京都府立陶板名画の庭

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陶板の「最後の晩餐」

京都府立陶板名画の庭(きょうとふりつとうばんめいがのにわ)は、京都市左京区下鴨にあり、古今の名画を陶器の板に転写して展示している、屋外美術館である。

概要[編集]

陶板画は、原画を撮影したポジフィルムを元に、写真製版技術により陶製の板に転写し焼成したものである。その性質上、変色や腐食が起こらないので、屋外にあっても永く保存することが可能である。どの絵も複数の陶板で構成されている。

この種の美術展示施設としては、世界初のものである。 展示されている絵画は世界の名画8点が選ばれており、内4点は元々1990年国際花と緑の博覧会の為に制作され、安藤忠雄の設計によるパヴィリオン『名画の庭』に展示されていた。残り4点は、この施設の為に作られたものである。 制作は、大塚オーミ陶業株式会社の信楽工場で行われた。

これらの陶板画は、堺屋太一の企画発案により、所有者であったダイコク電機取締役、栢森新治より京都府に寄贈されたもの。 オープンエアの建物は、安藤忠雄の設計により平成6年(1994年)3月に完成した。

展示絵画[編集]

スーラとルノアール

以下の一覧は順に原画の題名と作者、所有者、サイズである。

睡蓮・朝 - モネ
フランス-パリ - オランジュリー美術館 - 200cm x 1275cm(ほぼ原寸)
鳥獣人物戯画 - 伝・鳥羽僧正
京都高山寺 - 甲巻60cm x 2262cm、乙巻60cm x 2400cm(縦横原寸の2倍)
最後の審判 - ミケランジェロ
バチカン - システィナ礼拝堂 - 1430cm x 1309cm(ほぼ原寸)。1990年当時の状態を再現。
最後の晩餐 - レオナルド・ダ・ヴィンチ
イタリア - ミラノ - サンタ・マリア・デル・グラツィエ修道院 - 432cm x 886cm(ほぼ原寸)
清明上河図 - 伝・張澤端
台湾 - 台北故宮博物院 - 35cm x 1200cm(縦横原寸の約2倍)
ラ・グランド・ジャット島の日曜日 - スーラ
アメリカ - シカゴ美術館 - 205cm x 305cm (ほぼ原寸大)
テラスにて - ルノアール
アメリカ - シカゴ美術館 - 100cm x 81cm(縦横原寸の2倍)
糸杉と星の道 - ゴッホ
オランダ - クレラー・ミュラー美術館 - 92cm x 73cm(縦横原寸の約2倍)

アクセス[編集]

京都市営地下鉄烏丸線 - 北山駅京都市営バス「北山駅前」(4北8系統)すぐ

関連項目[編集]

外部リンク[編集]