住めば都のコスモス荘

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住めば都のコスモス荘
小説
著者 阿智太郎
イラスト 矢上裕
中沢一登(電撃hp掲載時)
出版社 メディアワークス
レーベル 電撃文庫
刊行期間 1999年5月 - 2003年
巻数 全6巻
漫画
作者 矢上裕
出版社 メディアワークス
掲載誌 電撃Animation Magazine
月刊電撃コミックガオ!
発表号 AniMag:2000年7月号 - 2001年5月号
ガオ:2003年4月号 - 2004年4月号
巻数 全3巻
アニメ:住めば都のコスモス荘
すっとこ大戦ドッコイダー
監督 まついひとゆき
キャラクターデザイン 柴田淳
アニメーション制作 ユーフォーテーブル
製作 コスモス荘
放送局 放送局参照
放送期間 2003年7月 - 9月
話数 全12話
テンプレート - ノート
ウィキプロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

住めば都のコスモス荘』(すめばみやこのコスモスそう)は、阿智太郎作のライトノベル、及びそれを原作とした漫画およびアニメ作品。小説は電撃hpVolume.1に掲載後、電撃文庫より第1巻が1999年5月に発売。以降2003年まで全6巻が発売された。

漫画版は小説版のイラスト担当の矢上裕により「電撃Animation magazine2000年7月号から2001年5月号まで連載されたが、掲載誌の休刊にともない一時中断。アニメ化に合わせて「月刊電撃コミックガオ!」2003年4月号付録雑誌に掲載され復活。同誌の2003年7月号より連載再開され、2004年4月号で最終回を迎えた。

阿智太郎の原作者コメントによると、漫画版の内容は矢上に一任しており、自分はノータッチだったとのこと[1]。このため、小説版、漫画版、アニメ版すべて結末が異なる。

シリーズタイトル[編集]

小説(著者:阿智太郎、イラスト:矢上裕)
電撃文庫メディアワークス
  • 住めば都のコスモス荘
  • 住めば都のコスモス荘2 ゆ〜えんちでドッコイ
  • 住めば都のコスモス荘3 灰かぶり姫がドッコイ
  • 住めば都のコスモス荘4 最後のドッコイ
  • 住めば都のコスモス荘SP 夏休みでドッコイ
  • 住めば都のコスモス荘SSP お久しぶりにドッコイ
コミック(原作:阿智太郎、著者:矢上裕)
電撃コミックス(メディアワークス)
  • 住めば都のコスモス荘(全3巻)


ストーリー[編集]

神奈川県中空町にある専門学校に通うごく普通の青年・桜咲鈴雄は故郷である静岡から戻ってきたある日、株式会社オタンコナスの社員・タンポポと名乗る少女から自社のパワードスーツ・ドッコイダーのモニターになってくれと依頼される。初めは断った鈴雄だが、アルバイト探しに苦難していたため承諾することに。しかしそれは、銀河連邦警察がドッコイダーとそのライバルであるネルロイドガール、どちらのパワードスーツを採用するかのテストでもあったのだ。その正体がばれたら失格。一方A級宇宙犯罪人として銀河連邦警察に囚われていた、Dr.マロンフラワー、ヒヤシンス、エーデルワイスの3人はドッコイダー、ネルロイドガールの正体を暴けば無罪放免になると言う条件でドッコイダー達と戦う。しかもドッコイダー、ネルロイドガール、A級宇宙犯罪人達は、お互いの正体に気づかぬまま地球にあるアパート「コスモス荘」に住むことになるのだった。

主な登場人物[編集]

