ACジャパン

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ACジャパン
AD COUNCIL JAPAN
創立者 佐治敬三
団体種類 社団法人
設立 1971年7月7日
所在地 大阪事務局
大阪府大阪市西区靭本町1-6-6
東京事務局
東京都中央区銀座7-4-17 電通銀座ビル
起源 関西公共広告機構
主要人物 理事長 佐治信忠
活動地域 日本
主眼 国民の公共意識の高揚を促進
活動内容 公共的事項に関する広告
標語 よりよい社会を目指す民間の広告ネットワーク
ウェブサイト http://www.ad-c.or.jp/
2009年7月1日、旧「社団法人公共広告機構」から現名称に変更。

社団法人ACジャパン(エーシージャパン、AD COUNCIL JAPAN)は、テレビラジオでのCMや、新聞雑誌などの広告で啓発活動を行っている社団法人。取り扱うテーマは環境問題公共マナー薬物いじめ家庭問題など、更には一般常識といった分野にも多岐にわたる。

旧名称は社団法人公共広告機構(こうきょうこうこくきこう、Japan Advertising Council = AC)。

目次

[編集] 組織

[編集] 会員企業

ACジャパンは、広告を取り扱う企業を会員とし、会員から集めた資金で運営されている。会員社数は放送業界・新聞業界・広告業界など1356社(2004年現在)。

ACジャパンの広告は会員社によってCM、新聞広告、ポスターなどの枠を無償で提供されており、広告代理店などの加盟企業がコンペティション形式で制作している。その広告実績は正規の広告料金に換算すると468.2億円(2005年実績)にものぼり、これは日本で展開される一広告主の広告としては最大規模のものとなっている。増加の背景としてはBSデジタル放送や、インターネット街頭ビジョン電光掲示板などのニューメディアで広告が展開されたことが一因にあると考えられる。

[編集] 事務局

現在、主たる事務所を大阪市西区に置き、全体の年間実行計画の統括事務を行う一方、札幌市中央区仙台市青葉区東京都中央区名古屋市東区・大阪市西区・広島市中区福岡市中央区那覇市の全国8か所に事務局が設置されている。

[編集] 役員

現理事長はサントリーホールディングス社長の佐治信忠

なお、相談役の寺尾睦男は、フジテレビの番組審議会委員も務めている。

[編集] 歴史

ACジャパンは、1971年サントリー社長(当時)の佐治敬三が発起人となり、大阪市で「関西公共広告機構」として設立された。当初の活動は近畿地方が中心であった。設立時に模範とされたのは、アメリカ合衆国アド・カウンシル (en:Ad Council) であった。最初の公共広告は映画評論家淀川長治を起用したテレビによるキャンペーンであった。

1975年社団法人化され、「関西」の文字を外して「公共広告機構」の名称で全国組織となる。

1987年腎臓バンクキャンペーンから、ロゴタイプを変更。詳細はロゴ・サウンドロゴを参照。

1993年にはアメリカのアド・カウンシルと共同で「水質資源の保全」をテーマに共同制作のCMが日米で放送された。後の1995年1997年にも同様のキャンペーンを行った。さらに、2005年にはKOBACO(韓国放送広告公社)と日韓共同キャンペーンで「親子のコミュニケーション」をテーマにCMを共同制作した。また、2008年には日韓共同環境キャンペーンとして「環境」をテーマにCMを共同制作している。

2006年に設立35周年を記念して、ホームページがリニューアルされた。また、ホームページに20周年記念の際に制定されたACのマスコットキャラクター「めばえちゃん」が登場しその際に新たに姉妹が加わり三姉妹となった。なお、テレビCMでは現時点での登場は無いが2007年に新聞広告では検索バーに「公共広告機構」と入力しているものとその横に「検索」ボタンが描かれているという内容の広告がある。現在は公式サイトでめばえちゃんのコーナーで新たに「4こま漫画」のページを設けた。

2008年、現名称への変更に伴い、ロゴの下にあった「公共広告機構」が「よりよい社会をめざす民間の広告ネットワーク」に変更。改称の理由は、「公共広告機構」という官庁の組織のような名称によって生じる「公共広告機構は政府の機関である」という誤解を払拭するためである[1]

