内閣総理大臣の辞令

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

内閣総理大臣の辞令(ないかくそうりだいじんのじれい)は縦書きで、発令年月日は和暦、数字は漢数字での記載となる。漢数字には壱・拾などの大字は用いられず、また、十の位は簡略化せずに記載される (例:「一七年」でなく「十七年」、「二一日」でなく「二十一日」)。

国会の指名奏上[編集]

国会は衆議院議員○○君を
内閣総理大臣に指名いたし
ました。
よってここに奏上いたしま
す。
令和○年○月○日
衆議院議長    (自署)
衆議院事務総長  (自署)

内閣総理大臣任命の助言と承認[編集]

日本国憲法第六条第一項に
依り○○を内閣総理大臣に
任命するについて
右謹んで裁可を仰ぎま
す。
令和○年○月○日
内閣総理大臣 氏 名  (総辞職した内閣総理大臣)

裁可を表すため、この書面に天皇はみずから「可」の文字の印章を押印する。

任命の辞令(官記)[編集]

竹下登を内閣総理大臣に任命する官記の写真
竹下登の内閣総理大臣任命辞令。中央には皇太子明仁御名御璽天皇裕仁の病気療養による国事行為臨時代行)、左には前任の内閣総理大臣中曽根康弘の署名がある
氏 名  (新内閣総理大臣)
内閣総理大臣に任命する
御名御璽
令和○年○月○日
内閣総理大臣  (自署) (総辞職した内閣総理大臣)

※「任命する」の後に「。」は付されない

関連項目[編集]

外部リンク[編集]