仮面ライダーカブトの登場人物

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仮面ライダーカブトの登場人物(かめんライダーカブトのとうじょうじんぶつ)では、特撮テレビドラマ仮面ライダーカブト』に登場する主要な人物について記述する。

マスクドライダーシステム資格者[編集]

天道 総司(てんどう そうじ) / 仮面ライダーカブト
演 / 声 - 水嶋ヒロ(7年前:ショーン・ウィーグ)、スーツアクター - 高岩成二
本作の主人公。マスクドライダーシステム第1号である仮面ライダーカブトの資格者となった青年。21歳。一人称は「俺」。自らを「天の道を往き、総てを司る男」と称する。自分が世界で1番偉いと本気で思っており、天(空)を指し示すポーズをとる。クールで傲岸不遜な言動を取る事も多いが、弱者は決して見捨てずに救いの手を差し延べる熱い正義感の持ち主でもある。
独力で物事を解決しようとする傾向が強いため、自分で解決出来ない事には脆く、度を越した秘密主義を貫く事から誤解を招いてしまう事もある。自らを“選ばれし者”と信じ、戦う日が来るまで準備を続けてきたため、定職に就いていない。住んでいる家はかなりの豪邸。7年もの間鍛錬を費やしたので、生身でもワームと互角に戦うなど極めて高い戦闘能力を誇る。人気者で社交的な性格だが、前述の理由からか友人はいなかったらしい。
祖母(劇中未登場だが天道によると未だ健在)[1]を尊敬し、しばしば「おばあちゃんが言っていた…」というセリフの後、教えを口にする。これらの格言は「天道語録」と呼ばれる。プロ級の腕前である料理(前述の教えも料理に例えた物が多い)をはじめあらゆる事に精通するが、ひよりやじいやなど自分より優れた腕を持つ相手には敬意を払う。
加賀美の事は“退屈しない面白い男”と評し、窮地に陥った時には手を貸す事もある。しかし精神面で彼に助けられる事もあり、自身の生い立ち・人類の存亡に関わる重大な事実を彼だけに明かす事もある。特殊な理由がある場合以外はZECTに協力しようとはせず、単独行動を好むため、度々彼とZECTメンバーの間で衝突が発生する。
旧姓は日下部。3歳の頃、父と妹を妊娠中の母がネイティブにより殺害・擬態された後、身よりの無かった所を祖母に引き取られ“天道”姓になる。その後祖母の家に樹花が誕生し、東京タワーに近い一軒家で彼女と共同生活を営む様になる。しかし7年前、両親に擬態したネイティブと遭遇。彼らが連れていた少女が、生まれるはずだった妹・ひよりに擬態したネイティブである事を察し、直後に渋谷隕石の災厄に巻き込まれる。これを機に復讐を果たそうと画策するも、ひよりの叫びを聞き思い留まる。そしてネイティブであっても、生まれる前に殺された妹を守る事を決意。総一としての記憶を取り戻した擬態総一からライダーベルトを授けられ、その後の7年間はひたすら鍛練に費やし、カブトゼクターとの邂逅を契機に、ワームとの戦いに身を投じる。妹の樹花とは血の繋がりが無いものの、彼女も本当の妹の様に大切に思っている。故にひよりや樹花が危険に晒された際は、常日頃の冷静さを失いがちになり、取り乱す事もある。
最終回ではワーム・ネイティブ壊滅後、エッフェル塔を背景に豆腐を片手に歩く姿が見られた(そこでも天道の名が知られている)。
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
ZECTとNEO ZECTの抗争中に両組織の前に現われ、双方に自分を売り込む。生き別れの妹・ひよりを助けるため、歴史を変えられるハイパーゼクターを持つ「黄金のライダー」を探している。
加賀美 新(かがみ あらた) / 仮面ライダーザビー(2代目) / 仮面ライダーガタック
演 / 声 - 佐藤祐基、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー・ガタック)
本作のもう1人の主人公。ZECT・田所チームの見習い隊員を経てマスクドライダーシステム第5号である仮面ライダーガタックの資格者となった青年。一時期は仮面ライダーザビーの2代目資格者でもあった。21歳。血液型はA型。一人称は「俺」。ZECTの隊員として働く一方、普段は洋食店“Bistro la Salle”でアルバイト店員も務める。一本気かつ心優しい熱血漢で、目的のためならばZECTの意に反する行動にも出る強い信念を持つ。彼の意外なまでの精神的な強さは天道に影響を与える事もある。警視総監でもある父・陸とは確執があり、彼自身は“父の七光り”を嫌っている。
弟・亮がワームに襲われ行方不明になった事を契機にワームを憎み、全てのワームを倒す事を誓いZECTに入隊する。当初はカブトゼクターにカブトの変身資格を認められなかったが、共に戦う仲間を命を賭けて守ろうとした行為からザビーゼクターに認められ、ザビーの資格者兼シャドウリーダーとなるが、ワームと戦い自分達に敵意を持っている訳ではない天道(カブト)を倒す事にはどうしても納得がいかず、紆余曲折を経てザビー・シャドウリーダーの資格を自ら返上する。後に1度ワームの攻撃を受け絶命するが、陸の命令を受けた三島が与えたライダーベルトの力により蘇生し、ガタックの資格者となる。その後はガタックとして戦う一方、ZECTと“マスクドライダーシステム”の真実を探っており、エリアXの旧ZECT基地に潜入した際には、自身が生まれる以前よりガタックの資格者に選ばれていた事が明らかになる。
