功名が辻 (NHK大河ドラマ)

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功名が辻』(こうみょうがつじ)は、2006年1月8日から12月10日に放送された45作目のNHK大河ドラマである。原作・司馬遼太郎。脚本・大石静。主演・仲間由紀恵上川隆也

功名が辻
ジャンル ドラマ
放送時間 日曜20:00-20:45(45分)
放送期間 2006年1月8日-12月10日(全49回)
放送国 日本の旗 日本
制作局 日本放送協会
製作総指揮 大加章雅
演出 尾崎充信 他
原作 司馬遼太郎
脚本 大石静
出演者 仲間由紀恵
上川隆也
武田鉄矢
前田吟
永作博美
和久井映見
生瀬勝久
三原じゅん子
田村淳
乙葉
筒井道隆
香川照之
大地真央
成宮寛貴
玉木宏
勝野洋
名高達男
菅井きん
多岐川裕美
坂東三津五郎
中村橋之助
近藤正臣
津川雅彦
浅野ゆう子
柄本明
佐久間良子
西田敏行
舘ひろし 他
オープニング 小六禮次郎
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目次

[編集] あらすじ


注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。免責事項もお読みください。


桶狭間の戦い」直前、風雲急を告げる尾張領内で一人の浪人が一人の少女を助ける。少女は両親を戦によって失い、浪人は岩倉織田氏の家老だった父を織田信長によって攻め滅ぼされていた。少女の名は千代、浪人の名は山内伊右衛門一豊。一豊は古参の家臣・五藤吉兵衛、祖父江新右衛門とともに、信長の首を狙うため尾張領内をさすらい歩いていた。

戦いののち、信長の草履取りとして働いていた木下藤吉郎(後の豊臣秀吉)の与力となった一豊と、戦を嫌って美濃へと去っていった千代。

美濃攻めで再会した二人は、「一国一城」の夢に向かい、手を携えあって戦国の世を生き抜いていく。

[編集] 作品内容と反響

原作は司馬遼太郎が1960年代初頭に執筆した同名小説で、司馬作品の大河ドラマ化は1998年の『徳川慶喜』以来、6作目となる。なお、1973年放送の『国盗り物語』においても、原作の一部として使用されている。戦国時代後半を扱った作品は2002年の『利家とまつ』以来となる。主演の仲間由紀恵2000年の『葵徳川三代』で初出演し、2003年の『武蔵 MUSASHI』では主人公・宮本武蔵のライバル・佐々木小次郎の恋人として二役をこなして以来の出演。一豊を演じた同じく主演の上川隆也1997年の『毛利元就』以来の出演。脚本は大石静で、大河ドラマは初執筆であった。音楽担当は1996年の『秀吉』と同じ小六禮次郎である。

オープニングのクレジット(キャスト・スタッフ表示)が横書き表示となった。『山河燃ゆ』、『春の波涛』(総集編のみ)、『琉球の風』(第1回のみ)などで横書き表示があったが、時代物の大河としては異例である。タイトルバックにはCG(コンピューター・グラフィックス)が使用され、夫婦の絆を意味する一本の糸が翻弄されさまざまに変化しつつ、背景にさまざまな素材が配置されるコンセプトで製作された。画面は最後まで横方向へのスクロールで展開され、背景には着物の生地や、実在の蒔絵に描かれたものを動かした鳳凰など同時代の紋様、四季の移ろいや物語の伏線にもなる高知城と城下のシルエットなどが表現された。

メインテーマでは、NHK交響楽団のオーケストラ演奏に加え、コンピュータでのリズムトラック(ループ)を取り入れ、躍動感と共にアクセントの効いた現代風な楽曲に仕上げている。独創的な中にも大河ドラマのテーマ曲として不可欠な重厚感をかもしだした秀逸な楽曲と評価も高い[誰によって?]。なお、電子楽器のテーマ音楽への使用は本作以前の『徳川家康』(冨田勲作曲)や『独眼竜政宗』、『八代将軍吉宗』(池辺晋一郎作曲)でも行われていた。

脚本の大石(前年にテレビ東京新春ワイド時代劇」として同じ司馬作品『国盗り物語』の脚本を担当)は、『国盗り物語』など司馬の諸作品に描かれるエピソードを転用しながら、登場人物のキャラクターや歴史上の出来事の背景に大胆な解釈を加え、これまでの大河ドラマ的な描き方とは一線を画した戦国物語を紡いだ。たとえば、信長・濃姫光秀の三角関係を本能寺の変の背景として描き(この三角関係は司馬の小説『国盗り物語』後半の主題とも言える)、従来の大河ドラマであれば1回丸々使うエピソードである本能寺の変を放送開始わずか15分で終結させ(原作でも、「本能寺ノ変がおこった」「信長が死んだ」の2行で済まされている)、残り30分を変によって揺れ動く人物たちの描写に費やした。また次の回でも、秀吉が光秀を破った山崎の戦いが放送冒頭のアバンタイトルでの説明で済まされてしまっているなど、合戦自体よりその前後の人間ドラマを重視する姿勢が見られた。

また、原作において戦国の女として描かれた千代を、反戦思想を内に秘め、出世や金銭に実は執着しない女性として設定し、大石曰く「アナーキーなキャラクター」である三英傑(信長、秀吉家康)に翻弄される一豊を愛敬と度胸、そして知恵で支える千代の夫婦愛を軽妙なタッチで描いた。

秀吉に近い人物の夫婦愛を描いた大河ドラマであり、歴史上の重大な出来事に夫婦が立ち会っていたりするエピソードが多いという点で、前田利家まつ夫妻を描いた『利家とまつ』と比較されることが多い。また、唐沢寿明が同じ利家役としてゲスト出演した(第39回のみ)。ただし、その『利家とまつ』同様、人気を狙う余り、主役である千代役の仲間由紀恵を実年齢よりかなり若い段階(千代の生年は1557年、仲間演じる千代の初登場は1563年であるため、仲間は数え年で7歳、満年齢では5、6歳の役を演じていたことになる)から登場させたり、逆に享年29で没した浅井長政役を50歳の榎木孝明が演じるなどの配役も見られた。

舘ひろし演じる信長は本能寺の変において、それまでの大河ドラマでは前例のない『西部警察』張りの銃撃戦を演じた。

また、『新選組!』の脚本を手掛けた三谷幸喜足利義昭役で出演したことも話題となった(なお、大河ドラマの脚本・出演両方を担当した前例として福田善之がいる)。

山内家の祖となる一豊・康豊兄弟を演じた上川隆也、玉木宏は数年後にそれぞれ、倒幕の原動力となる中岡慎太郎龍馬伝)、坂本龍馬篤姫[1]を大河ドラマで演じた。

初回視聴率は5年ぶりの20%割れとなる19.8%であった。しかし、以降は持ち直してほぼ毎回20%以上をキープし、平均視聴率は20.9%(関東地区)を記録した。4年ぶりに20%を超え、国民的な人気がある作家ながら大河ドラマでは低視聴率という司馬作品のジンクスを破った。初回から最終回までの平均視聴率は関東地区で20.9%。関西地区は19.3%であった(いずれも世帯視聴率)。

