人知れぬ涙

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人知れぬ涙」(ひとしれぬなみだ、: Una furtiva lagrima)は、ガエターノ・ドニゼッティ作曲のオペラ『愛の妙薬』の中でネモリーノ(テノール)によって歌われるアリアである。

概要[編集]

オペラ「愛の妙薬」第2幕第2場で、テノーレ・レッジェーロの持役である純粋な若者ネモリーノが歌う。村の娘アディーナを想う純朴な農村少年の気持ちが美しい旋律となった名アリアである。

歌詞[編集]

イタリア語(原詞) 日本語訳

Una furtiva lagrima
negli occhi suoi spuntò:
Quelle festose giovani
invidiar sembrò.
Che più cercando io vo?
Che più cercando io vo?
M'ama! Sì, m'ama, lo vedo. Lo vedo.
Un solo instante i palpiti
del suo bel cor sentir!
I miei sospir, confondere
per poco a' suoi sospir!
I palpiti, i palpiti sentir,
confondere i miei coi suoi sospir...
Cielo! Si può morir!
Di più non chiedo, non chiedo.
Ah, cielo! Si può! Si, può morir!
Di più non chiedo, non chiedo.
Si può morire! Si può morir d'amor.

ひそかな涙が
あの女(ひと)の眼に浮かんだ
彼女は賑やかな娘たちを
羨んでいるようだった。
僕はこれ以上何を求めよう。
あの女は僕を愛しているのだ。
彼女の心のときめきを
一時でも感じることができたなら
僕の溜め息と彼女の溜め息が混ぜ合うなら
心のときめきを感じることができたなら
僕の溜め息と彼女の溜め息が混ぜ合うことができるなら
ああ、死んでもいい
それ以上なにをもとめようか!
ああ、死んでもいい

参考文献[編集]