終盤では根岸の甘言を信じて彼と共闘する事を誓う。ZECTに反旗を翻すカブト=天道を1度は倒すが、トップの座を奪われた陸を救った際にネイティブ側の目論見・自身にそれを阻止する使命を与えられていた真実を知る事になった。最終話には天道と共に三島を倒し、ネイティブの計画を阻む事に成功した。1年後には警官として生活を送っていた。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ZECTの一員だが、NEO ZECTとの戦いには消極的。恋人であるひよりには「新」と呼ばれる。
『仮面ライダーカブト 超バトルDVD 誕生!ガタックハイパーフォーム!!』
天道がハイパーゼクターを使用している事を羨む場面が見られた。またカブト=天道の戦い方を真似て失敗するという場面もあったが、『自分は自分』と言うことを思い出し、最後には一回限りでハイパーゼクターを使用出来た。
矢車 想(やぐるま そう) / 仮面ライダーザビー(初代) / 仮面ライダーキックホッパー
演 / 声 - 徳山秀典、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー)・大岩永徳(キックホッパー)
マスクドライダーシステム第2号の仮面ライダーザビー最初の資格者・シャドウの初代リーダーであり、後にZECTがネイティブに内密で開発した仮面ライダーキックホッパーの資格者となった青年。27歳。一人称は「俺」。ZECT所属当時は「パーフェクト・ハーモニー(完全調和)」の信念のもとに行動する完璧主義者で、的確に部下を指示しチームプレーで対処する事から、部下達からの信頼は厚かった。この性格ゆえに調和を乱すスタンドプレーを非常に嫌い、シャドウをことごとく出し抜く天道に苛立ちを覚え、カブト抹殺に執拗にこだわる様になる。それを優先するあまり部下を見殺しにしてしまった事でザビーゼクターに見限られ、ザビーの資格を喪失。シャドウチームリーダーからも解任され、最終的には影山によりZECTから事実上追放される。
その後しばらくの間は表舞台から姿を消すが、後に己を卑下し「完全調和」の精神を喪失する程にやさぐれた姿で再登場。行方不明の期間中にキックホッパーの資格者になっており、紆余曲折を経て孤立した影山にもう1つのホッパーゼクターを授け「」とし、行動を共にする様になる。以降どのグループにも属さず、自らを「闇の住人」と称し、影山と2人で気の赴くまま、ライダー達・ワームに戦いを挑む。ザビーゼクターが影山を見限った後に再び選ばれかけるが、過去の栄光に全く未練は無く、自ら睨んで拒絶した。
やさぐれてからは「どうせ俺なんか…」・「お前はいいよなあ…」・「今、俺を笑ったな?」など、ネガティブな発言が目立つ様になるが、神代を一時的に「弟」に加えたり、人間に戻った時の間宮麗奈に手を差し伸べるなど、「闇」に堕ちた人間には寛容な姿を見せている。
かつてはプライベートな趣味として料理を嗜み(腕前は豆腐対決で(ひよりの好みであったため)1度は天道に勝つ程)、時に部下に手料理を振舞う事もあったが、キックホッパー資格者となってからはほとんどインスタント食で済ませている(第39話では「兄貴塩」と「弟味噌」というカップ麺を、影山と2人でそれぞれ食べるシーンがあった)。
一度はZECTに協力してカッシスワームを攻撃したり、その後は自分を鎖で縛って自制しようとしたりと、本人なりに悩んでいた様であるが、最終的にはもう一度光を掴むべく、闇の中でも輝き続ける白夜の世界に行く事を決意。そこに影山も連れて行こうとしたが、最終話直前に首飾りの影響でネイティブと化そうとしていた影山の懇願を汲み、彼をライダーキックで打ち倒した後、一人何処かへと旅立っていった。
劇中で唯一「仮面ライダー」という言葉を使った人物である[2]
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
知略に長ける狡猾な策士として、大和のもとでゼクトルーパー部隊を牽引する。自らの参加する作戦を「完全作戦(パーフェクト・ミッション)」と称する。
影山 瞬(かげやま しゅん) / 仮面ライダーザビー(3代目)/ 仮面ライダーパンチホッパー
演 / 声 - 内山眞人、スーツアクター - 伊藤慎(ザビー)・永瀬尚希(パンチホッパー)
仮面ライダーザビー3代目の資格者・シャドウのメンバー(後にリーダー、詳細は後述)を経て、後にZECTが内密で開発した仮面ライダーパンチホッパーの資格者となった青年。20歳。一人称は「俺」。生真面目な体育会系の青年で、当初は矢車を尊敬していた。しかし本質は主体性が希薄な、自分を周囲に認めさせる事や地位を失わないために汲々とするタイプで、そのためなら手段も選ばず、嫌いな相手にすら泣きすがる卑屈さを併せ持つ。
ザビー資格者復帰を目指す矢車を「組織を乱す不協和音」として切り捨て、ザビーゼクターに選ばれシャドウ隊長に就任するが、これといった成功も無く任務失敗を重ね続け、更には天道にザビーゼクターを奪われてしまった事から、自らもZECTを追われる。その器の小さい性格は部下達からも嫌われていたらしく、シャドウからも追放され、完全に孤立してしまった影山は、その後ザビーに復帰したい一心で蓮華と共に天道の雑用を自ら志願したり、天道にザビーゼクターを返して貰う様に加賀美に頼み込むなど、恥も外聞もない行動の連続で、迷走を極めてゆく。
