俺の妹がこんなに可愛いわけがない
| 俺の妹がこんなに可愛いわけがない | |||
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| ジャンル | ラブコメディ[1][出典無効]、ホームコメディ[2][3]、おたく | ||
| 小説 | |||
| 著者 | 伏見つかさ | ||
| イラスト | かんざきひろ | ||
| 出版社 | アスキー・メディアワークス | ||
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| レーベル | 電撃文庫 | ||
| 刊行期間 | 2008年8月10日 - | ||
| 巻数 | 既刊9巻(2011年9月現在) | ||
| 漫画 | |||
| 原作・原案など | 伏見つかさ | ||
| 作画 | いけださくら | ||
| 出版社 | アスキー・メディアワークス | ||
| 掲載誌 | 電撃G's magazine | ||
| レーベル | 電撃コミックス | ||
| 発表号 | 2009年3月号 - | ||
| 巻数 | 既刊4巻(2011年4月現在) | ||
| ドラマCD | |||
| 制作 | アスキー・メディアワークス | ||
| 脚本 | 東海林直樹 | ||
| 販売元 | アスキー・メディアワークス | ||
| 発売日 | 2010年3月31日 | ||
| 販売価格 | 3,150円 | ||
| レイティング | 指定なし | ||
| 話数 | 全3話 | ||
| 枚数 | 1枚(2枚組) | ||
| ■テンプレート使用方法 ■ノート | |||
| ウィキプロジェクト | ライトノベル・漫画 | ||
| ポータル | 文学・漫画 | ||
『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(おれのいもうとがこんなにかわいいわけがない)とは、伏見つかさによる日本のライトノベル。イラストはかんざきひろが担当している。電撃文庫(アスキー・メディアワークス)より、2008年8月から既刊9巻(2011年9月現在)が刊行されているほか、本作を原作とする漫画、ドラマCD、アニメ、ゲームなどのメディアミックス展開が行われている。
公式な略称は『俺の妹』[4][5]。『俺妹』(おれいも)と略されることもある[6][注 1]。
目次 |
[編集] 概要
垢抜けていて勝ち気な妹が隠し続けてきた「実は隠れオタク」という秘密を知ってしまったことから、不仲だった妹に振り回されることになった兄の奮闘を描くコメディー作品。若年層向け作品の表現範囲内ではあるものの、妹が愛好する「妹萌え」の男性向けアダルトゲームを物語の軸としながら、反りの合わない兄妹の関係性の変化を描いていくという構造のホームコメディになっている[7]。
企画時は決して大ヒットを狙った作品ではなく[8]、著者である伏見つかさはこれが人生で最後に出版する作品になる覚悟で書いたと述べており[8][9]、実際に発売前は電撃文庫での扱いも小さかったというが[10]、発売後間もなく、作中においてヒロインである妹がおたく趣味に関する情報を集めるのに常用しているのが、実在の個人ニュースサイトであるという設定が話題になり(詳細は「#ウェブサイトとの連動」を参照)、インターネット上では大きな反響があった[4][8][11][12]。アニメ化が発表された2010年5月時点ではシリーズ累計で公称120万部[12]、2010年12月時点で280万部[13]を売り上げる人気作品となっている。
本作を原作とするメディアミックス展開として、いけださくらによる漫画化作品が「電撃G's magazine」(アスキー・メディアワークス)にて、2009年3月号から連載されている。2010年3月には原作小説の内容にオリジナルエピソードを加えたドラマCDが発売された。2010年10月から12月にかけては深夜帯でのテレビアニメ版が放送された。2011年1月にはプレイステーション・ポータブル用ゲームソフトが発売されている。
[編集] あらすじ
波乱のない普通の人生を志向する男子高校生・高坂京介は、数年前から中学生の妹・高坂桐乃から挨拶もされずまるで汚物を見るかのように蔑んだ視線を送られるような関係になっていた。京介自身もまた非凡な才能に溢れる生意気な妹を嫌っており、そうした冷え切った関係がこれからもずっと続くかに思われていた。
ところがある日、京介は自分の家の玄関で、高坂家では自分も含めて誰も見そうにない魔法少女アニメ『星くず☆うぃっちメルル』のDVDケースが落ちているのを発見する。しかも、そのDVDケースには『メルル』のDVDでなくアダルトゲーム『妹と恋しよっ♪』が入っていた。京介は夕食の卓を囲みながら両親に『メルル』の話題をそれとなく振ってみるが両親、特に警察官である父親はオタクに対する偏見が非常に強く否定的な反応が返って来るのみであった。ただ一人あからさまに不審な反応を返したのは、持ち主としては最もありそうにないと思えた妹の桐乃であった。
その後ややあってケースの持ち主が桐乃であることを確信するに至った京介は、詳しいことは問い詰めずにDVDケースとその中身を桐乃に返す。しかしその後のある晩[注 2]、これまで挨拶もろくに交わさなかった桐乃が突如として「人生相談がある」と称して京介の部屋に押しかけて来て、実は彼女が萌えアニメや「妹萌え」シチュエーションの男性向け美少女ゲームを蒐集していることや、そうした作品に登場する萌えキャラクターがどうしようも無く好きで堪らないこと、そして誰にもそのことを打ち明けられずに悩んでいたことをカミングアウトされてしまう。京介は内心ドン引きしつつも、苦手な妹を適当にあしらうつもりで[16]、彼女の趣味に理解を示すそぶりを装い、秘密は守るし困ったことがあればできる範囲で協力するという空約束をする[17]。そして厄介ごとを他人に押し付けるためにも[18]、インターネットのSNSへの入会を勧め、妹の趣味に理解を示してくれるような「裏」の友人探しを手伝うことにする。
しかし京介はSNSのオフ会を通じて知り合った黒猫や沙織・バジーナたちとの交友関係を通して、桐乃の趣味にかける真剣さや、痛々しいまでの情熱を知るようになり、少しずつ己の考えを改めるようになる。桐乃が愛好する作品には世間では眉を顰められるようなものも含まれており、そのことから周囲との軋轢も生んでいくが、京介は口では妹のことを毛嫌いし、表面的には不仲な関係を継続しつつも、時には身体を張り恥をかなぐり捨ててでも妹の趣味を守ろうと奮闘するようになり、無関心だった桐乃との関係性を次第に変化させていく[19]。また京介自身も、妹が持ち込んだ大小さまざまな事件、夏コミへの同行、桐乃が書いたケータイ小説の出版騒動[注 3]などを経て、今まで幼馴染である田村麻奈実との居心地のいい関係に甘んじていた自分を取り巻く環境の変化を実感していく。
やがて進級を前にした桐乃の唐突なアメリカへのスポーツ留学と、京介自身のゲーム研究会への入部を通して、京介とは様々な出来事を通して共に奔走する仲間でもあった黒猫との関係も進展していく。その一方、留学先で成果を出せず悩んでいた桐乃を日本に連れ戻したことなどをきっかけに、表面上は一貫して兄を嫌っているかのように見える桐乃の本心といった事柄も物語に関わるようになる。
[編集] 背景設定
超常現象のない普通の現代日本が舞台となっており[8]、少なくとも主人公の視点では[注 4]非現実的な事件は描かれない。物語の中心人物である高坂兄妹の自宅は千葉県[21][22]千葉市[23]にあり、自宅から秋葉原までは距離32km[24][25][注 5]、最寄りの駅から電車を経由して1時間半[26]の距離にあるとされ、有明の東京ビッグサイトまでは新木場駅を途中経由して2時間と少々の距離にあるとされる[27]。また、徒歩15分の距離にある隣町には観光案内に紹介される規模の公園がある[28]ことなどが断片的に言及されている。他にも渋谷[29]、新宿[30]、松戸[31]、千葉[32]といった実在の土地や、実在の店舗[21]などが登場するエピソードもある。
アニメ版では高坂家の住所が千葉県千葉市の千葉駅周辺に設定されており[24][注 6]、高坂兄妹が住む地域の風景として千葉都市モノレール、千葉駅の駅舎[35]、千葉公園周辺[33]、千葉市中央図書館、幕張舟溜跡公園、千葉県総合スポーツセンター、そごう千葉店[注 7]など[36]、千葉駅周辺の景観をモデルとした風景が登場している[24]。なおアニメ版の放送開始以降は原作でも、高坂兄妹やその学校の友人たちがよく行く場所として千葉駅周辺が登場しているが[32]、千葉駅から秋葉原駅までは総武線各駅停車でも50分程度である。
原作では実在の地名の他にも、おたく文化に関連する実在の事物が実名で登場し、それが本作の話題作りに繋がった一面もあったが[12][37]、アニメ版では一部を除き[注 8]、原作では実名で登場していた事物の多くが架空の名称や抽象的な表現に置き換えられている[注 9]。