衣装考証は、毎年大河ドラマでの考証を務める小泉清子が担当した。千代には、一豊が小禄だった頃には着物の端切れで小袖を仕立て上げたというエピソードがあり、実際にパッチワークで作られた衣装が使用された。ドラマにおいては、千代の実家・不破家が戦で焼けた際に燃え残った着物の端切れで仕立てたという設定での小袖が登場し、山内家の旗もパッチワークで製作された。また、信長の妹・お市や秀吉正室の寧々に所望される小袖や打掛は、高級感を出すためにのパッチワークで製作された。

[編集] スタッフ

功名が辻紀行

[編集] キャスト

[編集] 主人公

千代(ちよ)
(千代 → 見性院)
演:仲間由紀恵(少女期:永井杏
本作の主人公。一豊の妻。
男にも勝る知恵は秀吉・信長といった多くの武将を魅了し、画期的な機転で夫を助けた。父母の命を奪った「戦」を嫌っている。
山内一豊(やまうち かずとよ)
演:上川隆也(少年期:途中慎吾
もう一人の主人公。通称は伊右衛門。後に対馬守、土佐守の官職名を得る。
愚直なほどに誠実な性格で、これといった取柄も無い単線的の戦人だが織田、豊臣、徳川と天下が激しく遷り変わる中、妻の機転と励ましによって、着々と武勲を建て、最終的には土佐24万石の領主となる。

[編集] 一豊夫妻の家族

法秀尼(ほうしゅうに)
演:佐久間良子[2]
一豊の母。千代のよき理解者の一人。一豊が恩賞の少なさに落胆し、武士を捨てて出家しようと決意した際は彼を厳しく叱咤し、思いとどまらせた。一豊・康豊兄弟の仲を案じながら死去した。
山内康豊(やまうち やすとよ)
演:玉木宏(少年期:古澤龍之
一豊の弟。信長に仕えるようになった兄に反発し、その傘下で働くことを拒否していたが、兄と千代の婚儀には顔を出す。その後長い間家を出ていたが、一豊が長浜城主となった際に山内家に戻り、兄と和解する。その後は一豊のよき理解者となり、山内家一の重臣として兄を支えていった。諸国を放浪中、幽閉中の玉に会い、ひそかに想いを寄せる。後に嫡男・国松が一豊の養子となり山内家を継承した。
不破市之丞(ふわ いちのじょう)
演:津川雅彦
美濃斎藤氏の家臣で美濃四人衆の一人。千代を実の娘のように可愛がる。千代と一豊を結ばせる事を条件に降伏し、信長の配下になる。晩年は病の床に伏せるが、千代の懐妊を聞いて安堵し、千代と妻・きぬに看取られつつ安らかに逝去する。
きぬ
演:多岐川裕美
千代の母・ともの姉であり、不破市之丞の妻。死んだ妹ともに代わって千代を育てる。夫と共に織田家に降った。その後、壷を焼きながら余生を送っている。
若宮喜助(わかみや きすけ)
演:宅麻伸[3]
近江浅井氏の家臣であり千代の父。郷士だったが、戦で敵の鉄砲に当たり命を落とす。
とも
演:木村多江
千代の母。ある戦で一家の住む集落が夜盗に襲われ、その際千代を庇って命を落とす。
よね
演:森迫永依(幼少期:皆川陽菜乃
一豊夫妻の長女。待望の我が子と夫婦共に喜び、成長を見守っていたが、大地震により幼い命を落とす。
湘南(しょうなん)
(拾 → 湘南)
演:三浦春馬(幼少期:泉澤祐希
幼名は拾(ひろい)。捨て子であったが一豊夫妻が養育する。跡目を継がせようとするが、その件で「実子では無い」という理由から家臣たちの猛反発に遭い、一豊夫妻が止む無く出家させ、僧になる。その後一豊が一領具足の頭目たちを謀殺したことに失望し、彼のもとを離れようとしていた千代のもとに現れ、「寛猛自在」という言葉について説き、彼女が心を落ち着かせるきっかけを作った。
於美(およし)
演:眞野裕子
康豊の妻。
山内忠義(やまうち ただよし)
演:十川史人(幼少期:照井宙斗
(国松 → 山内忠義)
康豊の嫡子。後に嗣子が無く、生涯側室を持たなかった叔父・一豊の後継者に選ばれ山内家を継承した。
山内盛豊(やまうち もりとよ)
演:坂口進也
一豊の父。信長に岩倉城を落とされた際に一豊・康豊兄弟の眼前で自刃。

[編集] 山内家臣とその家族

五藤吉兵衛(ごとう きちべえ)
演:武田鉄矢
一豊の家臣。一豊の父、盛豊の代から仕えており、色々と口うるさいが誰よりも一豊のことを案じている。一豊は「新右衛門が父なら、吉兵衛は母のようなものだった」と語っている。当初は千代の天真爛漫な言動に対し、「賢くはないが正直である」と評していたが、やがてその知恵の確かさを認識し、「大した知恵の持ち主だが、それを隠そうとなさる」と、後に一豊に語った。実は妻がいたが、早くに亡くしており、それ以後妻を娶ろうとはしなかったが、紆余曲折を得てたきを妻に迎えることを決心する。しかし戦場で一瞬の隙を突かれ、討死してしまう。
祖父江新右衛門(そふえ しんえもん)
演:前田吟
一豊の家臣。吉兵衛と共に流浪時代の一豊をよく支えた、親代わり的な人物。一家を山内家に連れて来た事で結果的に山内家の財政を火の車にさせる原因を作ってしまう。一豊が知行四百石に出世した少し後、家督を嫡男である新一郎に譲り隠居する。
五藤吉蔵(ごとう きちぞう)
演:小倉久寛
一豊の家臣。吉兵衛の弟。吉兵衛討死の際、一豊を頼って山内家に来て以後吉兵衛の代わりのように一豊を支えた。
ふね
演:熊谷真実
新右衛門の妻。男三人・女四人の大家族を切り盛りする。山内家に来て間もなく8人目の子を身ごもっていたが過労で倒れ、流産の上に大量出血が元で急逝。その死の間際、千代に自分の死を戦が終わるまで夫に伝えないで欲しいと言い遺す。
祖父江新一郎(そふえ しんいちろう)
演:浜田学
一豊の家臣。新右衛門の長男。功を焦りやすく、よく一豊らに助けられたり叱咤されたりする。後に父から家督を譲り受ける。一両具足の粛清の折、まだ生き残っていた一人によって思いがけぬ最期を遂げる。
祖父江徳心斎(そふえ とくしんさい)
(徳次郎 → 祖父江徳心斎)
演:古本新乃輔(少年期:ささの堅太
新右衛門の次男。幼名は徳次郎。父親が戦に行くことに反発する一方、乱暴な気性で言葉遣いも悪く、光秀の娘である玉を小三郎とともにいじめたり、作物を盗んだりするなど素行も非常に悪い。それを咎められても謝らないばかりか反抗していた。母の死に千代を憎んで飛び出し騒動を起こしたが、和解。しかし自らが戦に出ることは好まず医者になる。初期の放送で登場した後長らく登場しなかったが、最終回で再登場し、病気になった一豊を診療した。
つる
演:寺島咲
新右衛門の長女
うめ
演:斉藤奈々
新右衛門の次女
かね
演:野村涼乃
新右衛門の三女
とめ
演:柳桃子
新右衛門の四女
小三郎(こさぶろう)
演:ささの貴斗
新右衛門の三男。徳次郎とともに玉をいじめるが謝ろうともしなかった。
ちぐさ
演:星野園美
新一郎の妻。

