偽装セキュリティツール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索

偽装セキュリティツールとは、セキュリティソフトを装ったマルウェアの一種である。セキュリティソフトとしての機能がないにもかかわらず、コンピュータウイルスなどの脅威があると偽り、ソフトウェアの代金を要求するといった動作を行う。

概要[編集]

ユーザーから金銭をだまし取ることを目的とした詐欺に用いられる。セキュリティ検知機能がないのにもかかわらず、「エラーが見つかりました」などの広告を表示し、ソフトウェアをダウンロードさせるといった手口が使われる。しかし、実際はそういったソフトに問題を解決する能力はなく、正規版の購入が必要などとして金銭を要求されることになる。これらのソフトウェアの広告は、YouTubeのような著名なサイトでも表示されたことがあり[1]インターネット広告企業が外部から攻撃を受け、この種のマルウェアを拡散させてしまうケースもある[2]

ユーザーに虚偽の情報を与えてセキュリティ上の恐怖をあおり、商品を購入させるものは「脅えさせる」という意の英語”スケア(scare)”と”ソフトウェア”を組み合わせた造語「スケアウェア」に該当する[3]。また、誤った情報を通知するソフトという意で「ミスリーディングアプリケーション」とも呼ばれる[4]。また、ソフトの販売自体が詐欺であるため「詐欺的セキュリティソフト」とも呼ばれる[5]

被害を防ぐためには、リスクをあおる広告を信用しないことが必要になる[4]。日本語の表現が不自然であるために判別できることもある[5]

主なソフトウェア[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 増田覚 (2006年10月18日). “YouTube上にも登場、詐欺的セキュリティソフトへ誘導するバナー広告”. Impress Watch. 2011年8月20日閲覧。
  2. ^ a b 偽セキュリティソフト「Security Tool」感染爆発、原因はマイクロアドの広告配信サーバへの攻撃”. GIGAZINE (2010年9月27日). 2011年8月20日閲覧。
  3. ^ 用語解説辞典”. NTTPCコミュニケーションズ. 2011年8月20日閲覧。
  4. ^ a b PC世界のリフォーム詐欺、「ミスリーディングアプリ」って何だ?”. ITmedia (2007年1月11日). 2011年8月20日閲覧。
  5. ^ a b 詐欺的セキュリティソフト とは”. コトバンク. 2011年8月20日閲覧。

関連項目[編集]