物語の発端は6月の出来事とされ[49]、以降の展開で1年以上の期間が経過している。原作では、物語が現実の暦で何年の出来事であるのかは明言されておらず、作中で言及される実在の事物や出来事から年代を特定できる描写はあるものの[注 10]、後年になって読み返しても違和感がないようにという判断から、具体的な年は敢えて曖昧にされている[11]。一方アニメ版では具体的な年月日が描写されており、物語開始時点においてアニメ本放送開始時より8か月未来である2011年6月の出来事として描かれている[注 11]。
作中では幾度かおたく差別が話題として取り上げられており、ヒロインである桐乃の周囲にはおたくに対して強い偏見を持つ人物が多く登場するが[59][60][61]、世間一般ではおたくに対する理解も進んでいるとされ、単にテレビアニメやアニメ映画、ゲームを愛好している程度では迫害されないという言及もある[62]。一方で桐乃が愛好するアダルトゲームや同人誌などは世間に受け入れられておらず[62]、実際、原作の作中においてもアダルトゲームの製造や販売を規制する法律の制定を求める請願が衆議院に提出されているという言及があるが[63]、その請願の根拠を疑問視する数百人の署名も提出されており議論は決着していないとされており[64]、アダルトゲームの単純所持自体は非合法化されていない。アニメ版においても、作中世界の2011年においては青少年育成条例改正案が成立していないことを示す描写がある[65]。もっとも、道徳的な問題や成人向けゲームのレイティングに言及される場面はある[66][67]。
物語の主要な舞台である高坂家の間取りや家具の配置には詳細な設定があり、コミカライズの際に原作者の伏見による3Dの図面が作成されている[50]。作中では兄・京介の部屋が6畳間[68]、妹・桐乃の部屋が8畳間[69]であると言及され、桐乃の部屋の本棚の裏には和室を洋室にリフォームした際の名残である押入れがあり、おたく趣味に関するグッズを整理整頓して隠すための隠し部屋として用いられている[70]。
[編集] 登場人物
詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの登場人物」を参照
物語の中心人物である高坂兄妹は年齢が3歳違いで、それぞれ通学先が高校と中学校であるため交友範囲も異なる。また兄の京介は和菓子屋を営む田村一家と独自の交流があり、妹の桐乃は陸上競技やファッション業界との繋がりを持つが、いずれも兄妹のもう一方にとっては縁遠い存在となっている。一方で京介の勧めで桐乃が参加したオフ会を通じて知り合ったオタク関係の交友関係は、高坂兄妹にとって共通の友人となっているが、桐乃はオタク趣味を周囲の知人に隠しており、また京介も学校で積極的に趣味を語り合う相手がいないため、これらのコミュニティは基本的には交わることがない。ただし高坂兄妹の行動や作中の出来事によって、別のコミュニティに属する人物同士が繋がりを持つこともあり、物語の進行に伴う人間関係の変化も描かれている。
- 高坂 京介(こうさか きょうすけ)
- 物語の語り手。平凡を美徳と考え平穏な日常を望む男子高校生だが、妹の桐乃が隠し続けてきた趣味のことを知ったことをきっかけに、オタクの世界へと足を踏み入れ、妹のために奮闘するようになる。桐乃のことは嫌いつつも良き兄であろうとする。
- 高坂 桐乃(こうさか きりの)
- 京介の妹。勝ち気な性格のギャル系女子中学生[4]。京介にとっては手のかかる不仲な妹だが、家の外では雑誌モデルに学業、スポーツ、文筆業にと各方面で非凡な才能を発揮している。一方で萌えアニメや男性向け美少女ゲームに情熱を注ぐ隠れオタクでもあり、秘密を共有することになった京介をオタク趣味へと巻き込んでいく。ハンドルネームは「きりりん」。
- 田村 麻奈実(たむら まなみ)
- 和菓子屋「田村屋」の娘。京介とは幼馴染で、高校の同級生でもあり、長い間友達以上恋愛未満の間柄が続いている。のんびりとした人柄の、オタク趣味とは縁遠い人物であり、京介にとっては桐乃と対極的な存在[4][71][72]。桐乃からは一方的に敵視されている。
- 沙織・バジーナ(さおり・バジーナ)
- 桐乃や黒猫が入会しているSNSコミュニティ「オタクっ娘あつまれー」の管理人の少女で、気配りのできるムードメーカー。オフではいかにもオタクっぽい格好や振る舞いを装っているが、眼鏡を外すと見違えるような美人で、実はお嬢様[73]。本名は槇島沙織(まきしま さおり)。
- 黒猫(くろねこ)
- 桐乃、京介、沙織らのオタク仲間で、桐乃より1つ年上の少女。自分をフィクションの登場人物と同一視するかような痛々しい振る舞いから、桐乃からは「邪気眼厨二病」などと貶されている。桐乃とは喧嘩しつつも友情で結ばれていく一方、作中2年目から京介と同じ高校に進学し、京介との恋愛関係も深めていく。学校では「五更瑠璃(ごこう るり)」という本名[注 12]を名乗っている。由来は千葉県松戸市五香からきている[要出典]。
- 新垣 あやせ(あらがき あやせ)
- 第2巻から登場。桐乃とは同級の親友で、雑誌モデルの仕事仲間でもある女子中学生。人当たりは良いが思い込みが激しく[75]、オタク趣味に対しては病的な嫌悪感を持つが[60]、桐乃の秘密を知った後には対立を経て、歩み寄ろうという姿勢を見せる。麻奈実とは親しく連絡を取り合う間柄。
- 来栖 加奈子(くるす かなこ)
- 第2巻から登場。桐乃やあやせと同級の女子中学生。桐乃の趣味については知らされておらずオタクを見下しているが、アイドル志向があり、後に桐乃が愛好するアニメ『星くず☆うぃっちメルル』の公認コスプレイヤーに選ばれる[61]。
- 田村 いわお(たむら いわお)
- 第2巻から登場。麻奈実の弟。お調子者で、田村一家と懇意にしている京介に懐いている。渾名は「ロック」。
- 赤城 浩平(あかぎ こうへい)
- 第2巻から登場。京介や麻奈実とは同級の男子高校生。妹の瀬菜を溺愛しており、京介とはオタクの妹を持つ兄同士の共感で結ばれていく[76][77]。
- 三浦 絃之介(みうら げんのすけ)
- 第4巻から登場[注 13]。男子高校生で、作中2年目より京介と黒猫が所属することになった高校の部活「ゲーム研究会」の部長。猥雑なオタクコンテンツを白眼視されても気にしないという価値観の持ち主で、周囲からは変人扱いされている。
- 赤城 瀬菜(あかぎ せな)
- 第5巻から登場。浩平の妹。高校進学後の黒猫とは同級生で、ゲーム研究会の部員仲間。垢抜けた委員長といった容姿だが実は腐女子で、ボーイズラブやハードゲイの話になると我を忘れて熱弁を繰り広げる。
- ブリジット・エヴァンス(Bridget Evans)
- 第4巻から登場。イギリス出身の少女。加奈子とともに『星くず☆うぃっちメルル』の公認コスプレイヤーとなる[61]。当初は加奈子に反発していたが、後に良好な関係を築いていく。
- リア・ハグリィ(Ria Hagry)
- 第6巻に登場。アメリカ在住の少女で、幼いながらも短距離走の世界的な実力者。桐乃がスポーツ留学した先でのルームメイトで、桐乃の帰国後に短期間ではあるが来日し、京介や桐乃の妹のように接する[80]。
[編集] 用語
本作では実際に存在するアニメやゲームおよびその登場キャラクター、会社やイベント、アルファブロガーやそのウェブサイトなどの名称が多々登場するが、本項ではオリジナルのものを扱う。アニメ版では、原作では実名で登場していたものが架空の名称に置き換えられている場合もあるが[注 9]、単純な言い換えについては割愛する。
[編集] 企業・組織・コミュニティ
- ありす+(ありすプラス)
- 東京都に所在する株式会社で[81]、作中に登場するアダルトゲーム『妹めいかぁEXシリーズ』[82]や『真妹大殲シスカリプス』[83]、『妹×妹〜しすこんラブすとーりぃ〜』[81]などを制作しているという設定のゲーム企業。夏コミでは企業ブースを出店していた[83]。アニメ版では第12話現在、Bパートアイキャッチに登場する架空のゲームソフトのディスクには、全て「ありす+」のメーカーロゴが描かれている。
- オタクっ娘あつまれー
- 沙織が主宰する、女性専用のSNSコミュニティで、コミュニティメンバーは20人程度[84]。基盤となっているSNS[注 14]は招待不要の登録制となっている[86]。桐乃の悩みを解決する方法として、京介が麻奈実のアドバイスに基づき提案した「SNSで同じ趣味を持つ相手と友達になる」を実践するため入会した。桐乃がこのコミュニティを選んだのは、年上の男性を相手への警戒心もあり、オフ会が近日開催されるこのコミュニティであれば、女性に成りすました男性が混ざっている心配がないと考えたためである[84]。
- コミュニティメンバーのうち、桐乃とオフでも親しい親交がある沙織、黒猫は、京介にとっても親しい女友達となっている。作中2年目の夏コミでは黒猫を中心としたこの4人で、「神聖黒猫騎士団」というサークル名を用いて参加し、同名の同人誌を販売した。
- 小さな庭園(プリティガーデン)
