仮面ライダー555の登場人物
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仮面ライダー555の登場人物(かめんライダーファイズのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ『仮面ライダー555』に登場する主要な人物について記述する。
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オルフェノクと戦う者達[編集]
- 乾 巧(いぬい たくみ) / 仮面ライダーファイズ / 仮面ライダーデルタ
- 演 / 声 - 半田健人 / 声 - 渡部秀(仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦)
- 本作の主人公。職を転々としながらバイクで全国を旅していた青年。18歳(1985年生まれ)。一人称は「俺」。猫舌。九州で真理達と出会い、オルフェノクに襲われた際に真理から無理矢理ファイズに変身させられ、ファイズギアの主な使用者となる。その後も啓太郎・真理と共同生活を送るなど、なし崩し的に人類とオルフェノクとの戦いに身を投じていく。
- 無愛想で常にぶっきら棒な態度を取り、本人も認める口の悪さも相まって悪い印象を与えがち。しかし内心では感受性が強く優しい人物であり、自分が他者の期待・愛情を裏切る事を恐れてそうした態度を見せている。また何事にも無関心で不器用である事も無骨さに拍車をかけているが、本人も「自分には夢が無い」と密かに悩んでいた。
- 行動面でも基本的に何も言わずに単独で行動し、その理由を伝えないため、真意を理解されなかったり誤解される事が多い。
- 感受性の強さから、戦いの中で「何をもって倒すべき悪とするのか」について悩み、一度はファイズの使用権を放棄した事もあった。その後戦いを継続するが、その際の決意は善悪の境界を定める事ではなく、誰かを守る為に誰かを倒すという罪を背負うという自己犠牲の覚悟であった。
- 基本的にファイズの使用者として活躍するが、ファイズギアを手放していた時に成り行きで一度だけデルタに変身した事もある。サポート装備については、劇中で唯一オートバジン・サイドバッシャー・ジェットスライガーの3機全てを操縦した人物でもある。戦闘スタイルはヒーローらしからぬラフファイトが特徴で、倒れた敵への追い討ちも厭わない。
- 一方で自身と同じく人間に対して危害を加えないオルフェノクがいる事を知った後は、改心する可能性のあるオルフェノクを含めて止めを刺さない様になった。変身直後・戦闘中に度々手首を振る癖がある。
- 人間側として行動していたが、中盤に過去に火事によって死亡しており、ウルフオルフェノクとして覚醒していたという事実が明かされた。この事実でライダーズギアの原理・雅人や真理の過去など多くの謎が解き明かされ、物語は終盤に向かっていく。最終的にオルフェノクでありながら人類を守る為にオルフェノクを滅ぼす事を選択し、それを成し遂げた。
- 真理・啓太郎と共に平和な日常に戻る事が出来たが、オルフェノクの運命により遠からず命が尽きるという現実を背負ったまま物語は幕を閉じる。
- 夢を持たない青年だったが、最後には「世界中の洗濯物が真っ白になるみたいに皆が幸せになります様に」という夢を持つ事が出来た。
- 木場 勇治(きば ゆうじ) / 仮面ライダーファイズ / 仮面ライダーカイザ
- 演 - 泉政行
- 本作のもう1人の主人公。資産家の子息として生まれ、婚約者も持つなど恵まれた環境に育った青年。21歳(1982年生まれ)。
- 一人称は「俺」或いは「僕」。両親を乗せて車を運転中に事故に遭い、2年間の植物状態を経て死亡した後、ホースオルフェノクとして覚醒した事で人生が一変する。入院中に伯父により死亡した両親の財産を奪われていた上、恋人だった森下千恵の裏切りにも遭い、激情の余り千恵の新たな恋人となっていた従兄弟である木場一彰・千恵を殺害する。
- 人間でなく怪物と化した自分に苦悩するが、同類である長田結花・海堂直也と出会った後は「心が人間なら人間であるはず」という考えに至り、オルフェノクと人間の共存を模索していく。その過程でオルフェノクに危害を加えるファイズを敵と認識して戦うも、私生活で知り合った巧と正体を知らずに交友を結ぶなど複雑な間柄となる。
- 温厚で物静かな性格。好意を抱いた相手に面倒見良く平和的に接するが、一度何かの拍子に敵と認識した相手は徹底的に攻撃するなど、人に対する評価が極端で不安定な部分がある。巧に関しても巧の一貫した好意に比べ、終盤まで憎悪・好意の間を行き来しており、そうした不安定な対人評価を雅人に利用された事もあった。
- こうした負の側面は物語の進行につれ、オルフェノクと人間の対立が高まる中で一層に深まっていった。終盤に警察がオルフェノクの捕獲に動き出す中で自身もその標的にされた事で、人間を守る事に疑問を抱いてしまう。
- そして結花が警察によって殺害されたと思い込んだ事で共存から人類抹殺へと志を変え、そうした内心の変化を見抜けなかった花形の過ちもあって、スマートブレインの新社長として村上の遺志を継ぐ事になる。その際に近い立場に居つつも、決して人間への愛情・信頼を捨てなかった巧とも決別する。
- その後も非戦闘員である真理を人質にして雅人を殺害する・少年である照夫の生命を犠牲にして王を復活させる・捕らえた巧を裏切り者として実験体にするなど手段を選ばぬ行動を多く取り、それには唯一行動を共にしていた直也すらも絶望し、最終的に勇治の元から離れてしまう。
- 最終話で救出された巧に敗れ、さらにかつて自身が説いた理想を巧から諭された事で自身の犯した過ちに気付くも答えを出せずに苦悩する。そして巧・三原が復活したアークオルフェノクに苦戦を強いられる中、答えを出すために救援に駆け付けた。
- カイザに変身して戦うも王の攻撃で致命傷を受け、最後の力で王の動きを止めるために羽交い締めの状態でファイズ ブラスターフォームのブラスタークリムゾンスマッシュを身に受けて絶命した。
- スマートブレインから(スマートレディ個人によるもの)支給された愛車は日産・シーマ。
- 園田 真理(そのだ まり)
- 演 - 芳賀優里亜 / 少女時代(8年前)八武崎碧
- 本作のヒロイン。美容師を目指す少女。16歳(1987年生まれ)。
