俺の屍を越えてゆけ
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| ジャンル | ロールプレイング |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション |
| 開発元 | アルファ・システム |
| 発売元 | ソニー・コンピュータエンタテインメント |
| 人数 | 1人 |
| メディア | CD-ROM |
| 発売日 | 1999年6月18日 2000年7月7日(Best) 2004年10月28日(Books) |
| 価格 | 5800円 2800円(PlayStation the Best) 1800円(PS one Books) |
| 対象年齢 | CERO:B |
| コンテンツ アイコン |
暴力 |
『俺の屍を越えてゆけ』(おれのしかばねをこえてゆけ)は、1999年にソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたプレイステーション用ロールプレイングゲームである。通称『俺屍(オレシカ)』。ゲームデザインは桝田省治、開発はアルファ・システム。
平安時代の日本をベースとした独特の世界観やキャラクター、健康度に代表される独特のゲームシステムで知られる。
2007年2月22日からはゲームアーカイブスでダウンロード販売(当初はPSPのみ対応、4月26日よりプレイステーション3に追加対応)されている。
目次 |
[編集] ストーリー
平安時代、京の都は朱点童子[1]を頭目とする鬼たちの襲撃によって壊滅寸前に追い込まれた。事態を重く見た帝は勇士達を集め、朱点童子の住む大江山へと討伐に向かわせるが、朱点童子に指一本触れることなく、ことごとく戦死した。
そうした中、お輪と源太という一組の夫婦が朱点童子の居城・朱点閣へと迫っていった。2人は奮闘するも、源太は朱点の罠にかかって討ち死にし、お輪も幼子をタテに捕らわれてしまう。
さらに朱点童子は一人残された幼子に2つの呪いをかける。1つは生後わずか1年半から2年以内に死亡する短命の呪いであり、もう1つは人と交わり、子を生すことができない種絶の呪いである。
一方で、地上の様子を憂いていた神々がこの一部始終を見て、呪いをかけられた源太とお輪の子供に力を貸すことを決めていた。
神々によって助けられた源太とお輪の子は天界から派遣された、イツ花のサポートを受けつつ、神との間に子を生すことになる。そして、その一族は朱点童子打倒の悲願を達成するまで戦い続ける。
[編集] 概要
このゲームはまず前述の源太とお輪の子(初代当主)に名前を付け、天の声の言うままに最下層の神様と子供を作ることから始まる。
その後は好きな迷宮に行き、雑魚敵を倒すことで奉納点を手に入れ、(より多くの奉納点を必要とする)より強い神様と契ることで、いつかは父の敵(かたき)朱点童子を倒し、一族にかけられた呪いを解こうというもの。1代や2代では目に見えて強くはならないが、累々と代を重ねてゆく事で徐々にではあるが、しかし確実に強くなっていくそのシステムから、ゲームアナリストの平林久和などは競走馬育成シミュレーションゲームの『ダービースタリオン』シリーズとの類似性を指摘している。また、とりわけインターネット上では本作を端的に形容する表現として『人間ダビスタ』という言葉が使用される事も珍しくない。
一見して非常に自由に見えるが、一族は短命の呪いゆえに長くて2年しか生きられないという絶対的な縛りがある。この時間の縛りは同じく桝田省治の『リンダキューブ』、『我が竜を見よ』、『勇者死す。』などに通じるところがある。
[編集] 登場人物
- 主人公一族
- 朱点童子と戦い敗れた、源太とお輪の血を引く一族。
- 名前などは(姓3文字、名3文字の計6文字の範囲内で)自由に設定できる[2][3]。
- イツ花(イツか)(声:吉田古奈美)
