内外トランスライン

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内外トランスライン株式会社
NAIGAI TRANS LINE LTD.
種類 株式会社
市場情報
東証プライム 9384
2008年11月5日上場
本社所在地 日本の旗 日本
541-0051
大阪府大阪市中央区備後町2丁目6番8号 サンライズビル5階
設立 1980年5月1日
業種 倉庫・運輸関連業
法人番号 2120001085992 ウィキデータを編集
事業内容 貨物利用運送事業(外航海運・国際航空・鉄道)
海空陸複合一貫輸送
陸上運送取次業
海運代理店業
通関業
損害保険代理店業
代表者 代表取締役社長 小嶋佳宏
資本金 243,937,240円
発行済株式総数 10,698,000株
売上高 連結:322億8千万円
(2023年12月期)
営業利益 連結:42億3百万円
(2023年12月期)
経常利益 連結:44億4千6百万円
(2023年12月期)
純資産 連結:203億8千1百万円
(2023年12月期)
総資産 連結:233億6千2百万円
(2023年12月期)
従業員数 連結:722人
(2023年12月期)
決算期 12月31日
主要株主 合同会社エーエスティ 19.83%
外部リンク https://www.ntl-naigai.co.jp/index.html
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内外トランスライン株式会社: NAIGAI TRANS LINE LTD.)は、大阪市中央区に本社を置く海上混載輸送サービスを手掛ける日本の物流企業。

自前の船舶等の輸送手段を持たず、他の運送業者に貨物輸送業務を委託している(フォワーダー)。海上コンテナに満たない容量である海上輸出混載貨物(LCL)を中心に取扱い[1][2]、その日本発数量では高いシェアを占める[3]。近年は工場設備一式を運ぶプロジェクト輸送、航空貨物、北米向け食品輸送も手掛ける。

概要[編集]

コンテナ1本に満たない複数の顧客の少量の貨物を、仕向け先ごとに1本のコンテナにまとめて輸送する海上混載輸送サービスが事業の主軸[2][4]

五大港(東京港横浜港名古屋港大阪港神戸港)の他、門司港博多港などの地方港から世界の主要港向けに直行便の海外混載輸送サービスを行っている[4]。直行便がない国々へもシンガポール香港釜山ロサンゼルスなどのハブ港を利用して積替えて輸送を行う[4]。通関業務や列車・トラック輸送の手配も行っている[5]。海外では倉庫事業を展開。

沿革[編集]

  • 1980年5月 - 海運仲立業を営む目的で大阪市東区(現中央区)に内外シッピング株式会社設立
  • 1986年12月 - 商号を内外トランスライン株式会社に変更
  • 1999年9月10日 - 福岡県北九州市に営業所を開設[6][7]
  • 2008年11月 - 東京証券取引所市場第二部上場[2]
  • 2015年3月 - 東京証券取引所市場第一部銘柄指定[8]
  • 2018年4月 東京税関長よりAEO通関業者制度における認定通関業者に認定
  • 2019年4月 内外釜山物流センター株式会社 子会社化
  • 2021年8月 内外釜山物流センター㈱敷地内に冷蔵倉庫を増設

グループ会社[編集]

日本[編集]

  • 株式会社ユーシーアイエアフレイトジャパン
  • フライングフィッシュ株式会社

日本以外[編集]

  • NTL NAIGAI TRANS LINE(S)PTE LTD. (シンガポール)
  • NTL NAIGAI TRANS LINE(THAILAND)CO.,LTD. (タイ)
  • NTL NAIGAI TRANS LINE(MYANMAR)CO.,LTD. (ミャンマー)
  • PT.NTL NAIGAI TRANS LINE INDONESIA (インドネシア)
  • 上海内外特浪速運輸代理有限公司 (中国)
  • 内外特浪速国際貨運代理(深圳)有限公司 (中国)
  • 内外特浪速運輸代理(香港)有限公司 (香港)
  • NTL NAIGAI TRANS LINE(KOREA)CO.,LTD. (韓国)
  • 内外銀山ロジスティクス株式会社 (韓国)
  • NTL NAIGAI TRANS LINE (USA) INC. (アメリカ)
  • NTL-LOGISTICS(INDIA)PRIVATE LIMITED (インド)
  • 内外釜山物流センター株式会社(韓国)

脚注[編集]

  1. ^ 就活の穴場、「物流」は隠れた優良企業が多い - 東洋経済オンライン (2017年1月27日付)
  2. ^ a b c 「内外トランスライン、海運利用運送の最大手(新規公開株の横顔)」.『日本経済新聞』.2008年10月24日付朝刊、14面。
  3. ^ 内外トランスライン 業務内容・沿革 日本経済新聞
  4. ^ a b c 経済界 2008, p. 135.
  5. ^ 野口 2009, p. 61.
  6. ^ 「小口混載のNTL、10日、北九州に営業所開設――コンテナ月100個出荷へ」.『日本経済新聞(九州B)』.1999年9月2日付朝刊、14面。
  7. ^ 「小口輸出貨物専門の内外トランスライン、門司に営業所開設/福岡」.『朝日新聞(福岡)』.1999年9月6日付朝刊、23面。
  8. ^ 沿革 内外トランスライン

参考文献[編集]

  • 「新規上場企業 2008 内外トランスライン(11月5日、東証2部) 主軸は船舶による貨物輸送」『経済界』2008年12月16日号、経済界、2008年12月16日、135頁。 
  • 野口均「Top Story 逆風を吹き飛ばし新規上場を果たした元気企業 物流・不動産 コンテナ輸送を小口化して顧客の利便性を図る 内外トランスライン」『フォーブス日本版』2009年10月号、ぎょうせい、2009年10月1日、61頁。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]