人民大学習堂

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
人民大学習堂
外観
人民大学習堂
各種表記
ハングル 인민대학습당
漢字 人民大學習堂
発音 インミンデーハクスプタン
日本語読み: じんみんだいがくしゅうどう
MR式
2000年式
英語表記:
Inmin taehak sŭptang
Inmin daehak seupdang
Great People's Study House
テンプレートを表示

人民大学習堂(じんみんだいがくしゅうどう)は、朝鮮民主主義人民共和国平壌市中区域にある国立図書館、総合学術サービス施設である。

建物[編集]

1981年から始まった「大記念碑的創造建設」計画の下、金日成古希慶祝事業の一環として[1]主体思想塔凱旋門金日成競技場とともに建設が始まり[2]1982年4月に完成した。朝鮮古来の建築様式を近代建築に適用したデザインで、10階建てである。6階のサロンにはテラスがあり、正面には主体思想塔が見える[1]。同大学習堂と路面を隔てた前面に、パレードで使用される主席壇が有る。

1983年4月には開館一周年を記念した70チョン切手が発行された[1]

設備[編集]

北朝鮮の国語辞典である『朝鮮語大辞典』によれば、この図書館は、「膨大な図書と学習室、そして有能な講師を備え科学技術文化知識を普及し、学習させるわが国固有の大文化殿堂。勤労者と青少年学生の思想教養の拠点であり、科学、技術、文化知識普及の殿堂であり、全社会のインテリ化の中心基地としての思想文化教養機関である。革命の首都平壌の中心部に立地する人民大学習堂は様式と内容、規模と設備において高い水準を備えた大記念碑的創造物である。」と解説されている。

建築面積は約100,000平方メートルで、図書閲覧室、語学講座教室、自習者が各分野の専門家に直接質問が出来る質疑応答室[2]、コンピューターによる情報サービスセンター、会議室など約600の部屋を有する[1]。学習堂内の学習機器やコンピューターには、ソニーシャープ日立学研などの日本製品がほとんどを占めている[2]。図書館の蔵書能力は約3,000万冊で[1]、日本の国立国会図書館よりも多いと主張している。翻訳して書籍化、音声テープ化する作業も行なっており、日本語書籍の書架には、科学技術関連の書籍が多く、特にコンピューター関連の書籍が目立ったという[2]。また、金日成金正日の著書を紹介するショーケースが配されている[3]

画像[編集]

参考文献[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e 内藤陽介『北朝鮮事典―切手で読み解く朝鮮民主主義人民共和国』竹内書店新社 2001年 ISBN 4-8035-0316-8
  2. ^ a b c d 高田清「聞くと見るとの鮮明な違い」若林煕・唐笠文男 編『資料・朝鮮民主主義人民共和国』 『資料・朝鮮民主主義人民共和国』刊行会 1991年
  3. ^ 加藤将輝・著、中森明夫・プロデュース『北朝鮮トリビア』飛鳥新社 2004年 ISBN 978-4-87031-619-5

関連項目[編集]

外部リンク[編集]