[編集] その他の家臣・侍女たち

たき
演:細川ふみえ
吉兵衛の恋人。吉兵衛討ち死にの際、山内家から去り自害を遂げる。
田中孫作(たなか まごさく)
演:徳井優
山内家の小者。
市川山城守(いちかわ やましろのかみ)
演:岡田圓
一豊の家臣。
英二郎(えいじろう)
演:黒川英二
又十郎(またじゅうろう)
演:長澤壮太郎
平蔵(へいぞう)
演:田上晃吉
助平(すけべい)
演:土平ドンペイ
甚八(じんぱち)
演:中村浩二
安吉(やすきち)
演:浜上竜也
亀蔵(かめぞう)
演:林洋平
小助(こすけ)
演:田鍋謙一郎
山内家の小者。
美津(みつ)
演:星井七瀬
一豊の側室候補。
しの
演:岩倉沙織
初野(はつの)
演:児玉陽子
よねの乳母。
やす
演:高松いく
かめ
演:悠木千帆
ふく
演:山本梓[4]
はる
演:春口愛
かえで
演:飯沼千恵子
こう
演:池野浩子
はな
演:高橋あゆみ

[編集] 一豊夫婦と深く関わる者たち

六平太(ろくへいた)
演:香川照之
千代の幼馴染。千代の父・喜助に仕えていたが喜助の死後、喜助を打ち抜いた弾丸を届けにやってきた。しかし、夜盗から千代を救いそのまま行方不明となる。再び千代の前に現れたときは甲賀の忍となっており、影から千代や山内家を守ると約束する。後に信長を見限り毛利の間者となるも、千代や一豊に対する姿勢は変わらなかった。関ヶ原の戦いの後は山内家の傘下に入り、土佐平定のため土佐の豪族を粛清する計画を打ち出す。計画は成功するも、罪の意識に苛まれ、千代に自らの恋心を打ち明けた後、かつて喜助を打ち抜いたもう一つの弾丸(毒が含まれていた)を呑み自殺した。
小りん(こりん)
演:長澤まさみ
甲賀の忍。織田の動向を探るため一豊に接近。誘惑に負けた一豊は肉体関係を結んだ上、機密を漏らしてしまう。しかし小りんは一豊の正直さに惚れ、度々戦場に現れては一豊を救ったりした。また六平太の妻であると偽って一豊の家にもぐりこみ、一豊を誘惑しようとしたこともある。またこの時は千代の公認の下、一豊の子どもを産もうと画策していた。が、一豊にはねつけられた上、千代が懐妊したこともあり、山内家を去る。荒木村重の謀反の際、一豊のために別所長治の城に忍び込むが兵糧攻めに遭い失明。戦の後に一豊と再会するも、真っ直ぐな性格だった一豊が秀吉の命とはいえ、正攻法ではない兵糧攻めを実行したことに幻滅し、姿を消した。

[編集] 一豊の盟友たち

堀尾吉晴(ほりお よしはる)
(堀尾茂助 → 堀尾吉晴)
演:生瀬勝久
通称は茂助。信長の稲葉山城攻略の際に秀吉に山道を案内する。やがて秀吉の家臣となって一豊の同僚となる。温厚誠実な人柄で、関ヶ原合戦の後も一豊夫妻と交流があった。
いと
演:三原じゅん子[5]
吉晴の妻。千代やとしと励まし合いながら、生涯三人の関係は続いた。
堀尾忠氏(ほりお ただうじ)
演:大内厚男
吉晴の嫡男。父に代わって小山評定に出席する。
中村一氏(なかむら かずうじ)
演:田村淳
一豊の同僚。通称は孫平次、式部少輔。己より出世していく一豊や堀尾に嫉妬し、二人をライバル視していく。関ヶ原合戦の直前に病に侵され、程なく病没。
とし
演:乙葉
一氏の妻。夫の影響で山内・堀尾両家の妻達をライバル視するも、心の内では関係が崩れる事を恐れている。
横田内善(よこたないぜん)
演:山田百貴
一氏の家臣。

[編集] 信長とその関係者

織田信長(おだ のぶなが)
演:舘ひろし[6]
尾張の大名。はじめ一豊の仇敵であり、桶狭間の戦いの際に暗殺しようと試みた一豊は、「軍神・摩利支天の如く」と評すほどの風貌に心酔し、織田家に仕えることとなる。当時としては革新的なセンスの持ち主で、天下布武の意思をもって日本統一を目指す。その裏には天皇や将軍を廃し「この国の王」として君臨する強大な野望を持っていた。後に自分と正反対の性格の光秀を才能のみで家臣に迎えたが、次第に対立するようになり、最後は本能寺で光秀に襲われ、最期を迎えた。本能寺では西洋甲冑を楯代わりに用い、火縄銃を巧みに操って銃撃戦を繰り広げ、一時明智勢を圧倒した。

