科学(小動物編)』 文永堂出版 2005年 ISBN 4830032006