- 天界から一族をサポートするために遣わされた少女。性格は大雑把で、本人曰く「風邪を引かないだけが唯一のとりえ」。お使いから町内会・近所づきあい、さらには一族の子供が初めて身に着ける武器防具の製作まで行うスーパーメイド。名前の由来は「いつかきっと」。
- 黄川人(きつと)(声:高山みなみ)
- 自称、天界からの使いっ走り。赤毛の美しい容姿をした少年。天性陽気な性格をしているが皮肉屋であり、辛辣な発言が目立つ。一族の討伐を案内してくれ、ゲーム序盤は戦闘上の心得や迷宮の背景を教えてくれる。後半以降は物語の重要なエピソードを話してくれる。また、過去に姉がいたと、本人は語る。名前の由来はイツ花と同じ。
- 源太(げんた)(声:屋良有作)
- 一族の初代当主の父親。朱点童子に殺害された後も当主ノ指輪に宿り、一族を見守る。
- お輪(おりん)(声:小山茉美)
- 一族の初代当主の母親。朱点童子によって捕われの身に。
- 朱点童子(しゅてんどうじ)[1](声:堀内賢雄)
- 大江山に本拠地を持つ、鬼の総首領。怒りや恨みを持って死んだ動物や人、あるいは物を鬼へと変え、世界に災いをもたらすようになる。
- 若い娘(声:根谷美智子)
- 正体は朱点童子。騙し討ちで源太を刺殺する。
- 雷電五郎(ライデン ゴロウ)/太刀風五郎(タチカゼ ゴロウ)
- 天界の神。寒さに苦しんでいた下界の人間に禁じられていたものの、火と風の操り方を教える。人間が火と風を争いの道具にするようになり、絶望している。
- 大江ノ捨丸(オオエノステマル)
- 大江山討伐隊の一人。片羽のお業を捕らえた張本人。
- 敦賀ノ真名姫(ツルガノマナヒメ)
- 人魚の姿をした神。度々下界に人魚の姿で現れていた。人魚の肉は不老不死の効果があるという迷信で猟師に捕らえられ肉を削り取られ、意味がないと発覚した後も同じような痛手に遭い続けた事から人間に恨みを持つ様になる。
- 九尾吊りお紺(クビツリオコン)(声:ならはしみき)
- 鳥居千万宮の主。元は普通の人間。ある赤子を拾った影響で、買った宝くじが次々と当たり幸せを築くも、夫に金を持って蒸発されて絶望し、首吊り自殺を遂げる。
- 赤猫お夏(アカネコオナツ)
- 神の一人。昼子とは犬猿の仲で衝突を繰り広げていた。天界で火事を起こした事が原因で昼子に天界を追放された。なお、「赤猫」は放火の隠語。
- 祟良親王(アガラシンノウ)
- 鎮魂墓の主。生前は帝の実弟。人格者で人望も厚かったが、兄の恨みを買い、無実の罪で殺害された。鎮魂墓に祀られるも、その恨みの深さ故に意味を成さなかった。
- 片羽のお業(カタハノオゴウ)
- 天女。下界の男に恋をして夫婦となるが……。オープニングで語られる天女とは彼女の事である。
- 氷ノ皇子(コオリノオウジ)(声:森川智之)
- 天界屈指の実力者である男神。
- 太照天昼子(タイショウテン ヒルコ)(声:吉田古奈美)
- 天界の女神。物語序盤で主人公に事のあらましを語った。イツ花をサポート役として派遣した張本人。
- ナレーション(声:屋良有作)
[編集] 用語
[編集] 一族と天界に関わる用語
- 短命の呪い
- 朱点童子が一族にかけた2つの呪いの1つ。急速に成長する反面、生後1年半から2年程度で寿命を迎える。
- 種絶の呪い
- 2つの呪いの1つ。人と交わり、子供を作ることができなくなる。ただし、神との間には子供を作ることが可能であるため、一族は交神の儀を執り行うことで、その血を残すことになる。
- 当主
- 「源太とお輪の子供」が初代当主。それ以降は、当主が死ぬたびに存命中の一族の誰かに2代目当主、3代目当主、……と引き継がれていく。当主が死んだ時に引き継がせる相手がいない場合はそこでゲームオーバーとなる。
- 2代目以降の当主に指名された者は、初代当主の名前を代々襲名していき、当主の座を次代に譲るまで(つまり死ぬまで)この名で扱われることになる(ただし、一族史などの過去の記録においては存命中でも元の名前のまま)。
- 交神の儀
- 一族の者と神とが交わり、子を生す儀式。交神ができるのは生後8ヶ月(元服)以降。交神の儀を執り行うと強制的に1ヶ月が経過する。
