八雲町

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やくもちょう
八雲町
日本の旗 日本
地方 北海道地方
都道府県 北海道 渡島総合振興局
二海郡
団体コード 01346-3
面積 955.98 km²
総人口 17,938
住民基本台帳人口、2014年6月30日)
人口密度 18.8人/km²
隣接自治体 山越郡長万部町茅部郡森町
檜山郡厚沢部町爾志郡乙部町
久遠郡せたな町瀬棚郡今金町
町の木 オンコ
町の花 ヒマワリ
町の鳥 オオワシ
八雲町役場
町長 川代義夫
所在地 049-3192
北海道二海郡八雲町住初町138番地
北緯42度15分21.6秒東経140度15分54.7秒
Yakumo Town Hall.jpg
外部リンク 北海道八雲町

日本地域区画地図補助 01330.svg

八雲町位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

 表示ノート編集履歴 ウィキプロジェクト
八雲町中心部周辺の空中写真。市街地の南に隣接する滑走路は航空自衛隊八雲分屯基地。1976年撮影の8枚を合成作成。
国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

八雲町(やくもちょう)は、北海道渡島総合振興局管内にあるの一つ。 酪農漁業の盛んな町。 木彫り熊発祥の地であり、バター飴の元祖でもある。

八雲」という地名は、素戔嗚尊が詠んだとされる「八雲立つ出雲八重垣妻ごみに八重垣作るその八重垣を」の和歌に因み、当地の開拓を指導した旧尾張藩主の徳川慶勝が自ら命名したものである。慶勝は、明治維新で禄を失い、生活に困窮する旧藩士の生計を確保するために北海道開拓を志し、八雲町に入植した[1]

2005年平成17年)10月1日檜山支庁管内の熊石町と支庁を越えて合併した。新設合併で新町名は八雲町。同時に二海郡が新設された。旧熊石町区域が渡島支庁に編入されたことにより、檜山支庁は二つに分断されることになった。

地理[編集]

渡島支庁管内中部に位置。町東部は噴火湾(太平洋)、西南部は日本海に接する。町域の中央を渡島山地が連なり、温泉地が点在する。両海岸を繋ぐ国道277号雲石峠と呼ばれ、標高は低いながらも道幅が狭く落石の多い交通の難所でもある。なお、同一町内に日本海太平洋を有するのは八雲町が唯一。

  • 山: 遊楽部岳 (1,277 m) 、白水岳 (1,136 m) 、雄鉾岳 (999 m)
  • 河川: 遊楽部川(ゆうらっぷ)、鉛川、野田追川、平田内川、見市川、相沼内川
  • 岬: 立待岬

隣接している自治体[編集]

人口[編集]

Demography01346.svg
八雲町と全国の年齢別人口分布(2005年) 八雲町の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 八雲町
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
八雲町(に該当する地域)の人口の推移
1970年 28,191人
1975年 26,296人
1980年 26,359人
1985年 25,621人
1990年 23,781人
1995年 22,315人
2000年 21,438人
2005年 20,131人
2010年 18,899人
総務省統計局 国勢調査より

沿革[編集]

山地に隔たれた関係上、旧熊石町域と従来の八雲町域は独自の発展を遂げている。よってそれぞれ別々に略歴を掲載する。

八雲町(2004年以前)[編集]

  • 江戸時代 松前藩によってヤムクシナイ場所が開かれていた。
  • 寛政11年 天領となり箱館奉行の所管となる。
  • 享和元年 山越内関所が設けられた。
  • 文化4年 山越諏訪神社が創建された。
  • 文政4年 松前藩領に復した。
  • 文政年間 山越内に円融寺の前身の阿弥陀堂が建立された。
  • 安政2年 再び天領となり南部藩が警固をおこなった。
  • 安政3年 山越内に堂宇が建立され翌年には円融寺となる。
  • 文久元年 山越内関所廃止。
  • 1878年尾張藩徳川慶勝侯が北海道開拓と併せて旧臣授産のため、遊楽部の土地の下付を願い出て、家族持15戸・単身者10名・総人員82名を移住させる。
  • 1879年 山越内村戸長役場と落部村戸長役場が設置される。
  • 1881年 八雲村が設置される。これによって山越内村戸長役場が山越内村外一ヶ村戸長役場となり、八雲村はこの役場の管轄となる。
  • 同年 茅部郡落部村の野田生・由追・沼尻の各地区が山越内村へ編入。[1]
  • 1890年 山越内村外一ヶ村戸長役場が八雲村外一ヵ村戸長役場となる。
  • 1902年 八雲村と山越内村の2村が合併し、2級町村制施行を行い、八雲村とする。
  • 1907年 1級町村制を施行する。
  • 1915年 落部村が2級町村制を施行する。
  • 1919年 町制施行を行う、八雲町
  • 1957年 落部村を合併する。