最終的にワームとまで手を組み、間宮の指示で立川を襲うも、彼の護衛を任されていたシャドウのゼクトルーパーらに阻止され、その際に顔に切り傷を負った挙句、結局ワームからも見捨てられ、どん底まで堕ちた所を矢車に助けられる。ホッパーゼクターを受け取ってパンチホッパーの資格者となった彼は、以後は矢車を「兄貴」と慕い、2人で気ままな行動をとり続ける。
しかし彼自身は矢車曰く“燃えカスの様な”正義感・過去の栄光を求めており、誘いを受け再びザビーに復帰。しかしガタックと連携をとろうとせず、あっさりカッシスワームに惨敗した無様さから、遂にザビーの資格を完全に失ってしまい、再び矢車の元へと戻る。この事から、矢車には度々「光を求めるな」と叱責される。
最終話直前、根岸が進めていた人類全ネイティブ化計画のためのネックレスを複数装着していたため、その影響から早くもワームになりかけた事で絶望し、矢車に自身を倒す様に懇願。ライダーキックで倒される道を選ぶが、生死の明確な描写はされなかった。
矢車・影山の2人は、35話のサブタイトルから、「地獄兄弟」と呼ばれることがある[3]
風間 大介(かざま だいすけ) / 仮面ライダードレイク
演 / 声 - 加藤和樹、スーツアクター - 押川善文
マスクドライダーシステム第3号である仮面ライダードレイクの資格者となった青年。22歳。一人称は「私」もしくは「俺」。少女・ゴンと常に行動を共にしている。「風間流」なる我流のメイク術を持つメイクアップアーティストで、いつも持ち歩いているギターケース内に、大量のメイク道具が入っている。本職であるメイクアップの腕前は非常に高く、「風間流奥義・アルティメット・メイクアップ」なる美技を駆使して、どんな女性でも美しく変身させ、加賀美に対しても披露している。多くの上客を持つ売れっ子だが話術までは手が回らず、肝心のキメ台詞の途中で言いよどんでしまうケースが多々あり、ゴンにキメ台詞をフォローしてもらうのが常である。バイクなどを支給されているが天道と同様にZECTには所属していない。
飄々として掴みどころのない自由気ままな性格で、「女は花」を口癖とするフェミニスト。それゆえ自らを「花から花へと渡る風」と称し、世の全ての女性を守る事を信条にしている。逆に男性に対しては興味が無く、ライダーとして戦うのもドレイクゼクターの指示・ZECTからゴンを人質に取られて強制されたケースがほとんどである。相棒のゴンには叱咤されっぱなしで、「子連れじゃ格好がつかない」と表面的には疎むが、ゴンの窮地には戦いにも出向いたりと、彼なりに保護者としての自覚は持つ。一時期記憶を取り戻した代償で自身の事を忘れてしまったゴンと別れた際、明らかに生気が無くなり、本業でも鳴かず飛ばずとなってしまうが、後に自身に擬態したワームが現れた騒動で、記憶を取り戻した彼女に介抱され、その存在の大きさを身をもって知る事となった。
カブトとの戦いで重傷を負いワームとしての記憶を失ったウカワーム=間宮麗奈に本気で恋に落ちるも、彼女は記憶を取り戻し、再びワームの本能に捕らわれた為に、最後には自らの手で倒し、彼女の死を看取った。
ウカワーム戦後の戦闘参加は一度きりのみで、最終決戦にも不参加だったが、最終話にはゴンと共にla Salleに訪れた。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ZECTの支配から解放され、自由を得るため、NEO ZECTに所属する。
神代 剣(かみしろ つるぎ) / 仮面ライダーサソード
演 / 声 - 山本裕典、スーツアクター - 渡辺淳
マスクドライダーシステム第4号である仮面ライダーサソードの資格者となった青年。20歳[4]。一人称は「俺」。自らを「神に代わって剣を振るう男」と称する。己に対する自信に満ち溢れ、「俺は全ての分野において頂点に立つ男」・「〜においても頂点に立つ男だ」とも発言している。
英国の名門貴族・ディスカビル家の本家筋である神代家の当主として、執事のじいやと共に大邸宅に住み、ディスカビル家に代々伝わる聖剣ディスカリバーを所持している。じいやからは「ぼっちゃま」と呼ばれている。変身せずにロングソード1本でワーム(サナギ体)数体を倒す程の高い身体能力を秘め、数ヶ国の外国語を喋る程の教養もあるが、現代社会の常識とかけ離れた教育を受けて育ってきたからか、世間一般の事柄に極めて疎い。
1年前、目の前で姉・美香をスコルピオワームに殺害され、それを切っ掛けに自分だけで全てのワームを倒すと誓い、ワーム狩りを始める様になり、当初はそれを邪魔する者はライダーであろうとも排除する戦いを行った。また一時期はZECTにもワーム1体を倒すにつき120万円という報酬で雇われる形で所属していたが、ガタック出現に連座して三島に一方的に契約破棄をされてしまう。姉を殺害された記憶を蘇らせるトラウマから、薔薇を嫌悪する。
性格は「常に貴族らしく振舞う事」のみ教育された事で培われた絶対的な自信を持つが、本質的には素直でじいやを解雇した時以外は自身の非を素直に認めている。また下々の民への配慮には彼なりに気を遣い、高貴な振る舞い(noblesse oblige)を信念としており、志・行動が高貴であると認めた相手に対しては信頼・尊敬を示す。特に加賀美に対してはワームに家族を殺されたという共通点から、彼を「カ・ガーミン」と呼び親友として親愛の情を示す様になるも、さすがにワーム(ネイティブ)を倒す事には妥協しなかった。1度解雇するなどのアクシデントはあるが、じいやとは互いに親子愛の様な深い絆で結ばれており、自身の正体を知った際には、彼がその事実を知っていた事にもすぐに気付いた。
