共生システム理工学研究科

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共生システム理工学研究科(きょうせい-りこうがくけんきゅうか)は、これまでの学問体系を超えて理学・工学・社会科学を融合し「人・産業・環境」の共生について科学する新しい日本の大学院研究科

福島大学大学院に設置されている。共生システム理工学専攻として、人間・機械システム、社会システム、環境システム、数理・情報科学、物質化学などの分野について研究を行う。

福島大学大学院[編集]

福島大学大学院共生システム理工学研究科はつぎのとおり。

博士前期課程 共生システム理工学専攻
博士後期課程 共生システム理工学専攻
  • 共生機械システム領域 - 次世代の人と機械の共生関係を実現にむけて、理解科学、メカトロニクス、情報・コンピュータ科学に関する高度な研究・教育など
  • 産業共生システム領域 - 資源の材料・エネルギーなど工学技術、数理情報基礎、産業政策と環境経済、技術経営(MOT)、経営情報システム生産管理とロジスティクスシステムに関する研究・教育など
  • 環境共生システム領域 - 環境にかんして保全・浄化技術の実践的開発と改善した環境管理・環境計画に関する研究・教育など
修士課程 (2019年4月開設) 環境放射能学専攻

中長期的視点をもって人工および天然放射性核種の環境中の動態を解明し計測、モニタリング計画、制御、予測、評価などに総合的環境防護、予測評価、環境修復、廃炉、中間貯蔵、浄化などの解決と学術的な発展をめざし生態学・モデリング・計測の3つの分野における研究に取り組む。

  • 生態学分野 - 生態学、生物学を基礎とする放射生態学分野の研究など
  • モデリング分野 - 地球科学、現象数理学を基礎とする放射性物質の動態を解明、モデル化するための研究など
  • 計測分野 - 化学、物理学、機械工学、電気工学を基礎とする放射能計測分野の研究など

関連項目[編集]