六次の隔たり
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六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separations)とは、人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれる、という仮説である。スモール・ワールド現象ともいう。SNSに代表される幾つかのネットワークサービスはこの仮説が下地になっている。
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[編集] 六次の隔たりについて
- 例えば、43.15人の知り合いを持つ人間を6人介すと43.156=6454829873.820447015625となり、地球の総人口6453581351人を上回る(2005年7月13日現在Census Bureau Home Page調べ)。つまり43.15人の知り合いを持つ人間は世界中の人間と6人を介して、間接的な知り合いであるという事になる。
- また、22.42人の知り合いを持つ場合は、22.426=127002903.436222894144となり、日本の総人口127,055,025人(住民基本台帳に基づく人口・人口動態及び世帯数(2006年3月31日現在)調べ)を上回る。
- もちろん、誰も知り合いがいない人には何人仲介しても永遠に到達できないから、世界中の人間と知り合いになれるということではない。
[編集] 実験
- 一般に六次の隔たりを語る上で多く言及されるのが、イェール大学の心理学者スタンレー・ミルグラム教授(Dr.Stanley Milgram)によって1967年に行われたスモールワールド実験である。
- この実験ではネブラスカ州オマハの住人160人を無作為に選び、「同封した写真の人物はボストン在住の株式仲買人です。この顔と名前の人物をご存知でしたらその人の元へこの手紙をお送り下さい。この人を知らない場合は貴方の住所氏名を書き加えた上で、貴方の友人の中で知っていそうな人にこの手紙を送って下さい」という文面の手紙をそれぞれに送った。その結果42通(26.25%)が実際に届き、届くまでに経た人数は平均5.83人であった。因みにミルグラムは追試に失敗している。
- ミルグラムの実験は六次の隔たりの実証実験として良く引き合いに出されるが、前述の26.25%という確率、世界中ではなくアメリカ国内に限っている点、追試に失敗した点などに触れられないまま、6というマジックナンバーや世界中といった誤解と共に言及されている場合が多い。
- 日本の社会学者も同様の実験を行った。九州を起点として「北海道の知人を紹介して下さい。若し居なければ、北海道に知人が居そうな人を紹介して下さい」と人々に尋ね回った。その結果北海道の人間に辿り着くまでの平均人数は7人であった。
- ハンガリーの文学者フリジェシュ・カリンティが、1929年に小説『鎖』の中でこの仮説と同様の話を書いている。
[編集] 応用
エルデシュ数、ケビン・ベーコン数、モニカ・ルインスキー数といった形でこの仮説が利用され、個々人の人間関係の広さが計られた。ある起点とする人間をx0、xnの知人である人間をxn+1、xnと知り合いでない人間をx∞とする。
『人数×n+人数×(n+1)+人数×(n+2)+人数×(n+3)…/合計人数=平均仲介数』
平均仲介数が小さいほど、その人は人間関係が広いという事になる。