神代家は現在経済的に破綻した没落貴族だが、当初はその事実を知らず、「裸の王子様」とも呼べる有様だった。後に真相を知ると自ら神代家を立て直すためアルバイトに精を出し、社会経験が無いためミスを連発していたが、稼ぎは少ない事にもへこたれる事無く、努力し続ける。時にはお金の価値・大切さを学ぼうと空回りな珍行動に出る事もあったが、徐々に自分なりに人並みの幸せを理解していく事になる。岬に対して姉の面影を重ね合わせ恋心を抱く様になり、以来彼女を「ミサキーヌ」と呼び積極的にアプローチをかけては毎度失敗するが、最終的に姉の代わりではなく岬自身を愛する事を決意する。
カッシスワームとの交戦により自らの正体を知ってしまう事となり、苦悩の末に自分を含めた全てのワームを消し去る事を決意。「ワームの世界でも頂点に立つ」という悲壮な意思を秘めて、カッシスワームをワームとしての能力を用いて服従させ、名実共にワーム軍団の支配者となった。人類への総攻撃のため散り散りになっていたワームをアジトに結集させる事でZECTにワームを根絶させ、自らも天道と事前に交わしていた密約の下、ハイパーカブトのマキシマムハイパータイフーンを受け、ワーム諸共倒される。最期はじいやに看取られながら、穏やかな顔で静かに息を引き取った[5]
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
冒頭の世界設定説明のナレーションのシーンに、サソードとして1カットだけ登場する。以前は他のライダーと共にワームと戦っていたようだが、それ以外の詳細は不明。
スコルピオワーム
  • 身長:225cm
  • 体重:137kg
サソリの特性を持つワーム。1年前に神代姉弟を殺害し、その弟・剣に擬態しその記憶をコピーしたが、この時にワームとしての自覚が失われ、自身を剣と思い込む様になり、ワーム側もその事実を知らなかった。しかし闘争本能が極限まで高ぶると擬態が解けて一時的にワーム態へと変容し、ワームとしての本能のまま、敵味方関係なしに暴れる(この時の記憶は一切残らない)。武器は両腕の突起・伸縮自在の辮髪で、肉弾戦ではカブトと互角以上に戦う。辮髪の猛毒には洗脳能力もある様で、カッシスワーム クリペウス2体を屈服させている。これによって物語終盤には事実上ワームの頂点に立った。
スコルピオワームの客演情報
オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー
ショッカーの怪人軍団の一人として登場。
擬態天道 総司 / 仮面ライダーダークカブト
演 / 声 - 水嶋ヒロ、スーツアクター - 高岩成二渡辺淳
マスクドライダーシステム第0号とも言える仮面ライダーダークカブトの資格者となった青年で、天道に擬態したネイティブ。一人称は「僕」。彼だけが持つ特殊能力により、「時空の狭間の世界」・現実世界を自由に行き来する事が可能。彼の存在はZECTの中でも一握りの人間しか知らない。
渋谷の「AREA X」と呼ばれる地点の最深部で鉄仮面を被らされ拘束されていたが、三島にハイパーゼクターの実験体にされた際、彼の声に導かれAREA Xの地下に訪れたひよりと出会った直後にハイパーゼクターが暴走し、ひよりと共に時空間の狭間へと飛ばされ、その中を2人で彷徨う。AREA Xに幽閉された事で恐怖・憎しみから理性を失ったが、時空の狭間でひよりと触れ合う内に善悪の区別は無いものの理性を取り戻す。彼女への好意と一部だが天道の記憶を受け継いでいたことから、ひよりの兄日下部総司として生きることを決意。一時は現実世界に戻り、ひよりが天道を拒絶している事を理由に天道本人を抹殺しようとするが、ひよりが天道の説得により現実世界へ戻った事により失敗に終わる。そして愛情が憎悪に変わり、現実世界を破壊するべく単身暗躍を開始する。後に幼少の頃にネイティブに拉致され、彼らの度重なる人体実験の結果ネイティブワームと化した元人間である事が判明する。人間ということは判明しているが真の素顔・名前は不明。
グリラスワームへと変貌した三島の圧倒的な力の前に敗れ去り、人類ネイティブ化の装置に渋谷隕石と共に組み込まれた。その後グリラスワームの爆発と共に起こった装置の破壊で自由となるが、「この世界を頼んだよ」と最後の言葉を残し、黒幕・根岸もろとも火の海に飛び込んで姿を消した。
ゲーム『仮面ライダーカブト』
TVシリーズとは性格が大きく異なっており、TVシリーズは天道と正反対に明るく無邪気な性格だが、ゲームではダークカブトの名の通り邪悪な物となっている(一人称もTVシリーズは「僕」、ゲームでは「俺」)。
ハイパーカブト(仮面ライダーカブト ハイパーフォーム)
中盤に登場した謎の戦士。天道たちの行動を妨害するが如く現れ、瞬く間に姿を消す。その正体は未来を変えるためにハイパークロックアップで現代に現れた未来の天道で、現代の天道がハイパーゼクターを入手してからは登場しない。

ZECTメンバー(ライダー資格者を除く)[編集]

岬 祐月(みさき ゆづき)
演 - 永田杏奈
ZECT・田所チームの一員。23歳。任務は対ワーム戦のオペレートの他、ワーム識別ミッション中には新婦や怪盗に変装したり、潜入捜査もこなす自称「謎の女」。ファストフード派で、昼食時には行き付けの立ち喰い蕎麦屋でかけそばをすする姿がよく見られる。仕事中は厳しくクールな態度を崩さず任務を遂行し、見習いの加賀美を叱咤しつつ密かに暖かく見守る。当初はカブトの正体を暴くことに意欲を燃やすが、天道の戦う姿を見て考えを改め、カブトの力が必要だとする立場を取る。
