冠二郎
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
冠二郎(かんむり じろう、本名・堀口義弘、1949年4月23日 - )は演歌歌手である。埼玉県秩父市出身。埼玉県立秩父高等学校卒業。「炎」の大ヒットにより「ネオ演歌」「J-Enka」「アクション演歌」の旗手と目された。
目次 |
[編集] 来歴・人物
- 作詞家の三浦康照に弟子入り後1967年「命ひとつ」でデビュー。しかしデビュー後10年間はヒットに恵まれず、1977年にようやく「旅の終りに」が小ヒットしたものの、これという代表曲もなく、「地味な歌手」というイメージを持たれ、苦節の時期を過ごす。
- 作詞:三浦康照、作曲はもう一人の師匠・作曲家和田香苗による「炎」のリリースにより、「アイ、アイ、アイライク演歌」の一節が、脚光を浴び「演歌」のイメージを変え、若者の支持も受けるようになる。また、冠自身のユニークなキャラクターも愛され、TBSラジオ「コサキン快傑アドレナリン」やテレビ朝日系「ナイナイナ」などにも出演し好評を博す。畳みかけるように「ムサシ」、「バイキング」と新機軸の「ネオ演歌」を次々とリリース。さらなる活躍が期待された。
- 彼のイメージを変えたネオ演歌シリーズも、和田香苗の死去により頓挫した形となっている。以降は再び「ど演歌」路線に回帰。「カンムラー」と呼ばれるファンをやきもきさせる。
- ネオ演歌とまではいかないまでも、実在の居酒屋チェーンとタイアップした「酔虎伝」シリーズや、「望楼の果て」「燎原の狼」といった伝記もの演歌から特撮の燃えろロボコンのエンディング『歌は世界を救う!!』までユニークな作品もリリースし続けており、保守的な演歌界にあって、独特のポジションを得ていることは、見逃せない点といえる。
- 2005年頃より通信カラオケシステムDAMの機種改良に伴い、同機種で配信する冠の代表曲(「炎」等)で背景映像に冠本人が出演する映像が多く採用されている。
[編集] 主なヒット曲
- 「旅の終りに」(1977年)
- 「みれん酒」(1983年)
- 「男の子守唄」(1985年)
- 「しのび酒」(1989年)
- 「のぼり竜」(1990年)
- 「酒場」(1991年、第42回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
- 「ぬくもり」(1992年)
- 「炎」(1992年、第43回NHK紅白歌合戦歌唱曲、「アイ、アイ、アイライク演歌」の一節が話題に)
- 「ムサシ」(1993年、マイクを「二刀流」で唄う)
- 「人情酒場」(1993年)
- 「天命」(1994年)
- 「まごころ」(1995年、第46回NHK紅白歌合戦歌唱曲)
- 「波濤万里」(1995年)
- 「思い出川」(1995年)
- 「望楼の果て」(1996年)
- 「大文字」(1997年)
- 「こころ花」(1997年)
- 「バイキング」(1998年、オリジナルビデオ「熱血!二代目商店街」主題歌。また、ナムコのトラックレースゲームである「トラック狂走曲」にBGMとして収録。)
- 「男の錦」(1998年)
- 「冠Revolution」(1998年、「炎」「バイキング」「ムサシ」の3曲をリミックス。演歌初のマキシシングルとして発売された)
- 「愛しき人よ」(1999年、ニッポン放送「テリーとうえちゃんのってけラジオ」から生まれた曲)
- 「太陽に叫ぼう」(1999年)
- 「ふたりの止まり木」(2000年)
- 「兄貴」(2000年)
- 「酒に酔いたい」(2001年)
- 「都忘れの花のように」(2002年)
- 「満天の星」(2003年)
- 「面影の女」(2003年)
- 「流転酒」(2004年)
- 「これでいいんだよ」(2004年)
- 「ほろよい酔虎伝」(2005年)
- 「ブラボー酔虎伝」(2006年)
- 「燎原の狼 ~若き日のジンギスカン~」(2007年)
[編集] 主なテレビ出演
- NHK歌謡コンサート(NHK)
- ライオンのごきげんよう(フジテレビ)
- 年忘れにっぽんの歌(テレビ東京)
- 月曜ミステリー劇場「作家桜田桃子の冒険3・小京都・飛騨高山温泉郷の怪事件! 」(2003年、TBS) - 大吾 役

