写真湿板

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写真湿板で撮影したセオドア・ルーズベルトの写真

写真湿板(しゃしんしっぱん、英語:Collodion process)とは写真術で用いられた感光材料の一種で、ヨウ化物を分散させたコロジオンを塗布した無色透明のガラス板を硝酸銀溶液に浸したものである。湿っているうちに撮影し、硫酸第一鉄溶液で現像し、シアン化カリウム溶液で定着してネガを得る。日本語ではコロジオン湿板、または単に湿板と呼ばれる場合も多い。

1851年にイギリスのフレデリック・スコット・アーチャーFrederick Scott Archer)が発明した。露光時間が5〜15秒と短いこと、1枚のネガから何枚でもプリントできたことからダゲレオタイプを駆逐したが、撮影直前にガラス板を濡らし、乾く前に現像する必要があるため、乾板の登場とともに市場から姿を消した。

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