- 一人称は「私」。幼い頃に両親を亡くし、花形に引き取られて孤児院「流星塾」で育った。九州滞在中、義父である花形から送られたファイズギアの謎を確かめるため、東京のスマートブレイン本社に向かう途中に巧と出会う。東京に戻った後は巧と共に啓太郎の実家に居候しながら、美容院でアルバイトをして夢を追いかけている。料理も得意で、同居人との食事シーンが非常に多いのも特徴である。
- かなり勝気な性格で、ちゃっかりとした部分もあるが、物怖じせずに自分の意見をはっきり言う芯の強さを持つ。ただその気の強さから苦手に感じた相手への評価は辛辣で、相手を罵倒する際は非常に容赦なく、時に言ってはならない事も言ってしまう[2]。巧との別離は、彼女が巧をオルフェノク故に恐れてしまった事が原因の一つであり、彼女は謝りたいと言いつつも、その後のいざこざもあって謝る機会を逃している。
- 後に“九死に一生を得た”人間からオルフェノクの王が復活するという可能性から、孤児院に子供たちが集められていた事を知る。その後、村上の意向によって「人工的に人間をオルフェノクへと強制進化させる実験」の被験者として殺害された上で、蘇生手術を受けていた事も判明する。つまり物語開始から少し以前、流星塾の同窓会に出席した真理は一度他の元流星塾生達と共に殺害されて“オルフェノクの記号”を埋め込まれた上で蘇生していたが、記憶を改変されたためその事実を覚えていなかったのである。
- 後にスパイダーオルフェノクこと澤田に殺害されて2度目の死を迎えるが、巧の尽力によって蘇生。この一件が巧がオルフェノクである事を周囲に明かす一因となった。
- 菊池 啓太郎(きくち けいたろう)
- 演 - 溝呂木賢
- 「世界中の洗濯物が真っ白になる様に、世界中のみんなが幸せになる」事を夢見る青年。21歳(1982年生まれ)。一人称は「俺」。良くも悪くもお人好しの理想家で、それ故に空回りする事も多いが、終盤で人類とオルフェノクの共存への理想は、巧・結花に希望をもたらしている。
- クリーニングの修行先の九州で巧・真理と出会い、以降2人と行動を共にする。実家は東京で創業100年の老舗クリーニング店「西洋洗濯舗 菊池」を営んでおり、巧・真理もここで住み込みのアルバイトをする。両親は「世界中の洗濯物を真っ白にする」ためにアフリカに渡っており、店の経営は啓太郎に任されているが、店は赤字続きである。
- 結花とはメル友で、本人と何度か会って想いを寄せていたが、「長田さん=結花さん」とはお互い全く気付かなかった。終盤、彼女がメル友とわかり、同時に彼女がオルフェノクだという事実も知ったが、既に巧の秘密を知り、全てのオルフェノクが必ずしも人間の敵ではないと理解していた啓太郎は、恐れる事無く結花を受け入れるも、その恋は結花の死により悲恋に終わってしまった。
- 啓太郎は結花の死の事実を知る事無く、直也か他の誰かの元に行ったと解釈した様子[3]。
- 愛車はホンダ・モビリオ・スパイク(第13話では、ホンダ・フォルツァに乗っていた)。
- 長田 結花(おさだ ゆか)
- 演 - 加藤美佳
- 17歳(1986年生まれ)。一人称は「私」。
- 養父母と義理の妹・道子や通っていた高校の生徒達から陰湿ないじめ・虐待を受けていたが、陸橋の階段からの転落事故により死亡しクレインオルフェノクとして覚醒する。その後、道子に濡れ衣を着せられて家を追い出され、また高校で自分を虐げていたバスケットボール部員達を殺害し行き場を失った末に勇治と出会い、以後は行動を共にする様になる。
- 人間への潜在的憎悪・恐怖から、向こうから彼女に絡んでくるなど性質の悪い者達が相手とはいえ、勇治達には知らせず密かに殺戮を繰り返していた。そのためスマートブレイン側からは標的から外されており、かつラッキークローバー候補とまで見られていた。しかし啓太郎・真理・巧との出会いから心を和らげ、人を愛せる様に変わろうとする。
- その甲斐あって物語が進むにつれ初登場時の様な暗い性格ではなく明るくて積極的な性格になった。聞き分けのない照夫を鎮めるため、彼の前で自らスカートをめくるという大胆な一幕もあった[4]。直也に想いを寄せており、奇行の多い直也のフォローに回る事が多かったが、直也に想いは通じなかった。
- 終盤で警察の研究機関に捕らえられ実験材料にされてしまうが、同じく捕えられていたクラブオルフェノクに救出されて警察から逃れる。その後、元気を無くしていた所、真理たちの計らいでクリーニング屋に住む事になり、その際に啓太郎が結花から届いたメールを読んだ事で彼がメル友だと知り、オルフェノクの正体も知られ啓太郎を拒絶するも、啓太郎が自身を受け入れてくれた事で啓太郎とデートの約束をした。
- その後、もう一度信じて欲しいと言う警察の伝言に乗って巧・勇治と共に赴くが警察の襲撃を受け、その際に重傷を負ってしまう。辛くも逃げのびるも先の実験の後遺症で変身能力を失ってしまい、待ち構えていたロブスターオルフェノクになす術なく致命傷を負わされ、啓太郎に最後のメールを送り灰となって消滅した。作中で結花の死を知っていたのは勇治・巧のみであり、彼女が冴子に殺された真相は誰一人知る事は無かった。
- クレインオルフェノク
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- 身長:203cm
- 体重:112kg
- 飛行速度:時速480km
- ツルの特性を持つオルフェノク。人間態でも高感度の聴覚・高いジャンプ力を有する。人を殺す時は大腿部からオルフェノクエネルギーを放出する光の翼を広げ、触れた者の心臓を焼き尽くす。口部からは超高周波を発生させる事も可能。
- 劇場版ではホースオルフェノクと同様に激情態へと進化しており、専用武器として猛毒を持つ弓矢を持つが未使用。激情態から脚部を変化させて飛行する飛翔態にも変身可能。
- 海堂 直也(かいどう なおや) / 仮面ライダーファイズ
- 演 - 唐橋充
- 23歳(1980年生まれ)。一人称は「俺」。元音大生で、クラシックギターで天才的な才能を発揮していたが、その才能を妬んだ教授が仕組んだバイク事故で演奏家生命を絶たれる[5]。その後、無頼の日々を送っていた折、偶然居合わせた喫茶店で勇治・結花の教育をスマートブレインから任されていた戸田英一(スクィッドオルフェノク)が店内の人間を無差別に襲った際に犠牲者となるが、彼1人だけが使徒再生から生き残りスネークオルフェノクとして覚醒する。以後、その覚醒を目撃した勇治・結花と生活・行動を共にする。オルフェノクとして、人々を襲う側に回ろうとしていた矢先に夢を託せる後輩と出会い、音楽への未練に終止符を打つ。後に巧がスマートブレインにファイズギアを返却した際は、一時ファイズとなって役に立たないオルフェノクの処分を担っていた。
