仁川タワー

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仁川タワー
施設情報
所在地 大韓民国仁川広域市
状態 建設中
建設期間 2008年 - 2014年[1]
用途 オフィス、商業
地上高
最頂部 487 m
屋上 487 m
各種諸元
階数 102 階
延床面積 600,000 m²
関連企業
設計 ジョン・ポートマン

松島仁川タワー(ソンド・インチョン・タワー, 朝鮮語: 송도 인천타워,英語: 102 Incheon Tower)は大韓民国仁川広域市に建設中の超高層ビル[2]。尖塔までの高さは487メートル、102階建てで、韓国最高層の北東アジア貿易タワー(高さ305メートル)をしのぐだけでなく東アジアでも有数の高さのビルとなる。仁川タワーが建つのは、東アジアのビジネスや観光の拠点として開発がすすめられている松島新都市(New Songdo City)という経済自由地域で、仁川国際空港とは仁川大橋で結ばれ、ソウルからも32キロメートルとほど近い位置にある。

設計[編集]

新都市のシンボルとなる超高層ビルの設計は、アメリカのアトランタに拠点を置く建築家・不動産開発業者のジョン・ポートマン(John Portman)が率いるポートマン・ホールディングスが松島新都市の開発に当たる仁川経済自由区域庁と契約しており、すでに設計案が発表されている。ビルはツインタワーになっており、地上から途中までは一つにつながっているほか、ツインタワー部には三か所に連絡橋が造られ行き来できるようになっている。用途はオフィス、住居、ホテルの複合用途とされている。

当初は151階建て、高さ587メートルとされており[3]、他のビルとの高さ競争を意識して尖塔の高さを増すことができるようになっていた[4]。報道によっては高さ601メートルとしたものもあった。完成時にはブルジュ・ハリーファ(818メートル)などに次ぐ世界有数の超高層ビル、かつ世界最高層のツインタワーとなる予定だった。仁川タワー、人工湖などを含むランドマーク・シティ全体は2017年完成を目指して開発が進んでいた。

工事[編集]

事業を施行するのはポートマン・ホールディングスと三星物産と現代建設が構成するポートマン・コンソーシアムで、2007年8月27日に仁川タワーを含むランドマーク・シティ(Landmark City)の建設契約を行った。2008年6月20日李明博大統領とアン・サンス仁川市長らが出席して着工式が行われ、同年6月25日に起工し[2]、当初は2012年完成を目指していた[4]

しかし、着工直後の世界金融危機の影響により不動産市場が不透明となり、2010年の段階で完成時期は2015年に延期されている[5]

松島新都市をはじめとする多数の意欲的な開発計画により多くの負債を抱えていた仁川広域市は、ビルの高さを587メートルから487メートルに縮小する案を主張したが、施工会社であるSPC(松島ランドマークシティ有限会社)は原案どおりの建設を主張して対立した。2013年11月にはSPCが契約破棄をする意思を打診し始めた。当初の完成予定を過ぎた2014年現在も、敷地は更地のままで工事はほとんど進んでいない。

関連項目[編集]

脚注[編集]

外部リンク[編集]