[編集] 信長の家族

(いち)
演:大地真央
信長の妹。千代の小袖を気に入り(そうとは知らず、寧々に頼まれて作った小袖を持って帰ってしまった)、千代と共に馬で出かけるなど親交があった。浅井長政に嫁ぐが信長と対立したことで討伐を受け死別。兄・信長には好意的で、長政が滅ぼされた後もそれは変わらなかったが、長政の髑髏の杯を披露した際はさすがに色をなして非難していた。信長没後に柴田勝家と再婚。信長の子、信孝と勝家を結んで秀吉に対抗しようとしたがほどなく信孝は秀吉に降伏。夫・勝家と最期を共にした。秀吉のことは彼が織田家に来た時から殊の他嫌っており、それは娘の茶々(後の淀)にも受け継がれた。
(のう)
(帰蝶 → 濃)
演:和久井映見
信長の正室。名前は帰蝶。冷静な目で信長を見つめるが徐々にその凶暴さに恐れを抱く。従兄弟にあたる光秀にも好意を寄せていた。光秀を家臣に迎えようとする信長に「太陽と月のように違う」と警告した。ふとしたきっかけで安土の城下で千代と出会い、夫を信じ支えあうことの大事さを痛感する。本能寺では陣太刀を手に信長と共に善戦したが、明智勢の銃撃に斃れた。
織田信孝(おだ のぶたか)
演:飯沼誠司
信長の子。信長没後は市の勧めもあって柴田勝家と結び、秀吉に対抗しようとした。しかし、秀吉の巧みな戦術により降伏を余儀なくされる。
織田信雄(おだ のぶかつ)
演:大柴邦彦
信長の子。信長没後は家康と同盟し、小牧・長久手の戦いで秀吉と戦うがほどなく和睦。家康に信長の後継者としての器量に欠ける、と評されており、彼の家臣たちからも器に伴わない言動を失笑されていた。
織田長益(おだ ながます)
演:アンドレ
信長の弟。
織田信行(おだ のぶゆき)
演:橋本啓輝
信長の弟。
織田信忠(おだ のぶただ)
演:今市直之
信長の嫡男。
三法師(さんぼうし)
演:藤田悠希

[編集] 信長の家臣たち

柴田勝家(しばた かついえ)
演:勝野洋
織田家の重臣。通称は権六。市の再婚相手となる。信長没後はその子・信孝と結ぶが、後に信孝は秀吉に降伏。居城北ノ庄城に追い詰められるとお市を逃れさせようとするが、市に懇願されて最期を共にした。
丹羽長秀(にわ ながひで)
演:名高達男
通称は五郎左衛門。
林通勝(はやし みちかつ)
演:苅谷俊介
通称は佐渡守。
佐久間信盛(さくま のぶもり)
演:俵木藤汰
通称は右衛門尉。
森蘭丸(もり らんまる)
演:渡辺大
池田恒興(いけだ つねおき)
演:桐山浩一
森長可(もり ながよし)
演:山口粧太
通称は武蔵守。
梁田政綱(やなだ まさつな)
演:岡田和範
福富平太郎(ふくとみ へいたろう)
演:山上賢治
滝川一益(たきがわ かずます)
演:古川真司
落合源太左衛門宗久(おちあい げんたざえもん むねひさ)
演:粟根まこと
柴田勝豊の家臣。

[編集] 侍女

なつ
演:瑠依
濃の侍女。本能寺の変に際し、逃がされる。
おあき
演:山野亜紀
濃の侍女。本能寺の変に際し、逃がされる。
ゆき[7]
演:中村公美子
濃の侍女。本能寺の変に際し、逃がされる。

[編集] 光秀とその関係者

明智光秀(あけち みつひで)
演:坂東三津五郎
織田家家臣。通称は十兵衛、日向守。一豊・千代夫妻とも親交があった。温和で正義を重んじる性格だが、正反対な信長の横暴さから次第に焦りと苛立ちが募り、遂に本能寺の変で反旗を翻し信長を滅ぼした。山崎の戦いで秀吉に敗れ、逃れる途上で殺された。本作では光秀と帰蝶(濃姫)がお互いに淡い恋心を抱いている。
(まき)
演:烏丸せつこ
光秀の妻。
(とも)
演:堀内恵
光秀の長女、荒木村次の妻
(きく)
演:橋口恵莉奈
光秀の次女。
明智光春(あけち みつはる)
演:冨家規政
溝尾勝兵衛(みぞお しょうべえ)
演:吉野正弘(前期:杉山聡

[編集] 秀吉とその関係者

豊臣秀吉(とよとみ ひでよし)
(木下藤吉郎 → 木下藤吉郎秀吉 → 羽柴秀吉 → 豊臣秀吉)
演:柄本明
織田家家臣。後に関白・太閤となり日本を統一。天下人となる。一豊の武と千代の知恵を認め、彼の傘下で一豊は出世を続ける。機転を利かせることが上手な一方で好色漢としての側面も持つ。市に対して好意を抱いているが、市からは嫌われていた。愚直な一豊に対し、「槍一筋で働く武士はもういらない」と、試すような態度を何度もとる。本作でも多くの作品で描かれているように、人殺しを好まない性格であるとされ、叡山焼き討ちの際に女子供を逃がす描写などがみられるが、その裏で行われた兵糧攻めの悲劇を描くなど人間的に問題のある人物として描かれている。最期のシーンでは認知症に近い症状となり2回失禁する描写があった。

