力太郎
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力太郎(ちからたろう)は、日本岩手県の昔話。この物語の主人公の名である垢太郎(あかたろう)・こんび太郎の名でも知られる。この物語は長らく入浴していなかった老夫婦の入浴シーンから始まり、この二人の剥がれ落ちる大量のこんび(垢)を固めて人形を作ることから始まる。
垢で人形を作ってしばらく放置しておくと、その人形に命が芽生え、立派な一人の人間の子供になったという。その子供は男の子であったため、生みの親である老夫婦は彼を「垢太郎」と名づけた。ここからこの物語は垢太郎が主人公となり進められていき、旅の途中に御堂コ太郎と石コ太郎と出会い、戦い、家来にしながら最終的に長者の娘を生贄につれていこうとした鬼(ただの化け物とする説もあり)を退治するというものである。
この鬼と言うのは諸説あり、日本人以外の人種であったとする説や、日本人だとしても悪人であったなどという説などあるが、どれが真相かははっきりしていない。
垢から生まれたこんび太郎、婆のすねから生まれた脛こたんぱこ、竈から生まれた火太郎などさまざまな名を有しているがそれらは一様に力持ちであり、道中家来になるものたちも御堂こ太郎、石こ太郎、岩こ太郎など大力を表す名が多い。この話の分布はそのほとんどが東北地方に限られておりその他石川県、島根県にも見られる。朝鮮にも同話がありグリム童話集の71番「六人組世界歩き」134番「六人の家来」と同型であり世界的には広く分布するものと思われる。
[編集] 参考文献
- 昔話伝説小事典 野村純一他編著 みずうみ書房刊 160頁 ISBN 4838031084。