仙台クラシックフェスティバル

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仙台クラシックフェスティバル
概要
通称・略称 せんくら
開催時期 9月下旬から10月上旬の3日間
初回開催 2006年10月7日 - 9日
会場 日立システムズホール仙台
太白区文化センター
主催 仙台市 / 仙台市市民文化事業団 / 仙台フィルハーモニー管弦楽団 / 河北新報社 / 宮城テレビ放送 / 仙台市交通局
後援 宮城県教育委員会 / 仙台市教育委員会 / 朝日新聞仙台総局 / 毎日新聞仙台支局 / 読売新聞東北総局 / 日本経済新聞社仙台支局 / 産経新聞仙台支局 / 共同通信社仙台支社 / 時事通信社仙台支社 / NHK仙台放送局 / 東北放送 / 仙台放送 / 東日本放送 / エフエム仙台 / 仙台シティエフエム / せんだい泉エフエム放送 / 仙台タウン情報S-Style / 仙台商工会議所 / 公益社団法人仙台青年会議所 / 一般社団法人日本クラシック音楽事業協会 / 公益財団法人仙台観光国際協会
企画制作 ジェスク音楽文化振興会 / HAL PLANNING
協力 公益財団法人仙台ひと・まち交流財団 / 障害者芸術活動支援センター@宮城(SOUP/エイブル・アート・ジャパン) / 仙台国際音楽コンクール&仙台クラシックフェスティバル会場運営ボランティア / 仙台クラシックフェスティバルカメラマンボランティア / 一般社団法人アート・インクルージョン / アトリエ・コパン美術教育研究所 / 宮城県泉館山高等学校 / 清泉古流 / 一般社団法人ミュージックプロデュースMHKS / 合同会社TUK / マーベラス・スタジオ / 株式会社ヤマハミュージックリテイリング仙台店 / 島村楽器
日立システムズホール仙台への交通アクセス
最寄駅 南北線 旭ヶ丘駅
駐車場
太白区文化センターへの交通アクセス
最寄駅 南北線 長町駅
駐車場
外部リンク
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仙台クラシックフェスティバル(せんだいクラシックフェスティバル、英語: SENDAI CLASSICAL MUSIC FESTIVAL)とは、2006年平成18年)より、宮城県仙台市で仙台クラシックフェスティバル実行委員会[注釈 1]が主催して9月下旬や10月初旬に開催されているクラシック音楽主体の音楽祭。正式名称は「第n回仙台クラシックフェスティバルxxxx」[注釈 2]で、略称は「せんくら」。

概要[編集]

仙台市地下鉄南北線沿線の4ヶ所10会場で、午前から夜まで、3日間に延べ101のクラシック音楽系コンサートを連携して開催するイベントである。1公演あたりの演奏時間は45分となっている。公演を細分化して多様化させることで、「3歳以上入場可」「0歳児入場可」「演奏家によるトーク付き」「どこかで聴いたメロディの馴染みやすいプログラム」など、消費者ニーズに細かく対応した公演を取り揃えることが可能になり、地下鉄で移動しながら複数公演をはしごして聴いている者も見られる。

平行して、地下鉄駅構内などで無料コンサートも開催されており、市民に開かれた都市イベント化の流れも見られる。

プレイベントとして、フルキャストスタジアム宮城(当時)の外周スペースにおいて、試合前にクラシック音楽の演奏が行われた[注釈 3]。イベントの名称は、2006年(平成18年)および2007年(平成19年)が「楽都フルスタMIYAGI」で、2006年、2007年ともに3日ずつ開催された。2008年(平成20年)は、無料のプレイベントがクリネックススタジアム宮城にて「音楽大陸」との名称で2日間、地下鉄駅コンサートが2日間、ドコモロビーコンサートが1回、有料のプレイベントはコンサートが1回行われた。

会場[編集]

ホール会場(有料・無料)[編集]

会場は4ヶ所で、101公演が行われる。

街角会場(無料)[編集]

  • せんくらまちなかコンサート

開催実績[編集]