桜咲 鈴雄(さくらざき すずお)
20歳の鳴柿児童学専門学校に通う落第一年生、コスモス荘の5号室に住む。普通自動車免許を取得しているが肝心の車は無し。非常に平凡でどこか頼りない。アルバイト探しに日々苦労していたが、ある日宇宙にある株式会社オタンコナスの抽選に選ばれ(アニメ版と漫画版ではタンポポにスカウトされ)超特殊汎用パワードスーツ・スットコドッコイのモニターとなりドッコイダーに変身する。以後は宇宙犯罪者を逮捕するために日々奮闘中。運動能力が極端に鈍く着地の際、頭から落ちるほか、記憶力が悪く技の発動に必要なモーションをなかなか覚えられない(モーションが無駄に長いためもある)。なお、ドッコイダーのデザインはほぼ全身青色のウルトラマンが仮面ライダーのベルトをつけた(アニメ版では加えてマントと白いおむつを着用)ようなデザインである。
桜咲小鈴(さくらざき こすず)
本名・タンポポ・トコドッコ・ポポール。宇宙人であり、株式会社オタンコナスの社員でデザイナー、見た目は小学生だが幼態進化の星出身で地球人の年齢で25歳。自分のほかに人間型が居なかったためモニター補佐に選ばれる。ドッコイダーをサポートするために、鈴雄の妹としてコスモス荘の5号室に住むことになる。タンポポの時は髪は緑だが、小鈴の時は茶色。ドッコイダーのサポートをしない時はごく普通に小学校に通っている。
「住めば都のコスモス荘SP」の巻末のキャラクターファイルには「タンポポ・トコドッ・ポポール」となっている。
野菊 朝香(のぎく あさか)
巨大軍事企業エメラルドカンパニー製のパワードスーツ、ネルロイドXを身に纏いネルロイドガールとして宇宙犯罪者と戦う。ドッコイダーのライバルでもあるのだが、本人は全く気にしていない。女性だが一人称は「俺」。缶ビールが大好きで鈴雄の部屋の冷蔵庫を占領。コスモス荘の4号室に住み、鈴雄と同じく鳴柿児童学専門学校に通う。漫画版以外では彼女がネルロイドガールに変身するという事実は明確に語られていない。
ハナ一(はなはじめ)
本名・ハナモモンチョ・モンチョッチョ・モンブラン。関西弁で喋るモモンガ星人。エメラルドカンパニーの社員でありネルロイドX開発主任。ネルロイドガールのサポート役。朝香のペットという設定で4号室に住んでいるのだが、上記の事情で彼女以外のキャラクターとまともに絡めないため非常に影が薄く、彼がメインに来る回は漫画版に一回あるのみである。ウサギ小屋でウサギにいじめられて以来ウサギが非常に苦手である。
栗之華 栗三郎(くりのはな くりざぶろう)
コスモス荘の1号室に住んでいる長髪の老人。その正体はゲームセンターを荒らしまわったA級宇宙犯罪人・Dr.マロンフラワーで、自分が作ったメカを使ってドッコイダーやネルロイドガールと戦い、特にネルロイドガールを目の敵にしている。原作では昆虫甲殻類型のメカを使うが漫画やアニメでは特にモチーフはない。普段は鈴雄や朝香が通っている鳴柿児童学専門学校で児童心理学を教えている。無類のゲーム好きでもあり、特に美少女ゲームとアーケードゲームには目がない。
栗之華 栗華(くりのはな くりか)
栗三郎の孫として通っているがDr.マロンフラワーをサポートする究極汎用からくり人形・クリーカ0C5型が正体。普段は人間の女性の姿で、鳴柿児童学専門学校に通っている。戦闘時はDr.マロンフラワーのメカのホストコンピューターになる。勿論栗三郎と共にコスモス荘の1号室に住んでいる。自身が人工物であることに対するコンプレックスを抱いているほか、小説版のみ鈴雄に恋をしていると思われる描写がある。
岼根 沙由里(ゆりね さゆり)
コスモス荘の2号室に住んでいる美女。本名・ヒヤシンス、倒産した動物園を復興させるため犯罪を重ねたA級宇宙犯罪人で通称「クィーン・オブ・ザ・動物園」。下僕であるピエールの身体に動物園で飼育していた動物を宿らせており、ムチで叩くことで動物に変えるが、個人の戦闘能力は低い。ナイスバディーだがそれとは裏腹に超が付くほどの大食漢である。地球で初めて出会った鈴雄のことが気に入っている。普段は遊園地のヒーローショーでアルバイト(ヒヤシンス本人の役)をしている(漫画版では動物園の飼育係)。当然の事ながら給料のほとんどを食費に費やしている。
ピエール
沙由里の下僕で、使用人としてコスモス荘の2号室に住んでいる。身体の中に沙由里が動物園で飼育していた動物の遺伝子を宿らせており、快感が頂点に達した時、遺伝子が目覚め動物との融合体になる。だが、どんな動物になるかは変化するまで分からないので、あまり役に立っておらず沙由里にいつも怒られている。真性のマゾヒズムであるため沙由里のムチを受ける事をこの上ない喜びとしている。漫画版では極度の方向音痴である(漫画版では神奈川から迷った末に長野県で保護される)。
梅木 瑠璃(うめき るり)
本名・エーデルワイス。銀河中の教育機関を破壊したA級宇宙犯罪人。粘土細工でゴーレムを作るエルロード一族の1人。ゴーレムは粘土細工の出来が戦闘力に比例するのだが、手先が不器用なため強いゴーレムを作れない。本来は孤児だが、地球では小学生として銀河連邦警察に記憶操作された梅木一家(両親と弟)と共にコスモス荘の3号室に住んでいる。意地っ張りだが寂しがり屋で、鈴雄のことは「コーチ」と呼んで慕っている。普段はタンポポと同じ小学校に通っていて、同じクラスである。学校では学級委員(ウサギ小屋掃除係兼飼育係)を勤める。
斗日雄(とぴお)
コスモス荘の6号室に捨てられていた幼児。正体は銀河の半分を病原種に侵した特A級犯罪人スイートピー。見かけは4歳くらいの幼児だが、超幼態進化の星出身で地球年齢で40歳。怪奇植物を自由自在に操り戦う。小説版と漫画版で性格設定が大幅に異なる。(アニメ版には登場しない)