- 露悪的な性格で、時に感情の赴くまま奇矯な行動に出るが、本心では人間を愛しており、常に周囲を気にかけている。「~ちゅうか」が口癖。共に暮らす3人のオルフェノクの中で唯一オリジナルではない。また最も人間臭く、勇治達を見捨てて逃げた事もあれば、後述の照夫を不器用ながら気にしたり、勇治の生き方を尊敬もしていた。また25話で小林義雄(ラビットオルフェノク)と人間を捨てようと奔走した果てに、彼に「人間を捨てようと思っても、捨てられない所が俺様の良い所だ」と言っている。恋愛に関しては一途で、真理に一目惚れして幾度もプロポーズを重ねるが、彼女にはその気持ちを受け入れてもらえず、その恋は実る事は無かった。その後は気が逸れたのか、特に真理を意識する場面は無くなっており、気分屋でもある。
- 物語後半、偶然居合わせたビル火災の現場から少年・鈴木照夫を救出、当初は鬱陶しがっていたものの、次第に自分と同じで周囲を撥ね付ける照夫に同情していく。照夫へと注がれた情愛はやがて人類を守ろうとする決意へと変わる。終盤に勇治からライオトルーパー部隊の隊長に選ばれるも、真理・照夫を戦いに巻き込もうとする事を知った事で反発する。人類抹殺を選んだ勇治の心変わりに絶望して彼の元を離れ、自分がかつての勇治の様に人間を守る事を誓う。その後、照夫に宿っていたオルフェノクの王を倒さんとする巧達と戦う道を選び、最終的に人間側についたオルフェノクの中では巧・直也だけが生き残った。最終決戦後は保育士として働いている三原・里奈の姿を確認した後、どこへとも無く旅立っていった。
- スマートブレインから(スマートレディ個人によるもの)支給された愛車はホンダ・CB1300SF。
- 2度だけオルフェノクに変化する時「変身」の掛け声をしている。
- スネークオルフェノク
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- 身長:209cm
- 体重:130kg
- ヘビの特性を持つオルフェノク。牙から放つ、敵を失血死させる猛毒が武器。当初は素手で戦っていたが、終盤・劇場版では円状・直状の刃が一体となった2本の小剣を武器にしていた。
- ゲーム版では蹴り技主体の戦法が採用されている。
- 草加 雅人(くさか まさと) / 仮面ライダーカイザ / 仮面ライダーファイズ / 仮面ライダーデルタ
- 演 - 村上幸平
- 大学生。21歳(1982年生まれ)。一人称は「俺」。多方面に際立った才能を持ち、テニス・フェンシング・乗馬といった3つの運動部の部長を兼任する文武両道のスポーツマン[6]で、合気道にも心得がある。水難事故で両親を失っており、真理と同じ孤児院出身だったが、そうした暗い過去を感じさせない好青年。再会時には幼少期を共にした真理ですら、言われるまで分からない程に真面目で優秀な人物に成長していた。孤児院の人間が次々とベルトを狙うオルフェノク・カイザギアの副作用で落命する中、真理を守るためにカイザに変身する。そして埋め込まれたオルフェノクの記号がカイザギアに適応した事で副作用が起こらず、以降カイザの主な使用者として巧と共にスマートブレインと戦う事を決意する。
- 一見して人当たり良く紳士的な性格であり、自身の実力を鼻にかける事も無く、周囲から頼もしい人物として信頼されている。対抗心から悪口を言う巧に対しても、常に笑顔で接していた。だがそれは表面的な演技に過ぎず、本質は自己中心的で権謀術数に長けた好戦的な気質の持ち主。自分に好意を示す者・利をもたらす者には仮面を被るが、本質を見抜いた人間には本性を露にして排除に掛かる[7]。巧に言い放った「俺の事を好きにならない人間は邪魔なんだよ」という台詞はこうした部分を象徴する名台詞として記憶されている[8]。また激情に駆られると危険を顧みずに突っ走る危うさを秘めている。幼い頃に自分を守っていた真理に対しても当初は真摯な態度で好意を伝えていたが、好意はあっても恋愛感情は無いと告げられた後も半ば妄執的な愛情で慕い続けており[9]、義父である花形に対しても彼がオルフェノクだと知ってからも、オルフェノクへの憎しみ・義父への情で葛藤していた。また真理らと同じく孤児院の陰謀に巻き込まれて命を落としており、その時の事がオルフェノクへの憎悪に繋がっており、三原に戦うように唱えたり、流星塾生が殺された際には怒りも見せるなど、その事に関しては彼なりに仲間意識も持っている。
- カイザの使用者としてオルフェノクと戦うが、悩み戦う巧に比べてオルフェノクに一切の情を見せず、むしろ憎悪を向けて冷酷に倒していく。戦闘スタイルは合気道の投げなども利用した正統派の戦い方で、息を切らさずに余裕のある戦いで敵を圧倒する。変身直後にネクタイを緩める様に襟元に触れるのが癖。しかし激情に駆られた時はその限りでなく、巧並みのラフファイトを見せる時もある。操縦技術にも長けており、サイドバッシャーを駆使した戦闘も多く、終盤に村上が変身したデルタのジェットスライガーと激闘を繰り広げた。また劇中で唯一ファイズ・カイザ・デルタの3ライダーに変身した人物でもある。
- 本性を露にした中盤以降はやや孤立しながらも、むしろ「オルフェノクを滅ぼす」という信念に基づいて戦いを遂行し、自分なりの正義の下に孤児院を巡る因縁に立ち向かう。自分たちが人類側で唯一オルフェノクに対抗出来るという自覚も強く、スマートブレインにライダーズギアを差し出せば殺された真理が蘇生出来る状況に、激昂と共にライダーズギアを優先したりもする。従って主義の異なる上に真理が信頼を寄せる巧と激しく衝突(巧も当初は反発していたが、雅人の心の傷を知った中盤以降は何とかして彼を救おうと試みる様になる)、巧がオルフェノクと判明した後は敵意を剥き出しにして一時は戦闘不能な状態にまで追い込んだ。そのため、巧の処遇を巡り真理・啓太郎とも一時は意見の対立が生じ、同じくオルフェノクであり真理から好意を持たれていた勇治のことも険悪していた。また同様の理由から巧・勇治の一致した立場(オルフェノクと人類の共存・オルフェノクでありながらスマートブレインと戦う)に危機感を覚え、ライダーズギアの特性・勇治の懐疑心を利用して仲違いを試みている。一方で勇治の正体がオルフェノクである事を知った直後に共闘したり、更には巧が人類を守る事を誓った際には、人間の心をいつ失うか分からない疑念を抱きながらもそれを受け入れたりと、状況に応じて柔軟な姿勢も見せている。そのため二人に対してスマートブレインと戦うために必要な戦力としての認識はあり、戦いの際には経緯・因縁を後回しにして両者に協力する事も多く、見事なコンビネーション攻撃を見せている。