[編集] 秀吉の家族

寧々(ねね)
(寧々 → 高台院)
演:浅野ゆう子
秀吉の正室。夫を冷静に見つめる性格の人物。千代とも早くから交流があり、比較的温和な側面を持つ一方で尼将軍であるかのような謀略家としての側面も目立つ。秀吉の関白就任後は北政所、没後は高台院と称する。
茶々→(よど)
(茶々 → 淀)
演:永作博美(少女期:野口真緒
市の長女。名は茶々。後に秀吉の側室となった。母である市と親しかった千代と意見が相違しない事がある。石田三成に好意を抱いている節が見られ、彼に相談を持ちかけたり本心を打ち明けたりすることが何度かあった。一人称は「われ」。
多くの作品では秀吉の威光を利用して威張った女性として描かれることが多い。しかし、本作では秀吉に憎しみを感じながらも人間的に成長していく姿が描かれた。その一方で秀次の一門の殺害を提案したりするなど残酷な一面も描かれた。三成の説得に応じて秀吉の側室になるが、恨みを捨てたわけではなく、危篤状態となった秀吉に母・市として「天下は織田家が取り戻した。早う逝きなされ」と言い放ち、とどめをさす形となる。母の恨みを晴らしたはずだったが、虚無感を感じた。その後は自分が苦労して手にした天下を徳川家に奪われることを拒絶し、大坂の陣では落城の際まで徹底抗戦を主張し続けたが秀頼に自害を促され、大野治長に刺されて命を落とす。
豊臣秀次(とよとみ ひでつぐ)
(治兵衛 → 羽柴秀次 → 豊臣秀次)
演:成宮寛貴(少年期:柴井伶太
秀吉の甥。幼名は治兵衛。幼少の頃から各地に人質として送られていた。山内家に世話になっていた事があり、後見役の一豊や千代を信頼している。秀吉の後継者として関白になるが、後の秀頼が生まれると秀吉との関係は悪化。秀吉の政策を批判して自害を言い渡される。今作においては原作や史実などで見られる愚鈍で残酷な為政者としてではなく、聡明でありながらも地位と立場に踊らされた悲劇の人物として描かれている。
(あさひ)
演:松本明子
秀吉の妹。最初の夫である源助を長篠の戦いで亡くし、秀吉の命で副田甚兵衛の元に嫁ぐことになる。後に家康の人質、正室にされ再び夫婦は離散。最期は聚楽第で病没した。
なか
(なか → 大政所・なか)
演:菅井きん
秀吉の母。後に大政所と号する。城に入ったばかりの頃は庭で野菜を作っていた。厳しくも温かく息子の天下取りを見守る。
源助(げんすけ)
演:小林正寛
旭の最初の夫。一豊夫妻の招きで、旭と共に長浜城下へ移る。長篠の戦いに徴用され、馬防柵を作ったが、自分が作った柵を見に行ったところ、武田軍の流れ矢が当たり戦死した。その死は一豊らに衝撃を与え、「自分たちが戦場に送り出したから」だと責任を感じた一豊夫妻が自刃を試みようとするほどであった。
副田甚兵衛(そえだ じんべえ)
演:野口五郎
旭の夫。硬骨漢で、当初は「縁戚関係で出世した男と言われたくない」と旭を娶ることを拒否するも、秀吉に説得されて意を翻した。最初の夫・源助の死に暮れる旭を大事にし、旭は徐々に心を開いていった。寧々からはあまり評価されていない。
しかし旭が家康の元に嫁がせると命が下り、夫婦は突然引き裂かれる。後に秀吉の離縁による出世話を一蹴して失踪するが、旭が病の床に就くと偶然再会した千代の手引きで再会し、甚兵衛の書状を預かった針売りとして、旭に別れの言葉を告げた。
豊臣秀長(とよとみ ひでなが)
(羽柴秀長 → 豊臣秀長)
演:春田純一
秀吉の弟。
豊臣秀頼(とよとみ ひでより)
(拾 → 豊臣秀頼)
演:石黒英雄(幼少期:丸山歩夢 / 少年期:広田亮平
やや
演:真由子
寧々の実妹。
浅野又右衛門(あさの またえもん)
演:二瓶鮫一
南殿(みなみどの)
演:田辺愛美
お宮(おみや)
演:田島穂奈美
豊臣秀次の側室。
鶴松(つるまつ)
演:塚谷瞬

[編集] 秀吉の家臣たち

竹中半兵衛(たけなか はんべえ)
演:筒井道隆
秀吉の家臣。元は斎藤家の家臣で、美濃攻略の際に秀吉に引き抜かれた。千代とは浅からぬ仲で恋心を抱いていた。中国攻略の折に病に伏し、六平太に千代への遺言を託し、病没した。
竹中久作(たけなか きゅうさく)
演:小西大樹
竹中半兵衛の弟。
黒田官兵衛(くろだ かんべえ)
(黒田官兵衛 → 黒田如水)
演:斎藤洋介
秀吉の家臣。号は如水。半兵衛亡き後は秀吉の軍師として助言した。荒木村重の説得に向かったまま一向に帰還しなかった際、信長の命で人質の官兵衛の子が殺されかけたが、千代に託されて難を逃れ、一豊・千代に深く感謝している。晩年はその軍才を秀吉から警戒されていた。家康からも九州の雄として警戒されており、対面の折は人を食った態度を見せ、家康を苦り切らせていた。
黒田長政(くろだ ながまさ)
(松寿丸 → 黒田長政)
演:田宮英晃(少年期:高木優希
官兵衛の嫡男。幼名は松寿丸
石田三成(いしだ みつなり)
演:中村橋之助[8]
秀吉の家臣。五奉行の一人。通称は佐吉、治部少輔。秀吉没後は豊臣家のために働くが、不仲であった福島正則らに屋敷を襲撃され、家康に助けを求める。関ヶ原の戦いで家康と戦うが敗れた。
当初は彼に苦手意識を持っていた一豊だが、筋の通った言動から次第に好感情を抱くようになり、関ヶ原の合戦で敵対することとなってもそれは変わらなかった。
磯野平三郎(いその へいさぶろう)
演:園岡新太郎
渡邊甚平(わたなべ じんぺい)
演:五宝孝一
前野将右衛門(まえの しょうえもん)
演:石倉三郎
秀吉の家臣。蜂須賀小六と共に川並衆として活躍。豊臣秀次の失脚に連座して切腹した。
蜂須賀小六(はちすか ころく)
演:高山善廣
秀吉の家臣。川並衆時代に前野将右衛門と共に秀吉に合力、後に家臣となる。秀吉の母、なかが徳川家に人質に出向くことが決まった際に激怒して秀吉を責め、秀吉の体を吊り上げたりしたが、その際に亡くなった。
前野景定(まえの かげさだ)
演:瀬川亮
将右衛門の子で豊臣秀次の家臣。秀吉と秀次の仲が険悪になる中で、先手を打って決起しようとしたが失敗した。
福島正則(ふくしま まさのり)
演:嵐広也
秀吉の家臣。石田三成と折り合いが悪く、秀吉没後に反三成派の武将と共に三成の屋敷を襲撃する。関ヶ原の合戦では東軍に属して活躍した。
加藤嘉明(かとう よしあき)
演:佐藤拓之
片桐且元(かたぎり かつもと)
演:タカ・コンドー
平野長泰(ひらの ながやす)
演:白川裕二郎
脇坂安治(わきざか やすはる)
演:奥田崇
糟屋武則(かすや たけのり)
演:菅原卓磨
杉原家次(すぎはら いえつぐ)
演:小宮孝泰
増田長盛(ました ながもり)
演:不破万作
五奉行の一人。石田三成に同調して西軍に属する。東軍の大名の妻子を人質として大坂城に入れる際に登場した。
長束正家(なつか まさいえ)
演:草薙良一
大野治長(おおの はるなが)
演:渡洋史[9]
前田利家(まえだ としいえ)
演:唐沢寿明[10]
五大老の一人。秀吉が失禁した際には機転を利かせて秀頼がしくじったように見せかけた。秀吉没後は家康に対抗できる唯一の存在だったが、翌年病死した。

[編集] 侍女たち

大蔵卿局(おおくらきょうのつぼね)
演:山村美智
淀の乳母。
孝蔵主(こうぞうす)
演:神津はづき
寧々の侍尼。
つる
演:芹沢侑子
寧々の侍女。
さと
演:中村公美子
旭の侍女。
不破万作(ふわ ばんさく)
演:浅利陽介
豊臣秀次の小姓。
木村常陸介(きむら ひたちのすけ)
演:前田淳