[編集] スローガン

[編集] NHKとの関係

企業広告を放送しないNHKもACジャパンの会員企業であり、2000年にはNHKとの共同による啓発キャンペーンとして公共広告を放送した実績がある。最初に放送されたのはAC制作の「捨てる世紀」とNHK制作の「地球の声〜環境汚染」。この活動は現在も継続中である。なお、NHKで放送する場合にACのロゴは「公共放送 NHK」や「NHK環境キャンペーン」等に差し替えられるか、カットされる。このキャンペーンは2001年度から2005年度までホームページには紹介されなかった。NHKで放送されているCMは現在ハイビジョン制作になっている。民放で放送されるCMはサイドカットまたはレターボックスになっている。

[編集] ACジャパンのCM出演者

[編集] 現在のCM出演

  • ビートたけし タレント・映画監督。
  • 江守徹 俳優・演出家。
  • 豊田エリー モデル。(NHKでも放送されているが、エンドクレジットの関係でNHKのほうが本編が少し長め)
  • 遠藤保仁 サッカー選手 ガンバ大阪
  • はな タレント・ファッションモデル。(ラジオCMと新聞・雑誌広告のみ)

[編集] 過去のCM出演した有名人

放送時期の順に記述。

[編集] CMの概要

広告キャンペーンは毎年7月に更新され、CMは1年間にわたって放送される。

ACジャパンのCMは、以下のような事例で放送されるが、定期的に放送されるテーマなどもある(特に地域ブロックもの)。

[編集] 企業の不祥事・事故・倒産

本来の番組スポンサー及びスポット枠で流れる企業のCMが不祥事事故倒産などで自粛されるケース。

1980年代まで、CM自粛の際は環境映像に差し替えるなどの措置が取られていたが、1985年8月12日に起こった日航ジャンボ機墜落事故で、日本航空などの航空会社が一切の広告活動を自粛した際にACのCMが多く見られた。また、1992年3月に起こった証券会社損失補填事件で全ての証券会社がCMを自粛し、ACのCMに差し替えられた。この事例以降、ACのCM差し替えが目立つようになった。また、不祥事や事故の程度によってはCM差し替えの期間が長引くこともある。

主な事例・最近の事例

[編集] 番組にスポンサー企業が付かず、CMを確保できない場合の穴埋め

これらは、その目的や性格から「フィラーCM」と呼ぶ場合がある。

早朝や深夜枠(または土日)。深夜ラジオ番組『オールナイトニッポン』(NRN系)や『JUNK ZERO』(JRN系)などでよく放送される。また、独立UHF局やBSデジタル放送などでも頻繁に放送され、インターネットTVであるGyaoでも放送されることがある。エフエム富士に至ってはほとんどの番組でAC出稿である。

[編集] 突発的な事情によるCMの差し替えが発生した場合

災害テロ皇室の慶弔などによる緊急報道特別番組の放送。予定していた番組を変更して放送しているため、一部スポンサーの広告が差し替えられ、その間穴埋めとしてACジャパンのCMが連続して放送される場合も多い。

  • 1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では食品・電機メーカーを中心にCMの放送自粛が相次ぎ、その穴埋めとしてACのCMが1週間で当時の従来の半年分に相当する91時間と大量に放送された。これを受け、一部視聴者から苦情の電話が各社へ殺到した。昭和天皇崩御の際も同じことがあった。
  •  2002年10月に北朝鮮拉致被害者の帰国による緊急報道特別番組(特番、TBS系)では、冒頭の後や番組の途中でCMを放送するときはその穴埋めでACのCMが放送された。
  •  2005年7月7日に発生したロンドン同時多発テロの際、「報道ステーション」は古舘キャスターが番組冒頭に速報を言った後ACの30秒編CMが放送されて再びニュースに入った。
  • テレビ局の放送機材の不具合で差し替えになる場合もある。例としては、2007年8月15日のテレビ宮崎での不具合がある(当初は通常通りのCMを放送していたが、CM中に不具合が発生したため、スポンサーへの対応を踏まえ、機材復旧までの間はすべてのCMをACのCMに差し替えた)。