- 終盤に義父である花形から全ての真相を聞かされ、更には変身を続けた事で埋め込まれていたオルフェノクの記号が消滅しつつある為、その死の間際に戦わずに生き残る様に伝えられたが、今まで戦い続けた彼に戦いを投げ出す事は出来ず、最終的に勇治に人質に取られた真理を助ける為に、体が灰化する中でラッキークローバーと戦い、瀕死の重傷を負った所をカイザギアを奪った勇治により首の骨をへし折られて殺害された。死体はそのまま灰化し、巧・三原が助けに駆け付けた時には既に灰と化していた。
- 木村 沙耶(きむら さや) / 仮面ライダーデルタ
- 演 - 斉藤麻衣
- 18歳(1985年生まれ)。一人称は「私」。流星塾の出身者で、デルタギアの最初の適応者。真理によれば温厚だが芯の強い性格である(小説版では流星塾一の美人と評されている)。巧・真理が一向にクリーニングの仕事を手伝わないので、啓太郎が新人アルバイトを募集した際にやってきた。猫舌であり、同じ性質の巧が妙な(?)仲間意識を持った。しかし彼女の本当の目的は、デルタギアの力に溺れないであろう人間=巧に近づき、どういう人間か知った上でデルタギアを渡す事だった。デルタギアを塾生達の手に委ねたところ、力に溺れた塾生達の間に亀裂が生じ、澤田と共にギアを回収したが、澤田はスパイダーオルフェノクに覚醒してしまい、そのため誰にも知らせずにとった行動であった。「西洋洗濯舗 菊池」でアルバイトをしつつ、デルタとして巧を影からサポートしていたが、巧の人柄を知ってデルタギアを託そうとした瞬間、澤田(スパイダーオルフェノク)に殺され、ギアは北崎に奪われた。
- 劇場版には登場していないが前日談のHERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』では触れただけで使徒再生の効果を生み出す『青いバラ』によって流星塾生がほぼ全滅した内で唯一人オルフェノクに覚醒した事が三原から雅人に告げられている。
- 小説『異形の花々』ではドラゴンオルフェノクの正体として登場。
- 三原 修二(みはら しゅうじ) / 仮面ライダーデルタ
- 演 - 原田篤
- 流星塾の出身者。一人称は「俺」。戦いを嫌い、当初はオルフェノクとの戦いへの関わりを避けようとし続けていて、デルタギアを託されて戦う様求められても、生来の気弱な性格から拒絶した。しかし雅人の戦う姿を見て、また里奈の叱咤激励を受けて自身も戦う事を決意し、一時は戦意を喪失しかけるものの、覚悟を決めてデルタギアの最終的な装着者となる。変身当初は巧・雅人といった戦い慣れしている2人に比べれば力不足であったが、巧・雅人・直也との共闘では十分に活躍しており、終盤では自らがデルタギアを放棄しようとしたせいで事故にあった里奈の言葉を受けデルタとして戦う覚悟を決め、その後の雅人の死をも受け入れるなど精神的成長を見せ弱音を吐く事も無くなり、北崎の変身した最大の強敵であったドラゴンオルフェノクとの対決では勝利の立役者となった。巧との個人的な関わりは薄く、当初は彼がオルフェノクである事からやや懐疑的に見ていたが、共闘を経て強く信頼する様になり、彼に強く反発する雅人を咎めた事もあった。
- 普段は里奈と共に養護施設「創才児童園」(スマートブレインが“流星塾”と同様の目的で設立した養護施設であったが、戦いが終わった後も存続している)でアルバイトの保育士をしている。自分達と同じ境遇の子供達の力になりたいという理由からである。最終決戦の後日、里奈と創才児童園で談笑していた。
- 愛車はホンダ・フォルツァ。
- オルフェノクと人間の戦いに参加し、最後まで戦い抜いた上で、明るい生活に戻った事が明示された数少ない人物である。
- 三原役の原田篤は後に「普通の人間がいきなり変身して戦えと言われても出来る訳がない。それが出来た三原は強い心を持った人間だと思う」という主旨のコメントを残している。事実、多くの流星塾生はデルタに変身した場合はその力に取り憑かれてしまっていたが、三原は決して力に溺れることは無く、それがデルタの正装着者となる決め手だった。
- 劇場版には登場していないが前日談のHERO SAGA『MASKED RIDER 555 EDITION -ロスト・ワールド-』に登場。デルタとしてライオトルーパーver.2と戦ったが、雅人の策略で窮地に追い込まれ、直後に『青いバラ』に触れてしまい灰化、死亡している。
- 阿部 里奈(あべ りな) / 仮面ライダーデルタ
- 演 - 河西りえ
- 流星塾の出身者。一人称は「私」。気丈な性格で、強い意思の持ち主。1度だけデルタに変身した事があるが、その後も精神に変調をきたす事は無かった。デルタギアが三原の手に渡ってからは彼のパートナー的存在になり、普段は三原と共に「創才児童園」のアルバイト保育士をしつつ、三原を支えた。
- 最終決戦の後日、三原と創才児童園で談笑していた。真理を除く最初に登場した流星塾生で唯一最後まで生き残った人物。
スマートブレイン社関係者[編集]
劇中に登場する巨大コングロマリット(複合企業)。重工業や電子技術を中心事業としつつ、食品から医療までと幅広い業種に進出している。劇中でも度々イメージCMが流されるなど日本有数の大企業として描かれているが、その実態は謎に包まれている。
社員や幹部の多くがオルフェノクに覚醒した人間で占められており、オルフェノクによる一種の秘密結社(雅人曰く「オルフェノクの巣窟」)とも言うべき側面を持つ。ファイズギアを始めとする変身装置(ライダーズギア)や、関連するツール・バイクを開発した。相次いで要人が死亡したことで企業としての体を失い、最終回で本社ビル内の施設が撤去されるなど倒産を暗示させる描写がなされた。
- 村上 峡児(むらかみ きょうじ)
- 演 - 村井克行
- 35歳(1968年生まれ)。スマートブレイン社長。行方不明となった前社長・花形の代理を経て社長に就任した。感情に流されず常に実益を重んじる冷静さと、時には敵であった人物をも迎え入れる度量の広さで、スマートブレインを取り纏めている。
- しかし、公的な利益を優先して個々に対して意に介さない冷徹さで、他の会社を強引にスマートブレイン傘下に吸収したり、王のために生贄になることを(自分も含めて)当然と考えている。
- ラッキークローバーや澤田など上級オルフェノクすらも圧倒する力を持ち、ファイズ・カイザ・デルタの三者と互角に戦いを繰り広げるなど、戦闘面でも際立った能力を発揮する。オルフェノクに覚醒した後、人間から迫害を受けた過去を匂わせており、オルフェノクの繁栄と人間の絶滅を願い、3本のベルトの確保と「オルフェノクの王」の探索のために暗躍する。