[編集] 家康とその関係者

徳川家康(とくがわ いえやす)
演:西田敏行[11]
三河の大名。信長と同盟を結び、浅井長政が朝倉氏と結んで信長を挟み撃ちにした際には殿を申し出た秀吉を救援。その配下の一豊主従をも助けることになる。信長の死後は信長の子信雄と結び、小牧・長久手の戦いで秀吉と戦うが、後に和睦。豊臣政権下では忍従を強いられ、秀吉の死を知ると「長かった…」とこれまでの心情を吐露した。
秀吉の死後は彼の遺言を無視して様々な大名と手を結んだ。このため石田三成と対立し、直江山城守の挑発もあって関ヶ原の戦いに発展、これに勝利する。戦後の論功行賞では一豊に土佐を治めるように命じた。

[編集] 家康の家族

長丸→徳川秀忠
(長丸 → 徳川秀忠)
演:中村梅雀[12]
家康の三男。家康から将軍職を譲られ二代将軍となった。
千姫(せんひめ)
演:鶴彩未
秀忠の長女。母は小督。政略結婚により従兄弟である豊臣秀頼の妻となる。
徳川義直(とくがわ よしなお)
演:永友イサム
家康の九男。他の御三家の当主と共に家康の臨終に居合わせた。
徳川頼信(とくがわ よりのぶ)
演:安達悠起
家康の十男。
徳川頼房(とくがわ よりふさ)
演:小野健人
家康の十一男。

[編集] 家康の家臣たち

本多作左衛門(ほんだ さくざえもん)
演:田中健
井伊直政(いい なおまさ)
演:篠井英介
徳川四天王。家康に対し、政策決定のために様々な助言を行う。土佐を治めることになった一豊に、早期平定を促す。
榊原康政(さかきばら やすまさ)
演:川野太郎[13]
徳川四天王。東北の一揆鎮圧に参戦。関ヶ原の合戦の後、一豊に対する恩賞を読み上げる。
本多正純(ほんだ まさずみ)
演:天宮良
石川数正(いしかわ かずまさ)
演:大河内浩
本多忠勝(ほんだ ただかつ)
演:高田延彦
徳川四天王。通称は平八郎。
酒井忠次(さかい ただつぐ)
演:森田順平
徳川四天王。
服部半蔵(はっとり はんぞう)
演:二橋進

[編集] 大名・武将たち

[編集] 細川家

細川幽斎(ほそかわ ゆうさい)
(細川藤孝 → 細川幽斎)
演:近藤正臣
本能寺の変の際には光秀から助力を頼まれたが、これを拒絶。関ヶ原の戦いでは家督を子の忠興に譲り、剃髪して幽斎と号する。東軍に属して田辺城で西軍と戦った。ガラシャの存在を危険視していた。
たま→玉→ガラシャ
(たま → 玉 ガラシャ)
演:長谷川京子(少女期:今泉野乃香
光秀の娘で、忠興の妻。子どもの頃、徳次郎や小三郎にいじめられていたところを、千代に助けられたことがある。父が起こした本能寺の変により「謀反人の娘」として幽閉生活を送り、その後キリシタンとなる。関ヶ原の戦いの際に石田三成から人質として大坂城に入るよう求められるが、これを拒絶し、家臣に自分を討たせて亡くなった。
小笠原少斎(おがさわら しょうさい)
演:嶋田久作
細川家家臣。キリシタンであるため自害できないガラシャに懇願され、槍で胸を突いて介錯した。
細川忠興(ほそかわ ただおき)
演:猪野学
藤孝の子で、ガラシャの夫。幽斎からガラシャを庇っていたが、幽閉中に側室を置いていた。関ヶ原合戦では東軍の主力として活躍した。
きよ
演:筒井真理子
ガラシャの侍女。通称は小侍従
熊千代(くまちよ)
演:高木涼生
(ちょう)
演:河村満里愛
忠興とガラシャの娘。

[編集] 今川家

今川義元(いまがわ よしもと)
演:江守徹
駿河の大名。上洛の途上に桶狭間の戦いで信長に敗れて亡くなった。なお、この戦いが一豊と信長の出会いのきっかけとなっている。
義元の老臣
演:福本清三
桶狭間の戦いで斬られる(福本は時代劇の斬られ役として知られる)。
林阿弥(りんあみ)
演:窪田弘和
今川家の茶坊主。桶狭間の戦い後の織田家の首実検に同道する。
大森常則(おおもり つねのり)
演:車邦秀

[編集] 斎藤家

斉藤竜興(さいとう たつおき)
演:工藤和馬
美濃の大名。竹中半兵衛の離反もあり、信長に稲葉山城を攻略された。
安藤守就(あんどう もりなり)
演:宇納侑玖
日根野備中守(ひねの びっちゅうのかみ)
演:押切英希
氏家卜全(うじいえ ぼくぜん)
演:田中登志哉
稲葉一鉄(いなば いってつ)
演:蔵本隆史

[編集] 浅井家

浅井長政(あざい ながまさ)
演:榎木孝明
近江の大名。信長と同盟を結び、市の最初の夫となる。信長との同盟に反対する父・久政や家臣達によって孤立させられそうになり、それに抗う事が出来ず信長と対立。姉川の戦いに敗れ、居城小谷城を包囲されると妻・市に子供を託して逃れさせ、自害した。
浅井久政(あざい ひさまさ)
演:山本圭
長政の父。朝倉家との同盟を重視しており、信長と嫁いできた市の事を憎んでいる。家臣を利用して子の長政を数で捻じ伏せ、朝倉と連合して信長に抗戦したが敗れた。
万福丸(まんぷくまる)
演:小杉彩人
長政の嫡男。長政の自刃後捕らえられて、処刑された。本作では処刑の役目を一豊が受け持っている。
(はつ)
演:吉川麻衣子(少女期:松本梨菜
長政の次女。後に京極高次の正室となる。
小督(おごう)
演:新穂えりか(少女期:原にち佳
長政の三女。後に秀忠の正室となる。
磯野員昌(いその かずまさ)
演:伊吹剛
浅井家家臣。通称は丹波守
遠藤喜右衛門(えんどう きえもん)
演:北村晃一
赤尾清綱(あかお きよつな)
演:仲野文梧
浅井家家臣。
三田村(みたむら)
演:吉田敬一
宮部肥前守(みやべ ひぜんのかみ)
演:山崎海童
もよ
演:あじゃ
宮部善祥坊の妹。兄が織田家に降伏する証人として秀吉の元へ送られた。

