分子モデル

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分子モデル(ぶんしモデル)とは、化学において分子の構造や立体化学を視覚化して理解する助けのために用いられるモデル、模型のこと。分子模型(ぶんしもけい)とも呼ばれる。

概要[編集]

原子は球、結合は棒状に表され、それらの大きさや太さによっていくつかの形式がある。作成するためには樹脂などでできた部品を手で組み合わせたり、コンピューター上で描画したり、計算化学X線結晶構造解析などの手法で得られた構造をもとに視覚化したりする。

単体や無機塩の場合も含む結晶構造について分子モデルに相当するものは結晶構造モデルまたは結晶構造模型と呼ばれ、下と同様の形式で表される。

形式[編集]

プロリンの球棒モデル
硫酸の空間充填モデル
針金モデル
結合のみを針金状にあらわしたモデル。球は用いない。
球棒モデル
原子を球、結合を棒であらわしたモデル。棒の長さは結合長を反映する。球の大きさは原子半径を反映しない。
空間充填モデル(CPKモデル)
原子半径の大きさを反映させた球で原子を表したモデル。
ORTEP図
X線結晶構造解析の結果を表すために用いられる。原子核が一定以上の確率で存在する位置を表す楕円球を描き、結合を表す棒でつないだもの。

関連項目[編集]