- なお、新しい子が誕生するのは交神の儀から2ヶ月後である。ただし月をまたいで討伐を続行した場合は、帰京した月の誕生となる。
- 神
- このゲームにおける神とは、不老不死の方法を見つけたことにより、地上を去っていった者たちのことである。最初は108柱の神がいるが、しかしその中には、朱点童子の呪いによって鬼に姿を変えられている者も多い(解放されていない神は「行方不明」と表示される)。一族の中で優れた人物が氏神として登録されることもある。
- 朱の首輪
- 朱点童子の呪いによって鬼に姿を変えられてしまった神は、戦闘で朱の首輪を奪えば解放することができる。ただし、呪いは神ごとにすべて異なり、それを解く「条件」を満たさない限り、決して朱の首輪を奪うことはできない。
[編集] 戦闘に関わる用語
- 術
- 通常のRPGにおける「魔法」と同じ。術の名称は、神の名にちなむものが多い。このゲームでは、攻撃力アップや回避率アップなどの補助系の術の重ね掛けが威力を発揮する。
- 奥義
- 己の健康度と引き換えに、強力な攻撃をすることができる。奥義は職業によって異なる(各職業に4種類ずつ存在する)。また、奥義の名称には編み出した者の名前が付く(ただし、その時点での「当主」が奥義を編み出した場合は、「初代当主」の名前が付いてしまう)。
- 属性付き装備品
- 火水風土いずれかの属性が付いた武器で攻撃をした場合、その属性の技が敵のそれより勝っていれば、与えるダメージが1.5倍~2倍になる。また、他にも福属性、呪属性の付いた装備品もある(福と呪の効果は装備品によって異なる)。
- 戦利品スロット
- 戦闘開始直後に画面下部に表示されるスロット。敵が持っているお宝(お金やアイテム)を表す(未入手のアイテムは黄色い文字で表示)。3つのスロットが止まって表示されたものが、敵の大将を倒したときに得られる戦利品となる(★印はハズレ)。目押しは不可。
- なお、同じ戦利品が3つ揃うと戦勝点が2倍に、★印が3つ揃うと戦勝点が3倍になる。
- 熱狂の赤い火
- 迷宮内で、討伐の残り時間を示す「青い火」の中に、稀に「赤い火」が混ざっていることがあり、これを熱狂の赤い火と呼ぶ。この時間帯に限り、戦利品スロットの確率が逆転する。すなわち、入手しにくいアイテムを入手する絶好のチャンスとなる。
- 隊長
- 出撃隊(最大4名)の中に当主が含まれている場合は当主が隊長となる。当主が含まれない場合は出撃隊の中から誰かを隊長に任命しなければならない。
- 戦闘中に隊長の体力が0になった場合、他のメンバーがどれほど元気であったとしてもその戦闘はこちらの負けとなり、出撃隊は強制的に京へ帰還させられる。
- 大将
- 一族の出撃隊に隊長がいるのと同様、敵グループには大将がいる。大将を倒せば、他に敵が残っていたとしてもその戦闘はこちらの勝ちとなり、戦闘終了となる。
- 大将は、戦局が不利になるとすぐ逃亡してしまう(その場合は、残った敵をすべて倒すことで勝ちとなる)。大将が逃亡する際にはスロットに出た戦利品を必ず持って行ってしまうので、入手したいアイテムがスロットに出た場合は大将を逃がさないように戦術を工夫する必要がある。
- 戦勝点
- 通常のRPGにおける経験値と同じ。
- 奉納点
- 戦闘に勝利したときに戦勝点とともに得られる。よい遺伝情報を持つ神と交神するためには、それだけ多くの奉納点を必要とする(氏神の奉納点は、同程度の遺伝情報を持つ他の神々と比べやや低めに設定される)。
[編集] パラメータ
[編集] 能力・素質・遺伝情報のパラメータ
ここでは、心技体と火・水・風・土を組み合わせた計12種類のパラメータの意味と、そしてこれらのパラメータに対する「能力」と「素質」と「遺伝情報」の違いを説明する。
- 心のパラメータ
- 心の火 …… この値が高いと攻撃的な作戦を好む。忠誠心の上下幅が大きい。
- 心の水 …… この値が高いと体力回復を優先する。家出しにくい。