- 香織が主宰するサークルで、コミュニティメンバーは10人程度。香織が結婚した後、サークルメンバーが一人一人と欠けていた。
- プリティガーデン
- 秋葉原に店舗を構えるメイド喫茶で、「オタクっ娘あつまれー」の第1回オフ会の会場となった[87]。メイド服はスカート丈が極端に短かく可愛さを優先した[88]、フレンチメイドスタイルとなっており、客に対する店員の呼び方を選べるサービスを行っている[89]。原作で京介が注文したカレーライスは「手作り」という名称に反してレトルトカレーであった[90]。アニメ版ではオムライスが注文され、ケチャップで料理に文字を書くというサービスが行われた[91]。
- アニメ版では実在のメイド喫茶であるキュアメイドカフェの取材協力[92]やタイアップが行われ、アニメ版第2話に登場するプリティガーデン周辺の風景として、キュアメイドカフェが所在するジーストア・アキバ周辺をモデルとした風景が描かれたほか、実在のキュアメイドカフェでも本作の公式イベントの開催や、原作に登場するメニューの再現などが期間限定で行われた[93][94]。なお、原作には秋葉原電気街からプリティガーデンまでの具体的な経路や、建物の外観が描写されているが[95]、アニメ版のモデルとなったキュアメイドカフェの位置[96]や外観とは一致せず、また原作とアニメ版ではメニューの品揃えも異なっている[97][98]。
- エターナル・ブルー(ETERNAL BLUE)
- 藤真美咲が代表取締役を務める株式会社で、欧州に本社を持つ高級化粧品メーカー[99][100]。略称は「エタナー」。ブランドのエンブレムは原作ではマーメイド[101]、アニメ版では三匹のイルカ[102]。沙織が桐乃らと知り合って間もない頃、桐乃宛てに宅配便で同人誌を送付する際の偽装としてこのブランドの外箱が使用されたが、結果的には不本意な形で桐乃を陥れかけた[45]。
- 田村屋
- 田村家が営む和菓子店。「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの登場人物#田村家」を参照。
- メディアスキー・ワークス
- 新宿にある出版社[30]。雷撃文庫(らいげきぶんこ)という文庫レーベルや、ケータイ小説の書籍版の出版などを手掛けている。萌え系のライトノベルも扱う雷撃文庫編集課と、女性向けのケータイ小説を担当するモバイル書籍課は同じ人員で構成されているが、対外的なイメージを考慮して名義を使い分けている[104]。編集者同士は互いをニックネームで呼ばなければならないという奇習がある[105]。「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの登場人物#出版業界」も参照。
- モデルとなっているのは本作を出版しているアスキー・メディアワークスの電撃文庫編集部であるが、各方面への配慮からありのままの事実を書けない部分もあるため、フィクションの要素を加えているという[106]。
- ゲーム研究会
- 京介が通う高校の部活。主な活動は同人ゲームの制作とイベントへの参加だが、規律は良くも悪くも緩く、幽霊部員も多い[109]。部室にはゲームの制作に必要な機材やソフト、専門書が一通り揃っており、これらは創始者であり部長でもある絃之介がアルバイトで稼いだ私費によって賄われている[110]。「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの登場人物#ゲーム研究会」も参照。
[編集] 作中作
詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの作中作」を参照
作中には、実在のテレビアニメやゲームのほか、作品世界内で公開されている設定の架空のアニメやゲーム、登場人物が創作したケータイ小説や同人作品などが登場する。これらの作品の中には、原作本編のメディアミックス展開に伴って、トレーディングカードやゲームでのスピンオフ展開が行われているものもある。
- 『星くず☆うぃっちメルル』(ほしくずうぃっちメルル)
- 桐乃が熱烈に入れ込んでいるテレビアニメ。地球を侵略する敵と戦う魔法少女メルルの活躍を描く。平日の夕方に子供向けアニメとして放送されているが、オタク向けのあざとい描写も多い。よく動くバトルシーンは「ぬるぬる動く」とも形容される[111]。
- 『MASCHERA 〜堕天した獣の慟哭〜』(マスケラ だてんしたけもののどうこく)
- 黒猫が入れ込んでいるテレビアニメで、『メルル』と同日の同時間帯に放送されている。ダークヒーロー・漆黒の活躍を描くシリアスな作風だが、「オサレ系厨二病アニメ」と揶揄されてしまうこともある[111]。
- 『妹と恋しよっ♪』(いもうととこいしよっ)
- 「ありす+」制作の妹ものアダルトアドベンチャーゲーム。複数のヒロインのシナリオに物語が分岐する内容で、桐乃が入れ込んでいるヒロインの一人であるしおりの物語は、愛し合う兄妹がその関係を親に咎められるという展開になっている。『メルル』と共に京介が桐乃の趣味を知るきっかけとなり、その後父親に見つかってしまったことから騒動に発展する。
- 『真妹大殲 シスカリプス』(しんいもうとたいせんシスカリプス)
- 「ありす+」制作の妹もの3D対戦型格闘ゲーム。PC版がアダルトゲームとして発売されているほか、全年齢対象のアーケードゲーム版もリリースされている。本編作中において殺人未遂事件の容疑者がこのゲームを所持していたことから、マスコミによるバッシングの対象となったことがあった。
- 『妹空』(まいそら)
- 本編原作版において桐乃が書いたケータイ小説。荒れていたヒロインが男性遍歴の末、彼女を真剣に気にかけてくれる男性と巡り合い、次々と降りかかる残酷な運命に翻弄されながらも結ばれるという内容。本編作中では編集者に成りすました伊織・F・刹那に内容を盗まれるという盗作被害に遭う。
- 『妹都市』(マイシティ)
- 本編アニメ版において桐乃が書いたライトノベルで、『妹空』に代わって登場。謎の災害によって壊滅した東京で、ヒロインが年下の女性たちに慕われつつサバイバルを繰り広げる内容。本編作中では人気が出てアニメ化されるが、桐乃の意向を無視した改変を受けそうになる。
- 『妹×妹〜しすこんラブすとーりぃ〜』(シスターシスターしすこんラブすとーりぃ)
- 「ありす+」制作の妹ものアダルトアドベンチャーゲーム。ヒロインは勝ち気なりんこと病弱なみやびの二人の妹で、兄との三角関係を描く内容。本編作中では泣きゲーとして評価されている。本編作中において桐乃の留学と帰国に関わるキーアイテムとなる。
- 『スカトロ*シスターズ』
- 桐乃がタイトルの意味を知らずに買ってしまった、スカトロジーを題材にしたアダルトゲーム。桐乃の私物の中にこのタイトルを見た京介を動揺させ、何かを打ち明けようとしていた桐乃から肝心な話を聞きそびれさせてしまう。アニメ版第12話GOODENDでは登場せず、原作とは異なり京介が桐乃から話を聞こうとした場合の展開が描かれた。
[編集] 作風
編集者の三木は作品の主軸を、ヒロインの個性やその兄である主人公の語り口の面白さであるという趣旨の説明をしている[112]。ヒロインをはじめとする登場人物の個性の見せ方としては、ネガティブに捉えられがちな特徴を魅力として描くような人物造形がなされている[113][114][115]。
また本作は副次的な内容として[112]おたく文化に関する話題を扱っているが、従来あった作品よりもおたく文化の深い部分やインターネットの事物、敬遠されがちな性風俗などの話題に踏み込むことも意図されており[116][115]、アダルトゲームなどを含む[注 15]実在の作品名や団体名、ウェブサイトといった固有名詞、インターネットスラングなども頻繁に登場する。また読者が肌で興味を感じているであろう今風の話題を取り入れようという考えから、プロパガンダには踏み込まない範囲で時事問題を扱ったエピソードもある[50]。おたく文化を肯定的に描く一方で、例えばインターネット上のおたく文化では否定的に捉えられていたケータイ小説を擁護する場面が盛り込まれるなど、様々な事柄に関する既存の社会的評価を覆してその魅力を再確認しようという試みも意図されている[106]。
本作は常にインパクトを求める方針で書き進められたが[121]、その作風はいつ中止に追い込まれるか分からないような[114]危ういものでもあった(「#作品に対する批判」も参照)。著者の伏見は毎回、次の巻が人生最後の作品になる可能性を念頭に置きつつ、常にクライマックスのつもりで書いてきたとしている[122]。実際に書き直しを迫られた場面も幾度かあったというが[11][123]、伏見や編集の三木は、批判を恐れず目新しいヒロイン造形や題材、宣伝手法を開拓していったことや、主流に反するようなカウンターカルチャー的なコンセプトが、作品の支持にも繋がったと分析している[121][116]。アニメ版のプロデュースを手掛ける岩上敦宏も、こうした「常に勇み足」な伏見の作風を、楽しさや面白さを追求し続ける姿勢であるとして評価している[124]。
