八阪神社 (日田市)

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八阪神社
所在地 大分県日田市豆田町201
位置 北緯33度19分45.2秒 東経130度56分06.6秒 / 北緯33.329222度 東経130.935167度 / 33.329222; 130.935167
主祭神 素盞嗚命
社格 旧村社
創建 宝永年間(1704年 - 1710年)カ
別名 豆田八阪神社
例祭 7月14日・15日
主な神事 祇園祭(7月20日すぎの土・日曜日)
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八阪神社(やさかじんじゃ)は、大分県日田市豆田町に鎮座する祇園神社。同市隈町八坂神社を「隈八坂神社」とも呼ぶのに対して、豆田八阪神社とも呼ぶ。祭神は素盞嗚命他1柱を祀る。

隈八坂神社、竹田若宮神社(竹田地区・若宮町)との3社で日田祇園祭が行なわれる。

由緒[編集]

1772年明和9年)7月20日の豆田の大火に類焼して縁起や古記録を失ったため、詳細な由来は不明。この地域で古くから信仰されていた社が、宝永年間(1704年 - 1710年)に現在地に遷座したものと考えられている。1864年(元治元年)に描かれた広瀬本豆田町古絵図には「山本院」に付属して「祇園社」とある。

1714年正徳4年)に山鉾の奉納を始め、これにより隈八坂神社および竹田若八幡宮との3社による日田祇園祭の原型が整った。現在の曳山行事は、当神社と中城お旅所の間を概ね環状に巡行している。

1873年明治6年)に村社に列した。

祭祀[編集]

例祭は7月14、15日の両日。7月20日過ぎの土、日曜日には隈八坂、若宮両神社と合同の日田祇園会および曳山行事を行う。曳山行事は、「日田祇園の曳山行事」として国の重要無形民俗文化財に指定されるとともに、「山・鉾・屋台行事」のひとつとしてユネスコ無形文化遺産に選定されている。

境内社[編集]

稲荷社(大宮売神保食神猿田彦神)、天満社(菅原道真公)、月読社(月読神)がある。