- 心の風 …… この値が高いと敵の弱点を突きたがる。家出する条件が浅く広い。
- 心の土 …… この値が高いと防御を重視する。家出しにくい。
- 技のパラメータ
- 技の火 …… 火属性の術の威力に関係する。
- 技の水 …… 水属性の術の威力に関係する。
- 技の風 …… 風属性の術の威力と、術の成功率に関係する。
- 技の土 …… 土属性の術の威力と、術に対する抵抗力に関係する。
- 体のパラメータ
- 体の火 …… 物理攻撃の攻撃力に関係する。
- 体の水 …… 体力の最大値に関係する。
- 体の風 …… 敏速性、命中率、回避率に関係する。
- 体の土 …… 物理攻撃に対する防御力に関係する。
- 能力
- 上記12種類のパラメータの「現在の強さ」。レベルアップ時に上昇するほか、アイテム(各種強壮薬など)の服用や装備品によって上昇させることも可能。さらには、戦闘中に術を唱えることで味方のパラメータを一時的に上昇させること(および敵のパラメータを一時的に減少させること)も可能。
- 素質
- 上記12種類のパラメータの、「能力の伸びやすさ」の目安となる値。すなわち、素質が高いほどレベルアップ時に能力が伸びやすい。
- 素質は親の遺伝情報に左右される(詳細は遺伝情報の項を参照)。また、素質は生まれるときに決まり、生涯変化しない。
- 各キャラの素質は、メニュー画面からいつでも「棒グラフ」で見ることができる(数値として見ることはできない)。
- なお、取扱説明書では「(素質は)各パラメータの『成長予想』くらいな感じで理解してください」という大雑把な説明がなされている(P50)。
- 遺伝情報
- 上記12種類のパラメータそれぞれについて、「母の母の遺伝情報」と「母の父の遺伝情報」のうちの一方が「母系遺伝情報」として、また「父の母の遺伝情報」と「父の父の遺伝情報」のうちの一方が「父系遺伝情報」として、子供の血の中に引き継がれる。
- 各パラメータとも、「母系遺伝情報」と「父系遺伝情報」の一方のみが、その子供の素質として現れる。逆に言えば、他方は素質としては現れず、血の中に眠っている。そのため、仮に両親の遺伝情報の割に子供の素質が低かったとしても、さらにその子供(つまり孫)には祖父母の遺伝情報による高い素質が現れることもありうる(いわゆる隔世遺伝)。
- なお、各キャラの持つ遺伝情報は、交神の儀の直後に数秒間表示される棒グラフでしか見ることができない。
[編集] その他のパラメータ
以下のパラメータは、「健康度」と「忠誠心」以外は他のRPGでも馴染み深いものばかりであるが、特に「健康度」はこのゲームを特徴づけるパラメータとして重要な意味を持つので、正しく理解しておく必要がある。
- 攻撃力
- 「体の火」と武器の強さによって決まる(ただし「健康度」の影響も受ける)。
- 防御力
- 「体の土」と防具の強さによって決まる(ただし「健康度」の影響も受ける)。
- 敏速力
- 「体の風」と装備品によって決まる(ただし「健康度」の影響も受ける)。
- 体力
- 通常のRPGにおける「HP」と同じ。最大体力の値は「体の水」の値に等しい(ただし「健康度」の影響も受ける)。
- 戦闘で攻撃を受けたときはもちろん、迷宮内を走るだけでも減る。アイテムや術で回復が可能。
- 京に帰れば最大体力まで回復するが、健康度によっては最大体力そのものが減るので注意が必要である。
- 技力
- 通常のRPGにおける「MP」と同じ。術を使うたびに減る。アイテムで回復が可能。
- 京に帰れば最大技力まで回復する。
- 健康度
- このゲームを特徴づけるパラメータの1つ。
- 健康度は通常100であるが、奥義を用いたり、体力を消耗させたまま(目安は最大体力の7割以下)回復せずに行動を続けると減少していく。また、寿命が近づくと急激に減少する。
- 健康度が低下すると、それと連動して翌月の攻撃力・防御力・敏速力・最大体力も低下する。また、健康度が極端に低くなると、天寿を全うすることなく死亡することもある。したがって、このゲームでは体力をこまめに回復し、健康度をなるべく減らさないように努めることが何よりも重要となる。