[編集] 足利将軍家

足利義昭(あしかが よしあき)
演:三谷幸喜
足利幕府十五代将軍。信長の助けを受けて将軍の座に就く。信長の仕打ちに不満を持ち包囲網を形成するも、武田信玄の死によって瓦解。自身も河内国に追放され室町幕府は滅亡した。後に信長が本能寺で討たれたと聞くや狂喜乱舞して光秀を褒めた。
足利義輝(あしかが よしてる)
演:山口祥行

[編集] 毛利家

毛利輝元(もうり てるもと)
演:津嘉山正種
小早川秀秋(こばやかわ ひであき)
演:阪本浩之
関ヶ原合戦で西軍に属していたが、合戦当初はどちらにも味方せず静観していた。家康の命を受けた鉄砲隊が秀秋が布陣する松尾山に向けて威嚇発砲したことにより、東軍に寝返る。これにより西軍は総崩れとなり、合戦の勝敗が決した。
吉川広家(きっかわ ひろいえ)
演:モロ師岡
関ヶ原合戦で西軍に属しながら東軍に内通、合戦の際は南宮山方面の西軍に動きを取らせなかった。
安国寺恵瓊(あんこくじ えけい)
演:赤星昇一郎
関ヶ原合戦で西軍に属し、南宮山を下りて戦おうとしたが、広家の妨害により果たせなかった。
平岡石見守(ひらおか いわみのかみ)
演:山田明郷
小早川秀秋の家臣。
清水宗治(しみず むねはる)
演:木下浩之
毛利家家臣。織田方の羽柴秀吉と戦うが城を水攻めにされる。本能寺の変を知った秀吉が毛利氏に悟られないよう和睦を申し入れ、宗治が切腹することで和睦が成立した。

[編集] その他の大名・武将

松永弾正久秀(まつなが だんじょう ひさひで)
演:品川徹
荒木村重(あらき むらしげ)
演:ベンガル
三段崎勘右衛門(みたざき かんえもん)
演:岡田正典
朝倉家家臣。
別所長治(べっしょ ながはる)
演:平田康之
穴山梅雪(あなやま ばいせつ)
演:山本健翔
筒井順慶(つつい じゅんけい)
演:西郷丼丼
蒲生氏郷(がもう うじさと)
演:小林幸彦
宇喜多秀家(うきた ひでいえ)
演:安田顕
五大老の一人。関ヶ原では西軍の主力として奮戦するも敗れた。
直江山城守(なおえ やましろのかみ)
演:矢島健一
会津の大名上杉景勝の家臣だが秀吉から直轄した大名でもある。石田三成の盟友。自らが書いた書状(直江状)を家康に送って挑発、これに激怒した家康は上杉征伐を決断し、関ヶ原合戦勃発の原因となる。
池田輝政(いけだ てるまさ)
小山評定に参加した武将の一人。
有馬豊氏(ありま とようじ)
小山評定に参加した武将の一人。
田中吉政(たなか よしまさ)
演:金田賢一
石田三成とは幼馴染で、関ヶ原の戦いの後隠れ潜んでいた三成を発見し護送した。
小西行長(こにし ゆきなが)
演:綱島郷太郎
大谷吉継(おおたに よしつぐ)
演:渡洋史[14]
生駒親正(いこま ちかまさ)
演:嶋崎伸夫
島津義弘(しまづ よしひろ)
演:岩崎ひろし
薩摩の大名。関ヶ原合戦では西軍に属すが積極的に戦おうとはせず、戦の勝敗が決した後に敵中突破を敢行した。
島津豊久(しまづ とよひさ)
演:田村亮
義弘の甥。

[編集] 土佐の一領具足たち

奥宮弥兵衛(おくみや やへえ)
演:渡辺哲
竹之内五左衛門(たけのうち ござえもん)
演:林邦史朗[15]
溝淵五郎衛門(みぞぶち ごろうえもん)
演:大島宇三郎

[編集] その他の人々

老商人
演:北村和夫[16]
駿馬を連れて町にやってきた商人で、馬のことを「これは馬ではなく龍だ」と言っていた。一豊は千代から渡された金十両でこの馬を買った。
せつ
演:石川さゆり
京都天竺屋の侍女。
加乃(かの)
演:佐藤未来
京都天竺屋の息女。
千利休(せん の りきゅう)
演:鈴木宗卓[17]
杉谷善住坊(すぎたに ぜんじゅうぼう)
演:松本元
信長を火縄銃で暗殺しようとした際に登場した。六平太の指示に従い、しぶしぶながら信長を威嚇射撃する。
後陽成天皇(ごようぜいてんのう)
演:柄本時生
湛空(たんくう)
演:大門伍朗
比叡山の僧侶。明智光秀と面識がある。
快川紹喜(かいせん じょうき)
演:松野健一
与次郎(よじろう)
演:おかやまはじめ
近江国の寺男。関ヶ原から敗走する石田三成を匿う。