- 物腰は一見紳士的だが、他者に対する口調はかなり慇懃無礼で、一度激情に駆られると態度が豹変する。特に澤田が勝手にデルタギアを流星塾生達に渡した際には、普段からは想像出来ないほどに激昂し、オルフェノク形態で澤田を滅多打ちにしている。
- 「独自基準に基づく10段階評価」(「上の上」から「下の下」までの9段階と、1度だけ口にした「それ以下」)を下すのが口癖である。寝起きが悪い上に居眠りが多く、居眠りから起こされると激昂する悪癖がある。
- 終盤、村上の思想を危ういと感じた花形の復帰と、その意を受けた勇治の社長就任によって失脚に追い込まれる。しかし地位を失ってもなおオルフェノクの繁栄と人類根絶という夢を棄てず、アークオルフェノク覚醒の為に照夫を巡って巧達に直接戦いを挑む。
- ファイズ、カイザ、デルタの3ライダーと互角の戦いを繰り広げたが3ライダーの必殺技を同時に受け敗退し逃走する。しかし弱ったオルフェノクの存在を感知したアークオルフェノクに見つけられてしまう。
- だが同じく捕食されていった者達とは異なり、人類滅亡の礎となれることに歓喜しながら自らの命をアークオルフェノクに捧げ、絶命。その遺骸は灰化せずに石化していたが、一部始終を見届けていた花形に足先で蹴られた時に灰化した。
- 「人として生きようとするオルフェノク」である巧や勇治に対する、「オルフェノクとして生きようとするオルフェノク」の代表格ともいえる存在。
- 愛車はホンダ・インスパイア。
- ローズオルフェノク
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- 身長:212cm
- 体重:127kg
- パンチ力:2.5t
- キック力:4t
- バラの特性を持つオルフェノク。変身の仕方が他のオルフェノクと異なり、バラに包まれて変身し、また体色が純白に近い。頭部には薔薇の花のようなものが収まっており、クリアパーツ越しに青く発光する。
- ファイズと同等の身体能力を持つことに加え、額から爆発する薔薇の花びらを無数に出して相手にダメージを与える、強力な念動力で敵を吹き飛ばす、テレポートを使うなど、特殊な能力を数多く有する強力なオルフェノク。
- デザインモチーフはハカイダー。村上を演じた村井による提案に由来する。
- 花形(はながた)
- 演 - 中康治
- 50歳(1953年生まれ)。スマートブレイン元社長で、数年前に突如として失踪していた。
- スマートブレインに深く関わってきた人物であり、自身を含めたオルフェノクの利益を代表する立場にあった。オルフェノク種が現時点では短い寿命しか持たない不完全な存在でしかなく、「王」の復活により究極の生命体として完成すること、そして「王」は九死に一生を得た子供に宿る事実を突き止め、王を探し出す為に孤児院「流星塾」を創設した。
- オルフェノクの力に覚醒した人間が力に溺れて心を失っていく姿を目の当たりにして、オルフェノクでありながら「オルフェノクは滅ぶべき存在である」と確信、オルフェノクを滅ぼす手段を探すことに奔走する。スマートブレインから強奪した3本のベルトを流星塾生に託し、また地下に眠る流星塾校舎にてライオトルーパーを開発することで、彼らが王を討つように仕向けていた。
- 常に冷静で穏やかな第一印象から流星塾生たちからは「優しいお父さん」と呼び慕われていたが、ライオトルーパー開発のために、流星塾校舎に迷い込んでしまった地下鉄工事作業員を捕縛して、試作した変身ベルトの実験台にしていたことから、冷酷非情な一面も持ち併せていることが伺える。
- 終盤で勇治を、自らと同じく人間の為にオルフェノクを滅ぼせる人物と見込み、スマートブレインの社長に推薦して社内から村上一派の放逐を目論んだが、肉体の限界によりそれを見届けることはできず、その後の勇治の豹変を知ることもなかった。最期は灰化して死にゆく身体を雅人に見せ、「これ以上カイザに変身すれば、同じように死ぬことになる」と忠告して灰化した。
- ゴートオルフェノク
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- 身長:207cm
- 体重:121kg
- 走力:時速310km
- ヤギの特性を持つオルフェノク。その疾走速度はファイズアクセルフォームやドラゴンオルフェノクをも上回るほか、ラッキークローバー相手でも優位に渡り合うだけの力を持つ。共鳴振動波を角から出して、巨大な建造物さえ破壊できる。
- 琢磨 逸郎(たくま いつろう)
- 演 - 山崎潤
- 25歳(1978年生まれ)。ラッキークローバーの1人。出歩く時は常にウィリアム・バトラー・イェイツの詩を持ち歩き、愛読するほど知性派で几帳面。村上の様に紳士的な面も持ち年下の巧や雅人に対しても「乾さん」「あなた」と呼ぶ。クローバーでの定番は「モンキーズランチ」。
- プライドが高く、裏切り者数人を1人で簡単にいなすなどオルフェノクとしての実力に自信を持つ。しかし、一度自分の中で確かなものが崩れると取り乱し、時折冴子に甘える幼稚性と、自分より強い相手に対しては臆病になるもチャンスがあれば仕返しする気弱さと卑屈さも持っている為、人間性は失っているとは言えない。
- 自分では歯が立たない上に、常識や理屈が全く通じない北崎の事は非常に恐れており、抵抗できずになすがままにイジメられていたが、北崎が最期を迎える直前には今までの鬱憤を晴らすかのように仕返しをした。
- スマートブレイン社長就任後の村上の態度の変化に不信を抱き、また、デルタが登場してからは戦いに恐怖心を持つようにもなっており、その為かライダーズ・ギアの力を欲する様になっていた。
- 北崎がアークオルフェノクに無残に殺され、捕食される様を見てからは一層恐怖心が増していき、また人間の姿を捨てて完全なオルフェノクになってしまった冴子の姿に恐怖し、アークオルフェノクの元を逃亡した。
- 最終決戦後、自らの弱さを自覚した結果、最後まで人間として生きる為に、真面目に汗を流して工事現場で働いていた。
- センチピードオルフェノク
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- 身長:210cm
- 体重:131kg
- 走力:時速200km
- ムカデの特性を持つオルフェノク。アクセルフォームほどではないが高速移動能力を持つほか、ムチによる攻撃を得意としている。人間体のままで光弾を放つ能力を発揮したこともある。
- 影山 冴子(かげやま さえこ)
- 演 - 和香
- 24歳(1979年生まれ)。ラッキークローバーの紅一点。