中盤、ワームが擬態した自分と接触した際に好意を持った剣から一方的にアプローチをかけられるようになり、しばらくの間は相当疎ましく感じていたが、後に剣の真っ直ぐな性格に心打たれ、その想いを受け入れようとするも、剣の死によって悲恋に終わる。
全てが終わり、ZECTが解散となった後、「じいやの味を大切に」というコンセプトの元、料理店経営の計画を進めていく。
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
田所の側近。彼と共にオペレートを担当する。
『小説 仮面ライダーカブト』
岬に擬態したネイティブワームが登場している他、オリジナルの岬が過去に恋人をワームに殺害された事が語られている。
田所 修一(たどころ しゅういち)
演 - 山口祥行
ZECTの田所チームのリーダー。35歳。普段は加賀美や岬に上司として厳しく接し、時には職務に忠実であろうとする。しかし、部下の危機に際しては任務や体裁よりも、彼らを救うことを優先する。また、加賀美が無茶をしてZECTの上層部に殴り込みをかけた際には、自らの腕がダメージを受けるのを覚悟で、ガタックに変身した加賀美を殴って静止している等、熱い面も秘めている。その正体はネイティブであり、アンチミミック弾の煙幕を浴びた事でその正体が明かされ、一時は加賀美や岬との間に溝が生まれてしまうが、人類ネイティブ化計画には関与しておらず、最後まで加賀美らと共に戦う。ネイティブであるため、天道の両親同様、(人間の田所)がネイティブに擬態されて殺害されていたか、事故か何かで死んでネイティブが体を受け継いだ可能性がある。
実家は300年の歴史を持つ老舗の蕎麦屋で、蕎麦打ち職人としての腕は一流。家業は弟に継がせているが、弟によると蕎麦打ちの腕は兄の方が上であるとのこと。普段の食事でもマナーの悪い客を怒鳴る程までに大変うるさく、外食先で出来の悪い蕎麦を食べると怒りだす。
ZECT解散後は実家の蕎麦屋で働いており、Bistro la Salleに集まった皆に手製の蕎麦を振る舞うなど気風のいい一面を見せている。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ZECT幹部の1人。大和のもとで矢車と共にゼクトルーパー部隊に指示を送る。
高鳥 蓮華(たかとり れんげ)
演 - 手嶋ゆか
ZECT所属のゼクトルーパー訓練生。18歳。ある事情からZECTのエリア司令官となった天道に、突出した戦闘技術を見出され副官に任命される。当初はZECT本部より天道の監視という密命を受け、彼の動向を三島に報告していたが、天道が蓮華に本当の笑顔を取り戻させる為に作ったオムライスを食べたことで、その味と自分への想いに感動。その恩を返すべくZECTからハイパーゼクターを奪取、天道の側につく。
幼い頃に渋谷隕石の災害により孤児となっていた所をZECTに拾われ、ZECTの過酷な戦闘訓練に耐えぬくため戦士として感情を抑えクールに徹することをZECTに叩き込まれたが、本来の性格はかなりの天然で、後には天道の家に押しかけて住み込み「師匠」と呼び慕うようになる。当初は先輩でありながら見習い止まりの加賀美を見下し衝突は絶えなかったが、その真っ直ぐな態度を見直した後は良き後輩として彼も補佐する。また、何故か剣ともウマが合う。細身の身体ながら戦闘能力は極めて高く、時には左手の指輪に仕込んだ強靭な殺人ワイヤーを使い、戦士の片鱗を見せることもある。しかし、それ以外のことはからっきしなようで、天道から課された料理をことごとく勘違いして作り(試食をするのは大抵、剣)、また家事に至るまで失敗が多い。
加賀美 陸(かがみ りく)
演 - 本田博太郎
新の父。52歳。ZECTの創始者及び総監であり、表の顔は警視総監である。息子の新のことは放任しつつも気にはかけているらしく、たまにBistro la Salleにも顔を出すが、自分がZECT総監であることについては終盤まで隠していた。一般市民の前では朗らかな笑顔を見せるが、ZECTのメンバーの前では恐ろしさを漂わせるほど冷徹な態度をとり、なおかつ動物や聖書の引用を使った喩え話をすることが多く、不敵な笑みを浮かべるのが印象的。時には天道さえも手玉に取る老獪さを見せる。35年前に遭遇したネイティブの命に従い、日下部夫妻と共にZECTを創設。ネイティブによって構成されるZECT評議会の傀儡として動く(本人曰く「しもべ」)。
しかし実際にはネイティブがいずれ人類を裏切る事を察しており、カブト・ガタックの暴走スイッチや独自に開発したホッパーシリーズを切り札に、長い間根岸らネイティブへ反撃する機会を窺い耐え続けていた。新がガタックとなる22話ではモーツァルトの「死者のためのミサ曲」をチェロで演奏しながら、新をガタックにさせる為に一度殺さなければならないという葛藤に涙を流した。だが、そういった苦渋の決断や覚悟も、腹心の部下であった三島の裏切りによって全てが水泡に帰してしまい、根岸らに暴走スイッチの事が露見した後はその立場を失い、一転して反逆者となり護送されていたが新に救出される。絶望して泣き崩れる陸の真意を知った新は、彼を責める事無く、自らに託された使命を全うする事になった。
料理には大変うるさく、敗者が料理人としての地位と名誉を剥奪される対決の場・闇キッチンの審査員も務める。
