創造的破壊

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創造的破壊(そうぞうてきはかい)とはヨーゼフ・シュンペーターによって提唱された経済学用語の一つであり、経済発展というのは新たな効率的な方法が生み出されれば、それと同時に古い非効率的な方法は駆逐されていくという、その一連の新陳代謝を指す。

創造的破壊は資本主義における経済発展そのものであり、これが起こる背景は基本的には外部環境の変化ではなく、企業内部のイノベーションであるとした。そして持続的な経済発展のためには絶えず新たなイノベーションで創造的破壊を行うことが重要であるとシュンペーターは説いた。

創造的破壊について西部邁(評論家)はこう述べている。「創造的破壊という標語くらい誤用されているものも少ない。それは「理想に向けての創造」には「現実にたいする破壊」が不可欠だという意味であって、破壊のなかから自然に創造が生まれる、ということではけっしてない。公共活動の「理想」が示されなければ、公共活動の「現実」を取り除いたとて、それは単なる破壊をもたらして御仕舞となる。」[1]

脚注[編集]

  1. ^ 西部邁「流言流行への一撃㉕ 「先行き不透明」を悪化させる小泉改革」、『VERDAD』2001年8月号、ベストブック、 49頁。

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