制限区域 (バスケットボール)

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FIBAペイントエリア(restricted area)
3秒ルール拡張仮想レーン
ロワー・ディフェンシブ・ボックス(LDB)図

制限区域(せいげんくいき:Restricted Area)とはバスケットボールの用語である。一般的には、バスケットボールのコート内のゴール周辺に区切られている長方形[1]の区域のであるフリースローレーンは、コート内の他の区域とは異なった色で塗られていることがあり、ペイントエリアとも呼ばれる制限区域である。オフェンス側のプレイヤーはこの区域内に3秒を超えてとどまることは出来ない。これに違反することはヴァイオレイションとなり、ペナルティが課せられる[2]

このように制限区域とは、プレーヤーのプレーに制限を加えるための区域であり、この場合、元々は、長身選手が、バスケット近辺にとどまり有利になりすぎることを調整するために作られたルールである。ゲームをより公平で、観戦も楽しめるものにするたに設定される場合が多い。

NBAの場合[編集]

前述の他にも、各種の制限区域が設定されている。例えばプロスポーツであるNBA[3] では、以前は、ゲームをより動的にするためにゾーンディフェンスが禁止されていたが、更に深い戦術的要素を加えるためにこれを解禁し、それ以降のNBAルールでは、オフェンスプレーヤーにも3秒ルールが適用され、テクニカルファールに準じたペナルティが科せられる様にルールが変更された。

また、3秒ルール区域は、ペイントゾーンだけでなく、エンドゾーン外へ4フィート延長した仮想レーンでも適用される様に工夫されており、3秒ヴァイオレイション回避に、安易にアウトオブバウンズを利用できなくしている。


NBAでは、この他に、ノーチャージエリアと呼ばれるゴール近傍を円弧と直線で区切った制限区域があり、この中ではオフェンスのチャージングが適用されない。相手からチャージングを獲得することに長けたディフェンダーは両足がエリア外に付いている事を意識してプレーをするなど、プレーも厳密に規定されており、観客を楽しませている。[4]

更に、コート上の4つの単線で区画されるロワー・ディフェンシブ・ボックス(LDB)と呼ばれる、ある種の区域が設定されており、ここでは、ボールを保持しゴールに背を向けているオフェンスに対して、ディフェンダーは上腕および手を触れてディフェンスが許される。格闘技とも称されるNBA特有の激しい鬩ぎ合いが見られる。

このように、NBAの場合、コート上に各種の制限区域が存在するが、Restrict Area(RA),制限区域と言えば前述のノーチャージエリアを指す場合が多く、一般的に制限区域に相当するエリアは3秒エリア、ロワー・ディフェンシブ・ボックスは、LDBと呼ばれる場合が多い。

脚註[編集]

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  1. ^ 過去は台形の区域であり、日本では2013年5月31日まで、移行猶予期間が設けられている。
  2. ^ Official Basketball Rules”. FIBA.com (2010年4月30日). 2012年3月29日閲覧。
  3. ^ Official Rules of the National Basketball Association”. NBA.com (2008年9月8日). 2012年3月29日閲覧。
  4. ^ ペイントエリアの形と同様に国際ルールが追従し追加ている。