[編集] 放送

[編集] 放送日程

第1回と最終回は1時間拡大版である。

放送回 放送日 演出 功名が辻紀行 視聴率
第1回 1月8日 桶狭間 尾崎充信 高知城跡(高知県高知市 19.8%
第2回 1月15日 決別の河 山内一豊公母の墓(滋賀県米原市 22.7%
第3回 1月22日 運命の再会 加藤拓 八幡城跡(岐阜県郡上市 22.6%
第4回 1月29日 炎の中の抱擁 尾崎充信 岩倉城跡(愛知県岩倉市
黒田城跡(愛知県一宮市
22.0%
第5回 2月5日 新妻の誓い 岐阜城跡(岐阜県岐阜市 21.5%
第6回 2月12日 山内家旗揚げ 加藤拓 明智城跡(岐阜県可児市
光秀公供養塔(岐阜県恵那市
21.8%
第7回 2月19日 妻の覚悟 観音寺城跡(滋賀県安土町 21.9%
第8回 2月26日 命懸けの功名 尾崎充信 金ヶ崎城跡(福井県敦賀市 20.8%
第9回 3月5日 初めての浮気 興聖寺(滋賀県高島市 20.3%
第10回 3月12日 戦場に消えた夫 加藤拓 姉川古戦場(滋賀県長浜市 20.5%
第11回 3月19日 仏法の敵 日吉大社(滋賀県大津市 21.3%
第12回 3月26日 信玄の影 梛川善郎 二条城跡(京都府京都市
槇島城跡(京都府宇治市
17.2%
第13回 4月2日 小谷落城 尾崎充信 小谷城跡(滋賀県湖北町
一豊初所領之地(虎姫町
20.1%
第14回 4月9日 一番出世 加藤拓 長浜城跡(滋賀県長浜市 20.9%
第15回 4月16日 妻対女 梛川善郎 安芸土居跡(高知県安芸市 21.7%
第16回 4月23日 長篠の悲劇 尾崎充信 設楽原決戦場跡(愛知県新城市 20.8%
第17回 4月30日 新しきいのち 加藤拓 岩尾山(息障寺)(滋賀県甲賀市 20.8%
第18回 5月7日 秀吉謀反 久保田充 朝護孫子寺奈良県平群町
達磨寺(奈良県王寺町
19.8%
第19回 5月14日 天魔信長 梛川善郎 有岡城跡(兵庫県伊丹市 20.6%
第20回 5月21日 迷うが人 加藤拓 三木城跡(兵庫県三木市 20.9%
第21回 5月28日 開運の馬 梛川善郎 滋賀県木之本町 20.4%
第22回 6月4日 光秀転落 尾崎充信 愛宕神社(京都市右京区 21.2%
第23回 6月11日 本能寺 本能寺(京都市中京区 24.1%
第24回 6月18日 蝶の夢 梛川善郎 宮津城跡(京都府宮津市)
細川忠興夫人隠棲地(京都府京丹後市
21.1%
第25回 6月25日 吉兵衛の恋 久保田充 大徳寺総見院(京都市北区) 21.9%
第26回 7月2日 功名の旗 加藤拓 亀山城跡(三重県亀山市 20.2%
第27回 7月9日 落城の母娘 尾崎充信 柴田神社(福井県福井市 21.1%
第28回 7月16日 出世脱落 梶原登城 山崎城跡(京都府大山崎町 20.9%
第29回 7月23日 家康恐るべし 加藤拓 犬山城跡(愛知県犬山市
小牧山(愛知県小牧市
22.9%
第30回 7月30日 一城の主 梛川善郎 八幡堀(滋賀県近江八幡市 20.5%
第31回 8月6日 この世の悲しみ 大原拓 南蛮寺跡(京都市中京区) 20.7%
第32回 8月13日 家康の花嫁 梶原登城 蓮華寺(愛知県美和町 19.7%
第33回 8月20日 母の遺言 尾崎充信 石田三成屋敷跡(長浜市)
観音寺(米原市)
18.7%
第34回 8月27日 聚楽第行幸 大原拓 聚楽第址(京都市上京区 17.3%
第35回 9月3日 北条攻め 加藤拓 小田原城天守閣(神奈川県小田原市 19.7%
第36回 9月10日 豊臣の子 梶原登城 掛川城静岡県掛川市 20.8%
第37回 9月17日 太閤対関白 久保田充 妙教寺(淀古城跡) 20.6%
第38回 9月24日 関白切腹 瑞泉寺(京都市中京区) 19.6%
第39回 10月1日 秀吉死す 梛川善郎 大阪城天守閣(大阪市中央区) 24.4%
第40回 10月8日 三成暗殺 八剱社(愛知県大口町
裁断橋跡(名古屋市熱田区
19.0%
第41回 10月15日 大乱の予感 加藤拓 久延寺(静岡県掛川市) 22.4%
第42回 10月22日 ガラシャの魂 越中井(大阪市中央区)
崇禅寺(大阪市東淀川区
21.3%
第43回 10月29日 決戦へ 尾崎充信 須賀神社(栃木県小山市
宝蔵寺(茨城県古河市
19.7%
第44回 11月5日 関ヶ原 関ヶ原古戦場(岐阜県関ヶ原町[18] 20.8%
第45回 11月12日 三成死すとも 梛川善郎 宗安寺(滋賀県彦根市
法華寺跡(滋賀県木之本町)
21.1%
第46回 11月19日 土佐二十万石 浦戸城跡(高知県高知市) 19.1%
第47回 11月26日 種崎浜の悲劇 加藤拓 中村城跡(高知県四万十市 20.8%
第48回 12月3日 功名の果て[19] 高知城跡(高知県高知市) 23.8%
最終回 12月10日 永遠の夫婦 尾崎充信 妙心寺大通院(京都市右京区 23.4%
平均視聴率20.9%(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

[編集] スペシャル

〜武田鉄矢 戦国を斬る〜

2006年12月24日に放送された総集編武田鉄矢の解説を交える。

  • 前編(2006年12月24日 19:30~21:00)
  • 後編(2006年12月24日 21:15~22:44)

[編集] ソフトウェア

[編集] NHK大河ドラマストーリー

  • 功名が辻 前編・後編

[編集] CD

  • NHK大河ドラマ「功名が辻」オリジナル・サウンドトラック

[編集] DVD

  • NHK大河ドラマ 功名が辻 完全版第壱集
  • NHK大河ドラマ 功名が辻 完全版 第弐集
  • NHK大河ドラマ 功名が辻 スペシャル DVD-BOX

[編集] 受賞

[編集] 脚注

  1. ^ 中岡、坂本共に郷士の出身であるため、山内家との直接的な関係は無い。
  2. ^ 1986年TBSドラマ『旦那さま大事』では千代を演じている。
  3. ^ 1997年テレビ朝日版で一豊役を演じている。
  4. ^ 当初予定は「こい」(寧々の妹)役だった。
  5. ^ 当初予定は杉田かおる
  6. ^ 本作において舘ひろしが着た衣装は翌年の大河ドラマ『風林火山』において佐久間二郎(本作では地謡を担当)も着ている。
  7. ^ クレジットは「侍女」。
  8. ^ 中村は1988年の『武田信玄』では若年期の徳川家康を演じ、1997年の『毛利元就』では上川隆也と親子役だった。ガイドブックの中のインタビューではこのことを意識した発言をしていた。
  9. ^ 大谷吉継と二役。
  10. ^ 利家とまつ〜加賀百万石物語〜』と同じ役での出演
  11. ^ 1986年のTBSドラマ『旦那さま大事』では一豊を演じている
  12. ^ 1995年の『八代将軍吉宗』以来11年ぶりに西田敏行と親子を演じる。また、1985年の『真田太平記』でも徳川秀忠を演じている。
  13. ^ 3年後の『天地人』においても同役で出演。
  14. ^ 大野治長と二役。
  15. ^ 殺陣武術指導を兼ねる。
  16. ^ 2007年に他界したため本作が最後の出演作品となった。
  17. ^ 茶道指導を兼ねる。
  18. ^ 第44回「関ヶ原」の全合戦シーン及び一部の通常シーン(徳川家康が味方を鼓舞するシーンなど)では、2000年の大河ドラマ『葵徳川三代』の映像が転用されている。甲冑も『葵徳川三代』の流用である。
  19. ^ 第48回「功名の果て」において、年代が1603年であるのに「秀吉の死から10年」という台詞のミスがあった(実際には5年)。再放送では過去の収録分の音声から「5年」に差し替えた。

[編集] 外部リンク

NHK 大河ドラマ
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