熊石町(2004年以前)[編集]

  • 1691年 番所が熊石に設置され、当時の和人地最北端となる。(後年、和人地は後志国胆振国山越郡に拡大)
  • 1741年 渡島大島の噴火に伴う津波により、大きな被害を受ける。
  • 1744年 村が再建され、以後ニシン漁が栄える。
  • 文化4年 天領となり松前奉行の所管となる。
  • 文政4年 松前藩領に復す。
  • 安政2年 再び天領となり津軽藩が警固をおこなった。
  • 幕末、熊石で見市温泉が発見される。
  • 1873年 熊石、泊川、相沼に戸長役場が設置される。
  • 1902年 二級町村制施行、熊石村になる。この頃からニシン漁が衰退する。
  • 1960年 人口がピークを迎える(10,049人)
  • 1962年 町制施行、熊石町

八雲町(2005年以降)[編集]

姉妹都市・提携都市[編集]

  • 愛知県小牧市  八雲に入植した尾張徳川家の旧領との縁による(尾張徳川家は小牧に広大な山林を有していた)

経済[編集]

酪農、漁業が盛ん。また航空自衛隊の分屯基地・飛行場も置かれている。

漁業[編集]

  • 黒岩漁港
  • 八雲漁港
  • 山越漁港
  • 落部漁港
  • 熊石漁港
  • 相沼漁港
  • 関内漁港

立地企業[編集]

  • 服部醸造株式会社
  • 日本フードパッカー株式会社道南工場
  • 株式会社ヤクモ飲料
  • インターファーム株式会社道南事業所

農協・漁協[編集]

  • 新函館農業協同組合(JA新はこだて)八雲支店・落部支店
  • 八雲町漁業協同組合
  • 落部漁業協同組合
  • ひやま漁業協同組合熊石支所

郵便局[編集]

  • 八雲郵便局(集配局):市街地・落部・野田生・黒岩地区
  • 熊石郵便局(集配局):熊石町市街地
  • 館平郵便局(集配局):熊石町館平地区
  • 八雲駅前郵便局
  • 八雲宮園郵便局
  • 山越郵便局
  • 落部郵便局
  • 野田生郵便局
  • 黒岩郵便局
  • 関内郵便局

宅配便[編集]

  • ヤマト運輸:函館主管支店
    • 北海道八雲センター
    • 江差かもめ島センター(江差町)
  • 佐川急便:八雲店
  • 日本通運:函館支店自動車営業課(函館市)

公共機関[編集]

警察[編集]

教育[編集]

交通[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

道路[編集]

文化財[編集]

重要文化財(美術工芸品)[編集]

  • 北海道コタン温泉遺跡出土品 - 八雲町郷土資料館蔵

道指定有形文化財[編集]

  • 熊石の山海漁猟供養塔 - 法蔵寺
  • 無量寺寛保津波の碑 - 無量寺
  • 木造地蔵菩薩立像 - 法蔵寺
  • 赤彩注口土器 - 八雲町郷土資料館蔵

八雲町指定文化財[編集]

  • 有形文化財(美術工芸品)12件 - 八雲町郷土資料館など
  • 有形民俗文化財 4件 - 八雲町郷土資料館など
  • 相沼奴 - 相沼奴保存会
  • 山越内関所跡
  • 徳川農場事務所跡
  • 竹内農場事務所跡
  • 梅村庭園 -梅雲亭
  • 御所の松と碑 -落部八幡宮
  • 奇岩雲石

名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事[編集]

出身有名人[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ 徳川義崇講演会「名古屋開府400年-曽祖父徳川義親の足跡をたどって」談

関連項目[編集]

外部リンク[編集]