- 健康度は京に帰ればある程度回復する(若いほど大幅に回復する)が、自宅で休養したり、漢方薬の服用やアイテムの使用によってさらに回復できる(ただし、健康度を回復しても寿命が延ばせるわけではない)。
- 忠誠心
- 忠誠心は通常100であるが、「提案した戦術がことごとく隊長に無視される」、「健康度が万全なのに討伐に参加させてもらえない」などの理由で少しずつ減少していく(ただし後者はある程度の年齢になると気にしなくなる)。忠誠心が低いキャラは、なけなしのお金やアイテムをごっそり持って突然家出することがある(そして家出したキャラは二度と戻ってこない)。したがって、忠誠心が低くなった場合には、「出撃隊の隊長に任命する」、「提案した戦術を採用する」、「交神する」、「名品珍品を授与する」などで忠誠心を上げるよう努めた方がよい。
[編集] 職業
新たな子供が誕生したとき、名前と共に職業も決定しなければならない。一度決めた職業は変更できない。
最初から選択できる職業は剣士、薙刀士、弓使いの3種類しかないが、指南書と呼ばれるアイテムを入手することで、最大8種まで種類を増やすことができる。以下、職業の種類と特徴について解説する(なお、初代当主とその第一子の職業はそれぞれ剣士、薙刀士に固定されている)。
- 剣士
- 最初から選択できる。武器は刀。
- 攻撃力・防御力共に高く、安定した力を見せる。ただし、攻撃できるのは奥義や術を使わない限り、前列の一体だけで、また攻撃するためには自らも前列に立たなければならない。
- 薙刀士
- 最初から選択できる。武器は薙刀。
- 攻撃力は中の上程度だが、攻撃範囲が広いため使いやすい(防御力は高め)。薙刀という武器の特質上、女性専用の武器が多い。
- 弓使い
- 最初から選択できる[4]。武器は弓。
- 攻撃力は高いが、防御力がやや低い。敵単体しか攻撃できないものの、どの敵も攻撃できるため、最初から敵の大将を狙い撃ちするような戦い方もできる。飛び道具を使うため、前列でも後列でも戦えるが、防御力の関係から後列に配置するのが基本である。
- 槍使い
- 槍の指南を入手することで選択できる。武器は槍。
- 攻撃力・防御力共に高い上に、前列から攻撃すれば、敵を貫通して、後列の敵にもダメージを与えられる。奥義が使い難い。
- 拳法家
- 拳の指南を入手することで選択できるようになる。武器は拳爪。
- 攻撃力・守備力共に平凡。ただし、回避率が高く、攻撃面でも連続攻撃を繰り出すことがある。また、全職業の中で最も素早く、高い確率で先手を取ることができる。
- 壊し屋
- 槌の指南を入手すると選択できる。武器は鎚。
- 攻撃力・守備力共に最高であるが、素早さや術の力は最低という極端なステータスを持つ。迷宮のボスクラス以外の敵ならばほぼ一撃で倒せるが、命中率に難があるため、肝心なところで攻撃が当たらないことも珍しくない。
- 大筒士
- 筒の指南を手に入れると選択できる。武器は単発銃と散弾銃。
- 単発銃は敵単体に弓と同等の攻撃力を発揮する。一方、散弾銃は攻撃力こそ低いものの、前列ならばすべての敵に、後列ならば敵前列にダメージが与えられる。欠点は防御力が最低クラスであることと予備の大筒を盗まれるリスクがあることである。
- 踊り屋
- 扇の指南を入手すると選択できる(指南書の中で最も入手困難)。武器は扇。
- 攻撃力は最低だが、敵の前列もしくは後列全員を攻撃できる。守備力も低いが、専用防具が多いため、大筒士よりは高い。特徴としては術の威力が高く、術の習得スピードも抜きん出ている。また、拳法家に次ぐ素早さも持つ。
[編集] 迷宮とボスキャラ
ここでは、討伐に行くことができる迷宮、およびそこにいるボスキャラを紹介する。最初から全ての迷宮に行くことはできず、最初からいける迷宮でもゲームを進めないと行けないエリアがあり、出現しないボスもいる。