- 「クローバー」のオーナー・バーテンダー。クールな性格でプライドが高い。どんな相手でも「君」「ちゃん」付けで呼ぶ。相手を誘惑するように話すが、その本心は冷酷で人の心を完全に捨て去っている。オルフェノクとして生きる者や利用価値があるオルフェノクには気遣いを見せる面もある。狙った標的に“末期の酒”として最高級のシャンパンを贈る趣向がある。
- 終盤、警察による襲撃からの逃亡を試みた結花の前に突如として現れ、変身能力を失った彼女を抹殺する。それは勇治に誤解と絶望を与え、彼の思想を大きく変化させる原因となった。また、勇治がスマートブレインの社長となった事でラッキークローバーも彼の指揮下となったが、これらの出来事の発端が自身の暗躍であった事は冴子本人も気付かなかった。
- 最終決戦の際、アークオルフェノクの力により人間の体を捨て不死身になる。決戦後も生存しており、アークオルフェノクの死骸を隠し持って水槽内に保管していた。
- 愛車はホンダ・S2000。
- ロブスターオルフェノク
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- 身長:212cm
- 体重:119kg
- エビの特性を持つオルフェノク。武器はサーベルと両腕に装備されたシェルクラブで、フェンシングに近い剣戟が主な戦闘スタイル。また酒に自らの力を込め、それを対象にかけるだけで人間体のオルフェノクを灰化させることもできる。
- 北崎(きたざき)
- 演 - 藤田玲
- 16歳(1987年生まれ)。みすぼらしい格好の少年。
- 「ヤダなぁ〜」が口癖。ラッキークローバーのメンバー中、最強とされており、自分自身でも「王様」だと考えている。同窓会で流星塾生を殺害した張本人。触れる物全てを灰化させる特殊能力を持ち、投げたダーツや紙飛行機は本人の意思と関係なく灰になってしまう。本人はそれを快く思っていないようで、普通の人間は触っただけで灰化し、オルフェノクでも少しずつ灰化していく。
- 何にでも興味を持つ一方、飽きっぽく、自分こそ世界一強いと信じる幼児性を示し、人の心を見透かしたような態度を取る不思議な少年。常に面白いことを求めており、そこには道徳観はおろか損得勘定すらない。当初はオルフェノクの姿でなく、入手したデルタギアで巧たちと戦闘するが、その後「飽きた」という理由でギアを手放し澤田に渡す。
- クローバーでの定番は「オリーブ抜きのマティーニ」。デルタに変身した直後にゆっくりと拍手するような形で両手の指をクロスさせるのが癖。
- 終盤、「オルフェノクの王を倒した者が次のオルフェノクの王」という考えを琢磨・冴子に持ち出すも、滅びを迎えようとしているオルフェノクの未来に全く関心を示さない考えから2人に突き放される。更にファイズとデルタの必殺キックを同時に食らって致命傷を負い、琢磨に今までの復讐をされた挙句、最後は人間体で弱って逃走中の所をアークオルフェノクに殺害され、硬化した死骸は貪り食われた。
- なお本作品放映当時では、この役を演じた藤田(放送開始時:14歳)がライダー装着者、及び怪人の人間態を演じた最年少の俳優であった[10]。
- ドラゴンオルフェノク
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- 身長:225cm(魔神態)、215cm(龍人態)
- 体重:167kg(魔人態)、119kg(龍人態)
- 龍の特性を持つオルフェノクで、劇中唯一架空の動物をモチーフとする。両腕の龍頭装甲を武器としたパワー主体の魔人態と、アクセルフォームをも凌ぐスピードを誇る龍人態に変身できる。強力なエネルギー弾を撃ちだすことも可能なほか、本編で披露されることはなかったが、設定上では飛行能力や角からの放電など多彩な能力を持っている。
- 人間体でも触れただけでその物体を灰にしてしまう能力を持ち、これは本人の意思に関係なく発動する(ただし、灰化するタイミングはある程度時間差がある)。
- 小説『異形の花々』では木村沙耶の正体という設定。また、初期案ではテレビ版でも木村沙耶を正体とする案もあった模様。
- J(ジェイ)
- 演 - ケネス・ドゥリア
- 26歳(1977年生まれ)。ラッキークローバー初期メンバーの1人。筋骨隆々を誇る黒人青年。クローバーでの定番は「生ビール」。
- 寡黙な性格で、人間と掛け離れたオルフェノク故の孤独からか愛犬のチャコ(チワワ)にしか心を開かず、そのチャコに危害を加えた者には、我を忘れてオルフェノク態となり、容赦なく襲いかかる。しかし、逆にチャコと触れ合っていた倉田恵子には優しさを見せ、「犬から目を離しちゃだめ」と注意されて素直に謝る等、人間味のある面も見せており、根は優しい人物である事が窺われる。
- 3つの命を持っていたが、格闘態、剛強態はカイザのカイザスラッシュで、凶暴態はファイズのグランインパクトで倒され死を迎えた。飼い主を失ったチャコは、恵子が引き取った。
- 初期から存在するラッキークローバーの中で、唯一ライダーに倒されている。
- クロコダイルオルフェノク
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- 身長:216cm (格闘態、剛強態)、222cm(凶暴態)
- 体重:143kg(格闘態)、149kg(剛強態)、158kg(凶暴態)
- パンチ力:3t(格闘態、剛強態)、4.5t(凶暴態)
- ワニの特性を持つオルフェノク。3つの命を持ち、最初の格闘態から倒される度に、防御力が上昇した剛強態、パワーが上昇した凶暴態へと強化再生する。格闘態は両腕に装着するワニ歯形状のバックラー(凶暴態時にも使用)、剛強態はファキールス・ホーン、凶暴態は巨大な剣「クロコダイルソード」を武器とする。オルフェノクの力を武器にまとわせることで、威力を上昇させる技なども持っている。
- 澤田 亜希(さわだ あき)
- 演 - 綾野剛
- 流星塾の出身者。スパイダーオルフェノクの正体。口数は少ないが、沙耶と共にデルタギアの力に溺れないなど強い意志の持ち主。ヒップホップ系の音楽を好み、よくヘッドホンで大音量で聞きながら行動している。折り紙が得意だが、相手を襲う際は犯行予告代わりのように作品を燃やす。
- スマートブレインの実験によってオルフェノク化した唯一の成功例で、覚醒と同時に書き換えられた記憶を取り戻しオルフェノクとして生きるしかないと決意、戦いと殺人を重ね、少年時代から想いを寄せていた真理を殺すことによって人の心を完全に棄てようとした。反対にいじめていた雅人からは恨まれており、容赦の無い攻撃を受けている。
