倒木更新

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倒木更新後の樹木。礎となった倒木は朽ちて無くなり、空洞ができる(屋久島 黒味岳・2012年3月)

倒木更新(とうぼくこうしん)は、寿命や天災伐採などによって倒れた古木を礎にして、新たな世代の木が育つこと。

概要[編集]

主に、エゾマツトドマツスギなどの針葉樹林に多くみられるが、ブナなどでもみられる。

すでに周囲に多数の樹木が生育している森林の地面上では、などの下草などにより針葉樹の新芽は太陽光を浴びられず、うまく生育ができないことが多い。また暗色雪腐病菌に侵されて死滅してしまうことも多い。 しかし、倒木の上に芽を出すことによって下草などによる日照不足を緩和でき、また倒木自身が養分の供給元となり、その表面に生えたコケが湿度を保つ。そのため養水分の供給といった面でも有利に働く。

そして、養分としての役割を終えた古木は朽ちてなくなり、あとには「根上がり」という、その礎とした木の形に地面から浮き上がった根が残る。

倒木更新を起こす代表的な樹木[編集]

倒木更新の代表例[編集]

外部リンク[編集]