仮面ライダーBLACK (曲)

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仮面ライダーBLACK
倉田てつを坂井紀雄シングル
B面 Long Long Ago, 20th Century[1]
リリース
規格 17cmシングルレコード
ジャンル アニメ・特撮ソング
レーベル 日本コロムビア
作詞・作曲 阿木燿子
宇崎竜童
倉田てつを 年表
仮面ライダーBLACK
(1987年)
坂井紀雄 年表
ソルジャー・ブルー
1983年
仮面ライダーBLACK
(1987年)
炎のメッセンジャー
1988年
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仮面ライダーBLACK」(かめんライダー ブラック)は、倉田てつを、ならびに坂井紀雄シングル1987年10月21日日本コロムビアから発売された。型番はCK-797[2]

1988年7月21日には4曲入りのシングルCD(型番は15CC-8049[3]も発売されている。

概要[編集]

表題曲「仮面ライダーBLACK」は、特撮テレビドラマ仮面ライダーBLACK』のオープニングテーマとして使用された。シングルレコードのカップリングには、坂井紀雄が歌う同作エンディングテーマ「Long Long Ago, 20th Century」[1]が収録されている。

作曲を担当した宇崎竜童は、『真・仮面ライダー 序章』では音楽担当として仮面ライダーシリーズに再び関わっており、「Forever」(『真・仮面ライダー 序章』エンディングテーマ)の作曲も行っている[4]

なお本曲には複数のバリエーションが存在し、それぞれイントロや倉田てつをのボーカルやエコー処理、サビの「BLACK!」というシャウト部分のコーラスなどが異なっている[5]。2015年発売の『仮面ライダーBLACK SONG & BGM COLLECTION』には、以下の3種類のフルサイズ音源が収録されており、それぞれ区別されている。

  1. 「仮面ライダーBLACK」(1988年発売の企画盤『仮面ライダーBLACK 歌とアクション』に収録されたバージョン[6]
  2. 「仮面ライダーBLACK シングルバージョン」(シングル盤に収録されたバージョン)
  3. 「仮面ライダーBLACK アルバムバージョン」(『仮面ライダーBLACK ヒット曲集』などのアルバム盤に収録されたバージョン)

「Long Long Ago, 20th Century」は、「夢のヒーロー」(『電光超人グリッドマン』オープニングテーマ)など多くの特撮主題歌・挿入歌を歌唱した[7]坂井紀雄の初の特撮主題歌である。

「仮面ライダーBLACK」を歌唱した倉田てつをは、本楽曲以外にも『仮面ライダーBLACK』挿入歌「オレの青春」や『仮面ライダーBLACK RX』挿入歌「黒い勇者」を歌唱している。

エピソード[編集]

作曲を担当した宇崎は、水木一郎のような本職のアニソン歌手が歌うことを想定したため、歌唱難度が高い曲を制作する。後に歌手経験の無い倉田が主題歌を担当すると知った宇崎は「それならもっと簡単に歌える曲にしてあげれたのに」とインタビューで答えている[要出典]

収録曲[編集]

(全作詞:阿木燿子、全作曲:宇崎竜童、全編曲:川村栄二

  1. 仮面ライダーBLACK[8]
    歌:倉田てつを
  2. Long Long Ago, 20th Century[1]
    歌:坂井紀雄
    • 特撮番組『仮面ライダーBLACK』エンディングテーマ。

カバー[編集]

脚注[編集]

  1. ^ a b c オープニング映像におけるクレジットと、シングルレコードのジャケットの表1・表4においてのみ「LONG LONG AGO, 20TH CENTURY」と表記されている(本シングルの歌詞カードやレコード盤面ラベル、ならびにこれ以後のアルバム収録においては基本的に全大文字表記されていない)。
  2. ^ 『仮面ライダー大図鑑(6)』バンダイ、1992年8月20日、126頁。
  3. ^ 1曲目に「仮面ライダーBLACK」(特に表記されていないがシングルバージョン)、2曲目に「仮面ライダーBLACK~星のララバイ~」、3曲目に「ブラックホール・メッセージ」(2、3ともに歌は五十嵐寿也)、4曲目に「Long Long Ago, 20th Century」(スペルは全大文字表記ではない)を収録した、全4曲のCDミニアルバム扱いだった。
  4. ^ 仮面ライダーシリーズ以外では、ビーファイターシリーズ(『重甲ビーファイター』『ビーファイターカブト』)の主題歌の作曲として、東映特撮作品に参加している。
  5. ^ 『仮面ライダーBLACK SONG & BGM COLLECTION』(CDライナー)川村栄二、日本コロムビア、2015年、11頁。COCX39041→3。 
  6. ^ 1992年発売の『仮面ライダー COMPLETE SONG COLLECTION SERIES 8 仮面ライダーBLACK』のブックレット解説によれば、「On AirのTVサイズに(最も)近いバージョン」とされている。ただしそのアルバムでは誤ってシングルバージョンがこの曲として収録されてしまったうえに、表記ミスや再プレスでの不完全な訂正が重なったため、後に発売される仮面ライダー主題歌集の類や、オムニバス・アルバム各種への収録の際に収録間違いや表記間違いを誘発し、長らく混乱を招く元となった。
  7. ^ 仮面ライダーシリーズにも、本楽曲以降も『仮面ライダークウガ』イメージソングや『仮面ライダーアギト』挿入歌を歌唱。
  8. ^ 複数ある同曲のバリエーションのうち、後に「シングルバージョン」と呼称・分類されることになるバージョンにあたる。