- 一度はラッキークローバーの補充要員となるものの、北崎から受け取ったデルタギアを、勝手に流星塾生側に渡してしまったため、村上の激怒を買って逃亡した。その後、スマートブレインの追っ手に追われながらも、再び真理を狙うが、人の心を完全には捨て切れず、自分の余命が長くない事を悟って巧の身代わりにラッキークローバーと戦うが、乱入してきた雅人の攻撃で致命傷を受ける。
- 最期は真理と巧に看取られながら自分の本心を明かし、灰化して死亡。迷いながらも最終的に人間として生きた事は、巧が人類を守る決意を固めるきっかけとなった。
- スマートレディ
- 演 - 栗原瞳
- スマートブレインのスポークスウーマン。社長秘書のような立場にあるらしいが、オルフェノクになった人間の世話をしたり、スマートブレインの企業CMに出演したりと、活動の幅は広い。正体は一切不明であり、「ハーイ♪」など幼児に対する保育士のような独特の口調で喋る。当初はラッキークローバーを恐れていたその理由は明かされず、中盤以降はラッキークローバ-候補にも普通に接していた。
- 最終回では本社ビル内の施設撤去を眺めていた。
- 全体を通し、誰に対しても慇懃無礼とも言える雰囲気を持ち続けていた。
- 劇中CM、オープニングなどで蝶を連想させる描写がなされていたが、最後まで正体は不明であった。
- 愛車はホンダ・NSX。
流星塾関係者[編集]
花形が創設した孤児院。生徒達は全員、九死に一生を得た子供であった。物語開始時点の少し前に同窓会を開いたが、その時に起こった出来事が物語の謎の一つとなっている(雅人を除く全員の記憶が改変され、事件は隠蔽されていた)。校舎はスマートブレイン社の地下深くに埋まっており、花形はそこに身を隠していた。
- 増田(ますだ)
- 演 - 山西道広
- 流星塾の先生。同窓会の日に起こったことを伝えようとするが、クロコダイルオルフェノクに襲われて死亡。
- 高宮 航太(たかみや こうた)
- 花形がカイザギアを送った人物。巧=ファイズの戦いをカイザの姿で遠くから眺めていたが、その後死亡した。そのためカイザの変身後の姿でしか登場していない。
- 西田 清高(にしだ きよたか)
- 演 - 河崎芳明
- 巧の前に現れた最初のカイザ。クロコダイルオルフェノクを倒すも、ベルトの力に適合できず死亡。
- 犬飼 彰司(いぬかい しょうじ)
- 演 - 渡辺琢磨
- 真理にカイザギアの写真を送る。待ち合わせの場所でクロコダイルオルフェノクに襲われ死亡。
- 神道 貴久(しんどう たかひさ)
- 演 - 近田慎太郎
- 仲間を守る為カイザに変身するが、クロコダイルオルフェノクの攻撃に敗れて死亡。
- 上条 晴子(かみじょう はるこ)
- 演 - 林裕子
- 徳本達とカイザのベルトの正装着者を探していた。クロコダイルオルフェノクに襲われ死亡。
- 徳本 恭輔(とくもと きょうすけ)
- 演 - 佐伯俊
- カイザのベルトの正装着者を探し、里奈達と行動を共にしていた。その後、デルタに変身して力に溺れ、澤田に殺される。
- 新井 賢(あらい けん)
- 演 - 本田博仁
- デルタの力に溺れ、徳本と共に澤田に殺される。
- 河内 勇樹(かわち ゆうき)
- 演 - 檜尾健太
- デルタのベルトの力に溺れ、新井と麻美を襲う。フロッグオルフェノクに殺される。
- 伊藤 麻美(いとう あさみ)
- 演 - 倉澤薫
- デルタのベルトの力に溺れた河内に殺される。
- 太田 信吾(おおた しんご)
- 演 - 川久保拓司
- 流星塾生達が結束して戦っていくことを一途に望んだが、呆気なく澤田に殺される。
- 青沼(あおぬま)
- 演 - 栗原一馬
- 流星塾の同窓会の日、ドラゴンオルフェノクと共に塾生の命を奪った張本人。
- スロースオルフェノク
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- 身長:208cm
- 体重:120kg
- ナマケモノの特性を持つオルフェノク。同窓会の日以前に覚醒して人間の心を失っている。両腕の長い爪が武器。スマートブレインの研究機関と内通し、塾生を罠にかけた。悲鳴を聞き駆けつけたウルフオルフェノクの拳を受けて倒された。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーの怪人として登場。
その他[編集]
- 添野 錠二(そえの じょうじ)
- 演 - 石田太郎
- 仁丹が好物のベテラン刑事。上層部が「事件性はない」とする変死事件を、刑事の勘に従って追う。高校のバスケットボール部員が集団で死亡した事件を追う内、結花に嫌疑をかけるが、南の介入によって捜査から外されてしまう。定年退職後は私立探偵になるという。一人娘・ひかるは、真理のアルバイト先である美容室に勤めている。
- 沢村(さわむら)
- 演 - 岩川幸司
- 添野直属の部下の刑事。終盤、警察の対オルフェノク秘密機関に拘束された結花の釈放に動く勇治と巧の仲立ちに入るが、南の意を受けたバットオルフェノクに銃撃され、オルフェノクとそれに対する人間側の歪んだ行動を目の当たりにする。
- 森下 千恵(もりした ちえ)
- 演 - 勝村美香
- 事故以前まで勇治と交際していた。事故後、彼の従兄弟の一彰と交際していたことが原因で一彰は勇治に殺害され、その遺体は彼女の部屋で灰化したことで警察の執拗な聞き込みに疲れ、勇治に頼りつつも逃げるためその場凌ぎで勇治を警察に突き出し、勇治に殺害される。
- 自分可愛さに立場をすぐ変えており、友人からは良い評価を受けておらず、それが勇治と兄の暴走を引き起こす一因になっている。
- 森下 義正(もりした よしまさ)
- 演 - 松尾敏伸
- 森下千恵の兄。妹の死の真相と犯人への復讐に奔走していた。フライングフィッシュオルフェノクに襲われてオルフェノクとして覚醒。千恵の友人の元へ訪れた際、千恵の悪評に自分の中のギャップに耐え切れずにオルフェノクの力で殺害。その罪悪感を「千恵の名誉を守るため」「復讐するために与えられた力」と正当化し、千恵の大学に訪れて無関係の人を含めて無差別に襲撃する。千恵を手にかけたのが自身である罪悪感から何も出来ない勇治の姿に、奪われていく命を守るために戦いを覚悟し復活した巧が変身したファイズのスパークルカットを受け絶命した。
- アルマジロオルフェノク
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- 身長:213cm
- 体重:137kg
- パンチ力:3.5t