最終話で全てが終わった後にZECTを正式に解体し、警視総監の職に復帰。警察官として活躍する新を陰から見守っていた。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ZECT総帥にして加賀美新の父。滅亡寸前の地球では支配者同然の立場にある。地球をワームの星にするため、水の確保のためと偽り、「天空の梯子」計画を立案する。
三島 正人(みしま まさと) / 仮面ライダーザビー(特殊)
演 / 声 - 弓削智久、スーツアクター - 伊藤慎
陸の側近。25歳。末端部隊に通信で指示を伝え稀に自ら接触するため現場へ赴くこともあるが、実際に彼らの前に姿を現すことは殆ど無い。味覚がなく、栄養補給はサプリメントで行う。冷酷な性格でワーム殲滅の為ならば手段も選ばない。また、元々人類を護ると言う理念よりも、ZECTという組織そのものを守るという意識が強い。普段は眼鏡をかけているが、激怒すると外して叩きつける癖がある(演じた弓削によると「眼鏡はリミッター」)[要出典]
シャドウの隊長に就任した影山の情けない振る舞いには呆れながらも、戦い方を教えるべく、1度だけ無理矢理ザビーゼクターを従えてザビーに変身し、高い戦闘能力を発揮した事もある。しかし、度重なる失態を繰り返した挙句に、ザビーゼクターを奪われてしまった事には我慢の限界を迎え、彼を追放処分にした。
終盤にて、ZECTの解散を決定した陸への不信と権力欲から、根岸と手を組み陸を放逐。ZECTのトップになると共に、人間である事も捨てて、自らの肉体を最強のネイティブ・グリラスワームへと変貌させる。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ZECT総帥・加賀美陸の側近。陸の思惑を理解している数少ない存在。大和率いる実働部隊と黒崎に指示を与える。
グリラスワーム
  • 身長:225cm
  • 体重:134kg
コオロギの特性を持つワーム。三島が根岸と手を組み、肉体を改造してネイティブに生まれ変った姿。左腕に巨大な鉤爪、右腕に小型で円形の爪を備えており、両肩の触手を伸ばして敵に突き刺し左腕の爪で止めを刺す攻撃を得意とする。クロックアップこそしないが最強にふさわしい戦闘力を誇るネイティブで、三島自身も「最強のネイティブとなった」と豪語する。カブトとガタックの二人のライダーを相手に最終決戦を繰り広げ、パーフェクトゼクターの攻撃すら受け止めて逆に破壊してしまうが、ハイパーカブトとガタックのダブルライダーキックを受けて絶命した。
デザイナーはイナゴをモチーフに制作した。[6]
小説版では、左腕の鉤爪にはマスクドライダーの装甲素材であるヒヒイロカネを、ネイティブが更に強化させた“ヒヒイロノオオガネ”が用いられているとされている。
グラリスワームの客演情報
仮面ライダー×スーパー戦隊 スーパーヒーロー大戦
大ショッカーの大幹部として登場。
根岸(ねぎし)
演 - 小林正寛
終盤に登場したZECT評議会のメンバーの一人であり、ネイティブである。スカジャンを着た壮年の大柄な男。誰に対しても友好的で非常に腰が低く口調も親しげだが、一旦怒るとドスの効いた声になる。ネイティブだけで構成されるZECT評議会の中でも代表者的存在。後に三島と共にZECTの全権を陸から奪い取る。暴走スイッチの存在にも気付いており、存在を隠すためにあくまでも下について働く意思を示した陸に「ばれてるんですよ!」と告げて放逐した。
ワーム感知能力を有するネックレスを一般に配布し、「人間とネイティブの共存」を目指すとうそぶくが、その本当の目的はネックレスによる人類全ネイティブ化(影山もこれの犠牲者の一人)であり、ワームよりも狡猾な方法で地上を制覇しようと企んでいた。しかし、最終回で自身の計画は天道によって水泡に帰し、ダークカブトによって爆発の炎へ道連れにされて消えた。

その他の登場人物[編集]

日下部 ひより(くさかべ ひより)
演 / 声 - 里中唯(7年前:藤井玲奈
18歳。東京タワーにほど近い洋食店“Bistro la Salle”のアルバイトで、加賀美の同僚。第一人称は「ボク」。なおかつ生意気で言葉遣いは乱暴で、渋谷隕石により両親を失い、その経験からか他人と上手くコミュニケーションをとることができない。趣味は絵画で、いつも愛用のスケッチブックに妖精の絵を描いている[7]。料理の腕は超一流で、料理にうるさい天道や剣が絶賛するほど。また、スケッチに出かける際などに乗る愛用の自転車を大切にしている。無機質なものと会話でき、ライダーベルトを触れるだけで修復するなど数々の謎を持つ。天道に対して最初は警戒するが、いつしか彼を大切な人と感じるようになる。
7年前の渋谷隕石事故の際、ライダーベルトを付けた当時の天道に現場から助けられるが、当時の記憶がハッキリせず、彼に両親を殺されたと思い込み天道を疑うこともあった。
後に麗奈=ウカワームとの接近をキッカケに自らの正体が明らかになり、天道により自らの出生の秘密を知る。その後、エリアXに囚われていた擬態天道と対面した際、ハイパーゼクターの暴走により擬態天道と共に時空間の狭間へと吹き飛ばされ、放浪する。ワームであることから現実世界で生きることを諦め、一時は天道らを拒絶するが、「俺はお前とお前が生きる世界を守る」という天道の説得に心を開き、再び現実世界に戻る。
シシーラワーム
  • 身長:216cm
  • 体重:115kg
カゲロウの特性を持つワーム。18年前、当時オリジナルのひよりを身ごもっていた母親が夫と共に2体のネイティブによって殺害、擬態され生まれたネイティブが“日下部ひより”として育てられる。ワーム態に変容しても人間に対する悪意や破壊本能などはない。人間態時にものぞかせていたテレパシーなどの特殊能力を持つ。
劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE
明るい性格。隕石の影響で不治の病にかかっているため、恋人である新のプロポーズを拒んでいる。
天道 樹花(てんどう じゅか)
演 - 奥村夏未
天道が祖母に引き取られてから誕生した義理の妹。13歳。明るく活発な性格。現在は兄と二人で暮らしながら学生生活を送る。部活動はバドミントン部に所属しており、頭脳明晰な兄に勉強の面倒を見てもらっていることもあり成績は学年トップ。兄を誰よりも崇拝している。また、祖母のことも尊敬しており、自身の名を「天の道を往き、樹と花を慈しむ少女」と称したり、「おばあちゃんが言っていた」と教えを発することは兄妹共通。兄が作る食事を何よりも楽しみにしており、毎回趣向を凝らしてその美味しさを表現する。
渋谷隕石事故の際に総司に助けられて以来、「困ったときはいつも兄が助けに来てくれる」と信じている。作中では擬態したワームに接触されることがかなり多いが、ワームやライダーの存在については終盤まで知ることはなかった。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
EDに登場。TVシリーズと違い、ラクロス部に所属する[8]
竹宮 弓子(たけみや ゆみこ)
演 - 西牟田恵
加賀美とひよりが勤める洋食店・Bistro la Salleの店長。36歳。天道の強烈なキャラにも驚きを見せず、無断欠勤の多いアルバイト・加賀美を解雇せず雇い続けるなど心が広い。ひよりが滅多に人へ心を開かないことを心配しており、天道が彼女を変えてくれるのではないかと期待を抱く。そのためか、よく店を留守にしては天道に店を任せ、ひよりと強引に2人っきりにさせることが多い。
『劇場版 仮面ライダーカブト GOD SPEED LOVE』
ひよりと加賀美の仲を温かく見守る。
ゴン / 高山 百合子(たかやま ゆりこ)
演 - 神崎愛瑠
大介と行動を共にする少女。8歳。過去にワームに襲われ母親・順子とはぐれ、記憶喪失(健忘)になったところを大介に保護され、以後共に生活する。「ゴン」の名はその際に「名無しの権兵衛」を由来に大介がつけたもの。幼いながらにもしっかり者で、大介のフォローやアシスタントを的確にこなす。
ある時、ビエラワームの襲撃を切っ掛けに過去の記憶を取り戻し、同時に大介と過ごした記憶を失う。以後しばらくは本来の「高山百合子」として、母と共に普通の生活を送る。しかし後に雑誌で大介の写真を見たことから彼と過ごした記憶を取り戻し(この時、自分の本来の名前を書き置きに書いた事から本来の記憶も維持している事が見て取れる)、大介を探し出し再び行動を共にするようになる。
天道とはウマが合う。彼のことを信用もしており、ある事情から全てのゼクターを集めようとする天道に、ドレイクグリップを大介から無断で持ち出し譲与したこともある。
じいや
演 - 梅野泰靖
神代家に仕える執事。姓名不詳。65歳。剣の正体を知りつつも彼を1人の人間として接し、彼の身の回りの世話を1人でこなしている。
料理の腕前は超一流で、かつて唯一出版した料理の本は、天道が教本とし文字通り肌身離さず持ち歩くほど。そこから天道に師匠と尊敬されている。双子の弟がおり、彼もまた一流の料理人で“光の料理人”として料理を教えている。
破綻寸前である神代家の財政や、世間知らずな剣の行動のフォローに四苦八苦しつつも、その事実を剣には悟らせず、必死で「名門貴族神代家」を演出し続けるが、過労で倒れたことで全ての事実を知られてしまう。その後は神代家再建のために奮闘する。終盤、剣の最期を看取り、全てが終わった後、料理店のプロデューサーとして新たな道を歩むことになる。
日下部 総一(くさかべ そういち)
演 - 鳴海剛
ひよりの父親。ひよりが幼い頃に事故で妻と共に亡くなった。
天道総司の父親でもあり、加賀美陸とも友人関係にあった。科学者である彼はZECTにおいてマスクドライダーシステム開発の責任者だったが、本心では陸と共にネイティブの野望阻止を狙っており、暴走スイッチをシステムに内蔵する。しかし反逆心を察知され、総司が3歳の頃にネイティブに殺害・擬態されてしまう。その擬態したネイティブも渋谷隕石の被害により死亡、最期に残った総一としての記憶から14歳の総司にライダーベルトを授ける。
MASKED RIDER KABUTO EDITION
生前の総一が陸の熱意に押され「赤い靴システム」の内蔵と、息子を装着者とする事を誓う様子が描かれている。親友の陸には旧姓の「天道」の名で呼ばれていた。
日下部 さとみ(くさかべ さとみ)
演 - 浅野香織
ひよりの母親。ひよりが幼い頃に事故で夫と共に亡くなった。
天道総司の母親でもある。夫・総一同様、オリジナルの彼女も総司が幼い頃、夫と共にネイティブに殺害・擬態され、夫に擬態したネイティブと共に死亡している。擬態された当時にひよりを身ごもっており、結果彼女から誕生したネイティブは“ひより”として育てられる。
フルネームは、劇場版のスタッフロールや墓石には「SATOMI KUSAKABE」と記されたが、第32話のオープニング・クレジットでは「日下部まゆみ」となっており、公式サイトでは単に「日下部の母」となっている。
立川 大吾(たちかわ だいご) / 仮面ライダードレイク (特殊)/ 仮面ライダーサソード(特殊)
演 - 中泉英雄