- ボスキャラ名の後ろの★印は、朱の首輪を奪うことによって神として解放されることを表す。
- 鳥居千万宮
- 元々は多くの人々の信仰を集めた霊験あらたかな神社だったが、ある事件を契機に寂れ、鬼の住処となる。イツ花曰く、「土と火の属性が高い鬼や妖怪がやや多い」。
- 無限鳥居一~万 → 暗黒大鳥居 → 拝殿 → 大玉殿 → 孤美姫の間 → 未の印
- ボス稲荷ノ狐次郎(★) …… 暗黒大鳥居
- ボス九尾吊りお紺(★) …… 孤美姫(こびき)の間 ※「狐美姫」ではない
- ボス三ッ髪 …… 未の印
- 相翼院
- 子供の身代わりに殺された天女を祀る寺院。イツ花曰く、「水と風の属性が高い鬼や妖怪がやや多い」。
- 片翼の水鏡 → キサの庭 → 天女の小宮 → 奥の院 → 鬼子母の間 → 不の印
- ボス歓喜の舞(4匹) …… キサの庭
- ボス片羽ノお業(★) …… 鬼子母の間
- ボス二ッ髪 …… 不の印
- 九重楼
- 人間に火と風の御し方を伝えた罰として2柱の神が幽閉されている場所。イツ花曰く、「階層ごとにさまざまな鬼や妖怪がいるので総合的な力が問われる」。
- 四年坂~六年坂 → 七天門 → 八起苑 → 九重楼 → 風雷の間 → 無の印
- ボス七転斎八起(★) …… 八起苑
- ボス太刀風五郎&雷電五郎(★) …… 風雷の間
- ボス六ッ髪 …… 無の印
- 白骨城
- 朱点童子が、大江山で斃れたものたちの骨で作った城。6月~8月だけ姿を見せる。イツ花曰く、「ジワジワ効いてくるいやらしい術を使う鬼や妖怪が多い」。
- 夢残ヶ原 → 1~5ノ丸 → アシゲの祭壇 → 6~11ノ丸 → テウチの祭壇 → 12~17ノ丸 → 英霊の間 → 死の印
- ボス恨み足 …… アシゲの祭壇
- ボス右カイナ&左カイナ …… テウチの祭壇
- ボス大江ノ捨丸(★) …… 英霊の間
- ボス四ッ髪 …… 死の印
- 大江山
- 鬼たちの最大拠点。11月~12月のみ入ることができる。また、ゲーム後半では入れなくなる。イツ花曰く、「ここに巣くう鬼や妖怪は他の迷宮に比べてケタ違いに強い」。
- 1合目~終合目 → 仁王門 → 朱雀大路 → 朱点閣去る橋 → 朱点閣
- ボス太り仁王&痩せ仁王 …… 仁王門
- ボス石猿田衛門(★) …… 朱点閣去る橋 ※石猿田衛門は鬼朱点を打倒しても解放される
- ボス鬼朱点 …… 朱点閣
- 親王鎮魂墓
- 100年前の帝が自分の弟を無実の罪で生き埋めの刑に処した後、弟の祟りを鎮めるために造られた巨大な墓。イツ花曰く、「ここの鬼や妖怪は総じて土の属性が高いので術が効きにくい」。
- 1階 → 地下1階 → 地下2階 → 四面の階段 → 地下3階 → 封の間 → 金色館 → 鎮魂の間 → 奈の印
- ボス土偶器(4体) …… 四面の階段
- ボスアガラ封印像 …… 封の間
- ボス崇良親王(★) …… 鎮魂の間
- ボス七ッ髪 …… 奈の印
- 紅蓮の祠
- 天界から追放された、火遊び好きの化け猫の棲家。イツ花曰く、「火を操る鬼や妖怪が多い」。
- 1ノ宴~7ノ宴 → 炎舞廊 → 8ノ宴~11ノ宴 → 炎歌廊 → 12ノ宴~14ノ宴 → 赤年の間 → 非の印
- ボス鳴神小太郎(★) …… 炎舞廊
- ボス赤猫お夏(★) …… 赤年の間
- ボス一ッ髪 …… 非の印
- 忘我流水道
- ある高位の神によって造られた都の上水道。イツ花曰く、「鬼や妖怪は水の属性が強い」。
- 大疎水下流~上流 → 人魚の瀑布 → 永久氷室地下1階~地下3階 → 冷泉の間 → 逸の印
- ボス敦賀ノ真名姫(★) …… 人魚の瀑布
- ボス氷ノ皇子(★) …… 冷泉の間
- ボス五ッ髪 …… 逸の印
- 地獄巡り
- 朱点童子の七本の「髪」を集めることで入ることができる最終ダンジョン。
- 黄泉坂 → 賽の河原 → 三途の川 → 血の池地獄 or 氷雪針地獄 → 亡者砂漠 → 修羅の塔1界~終界
- ボス脱衣婆[5]&三途の渡し …… 賽の河原
- ボス大八手(★) …… 血の池地獄 ※解放後の神の名は「八手ノお墨」