[編集] 作中の兄妹関係
物語は高坂京介を語り手とする一人称小説の体裁となっており、この語り手は読者の存在(第四の壁)を意識しながら語ることもある[125]。語り手である京介自身は読者に対し、しばしば妹との不仲を強調し、同意を求め[125]、自分は妹の桐乃を嫌っているし、同様に桐乃も自分を嫌っているはずだと説明する[126]。京介が嫌っているはずの桐乃のために奮闘する理由は複雑だが[注 16]、例え大嫌いな妹であっても大切な家族であり、兄として庇護すべき対象として捉えていることを語っている[127][125][126]。著者の伏見はこうした京介の動機について「桐乃のことは嫌いなんですけど妹のことは大好き」なのだと説明している[131]。
一方でこの語り手は妹の本心を掴みかねており、語り手の主観では兄を嫌っているように見えている桐乃が、本心では兄のことをどのような感情を抱いているのかは明確にされないまま物語が進んでいく[123]。この真相に関しては執筆開始時点では伏見と編集者の三木の間で見解が分かれており、三木が桐乃はいわゆるツンデレではなく本心から兄を嫌っているという解釈に基づいて意見を出す一方、伏見は桐乃が内心では最初から兄に対して好意を持っているようにも解釈できるような描写を意識して第1巻を書き進めた[4][106]。その後の展開では、当初の構想になかった形での関係性の変化も盛り込まれ[122]、実際に桐乃が抱いている感情がどのようなものであるのかは、他の登場人物との人間関係にも関係するなど[132][133]、作中における謎解きの一つとして書き進められていく。
著者の伏見は、本作で描かれている内容はあくまで信頼できない語り手である京介の主観に沿った、真実とは大きな乖離があるものであることを明かしており、読者が作中には語り手の勘違いが含まれていることを踏まえて読むことで楽しめるような部分を盛り込んでいるという趣旨の説明をしている[123][134]。編集者の三木は、嫌いという感情は好きの反対ではなく相手に対する関心の一種であり、様々な感情が込められた概念なのだという趣旨の説明をしており[135]、作中に描かれているのは、普段は嫌い合いつつも時折相手を気遣ったりするような兄妹の絆なのだとしている[112]。
漫画版やアニメ版では、原作で描かれていた語り手の心理描写が省略されている一方、原作中では明らかではなかった桐乃の表情の変化や、桐乃からの視点なども描かれている[71][136]。アニメ版の脚本を担当した倉田英之は、桐乃は口には出さないものの内心では兄にべた惚れであると解釈しており[113]、原作の読者やアニメ版の視聴者からもそのように解釈されることもある[137]。
[編集] 制作背景
本作は、2007年冬頃まで準備が進められていた『ねこシス』の企画が諸事情により一時没となった際に、その構想の一部を引き継ぐ形で企画された[138][注 17]。編集者である三木一馬の提案により、著者である伏見つかさの作風も考慮した上で「超常現象のない普通の日常」「勝気な女の子」「オタク」という題材が選ばれ、当初は社内の期待が低かったことから、キャラクターの設定を前面に据えたインパクトが重視された[8][11][121][139]。その後は三木の提案を膨らませる形で設定の枠組みが作られ[140]、著者の伏見がリードを取る形で執筆が進められたが[112]、伏見にとって長編コメディーは初挑戦であり[141]、作風の変化を意外に受け止める読者も多かったという[4]。伏見は本作を、担当編集者である三木一馬や小原一哲との綿密な打ち合わせや意見の衝突を重ねた中から生み出された作品であり、伏見本人と編集者2人にイラスト担当のかんざきひろを加えた、合計4人による作品であるとも述べている[141][139]。
[編集] 影響を受けた作品や人物
作中において兄の京介が、彼にとって現実の妹である桐乃と、その桐乃が熱中する「妹萌え」作品に登場する妹キャラクターとの乖離を指摘する場面があるように[142]、本作における京介と桐乃の関係は現実的な兄妹関係を志向して描かれており、従来の「妹萌え」作品との差別化が意図されている[112][143]。勝ち気な妹という桐乃のヒロイン像は、編集者の三木が著者の伏見に提案した「藤沢とおる先生が描く漫画に出てくるようなギャル」というコンセプトが基になっており、伏見は藤沢の漫画『GTO』を読んでそのイメージを反映させたという[4]。また京介と桐乃とのやり取りには、伏見が三木本人の言動を参考にした部分もあるという[8]。なお伏見自身の家族には妹がおらず、伏見にとって桐乃はあくまで「ファンタジーの妹」であるとしている[71]。
その他にも伏見は本作の執筆に影響を受けた作品として、貴志祐介の小説『青の炎』と、古橋秀之のライトノベル『超妹大戦シスマゲドン』を挙げている[140]。また登場人物のモチーフとなっている他作品の登場人物として、高坂兄妹の父親である高坂大介のイメージとしてテレビアニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』の登場人物である皇帝シャルル・ジ・ブリタニアを[144]、桐乃の友人である来栖加奈子のモデルとしてばらスィーの漫画『苺ましまろ』の登場人物である松岡美羽を挙げている[50][135]。なお加奈子については後に、当初の予定以上に性格が悪くなってしまったとして発言を撤回している[135]。そしてゲーム研究会部長の三浦絃之介のイメージやエピソードは、作中にも登場する個人ニュースサイトの管理人や[135]、伏見が取材先で出会った人物[145]、漫画作品の登場人物[116]などといったさまざまな人物を合成して形作られているという[116]。
この他にも作中におけるオタク同士の会話では、登場人物やその他の事物に対する比喩表現として実在の漫画、アニメ、ゲーム作品が引き合いに出されたり、台詞を真似る場面が描かれることがある。
[編集] 他の伏見つかさ作品との繋がり
本作の題材として「オタク」が選ばれたのは、同じ作者のデビュー作『十三番目のアリス』に登場する人物の一人・宮田怜奈のエピソードや、後述の『ねこシス』に登場する東雲千夜子のエピソードが担当編集者の三木にとって好印象であったため、そこから膨らませたものであるという[8][50]。
本作と同じ著者・同じイラストレーター・同じレーベルによるライトノベル『ねこシス』は、後発の作品ではあるものの本作のプロトタイプ的作品とも位置付けられており、類似したシチュエーションやほぼ同じ設定の人物が登場する[138]。これは『ねこシス』の企画が諸事情で一度没になり、それに替わって本作の企画が立ち上がった際、設定の一部が流用されたためであるという[138]。特に本作の主要登場人物である黒猫(五更瑠璃)と、『ねこシス』の主要登場人物である猫又姉妹の次女・東雲千夜子は、外見や設定に同一人物とも受け取れる共通点を持ち[注 18]、舞台背景に繋がりがあるのか否かがファンの間で話題になった[20][138]。本作では黒猫の自称異能者発言は、周囲にはアニメの台詞を真似た痛々しい妄言として受け取られているが[158]、『ねこシス』の千夜子は本物の妖術である「人化の術」を会得し、並外れた身体能力といった「異形の力っぽいもの」を行使することが可能な正真正銘の妖怪という設定であるため[159]、両者が同一人物であるか否かで本作の描写の意味も大きく変わってしまう。著者の伏見つかさは、一方の作品しか読んでいない人も、両方の作品を読んで繋がりを想像している人も公平に楽しめるよう配慮た結果、両者が同一人物とも別人であるとも解釈できるような形で物語を書き進めた[20]。なお伏見は『ねこシス』のあとがきにおいて読者に対して、こうした描写にスター・システム的な面白さを感じて貰えたのであれば幸いである、という趣旨のコメントを発している[138]。
その後アニメ化などに際して黒猫の家族についても踏み込む必要が生じたため[136]、原作者自ら脚本を手掛けたアニメ版第9話では『ねこシス』の東雲家とは異なる家庭の様子が描かれたが[注 19]、アニメ版BD/DVD第1巻限定版に付属する短編小説では、黒猫が自分を別の世界から転生したと言い張る描写が描かれており[161]、正体は曖昧にされている。
また沙織についても、伏見が以前執筆した作品に登場するオタクの少女から設定を流用していることが明かされており[4][140]、『十三番目のアリス』に登場した登場人物との類似性も指摘されている[162]。具体的な関連性は明言されていないものの、沙織と前述の宮田怜奈には、長身のお嬢様でオタクという共通した設定が与えられている。
[編集] 各巻の構成
主人公である兄の一人称で進行する、一人称小説となっている。各巻4章立て(第1 - 4章)で、各巻第2章は兄の幼馴染である田村麻奈実メインの「麻奈実ルート」となっており[106]、第4章が各巻の山場となる構成になっている[114]。電撃文庫では通常4葉(8ページ)あるカラー口絵は通常の1葉と、3つ折りの折込みが1葉となっている。通常の本編中のイラストのほか、章の間にアニメのキャラクター設定画風の「Character file」が載る。