中盤に登場。普段は保育園に勤務する好青年に擬態したワーム。本編中最初に自らをネイティブと呼び、渋谷隕石落下後に発生したワームと自分達が対立していることを明かす。登場当時全てのゼクターを集めようとする天道を諌めるが、コキリアワームの手にかかり致命傷を負い、ひよりの居場所を天道に言い遺して息絶える。
彼の死後、終盤でネイティブも人類の敵だと明らかになるが田所同様、根岸ら評議会の計画には賛同していなかった[9]
ゼクターを操る術を心得ているようで、カブトゼクターを手懐け更にはドレイク・サソードに変身した。これはネイティブでも一部の者しか使えない能力で立川は上位種ということが分かる。
なお、立川を殺害したコキリアワームは当初彼自身の正体として構想されていた[6]
間宮 麗奈(まみや れな)
演 / 声 - 三輪ひとみ
中盤より登場。ウカワームが擬態した喪服を着ている美女。ワーム軍団の重要人物として、多くのサナギ体・成虫体と共に人間社会に潜伏、ワームの益となる情報を探る。ワームの中でも特に優れた知能と戦闘能力、冷酷性を持つ。目的達成のためには手段を選ばない。
見下している人間の集団(ZECT)に接近、幹部・三島と結託したこともある。但し、ZECTとの関係は“協力”と呼べるような関係はなく、損得勘定のみの関係である。
「間宮 麗奈」は擬態していた人間(声楽家)の名前。一時期ワームとしての記憶を失い、人格が擬態された麗奈に変わった際、大介と恋に落ちるもワームの本能によって再び大介(ドレイク)と戦う事になったが、敗北を喫し大介に看取られ息絶えた。時折「レクイエム」などの音楽用語を用いた会話をする。
ウカワーム
  • 身長:218cm
  • 体重:117kg
間宮麗奈に擬態した、シオマネキに似たワーム。ワーム軍団の実質的な行動を指揮する存在で、ライダーの打撃をものともしない防御力を持つ甲殻[10]と盾に変化する左腕[11]、そして鋼鉄をも寸断する右腕の巨大バサミを併せ持つ。最期はドレイクのライダーシューティング、通常時とクロックアップ時の二発に挟撃され、受けきれずに死亡する。
乃木 怜治(のぎ れいじ)
演 / 声 - 坂口拓
終盤より登場。ワーム軍団の首領・カッシスワームが擬態した黒いロングコートの男。側近として、多数の喪服の女を侍らせている。麗奈が倒された後表舞台に姿を現す。カブト達とは後述の再生能力により3度対決。3度目の対決では人類への総攻撃「ハルマゲドン」を開始する。
ワームの姿にならずとも高い格闘能力を有しており、戦意喪失していたマスクドフォームのガタックを殴って変身解除させ、カブトとも互角に渡り合う。第1形態は感情をあまり表さないのに比べ、第2形態は凶暴性を顕わにし、第3形態は前二つの人格が兜有と兜無で分かれている。変化は人間態の外見にも現れており、第1形態時にかけていた眼鏡と杖が第2形態時には無くなり、第3形態時には髪型はオールバックになり新たに口髭が生えている。
カッシスワーム
  • 身長:225cm
  • 体重:137kg(ディミディウス)、147kg(グラディウス)、154kg(クリペウス)
乃木怜治に擬態した、カブトガニの特性を持つワーム。高い格闘能力のほか、倒されても再生復活することが可能。
劇中では、超高速移動で事実上時を止めてしまう「フリーズ」(ハイパークロックアップよりも速く動けるが時間遡行は不可能)を発動させることができるカッシスワーム・ディミディウス、他者の力をエネルギーに還元・吸収し、ライダーの必殺技をも自らのものとする能力を持つカッシスワーム・グラディウス、2体(頭部に兜の有無による外見的差異はある)に分裂しより攻撃的な姿となったカッシスワーム・クリペウスの3つの形態が確認されている。また剣を強制的にワームの姿にした事もあり、剣が自身の正体を知る要因となった。
ディミディウスはフリーズ解除直後にハイパーシューティングでダメージを受けたところにマキシマムハイパーサイクロンを受ける。グラディウスはカブト、ガタック、キックホッパーのライダーキックを同時に受け、マキシマムハイパーサイクロンで無数のサナギ共々消し飛ばされる。クリペウスは一体がガタックのライダーキックで、もう一体がキック/パンチホッパーの必殺技を同時に受けて撃破されている。
カッシスワームの客演情報
仮面ライダーディケイド オールライダー対大ショッカー
クリペウスが大ショッカーの怪人軍団として登場。

劇場版のみの登場人物[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 仮面ライダーディケイド』では「カブトの世界」というパラレルワールドながらも登場し、佐々木すみ江が演じる。
  2. ^ ドレイクの事を「仮面ライダードレイク」と言った。PS2版でもザビー(矢車)に対して「仮面ライダーザビー」と呼んでいる。
  3. ^ [1][2]。なお、公式作品である『オールライダー超スピンオフ』でも「地獄兄弟」と呼称されている。
  4. ^ 22話で誕生日を迎えている。
  5. ^ 公式サイトの記述では、剣の死のシーンにはカットがされたシーンがあると言及されている。
  6. ^ a b 『韮沢靖ワームワークスGITAI』より。
  7. ^ このイラストは仮面ライダー555』で海堂直也を演じた唐橋充が手掛けた。
  8. ^ 超全集 2007, p. 73.
  9. ^ 週刊『仮面ライダー オフィシャルデータファイル』より。
  10. ^ 第25話ザビー、ドレイク戦
  11. ^ 第40話ドレイク戦

関連項目[編集]