函館公園
函館公園(はこだてこうえん)は、北海道函館市青柳町にある、日本の近代都市公園草創期にあたる時期に作られた都市公園である。
目次 |
[編集] 公園の概要
[編集] 歴史
明治時代前半、函館駐在のイギリス領事であったリチャード・ユースデンが、明治6年(1873年)の公園開設に関する太政官布達を根拠に、開港地である函館には、外国人が多く在住し、また、市民の憩いの場としての近代公園が必要であるという呼びかけを行った。当時の函館市民がそれに賛同、有力者は樹木や石材等を寄贈、一般市民は労働力を提供して、文字通り「市民の手作り」による、日本初のパートナーシップ型都市公園である。特に、公園内の築山を造成する際には、函館支庁の官吏をはじめ、各町内から競って奉仕活動に繰り出した。はては各寺院も檀家の動員、消防組、芸娼妓までが参加したという。このような活発な住民参加による造成は、日本の市民活動史上特筆すべき価値を持つ。函館公園は、平成16年(2004年)の文化財保護法一部改正により創設された登録記念物の第1号登録物件の1つとして、平成18年(2006年)1月26日に登録された。
[編集] 特徴とみどころ
公園は和洋折衷型で、開園時には開拓使による博物場が設置され、その建物が後に市立函館博物館の前身になるなど、当時の文化の先駆けとなる存在であり、動物園、遊園地、図書館、博物館が集積する文化センターとしての性格も併せ持っていた。公園は、造成当時の面影をよく残し、明治時代の市民ボランティアによって築かれた「擂鉢山」や、北海道初の洋式石橋である「白川橋」や数々の顕彰碑や記念碑が点在するほか、北海道指定有形文化財である旧函館博物館1号・2号もあり、史跡にあふれている。
また、公園は桜の名所であり、毎春花見客で公園は賑わう。函館市内で唯一の乗り物系遊園地である「こどものくに」は古い歴史を持ち、ここにある観覧車は小規模であるが、現存する日本最古の観覧車といわれている [1]。