物語の転機[163]となる第4巻の新刊時には特製のアンケートはがきが差し込まれており、第5巻の内容はアンケートで決まる「読者投票型のルート分岐シナリオ」となった。ただし正確には事前にアンケート結果を予想して書き進められており、予想と違えば書き直すつもりだったとのこと[121]。最終的に第5巻はメインヒロインである妹の桐乃がほとんど登場せず、ヒロインの一人である黒猫メインの巻となり、第1巻カバーをセルフパロディにした黒猫がメインヒロインであるかのような口絵が載った。第7巻から第8巻までの展開は「恋愛編」と位置付けられている[21][164]。
[編集] 既刊一覧
伏見つかさ(著)、アスキー・メディアワークス〈電撃文庫〉、既刊9巻。
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』、2008年8月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-867180-4
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(2)』、2008年12月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-867426-3
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(3)』、2009年4月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-867758-5
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(4)』、2009年8月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-867934-3
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(5)』、2010年1月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-868271-8
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(6)』、2010年5月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-868538-2
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(7)』、2010年11月10日発行(同日発売[165])、ISBN 978-4-04-870052-8
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(8)』、2011年5月10日発行(同日発売[166])、ISBN 978-4-04-870486-1
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない(9)』、2011年9月10日発行、ISBN 978-4-04-870813-5。主題歌 『nexus』 歌: ClariS
書籍版のほか、携帯電話向けの電子書籍版も発売されている。「#モバイル」の項も参照。
[編集] 読み切り作品
原作者である伏見つかさの著作のうち、電撃文庫の単行本への収録が予定・予告されていない小説作品を挙げる。
- とあるメイド喫茶にて
- ドラマCD収録の短編(「#ドラマCD」を参照)。第1巻第3章に登場したメイド喫茶「プリティガーデン」で給仕をしていたメイドが、『星くず☆うぃっちメルル』のメルル役を演じる声優・星野くららの姉(星野きらら)であることが明かされている。
- バレンタインの想い出
- ドラマCD収録の短編(「#ドラマCD」を参照)。バレンタインデーにまつわるエピソード。
- とある部室の映像中毒<ファナティック>
- 漫画『とある科学の超電磁砲』単行本第5巻特装版付録「偽典・超電磁砲」に掲載[167](「#他作品とのコラボレーション」も参照)。本作の登場人物であるゲーム研究会の部員たちが、劇中劇として『とある魔術の禁書目録』シリーズの内容に言及する様子が描かれている。
- 雷雨の留守番
- 雑誌『電撃文庫MAGAZINEVol.16』(2010年11月号)付録「“まるごと1冊”『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』」に掲載[168]。京介が桐乃の趣味を知った直後の時期から、1か月前の出来事や当時の冷え切った兄妹関係を回想するという内容の前日譚。
- あたしが兄貴に人生相談なんてするわけない
- アニメ版のBlu-ray、DVDの第1巻限定版に収録された短編(「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#Blu-ray、DVD」を参照)。物語発端の出来事を桐乃の視点で描く内容[136]。
- 堕天聖の追憶
- アニメ版のBlu-ray、DVDの第1巻限定版に収録された短編(「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#Blu-ray、DVD」を参照)。オフ会に行った時の黒猫の内面を描いた内容で、黒猫の妹たちも登場している[136]。
- 或る結末の続き
- ゲーム『俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル』に付属する特典小説。エンディングの後日談を描く内容[169]。複数あるエンディングのうち、京介がヒロインの一人と結ばれた後の結末が描かれているが、その相手が誰であるのかは最後まで伏せられたまま物語が進行し、作中の手がかりから読者に推理させるものとなっている。
- 黒髪の妹がこんなに可愛いわけがない
- アニメ公式ガイドブック、『アニメ「俺の妹」がこんなに丸裸なわけがない』に収録された短編。アニメ版第1話冒頭の京介の夢に現れた黒髪の桐乃が存在する世界を描いている。
[編集] その他の展開
[編集] 他作品とのコラボレーション
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#ゲーム作品でのタイアップ」も参照
第1巻から第5巻、および第8巻の帯では各巻ごとに他作品の登場人物が推薦文を寄せている。第1巻では『乃木坂春香の秘密』の乃木坂春香がコメントを寄せているが、これは本作のヒロインが彼女と似た境遇にあることを読者に示し、作品の内容をアピールする意図があったという[4][注 20]。また第3巻では『Baby Princess』とのコラボレーション企画の一環として、同日発売された小説において互いの作品のキャラクターが推薦文を寄せ合うという試みが行われた[170][171]。第6巻では劇中劇である『メルル』が登場し、アニメ化を祝うメッセージを寄せている[114]。なお『ねこシス』の帯では、本作の黒猫が同作に登場する三人姉妹に対して「他人という気がしない」というコメントを発している[172]。
同じ電撃文庫作品である『とある魔術の禁書目録』とは、複数のコラボレーションを行っている[注 20]。外伝『とある科学の超電磁砲』の単行本第5巻特装版の付録『偽典・超電磁砲』には、伏見つかさの書き下ろしによるコラボレーション作品『とある部室の映像中毒<ファナティック>』が掲載された[167](詳細は「#読み切り作品」を参照)。また本作のアニメ版の放送直前には、同時期に放送が開始される『とある魔術の禁書目録』のアニメ版第2期とのコラボレーション展開が発表され[173]、互いの作品のキャラクターが相手作品のCMのナレーションを行ったり[174][175]、2010年9月26日付の日本経済新聞朝刊東京本社版第14面に一面広告が掲載されるなど[6][176]、合同で広報活動を展開している[177]。これは原作の出版社や担当編集者、アニメ版の放送時期が重なったことから実現した企画で、新聞広告は『とある魔術の禁書目録』のアニメ版の製作に参加するジェネオン・ユニバーサル・エンターテイメントジャパンからの提案であったという[178]。その後も合同でのイベントが行われたり[179]、合同でラッピングバスの運航が行われたり[180]、ゲーム作品でのコラボレーション行われたりしている[181]。
また、テレビアニメ版のTOKYO MXの放送では同じE!TVの直前の放送枠で放送される(実質的な再放送)『Angel Beats!』[注 21]とも、番組間にクロスプログラムを挟むコラボレーションを行っている[182]。
[編集] ウェブサイトとの連動