テレビアニメ[編集]

住めば都のコスモス荘 すっとこ大戦ドッコイダー』のタイトルで2003年7月から9月まで、ちばテレビテレビ神奈川テレビ埼玉中部日本放送毎日放送で放送された。

キャスト[編集]

スタッフ[編集]

主題歌[編集]

オープニングテーマ「いつも手の中に」
作詞・作曲 - 西池崇 / 編曲 - Mac'in桑田・サイキックラバー / 歌 - サイキックラバー
エンディングテーマ「地球Merry-Go-Round
作詞 - 小幡英之 / 作曲・編曲 - 宮原恵太 / 歌 - 植田佳奈
挿入歌(アクションテーマ)「熱血αドッコイダー」
作詞 - 阿智太郎 / 作曲 - 蓜島邦明 / 歌 - Mr.ハイシマ
  • 挿入歌という扱いではあるが、本作の実質的なアクションテーマソング。平成仮面ライダーシリーズのエンディングテーマと同様、ドッコイダーの見得切場面やアクション時に流される。実際の主題歌である「いつも手の中に」よりも先にカラオケ配信された。

各話リスト[編集]

8話において、『シスター・プリンセス』のパロディのThirteen Sistersというゲームが登場している。また『おねがい☆ティーチャー』のパロディも登場している。どちらも、一部を除きオリジナル作品と同じ声優を起用している。

話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督
1 ドッコイダー登場でドッコイ 高林久弥 佐藤卓哉 野中卓也 小林利充
2 流行色は紫でドッコイ 金月龍之介 まついひとゆき
3 ドッコイダーVSエーデルワイスでドッコイ 寺東克己 外崎春雄
4 謎の住人沙由里登場でドッコイ 佐藤和浩 木村哲 安形裕篤 中屋了
5 小遣い値上げでドッコイ 井之川慎太郎 東出太
6 プール争奪サイクルレースでドッコイ 金月龍之介 寺東克己
小船井充
まついひとゆき
小船井充
小船井充
7 栗華の夢でドッコイ 佐藤和浩 笹嶋啓一 小笠原篤
8 LOVEでドッコイ 強田☆舞 寺東克己 水無月弥生 高橋聰
9 お熱いのが好きでドッコイ 金月龍之介 奥田淳 野中卓也
まついひとゆき
奥田淳
河野悦隆
10 変化!モグモックルでドッコイ 佐藤和浩 井之川慎太郎
寺東克己
外崎春雄
11 コスモス荘最後の日?でドッコイ 金月龍之介 野中卓也 細田直人
12 熱血バトルでドッコイ まついひとゆき 柴田淳

放送局[編集]

放送地域 放送局 放送期間 放送系列
千葉県 ちばテレビ 2003年7月 - 9月 独立UHF局
神奈川県 TVK
埼玉県 テレビ埼玉
近畿広域圏 毎日放送 TBS系列
中京広域圏 中部日本放送

脚注[編集]

  1. ^ コミック3巻192頁、「原作者あとがき……というより反省文」より

外部リンク[編集]