開催年月日 ホール会場(4施設) 街角会場 総観客数
有料 無料 演奏者 観客数 無料
1 2006年10月7日8日9日 93 8 101公演 43組500人 30,000人 17公演
2 2007年10月6日、7日、8日 93 8 101公演 44組580人 38,000人 40公演 43,100人
3 2008年10月11日12日13日 98 3 101公演 57組600人 40,000人
4 2009年10月2日3日4日 101公演 51組351人 33,000人
5 2010年10月1日、2日、3日 101公演 52組389

33,000人
6 2011年9月30日、10月1日、2日 58公演 52組370人 23,800人
7 2012年9月28日、29日、30日 86公演 64組375人 32,000人
8 2013年10月4日、5日、6日 83公演 57組501人 31,700人

2006年[編集]

  • ホール会場(有料・無料)
    • 会場:仙台市内4ヶ所10会場
    • 出演者:43組(500人)
    • 総来場者数:延べ30,000人
    • チケット販売枚数:約31,000枚(販売率90%)
    • 完売公演数:有料公演93公演中、59公演

2007年[編集]

ホール会場は2006年とほぼ同じ内容で開催。主な出演者は、つのだたかしリュート奏者)、山下洋輔ジャズピアニスト)、森麻季ソプラノ歌手)、荒川洋フルート奏者、仙台市出身)、タン・シヤオタン(第2回仙台国際音楽コンクールピアノ部門優勝)、仙台フィルハーモニー管弦楽団山形交響楽団など。

無料の街角会場での公演は大幅に増加した。

  • ホール会場(有料・無料)
    • 会場:仙台市内4ヶ所10会場
    • 出演者:44組(580人)
    • 総来場者数:延べ38,000人
  • 街角会場
    • せんくら地下鉄駅コンサート(無料)
      • 会場:地下鉄仙台駅、勾当台公園駅、旭ヶ丘駅、泉中央駅の各駅構内
      • 来場者数:延べ3,500人
      • 出演者:19組(170人)
    • せんくらまちなかコンサート(無料)
      • 会場:仙台市ガス局ショールーム「ガスサロン」
      • 来場者数:延べ1,600人
      • 出演者:9組(27人)
    • 「第2回すいせん通りクラシックの夕べ」(無料)

他のイベントとの関係[編集]

例年、せんくらの開催期間中には、仙台市内で雰囲気の全く異なる音楽系の催しがバッティングしている。

2006年(平成18年)、せんくらは10月7日(土)、8日(日)、9日(月・体育の日)に開催された(泉中央、旭ヶ丘、都心部、長町の4地区)。『みちのくYOSAKOIまつり』は8日と9日の開催(せんくらと同じ4地区。2日間延べ約70万人の観客)。『MEGA☆ROCKS』は8日に開催(都心部7会場)。せんくら主会場の仙台市青年文化センター隣にある旭ヶ丘市民センターでは「センターまつり」も開催されていた。これらのイベントの主催者は異なるため、関連イベントではない。また、互いに同じような日程での開催であることは周知されず、公式ウェブサイトでの相互リンクもなかった。

2007年(平成19年)も、『みちのくYOSAKOIまつり』と開催日、開催地区がバッティングした。せんくらの会場の1つであるせんだいメディアテーク前は含まれないが、定禅寺通りが一部交通規制されて、YOSAKOIまつりのパレードが開催された。

2008年(平成20年)は仙台・宮城デスティネーションキャンペーン期間中にあたり、『みちのくYOSAKOIまつり』、『MEGA☆ROCKS』、『ショートピース!仙台短篇映画祭』、劇団四季ミュージカル美女と野獣」のロングラン公演開幕がバッティングした。このうち、せんくらとショートピースが共同企画を立ち上げ、共通の相互リンクも設けた。

2009年(平成21年)は、体育の日を含む3連休の1週間前に開催日程がずらされ、他のイベントとのバッティングが回避される予定。

なお、せんくらと同様のフォーマットで開催されているクラシック音楽のイベントとして、東京都の『ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 「熱狂の日」音楽祭』および石川県金沢市の『風と緑の楽都音楽祭[1]』などがある。

脚注[編集]

注釈[編集]

出典[編集]

関連項目[編集]

外部リンク[編集]