- ボス大百足(★) …… 氷雪針地獄 ※解放後の神の名は「百足お銀」
- ボス朱点童子&八つ髪 …… 修羅の塔
- ボス阿修羅 …… 修羅の塔
[編集] 関連商品
- CD『「俺の屍を越えてゆけ」オリジナル・サウンドトラック』[6]
- SME・ビジュアルワークス 発売
- 1999年7月23日
- 2233円(税別)
- 攻略本『俺の屍を越えてゆけ公式指南書~ソノ血、絶ヤサヌ為ニ~』[7]
- ファミ通書籍編集部 編
- エンターブレイン 発行
- 2000年6月
- 1400円(税別)
- 小説『俺の屍を越えてゆけ~呪われし姉弟の輪舞(ロンド)~』[8]
- 海法紀光 著
- エンターブレイン 発行
- 2003年2月
- 640円(税別)
[編集] 脚注
- ^ a b このゲームでは「酒呑童子」ではなく「朱点童子」である。
- ^ 名前の入力には「常用漢字」および「(1999年当時の)人名用漢字」までサポートされているため、1999年に戸籍に登録することができた3文字以内の姓および名ならば(異体字を除き)正確に漢字で入力することが可能である。また、入力の際には「読み」「画数」「字形」など多彩な方法で漢字を検索することができる。
- ^ ゲームデザイナーの桝田省治は、初代当主には自分の本名を付け、生年月日も正確に入力することを推奨している(その理由はエンディングで明らかになる)。ただし、結婚などを機に姓が変わった人は、現在の姓よりも旧姓(生まれたときの姓)を入力した方がよい。
- ^ 職業「弓使い」を最初から選択できるのは、プロローグで源太とお輪が石猿田衛門から弓の指南を奪ったため。
- ^ このゲームでは「奪衣婆」ではなく「脱衣婆」である。
- ^ CD『「俺の屍を越えてゆけ」オリジナル・サウンドトラック』では、24曲目の曲名が「血の池地獄」、26曲目の曲名が「ヲロチ」となっているが、ゲーム内では24曲目は髪とのバトルの最中に流れるBGMであり、また26曲目は血の池地獄で流れるBGMである。サウンドトラック作成時に、なんらかの手違いで曲名が入れ替わってしまった可能性が高い。
- ^ 攻略本『俺の屍を越えてゆけ公式指南書~ソノ血、絶ヤサヌ為ニ~』は神の解放条件の伏字が多く、攻略本としては不十分との声もある。しかし本編だけでは知りえることができない、緻密な世界設定とストーリーの詳細を読み解くことができる。
- ^ 小説『俺の屍を越えてゆけ~呪われし姉弟の輪舞(ロンド)~』は、プレイヤーが操る「一族」が現れる前の物語。ゲーム中でははっきりと語られないイツ花と黄川人、および神々について描かれている。ゲームデザイナーの桝田省治はこの小説のあとがき対談にて「もう、今となっては、最初にどこまでボクが設定していて、どこから海法さんが具体化したのかも、わからないくらい(笑)」とコメントしている。なお、朱点打倒を悲願に掲げる一族については「別の時、別の物語である」となっている。
[編集] 余談
- 「短命の呪いゆえに長くて2年しか生きられない」という設定だが、「健康度が0でなければ討伐を続行できる」というゲームの仕様を利用して無理やり20~30歳程度まで生かし続けることも可能である。なお、健康度が0に近づくとキャラクターのパラメータが極度に低くなるためにおよそ戦闘に堪えられなくなり、ゲーム攻略面でのメリットはほとんどない。また、一族滅亡(ゲームオーバー)につながる危険性も高い。
- ゲーム中の日付は西暦だが、生年月日の入力は和暦(昭和または平成)で行う(その理由は、「40代以上には生年月日を即座に西暦で思い出せない方がときどきいるため」。また、明治と大正に対応していないのは「さすがに75歳以上で俺屍はやらんでしょう」という判断から。以上、吉瀬さん「俺の屍を越えてゆけ」テストプレイ報告 より)。ちなみに、昭和は1年1月1日から64年1月7日まで、平成は1年1月8日から99年12月31日まで入力可能。また、閏年でない年の2月29日は入力できない。

