伊福部達

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伊福部 達(いふくべ とおる、1946年(昭和21年) - )は工学者北海道出身。作曲家の伊福部昭は叔父に、放送作家伊福部崇は甥にあたる。 音響学電子工学医療工学の境界分野で活躍している。

蝋管レコードの再生技術の研究がテレビでも取り上げられており、レーザー再生機の開発も行っている。また、NHKをはじめとするテレビ各局で使用されている緊急地震速報音(チャイム)の作成者でもある。

略歴[編集]

  • 1969年(昭和44年) - 北海道大学工学部電子工学科卒業
  • 1971年(昭和46年) - 北海道大学大学院修士課程修了。同大応用電気研究所助手
  • 1978年(昭和53年) - 工学博士(北海道大学、学位論文『触覚による聴覚代行の生態工学的研究』)
  • 1984年(昭和59年) - アメリカ合衆国スタンフォード大学客員助教授
  • 1989年(平成元年) - 北海道大学応用電気研究所教授
  • 2002年(平成14年) - 同大学退官、東京大学先端科学技術研究センター教授
  • 2007年(平成19年) - 同大学定年、同先端科学技術研究センター特任教授、北海道大学名誉教授

エピソード[編集]

緊急地震速報のチャイム音考案においては、叔父の昭が作曲したシンフォニア・タプカーラを参考にした案が速報音に採用された。同じく昭の作品であるゴジラのテーマも一時検討された[1]

出演番組[編集]

著書[編集]

  • 「福祉工学の挑戦—身体機能を支援する科学とビジネス」
  • 「音の福祉工学」
  • 「音声タイプライタの設計」
  • 『脳科学と芸術』(共著) 工作舎 2008年(平成20年) ISBN 978-4-87502-414-9

脚注[編集]

  1. ^ “第17回「音の匠」決定 - NHK緊急地震速報チャイムを開発した伊福部 達氏”. Phile-web. (2012年12月6日). http://www.phileweb.com/news/audio/201212/06/12842.html