[編集] テレビ局の不祥事

テレビ局側による不祥事(やらせ問題など)によるスポンサー降板の穴埋めとして放送されるケースである。

例として、1992年の『素敵にドキュメント』(朝日放送)やらせ事件(事件を受け、提供していた全社が一斉に降板)、2007年の『発掘!あるある大事典II』(関西テレビ)捏造事件(それまで一社提供を続けてきたスポンサー花王が降板、番宣スポットとセットで放送)などがある。

[編集] CMイメージキャラクターの不祥事

企業CMに出演しているタレントの不祥事によりCMが自粛され、その穴埋めとして放送されるケースも存在する。

例として2003年の中川家礼二が起こした暴行事件によるJR西日本CMの一部自粛、2004年の島田紳助が起こした暴行事件による中央出版三浦工業CMの一時自粛などがある。

--なお2009年4月23日にACの日韓共同キャンペーンCMに出演していた草なぎ剛が逮捕されてしまったためにAC自体もイメージキャラの不祥事でCMが自粛になるという前代未聞の事態が発生してしまった。しかし、草なぎ出演の『ぷっ』すまの5月5日、5月12日、5月19日、5月26日放送分のカウキャッチャーではこれまで放送されていた草なぎ出演のトヨタレンタカーのCMが放送自粛となったため、ACのCMが放送された。これまで、当番組ではACのCMは放送されていなかった。ちなみに、そのときのCMは、すべて「もたれ権」のCMで草なぎの出演したCMではなかった。その後、草なぎの復帰後、トヨタのCMは同じCMで再開している。

[編集] スポンサーの都合による、地域を限定しての差し替え

全国ネット番組での提供においては、スポンサーによって商品展開や店舗ならびに営業展開が異なることから、全国で同一のCMを放送できない場合があり、この場合は一部の地域に限定してCMの差し換えが行われる。下に複数の例を挙げる。

  • 東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝、日本テレビ系)の大会及び番組スポンサーである敷島製パンは北海道・九州で事業活動を行っていないため、同地域の系列局では差し替えが行われる。ちなみに、敷島製パンの事業エリアであっても、以前はエリアでブランド展開が異なっていたため、「Pasco」ブランドを用いていた関東地方以外では、「シキシマ」ブランドとして制作されたCMに差し替えていた。敷島製パンは『知っとこ!』(毎日放送制作・TBS系)のスポンサーでもあるが、北海道・九州の系列局では上記と同じ理由でACのCMに差し替えている。
  • ドラえもん』(テレビ朝日系)のスポンサーであるココスジャパンは、2007年11月まで中四国・九州で「Coco's」の営業を行っていなかったため、該当するエリアのネット局は当該CMをACのCMに差し替えていた。ちなみに、『ドラえもん』は「ポリオワクチン」をテーマにしたCMに起用された前例がある。
  • 火曜サスペンス劇場』(日本テレビ系 番組は既に終了)などのスポンサーであった引越社は、北海道や東北、中国、四国、九州で事業活動を行っていないため、該当地域でのCM枠をすべてACのCMに(現在に至るまで)差し替えていた。
  • 旭化成が提供する番組では、子会社である旭化成ホームズの「ヘーベルハウス」のCMをメインにしているが、事業活動が行われていない地域においてはCMをACに差し替えている(以前は旭化成ホームプロダクツが発売する「サランラップ」のCMに差し替えていた)。
  • 日高義樹のワシントン・リポート』(テレビ東京系)では、NTT東日本PT枠による単独提供を行っているため、NTT西日本の営業エリアに属するテレビ愛知より西の系列(同時ネット)局は該当するCM枠をすべてACのCMに差し替えている。
  • アニメ『ポケットモンスター』(BSジャパンテレビ東京系)のスポンサーである第一パンの商品「ポケモンパン」は地域によって商品ラインナップが異なることから、BSジャパンでは混同を防ぐ目的でACのCMに差し替えている。

