保留名
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保留名(ほりゅうめい、英語: conserved name)とは、生物分類学で、新しい研究の成果や命名権に関連する古い文献の発見などによって、ラテン語の分類名(学名)が改訂された後も、旧名を従来通り使用を認める(保留する)ものをいう。nom. cons.と略する。
植物学では、種名においては、コムギとトマトのそれだけであるが、属名では千以上の属に保留名が認められている。
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代替名 [編集]
植物の科名はタイプ属の語幹に-ceaeを加えたものであるが、古くからキク科やイネ科などでは、labia = 唇など、その科の特徴を表す語から科名を作って使っていた。これらの伝統的な名称は、大きなグループばかりであることもあり、代替名 (nom. alt.) として使用が認められている。APG植物分類体系では、すべての科でタイプ属から科名をつけることにしているため、代替名の使用機会は減っている。
くちびるばな科(シソ科)、ほもの科(イネ科)、からかさばな科(セリ科)などとして、牧野富太郎は、これらの日本語訳を科名に用いていたことがある。
代替名のリスト [編集]
国際植物命名規約の規約第18.5条[1]によって使用が認められている代替名のリスト。括弧内が代替名
- キク科 Asteraceae (Compositae)
- アブラナ科 Brassicaceae (Cruciferae)
- イネ科 Poaceae (Gramineae)
- オトギリソウ科 Clusiaceae (Guttiferae)
- シソ科 Lamiaceae (Labiatae)
- ヤシ科 Arecaceae (Palmae)
- セリ科 Apiaceae (Umbelliferae)
- 広義のマメ科 Fabaceae (Leguminosae)
- マメ亜科 Faboideae (Papillionoideae)
- 狭義のマメ科 Fabaceae (Papillionaceae)
脚注 [編集]
- ^ “Article 18.5”. International Code of Botanical Nomenclature. 2012年7月28日閲覧。
外部リンク [編集]
- 仲田崇志. “"メルボルン規約" に向けた提案 III(2010.08.06)”. 2012年7月26日閲覧。