著者の伏見によれば、本作はインターネット上の口コミに支えられてきた部分が大きかったという[114]。本作は原作第1巻の発売前には電撃文庫内での注目が低く[121]、当初はあまり大きな宣伝が行われなかったが[10]、これに反して第1巻は発売後3日で9割の在庫が売れるなど大きな初動を記録した[4]。これは第1巻の作中において、ヒロインの桐乃が常用しているサイトとして、実在する個人ニュースサイトが実名で登場し[183]、そのサイトなどで大きく取り上げられたことが本作の話題作りのひとつとして貢献したとされており[8][12][37]、後にアニメ版を手掛けるアニプレックスのプロデューサーである岩上敦宏も、同作を知ったきっかけとしてこの出来事を挙げている[114]。作中に登場した個人ニュースサイトでは、その後も恒例の企画として[116]、本作の続刊が刊行されるたびに伏見へのインタビュー企画を行っており、2010年5月1日に発表されたアニメ化の第一報も個人ニュースサイトから発信された[114]。
これらの個人ニュースサイトは伏見が普段利用しているサイトの中から無作為に選ばれ[8]、サイト運営者側への事前の連絡は行われなかったといい[184]、伏見はこうした言及がクレームになった場合は後から謝罪するつもりであったという[8]。こうしたインターネットを利用した話題作りは否定的な形で話題になるリスクもあるが、作中に登場し話題作りの一翼を担った個人ブロガーの一人[37]は本作の表現を好意的に受け取った理由について、作中での言及がオタクであるヒロイン像を現実的に表現するための手段として機能しており、自然な文脈であったことを挙げている[185]。おたくを題材に扱う作品において、おたくと親和性の高いインターネットを初期に味方につけたことが良い結果にも繋がったと考えられている[37]。
この他にも作中に登場する幾つかの実在のウェブサイトとの連動も行われている。例えば作中には黒猫と沙織がTwitterの利用者であるという描写があるが[186]、後に実際のTwitter上に桐乃、黒猫名義での公式アカウントが作られ、登場人物同士の雑談などを挟みつつ、登場人物の立場でネット上の作品評に対する逆書評企画を行ったり、作品に関連した情報を発信したりする試みが行われた[187][188]。この企画は終了の機会を失ってしまったといい、時折クレームを寄せられつつも人気企画として続けられている[189]。なお作中にTwitterが登場した第3巻執筆当時、Twitterはまだ大きなブームにはなっておらず、耳馴染の薄い表現であったという[144]。
作中では桐乃や黒猫らが利用している動画共有サービスとして何度も言及されるニコニコ動画では[190][152][注 22]、本作のアニメ化に関連した公式チャンネルが設けられ[192]、アニメ本編のインターネット配信なども行われた(「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#放送局」を参照)。また、アニメ版のエンディング曲の一般公募が本編の放送に先駆けてニコニコ動画で行われ[193]、この企画にはニコニコ動画上の募集企画における記録を大きく更新する1,039曲の応募があった[194]。
[編集] 作品外における桐乃の芸能活動
物語性のある作品以外でも、本作のヒロインである桐乃が作中において読者モデルとして活動しているという設定を生かし、物語本編とは異なり桐乃が芸能活動の道に進んだとしたらという仮定の元、現実世界での芸能活動の一環という体裁で[195][196]、桐乃と黒猫を芸能人に見立てた各種コラボレーションが行われている。オンラインゲーム『Le Ciel Bleu 〜ル・シエル・ブルー〜』とのコラボレーション(詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#ゲーム作品でのタイアップ」を参照)を皮切りとして、アルバイト情報サイト、雑誌や冊子、アニメグッズ専門店、香水などとのコラボレーションが行われた[197]。
こうした活動の一環として、2010年10月26日号の『週刊アスキー』では桐乃が表紙を飾っている。制服姿で描かれており、右手には『とある魔術の禁書目録』の御坂妹衣装の『ゴッドイーター バースト』の一場面[198]が写っているブロッサムピンクのプレイステーション・ポータブルを持っている。「表紙の人」のプロフィールには、作中の設定に準じた解説がそえられた[注 23]。なお、彼女が表紙に選ばれたのは「Twitter上のつぶやき[200]を同誌の編集者が本気で受け取ったから」と紹介されているが、当の公式Twitterでは、実はつぶやかれた時点で既に企画が進行していたことを明かしている[201]。
[編集] 作品に対する批判
本作では、世間では受け入れられていない趣味(アダルトゲームなど)を愛好することで生じる家族や友人との対立や、数ある同様のコンテンツの中でもアニメやゲームばかりが槍玉に挙げられることについての皮肉とも受け取れる内容が、物語の題材の一部として扱われている[24]。また作中には架空や実在のアダルトゲームが登場し[注 15]、アニメ版では実在のゲーム企業が「ゲームパッケージ制作協力」として名を連ねている[202]。こうした内容には批判もあり、アニメ版第1話の放送直後には、放送倫理・番組向上機構(BPO)内の「青少年に関する意見」で、「未成年がアダルトゲームなどを大量に購入しているのが不適切だ」「実在のアダルトゲームのメーカーがこの作品に協力している」などの意見が視聴者から寄せられている[203]。
一方、これを受けたBPOの青少年委員会は本作のアニメ版を視聴した上で審議を行ったが、表現や内容については全員一致で「特段問題にすべき点はない」という結論を出している[204]。ただし委員の中には、作中において中学生がアダルトゲームを所持することの正当性について家族が言い争う展開[注 24]を含むアニメ版第3話(小説第1巻第4章)までの内容が、子供に対するアダルトゲームの販売促進活動に繋がるのではないかと危惧する意見もあったという[204]。なお批判との関連性は不明であるものの、アニメ版の第1話では架空のゲーム作品に混じって実在のアダルトゲームのパッケージが映る演出があったのに対し[39]、第2話以降では実在のゲーム作品は登場しなくなり、架空のゲーム作品のみが登場するようになっている。
登場人物についても、本作のヒロインである桐乃は読者からの人気の高い登場人物であるのと同時に[135]、憎たらしくて鬱陶しい妹としても描かれているため[20][136][143]、特にアニメ版では先の展開を知っている原作読者とアニメからの視聴者の間で好悪の評価が分かれたという[136]。ただし原作者の伏見は、同様に好悪の評価が分かれている人物である来栖加奈子を例に、人気があると同時に批判的な評価も多いのは注目の表れであり、好ましい結果に転じることができる評価なのだという解釈を披露している[115]。なお前述のように、嫌いという感情が好きの反対ではなく相手への関心の一種であるという命題は、本作の作中における主題のひとつにもなっている[135]。
原作の作中には主人公のオタク化を表現する手段として、文中に顔文字が登場し、その顔文字にルビを振ったりするような表現が登場する。これに対しては小説家が用いるべき表現ではないとして眉を顰める意見もあったというが、伏見はその批判に対しては反骨精神を示し、次巻では複数行のアスキーアートにルビを振る表現を入れたという[116]。
[編集] 派生作品
[編集] 漫画
[編集] コミカライズ版
『電撃G's magazine』(アスキー・メディアワークス)2009年3月号から小説を基にしたコミカライズ作品が連載されている。
伏見つかさ(原作)・いけださくら(作画)、かんざきひろ(キャラクターデザイン)
電撃コミックスにて、既刊4巻(2011年4月現在)が刊行されている。単行本の帯には小説版と同様に他作品の登場人物が推薦コメントを寄せている。
- 2009年10月27日発売[165]、ISBN 978-4-04-868172-8
- 2010年8月27日発売[165]、ISBN 978-4-04-868732-4
- 2010年12月10日発売[206]
- 通常版 ISBN 978-4-04-870111-2
- 新垣あやせフィギュアつき特装版 ISBN 978-4-04-870120-4
- 2011年4月発売[207]、ISBN 978-4-04-870480-9
[編集] アンソロジーコミック
2011年4月にはアンソロジーコミックが発売されている。表紙・イラストは松竜、カスガソウイチ、イラスト、abec、葛西心、上乃龍也、京極しん、小梅けいと、ヤス。漫画は天草帳、いけださくら、うったて、笹倉綾人、佐々原憂樹、高橋むぎ、タケイオーキ、ふらんべる、水無月露葉、椋木ななつ氏、森嶋プチ、楊柳崇志、ReDropが参加している。
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない コミックアンソロジー』 アスキー・メディアワークス〈電撃コミックス〉、全1巻、2011年4月発売[207]、ISBN 978-4-04-870483-0