地域キャンペーンのCMは実施地域以外でも放送されることがある。例えば2007年度・2008年度の関東地区キャンペーン「まぜるな、資源。」「もたつく権利」は全国版でも放送されたことがある。

また、テレビ、ラジオ放送以外にも、映画館映画の上映前)やスタジオアルタ等のオーロラビジョン(街頭ビジョン)などで上映される場合もある。

[編集] ロゴ・サウンドロゴ

テレビCMなどで使われるロゴは、1987年まではハートを掛け合わせた、ハートマークの左側にくちばしのような尖った部分があるマークであった。1987年2月期からは「Motter Ombra」というフォントを元にした「AC」という文字のロゴが使われている(一部の放送局ではACに変更以降も一部の鳩マーク時代のCMを流していた[2])。さらに2009年度からは名称変更に伴い「AC」の下に「JAPAN」の文字が加えられている。

ロゴは必ずCMの最後に出るが、このとき白色・無地の背景に改められ、同時に水色のロゴが表示される。2008年度以降のCMはすべてこの色に統一されているが、かつては黒地に白色ロゴのCMも見られていた。他にも背景が黄色、もしくは黒に限りなく近い濃紺である作品、または背景を改めずにロゴが挿入される作品もあった。また、ロゴの上にあるスローガンの表示の有無はかつてはばらつきがあったが、現在は必ず表示されるようになっている(2007年度・2008年度はロゴの表示とスローガンの表示に時間差があった。2007年度は支援キャンペーンの場合スローガンではなく「未来につながる活動を支援しています。」と表示され、かつ30秒以上のバージョンでは、支援キャンペーンであっても「明日のために、いま始めよう。」とスローガンがナレーションで読み上げられた)。2008年度は翌年度からの名称変更に伴う移行期間として、ロゴの下に表示されていた「公共広告機構」の文字が消え「よりよい社会をめざす民間の広告ネットワーク」という表示に変わり、ACロゴが若干大きくなった(但し、日韓共同キャンペーンはロゴマークのみ表示)。2009年度は「よりよい〜」の文字がスローガンに代わってロゴの上に表示され、ロゴの下には「会員社のご支援で活動しています。」という文字が下線付きで表示されている。

また、かつてはフィルムでの製作が主流だったために変更当初から1990年代前期まで以下のようなパターンのロゴがあった。

  • 画面一杯に映るぐらいの特大のもの
  • ロゴに動作をつけて登場させるもの

現在はデジタル編集が多様化されてきたためコンパクトになっている。

CMの最後に流れる「♪AC〜」というサウンドロゴは、ロゴが変更された同時期より導入されている。2009年度の名称変更に伴いサウンドロゴも若干変更されており、現在のものは2代目となる。(初代ロゴを使うラジオCMが今でも存在する。)CMでは最後にロゴが出ると同時に流される。かつてはサウンドロゴの直後(一部のラジオCMでは直前)に「公共広告機構です。」とナレーションが入るCMや、逆にロゴだけが出てサウンドロゴが使用されないCMも存在し、中にはCMの長さや放送されるメディアによってこれらの有無が異なるキャンペーンもあった。なお、例外的に2006年度の『人のココロにタネをまく。』のラジオCMは冒頭と最後に計2回サウンドロゴが流されている。また、ロゴを出す前にサウンドロゴを流したCMも実在していた。2007年度以降、ラジオCMでもサウンドロゴのみになり、サウンドロゴ前後に「公共広告機構です」というナレーションが入らなくなった。また支援キャンペーンのラジオCMでは、最後に「ACはこの活動を支援(応援)しています」「この活動はACが支援しています」等と言うメッセージが添えられるようになった。

[編集] これまでの主な支援団体

現行

かつての支援団体

[編集] 関連項目

[編集] 参考文献

[編集] 脚注

  1. ^ "2009年、ACの組織名称が変わります。" (日本語). 2008年7月4日 閲覧。
  2. ^ 一部にはACロゴに差し替えて放送されたCMも存在した。

[編集] 外部リンク

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