- アルマジロの特性を持ったオルフェノク。頑強な装甲に覆われたボディと、さらに強固な盾、剣で武装している。
- 『スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーの怪人として登場し、最終決戦ではバルイーグルと戦った。
- 長田 道子(おさだ みちこ)
- 演 - 大久保綾乃
- 結花の義理の妹。結花の事をとにかく嫌っており、友達や所属しているバスケットボール部の部員を総動員して結花がバイトで稼いだ金を巻き上げたり、両親に嘘を吹き込んで虐待される様を見ては楽しんでいた。下校途中に車に轢き逃げされた時に、結花に助けられた事に腹を立て、「突き飛ばされた」と更なる嘘を両親に吹き込んで、結花を家から追い出すという悪辣極まりない手口を平然と行ったが、オルフェノクに覚醒した結花の襲撃の巻き添えで死亡した。
- 鈴木 照夫(すずき てるお)
- 演 - 渡辺彼野人
- スマートブレイン所有のビルの火災で両親を失った少年。その際、啓太郎と直也に救われ、創才児童園に預けられるが事故のトラウマで心を閉ざしてしまった。火災の時に両親を助けなかったという理由で直也を逆恨みしており彼を呼び出してその事を糾弾しておりその後も直也が面会に来るたび彼を責めていた。啓太郎に対しても物を投げつけたりなど我儘の限りを尽くしていたが結花に怒られて(上記のとおり結花は自分のスカートをめくって)以降は大人しくなった。創才児童園をいじめにより抜け出し、その後は直也に懐くようになり、巧達に対しても心を開くようになる。実は体内にオルフェノクの王を宿しており、時折王の意識が表面化しては人間を襲っていたが、照夫自身にその自覚はなかった。最終的には勇治により体内のアークオルフェノクを覚醒させられ、その復活と同時に死亡した。
- アークオルフェノク
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- 身長:216cm
- 体重:149kg
- 人間体 演 - 小林俊 怪人態 声 - 家中宏
- オルフェノクの王。活動初期は青年姿で現れ、怪人態はバッタに酷似するが、彼自身に関する事柄は一切が不明。直也が保護した照夫の体内に宿り、最終回で勇治の手で覚醒した。仲間と見なしたオルフェノクを不死身の体にするが、敵と見なしたオルフェノクの命は容赦なく奪い、その際に光の鞭で鉱物の様に固めて自らの糧に変えて喰らう。自由自在に動き滑空可能な特殊なマフラーを纏い、鋼鉄さえも難なく破壊する握力や驚異的な跳躍力を誇る脚力等、他のオルフェノクを圧倒的に凌駕する身体能力を持ち、高い戦闘能力を誇る。アークオルフェノクが死ねば全てのオルフェノクが滅びると言われており、当初は倒そうとしていた勇治も、それを知ってからは護ろうとした。また、アークオルフェノクの覚醒には多くのオルフェノクの生贄が必要で、その際に反乱等の危険分子からアークオルフェノクを守護する為に3本のベルト(ファイズ、カイザ、デルタのライダーズギア)の開発の基になったとされている。最期は瀕死の勇治によって身動きを取れなくされ、ファイズブラスターの超強化クリムゾンスマッシュを受け倒されるが遺体は灰化せずに残り、冴子に回収され復活の時を待っているシーンで幕を閉じた。
- 『劇場版 仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー』では大ショッカー傘下の怪人として登場、スクィッドオルフェノクの棍棒を所持している。最終決戦で仮面ライダーディケイドや仮面ライダー電王(ソードフォーム)に一撃で蹴り飛ばされ(電王に至っては名乗りの邪魔という理由で)倒された。
- 『スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーの大幹部として登場。
- 『仮面ライダー×スーパー戦隊×宇宙刑事 スーパーヒーロー大戦Z』ではスペースショッカーのシャドームーン配下の怪人として登場。宇宙刑事シャリバンと戦ったが、「シャリバンクラッシュ」で倒された。
- 南 雅彦(みなみ まさひこ)
- 演 - 小川敦史
- 警察庁の高官。オルフェノクの撲滅を企み、非公式の対オルフェノク機関を組織、付属する研究所で拉致したオルフェノクを実験材料にしていた。機動隊を率いて勇治や結花を捕獲しようとするも、結花の死に激昂した勇治に殺される。その際「お前達オルフェノクは決して人間には勝てない」と捨て台詞を残した。
- 利用出来る者はとことん利用することを信条とし、オルフェノクに関する情報を最も多く掴んでいるとしてスマートブレインとも連携し(村上がオルフェノクであるとは知らなかった様子)、自分の任務の障害と見るや沢村の謀殺を図ったりもした。
劇場版のみの登場人物[編集]
「仮面ライダー555 パラダイス・ロスト#本作のみの登場」を参照
脚注[編集]
- ^ 「週刊 仮面ライダー オフィシャル データファイル」の記述より。
- ^ 巧役の半田は「初期は特にきつい性格」と評していた。
- ^ 『特撮ニュータイプ』2004年3月号、溝呂木賢のインタビュー記事より。
- ^ 前に会った時、照夫にスカートをめくられた事がこの行為のきっかけ。
- ^ この教授もまたオルフェノク(オウルオルフェノク)で、密かに学生を襲っていたが、自分を超える才能のある学生は殺さずに才能だけを潰していた。直也は事故が仕組まれた物だったと見抜いていたが、教授が事故の犯人である事は知らなかった。
- ^ 初登場回のクレジットは同話の展開上、「草加雅人」ではなく「キャプテン」となっていた。
- ^ 雅人役の村上幸平は、雅人について「彼はヒーローだけども、普通のヒーローが言ったりやったりしてはいけない事が出来る『逆ヒーロー』」(2005年のトークイベントの際)と評している。
- ^ 後に脚本家である井上敏樹の監修でTシャツ化もされている。
- ^ 真理に求めているものは恋愛感情というよりは失った母性に近い物があり、「真理は俺の母親になってくれるかもしれない女なんだ!」と口にしていた。
- ^ 2013年6月現在では、ライダー装着者では2007年公開の『劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!』でミニ電王こと小太郎を演じた溝口琢矢(公開当時12歳)が、怪人の人間態では2008年放送の『仮面ライダーキバ』でバッシャーことラモンを演じた小越勇輝(放送開始時:13歳)が、それぞれ最年少の俳優である。
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