[編集] CD
[編集] ドラマCD
アスキー・メディアワークスより、本作初の音声化作品であるドラマCDが2010年3月31日に発売された。3つのシナリオが収録されており、うち2つは原作小説の音声化でもう1つは原作者である伏見書き下ろしのオリジナルストーリーになる。カバーイラストはかんざきひろ。本ドラマCDに出演した主要キャストは、後に放送されたテレビアニメ版でも踏襲されている。
- 第1話「はじめてのメイド喫茶」
- 原作第1巻第3章の音声化。メイド喫茶「プリティガーデン」で行われたオフ会で、高坂兄妹が沙織や黒猫と出会ったエピソードを描く。
- 第2話「妹の友達(裏)が家に来た日」
- 原作第3巻第1章の音声化。黒猫が桐乃の家を来訪するものの、ケータイ小説と同人誌の話で喧嘩になってしまうエピソードを描く。
- 第3話「あやせの相談事・羞恥編」
- 原作者である伏見書き下ろしのオリジナルストーリー。桐乃のオタク趣味のことで悩むあやせが、京介に相談を持ちかけるという内容。伏見によればこのエピソードは好評であったといい、原作本編にも内容が反映されているという[122]。
その他封入物として解説リーフレット、いけださくらら11名による書き下ろし差し替え用ジャケット「俺なりの妹」、原作者の伏見つかさによる書き下ろし『俺の妹』短編小冊子が同梱される。小冊子には短編小説「とあるメイド喫茶にて」「バレンタインの想い出」の2作と(詳細は「#読み切り作品」を参照)、ドラマCDオリジナルの「あやせの相談事・羞恥編」の書き下ろし脚本が収録されている。
[編集] 楽曲のCD
詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#関連CD」を参照
テレビアニメ版に関連したCDが発売されている。
[編集] タイアップCD
2011年8月に発売されたスコット・マーフィーのアニメソング・カヴァーアルバム「GUILTY PLEASURES ANIMATION」にはジャケットに桐乃と黒猫のイラストが起用され、帯とシールには彼女らのコメントが寄せられている。
[編集] トレーディングカード
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#トレーディングカードゲーム」も参照
| この節には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(「-くりっくしてねっ(ハートマーク)」)が含まれています。 |
本作を題材としたトレーディングカードのシリーズが、『らのべ×トレカ〜電撃文庫編〜 俺の妹がこんなに可愛いわけがない』としてコナミから発売されている。『らのべ×トレカ』シリーズの第1弾として2010年5月27日に発売され、以降、川原礫のライトノベル『アクセル・ワールド』のトレーディングカードと交互にリリースされている[208]。
カードには様々なイラストレーターによる書き下ろしイラストと、原作者書き下ろしの「新作ストーリー」が掲載されており、カードをコンプリートして順番通りに並べることによってショートストーリーを読むことができる[115]。『星くず☆ういっちメルル』や『MASCHERA』などの作中作もフィーチャーされている。各商品のサブタイトルは、原作における作中作や登場人物の台詞にちなんだものとなっており、例えば第1弾のタイトルは、原作においては作中ゲーム『妹と恋しよっ♪』のタイトル画面で読み上げられる台詞[209]に由来している。
- 「画面を、やさしぃく、くりっくしてねっ♥」 - 2010年5月27日発売[208]。
- 「――しすかりぷすって、なーに? きょうちゃん?」 - 2010年10月7日発売[208]。
- 「……っふ……よくぞここまでたどり着いたものね……褒めてあげるわ」 - 2011年2月10日発売[208]。
[編集] テレビアニメ
[編集] ゲーム
[編集] コンピュータゲーム
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル
- プレイステーション・ポータブル用のアドベンチャーゲームとして2011年1月27日に発売された。発売元はバンダイナムコゲームス。内容は主人公の京介が妹以外の登場人物からも「人生相談」を受けるというもので、マルチエンディング形式となっている[210]。原作者の伏見も新垣あやせと来栖加奈子のシナリオを自ら担当しており[211][212]、ゲーム独自の完結編という形で小説1冊分程度の分量の原稿を書き下ろしたという[213]。
- 2010年7月1日に放送されたニコニコ生放送『とりあえず生中(三杯目)〜アニメ・ゲームの木曜日〜』にてゲーム化が発表された。アニメ版のエンディング曲と同様に、本作のエンディング曲もニコニコ動画で行われた公募作品から選出されている[214]。
- 俺の妹・真妹大殲シスカリプス
- 2011年1月20日よりYahoo!モバゲーで提供されているソーシャルゲーム[217]。原作に登場する劇中ゲーム『真妹大殲シスカリプス』をモチーフとした内容で、原作本編の登場人物もプレイヤーとして登場する[218]。
[編集] ゲーム作品でのタイアップ
タイアップの詳細についてはリンク先の各記事を参照。
- 絶対ヒーロー改造計画
- 日本一ソフトウェアが2010年3月11日に発売したプレイステーション・ポータブル用RPG。電撃文庫とのコラボレーションの一環として、本作も参加作品に名を連ねている[219]。
- Le Ciel Bleu 〜ル・シエル・ブルー〜
- USERJOY JAPANが運営するMMORPG。作品外における桐乃の芸能活動の一環として、2010年8月11日から9月15日までの期間限定で本作とのタイアップが行われた[220][221]。
[編集] トレーディングカードゲーム
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#トレーディングカードゲーム」を参照
[編集] モバイルコンテンツ
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#モバイル」を参照
[編集] Webラジオ
「俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)#Webラジオ」を参照
[編集] イベント
徳島県徳島市で定期的に開催されているイベント「マチアソビ」の第1回(2009年10月)、第3回(2010年5月)、第4回(2010年10月)では、原作者の伏見や編集者の三木・小原らが出演し、本作に関連したトークショーが行われている。このときの模様は原作の公式サイトでも動画配信された[222]。
2010年12月5日には川口総合文化センター・リリアにて「俺の妹がこんなに可愛いわけがないフェスティバル」が開催され[223]、イベント内ではアニメ版の最終回が2通り用意されることなどが告知された[124]。2010年12月17日には新宿ロフトプラスワンにて「俺妹×禁書 コラボトークセッション 〜大覇権祭〜 」と題する、『とある魔術の禁書目録』との合同イベントが行われた[179]。
2011年5月2日には千葉都市モノレールが本作とのコラボ記念切符を5月14日より5000部限定で発売すると発表した[224]。5月14日及び5月15日は千葉駅他一部駅で数量限定で発売されたが、駅売り分は即時完売となり、急遽通信販売での完全受注生産に切り替えるなど、その人気ぶりを伺わせた。尚、それまでの千葉都市モノレールで発売された記念切符は2010年10月10日に発売された「10並び記念硬券入場券」の2010部が最高であり、当初の5000部という数字だけでも、同社にとって異例の数字であると言える[225]。
[編集] 脚注
[編集] 注釈
- ^ 原作公式サイトのサブドメインやアニメ公式サイトのドメイン、Anime News Networkで配信が予定されていた北米版の名称などには、「Oreimo」という単語が使われている。一方で原作の企画・編集に携わる三木一馬は自身のTwitterにおいて、公式な略称は『俺妹』ではなく『俺の妹』であると発言している[5]。
- ^ 原作では2日以上が経過した後となっているが[14]、アニメ版では同じ日の晩の出来事として描写されている[15]。
- ^ アニメ版ではこのエピソードに代わり、桐乃が出版したライトノベルのアニメ化にまつわる出来事が描かれている。「#テレビアニメ」も参照。
- ^ ただし異なる設定を持つ他作品とのクロスオーバーを伺わせる描写がされたこともあった[20]。詳細は「#他の伏見つかさ作品との繋がり」を参照。
- ^ 高坂家の自宅が総武線沿線にあると仮定すると[要検証]、この距離に最も近いのは総武線各駅停車の新検見川駅である。ただし新検見川駅から秋葉原駅までの所要時間は45分程度である。
- ^ アニメ版では、高坂家の住所は「千葉県千葉市中区南弁展町」となっている[34]。実際の千葉市に中区や南弁展町といった地名は存在しないが、千葉駅周辺の地名として中央区弁天は存在する。
