内陸国

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世界の内陸国
世界の内陸国

内陸国(ないりくこく)とは、周りが国境に囲まれ、がないのことである。世界には43の内陸国がある(内陸国一覧を参照)。アフガニスタンスイスモンゴルジンバブエなどは内陸国である。

内陸国と対照的な国は島国(周囲が水に囲まれる国)である。

目次

[編集] 歴史

歴史的に、内陸国は不利と考えられていた。それは、内陸国は漁業などの海洋資源の利用ができないこと、および、さらに重要なことには、貿易においてかなりの割合を占める海上輸送が行えないことによる。世界中で、海岸地域は内陸部よりも裕福で、人が多く住むという傾向がある。

そのため、各国は内陸国にならないように努力してきた。

ある国が海への出口を失うことは、ほとんどの場合、その国にとって大きな打撃となる。

[編集] 内陸国・海岸線をめぐる事情

国連海洋法条約では、内陸国に、通行税を課されずに他国を通過して海に連絡する権利が与えられている。国際連合には、発展途上の内陸国を援助するための行動プログラムがある。

いくつかの国は、長い海岸線を有していながら、そのほとんどがすぐに使える状態になっていない。例えばロシアの数少ない港は、北極海に面し、年間のほとんどが氷に閉ざされたものであった。ロシアがバルト海黒海太平洋へと拡大していった主な理由は、不凍港を獲得するためであった。

いくつかの内陸国は内陸の「海」(例えばカスピ海アラル海)に面している。しかし、これらの「海」は湖ともみなされるため、また、内陸の海と外の海との間で船舶の航行が行えないため、そのような国(カザフスタンなど)は内陸国とされる。

[編集] 二重内陸国

国境を接する全ての国が内陸国である内陸国のことを二重内陸国(doubly landlocked country)という。二重内陸国では、海に出るために少なくとも2つの国境を越えなければならない。

現在世界にある二重内陸国は、リヒテンシュタインウズベキスタンである。しかし、リヒテンシュタインは国際河川のドナウ川を通して海に連絡しており、ウズベキスタンもカスピ海からの運河によって海につながっている。

[編集] 回廊

内陸国には、海に接続するための回廊と呼ばれる陸地が与えられることがある。例えば、第一次大戦後のポーランドに与えられたダンツィヒ回廊がそうである。

しかし、回廊によって他国の領土を分断し飛地ができてしまうことがある。

  • ダンツィヒ回廊の場合には東プロイセンドイツの飛地となり、第二次世界大戦開戦の原因の一つとなった。
  • コンゴ民主共和国の回廊でも同様にアンゴラの飛地(カビンダ)を生じた。
  • ネウムの場合、ヴェネツィア共和国領とドゥブロヴニクが共に現在のクロアチア領となり、結果的にボスニア・ヘルツェゴビナの回廊によりクロアチアの飛地を生じた格好となった。

ボリビアは太平洋戦争により回廊を失った。

[編集] 準内陸国

以下に掲げる国は、非常に短い海岸線しか持っていない(国境線と海岸線の合計のうち海岸線の占める割合が5%未満)。

[編集] 関連項目