- ^ そごう千葉店をモデルとした「SOSO」というビルが描かれている。
- ^ 例えば個人ニュースサイトであるアキバBlogとかーずSP[38]、桐乃が所有する美少女ゲームの一部[39]、漫画『ローゼンメイデン』の登場人物である水銀燈[40]、ウィキサイトである@wiki[41]、ウィキペディア日本語版[42]など、アニメ版でも実名で登場するものもある。
- ^ a b 例えばコミックマーケット[43]→「コミックサークルマーケット」[44]、Google[45]→「Beegle」[46]、カ●ビアンコム[47]→「エロ動画ハンター」[48]など。
- ^ 本作では今風の事柄を作品に取り入れるという方針が取られており[50]、執筆時点での事柄が反映されている。例えば作中1年目の7月から9月頃が舞台[51]となっている第2巻(2008年12月発行)には、現実の2008年8月に行われたコミックマーケット74をモチーフとした描写や[11]、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律」の改正法案にともなう時事問題への言及があり[50]、作中2年目の6月頃が舞台[52]となっている第6巻(2010年5月発行)には、現実の2009年6月[53]に発売されたガンプラ「HG 1/144スサノオ」への言及がある[54]。また作中2年目の夏が舞台[55]となっている7巻(2010年11月発行)には、2010年のギリシャ問題への言及がある[56]。
- ^ 例えば第1話冒頭では父親が2011年6月8日付の新聞を読む場面が[57]、第2話冒頭では桐乃が2011年6月13日付のニュースサイトの記事を閲覧する場面が描かれている[58]。その後も幾度かカレンダーの日付などが描写されている。
- ^ 本人曰く「人間としての名前」[74]。
- ^ 本格的な登場は第4巻からだが、名前が明かされたのは第5巻から。アニメ版第4話では、第2巻の夏コミで京介が居合わせたフライトジャケットの男性[78]が絃之介であったことがエンドクレジットで明かされており、第7巻にはそれに沿った描写がある[79]。
- ^ アニメ版ではこのSNSに「wixi」という名称が設定されている[85]。
- ^ a b 作中に登場するアダルトゲームは基本的に架空のゲーム作品となっているが(詳細は「俺の妹がこんなに可愛いわけがないの作中作#作中ゲーム」を参照)、原作では物事を形容する上での比喩表現として、実在のアダルトゲームが引き合いに出される場面がある[117][118][119][120]。またアニメ版では、第1話において架空のゲーム作品に混じって実在のゲームタイトルが映る場面があり、一瞬のみパッケージが映し出されるのをコマ送りで確認することができる[39]。
- ^ 京介自身は彼にもうまく説明できない感情[127]、兄としての責務[127][125]、一度口にした約束に対する責任感[128]、嫉妬の裏返し[129]、自己満足のためのお節介[130]などを挙げている。
- ^ 後に『ねこシス』は『電撃文庫MAGAZINE』の連載として復活したあと、電撃文庫から出版されている。「#他の伏見つかさ作品との繋がり」および「ねこシス」も参照。
- ^ 具体的には長い黒髪、色白の肌、左目の下の泣きぼくろといった初登場時の外見描写[146][147]、年齢・身長・体重・スリーサイズの数値[148][149]、言動と内面が一致せず分かりにくいと評される性格[150][151]、妹がいること[152][147]、アニメ鑑賞やゲーム、同人誌が趣味で[153][154]、夕方5時30分から放送されている「ディアブロ能力者」が活躍するアニメの熱心なファンであること[155][156]などが一致する。なお千夜子は人化の術を会得した黒猫(黒い毛並みの猫という意味で)の猫又であり[157]、また本作の黒猫は五更瑠璃という名を「人間としての名前」であり真名ではないと言い張っている[74]。
- ^ アニメ版第9話には黒猫の妹たちが登場するが[136]、『ねこシス』に登場する美緒や鈴とは異なる容姿の人物として描かれている[160]
- ^ a b なお本作の企画・編集に携わっている三木一馬は、『乃木坂春香の秘密』や『とある魔術の禁書目録』の編集者も担当している。
- ^ 本作同様にアニプレックスとアスキー・メディアワークスが制作に関わっており、黒猫役の花澤香菜も同作で天使役で出演しているという関連性がある。
- ^ 原作イラストやアニメ版のキャラクターデザインを手掛けるかんざきひろも、ニコニコ動画上に「初音ミク」を用いた楽曲などを発表していることで知られている[191]。
- ^ 作中の解説[199]と同様に「茶髪にピアスの今時のギャル」と紹介され、巡回サイトとして、作中にも登場する実在の個人ニュースサイト[183]についても言及された。
- ^ 作中において、特に桐乃の私物の大半を占めるアダルトゲームの所持を認めるか否かで京介と父親の間では妥協点を見いだせなかったが、原作では殴られてもなお桐乃を庇い続ける京介を見て、漫画版およびアニメ版では桐乃を庇い続ける京介を殴って黙らせた後でと細部の経緯はやや異なるものの、いずれにせよ形式上は京介が桐乃を庇うためについた嘘を鵜呑みにする形で[205]父親側が矛を収めた。原作において京介は、筋道立てた論旨こそ皆無ではあっても必死の嘆願によって自分の気持ちが伝わったことや[66]、有言実行を信念としている父親から勢いであれ「勝手にしろ」という発言を引き出せたことが勝因であると考えている[49]。
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- ^ 山口浩介 (2011年1月21日). “「俺の妹」作中ゲーム「真妹大殲シスカリプス」がYahoo!モバゲーに登場!”. GameSpot Japan. 朝日インタラクティブ. 2011年1月25日閲覧。
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- ^ 俺の妹×千葉都市モノレールコラボ記念切符発売
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[編集] 参考資料
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- CloseUp NetTube
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- アキバBlog
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- 伏見つかさ、三木一馬、小原一哲、岩上敦宏、二見鷹介 (2010-10-10) (WMV). 徳島・マチ★アソビ vol.4 「俺の妹」トークイベント(表)前編 (インターネット番組). アスキー・メディアワークス 2010年11月22日閲覧。.
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- 伏見つかさ、三木一馬、小原一哲、岩上敦宏、二見鷹介、高橋遊馬、Web担西川 (2010-10-11) (WMA). 徳島・マチ★アソビ vol.4 「俺の妹」トークイベント(裏) どうしてこうなった反省会 (インターネット番組). アスキー・メディアワークス 2010年10月23日閲覧。.
- 『俺の妹がこんなに可愛いわけがない アニメ公式ガイドブック 「アニメ『俺の妹』がこんなに丸裸なわけがない」』 電撃文庫編集部、アスキー・メディアワークス、2011年9月30日、初版。ISBN 978-4-04-870649-0。
[編集] 関連項目
「#他作品とのコラボレーション」も参照
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがないの登場人物
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがないの作中作
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (アニメ)
- 俺の妹がこんなに可愛いわけがない ポータブル
- 十三番目のアリス
- ねこシス
- 妹萌え
- ツンデレ
- メタフィクション
- おたく差別
[編集] 外部リンク
- 電撃文庫『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』β版公式サイト - 電撃文庫の公式サイト
- LUNAR LIGHT BLOG - 著者のブログ
- tabgraphics_blog - イラスト担当・かんざきひろのブログ
- P.101 - コミックス版作画担当・いけださくらのホームページ
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