京急600形電車 (3代)

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京急600形電車(3代)
京急600形(方向幕が黒地白文字時代の603編成)(新大津駅にて撮影)
京急600形(方向幕が黒地白文字時代の603編成)
(新大津駅にて撮影)
編成 4・8両
営業最高速度 120 km/h
設計最高速度 130 km/h
起動加速度 (1 - 3次車)3.5 km/h/s
(4次車)3.3 km/h/s
減速度 4.0 km/h/s(常用最大)
4.5 km/h/s(非常)
車両定員 本文参照
全長 18,000 mm
全幅 2,830 mm
全高 4,020 mm
パンタグラフ搭載車は4,050 mm
車体材質 アルミニウム合金
車両質量 (1 - 3次車)M1c車33.5 t、M1'車33 t、M1車32.5 t、M2c車33 t、M2'車・M2車32 t、Tu車24.5 t、Ts車25.5 t
(4次車)先頭車34 t、Mu車31.5 t、Ms車32 t、Tp車25.5 t、T車23.5 t
軌間 1,435(標準軌) mm
電気方式 直流1,500 V
架空電車線方式
主電動機 かご形三相誘導電動機
主電動機出力 (1 - 3次車)120 kW×4
(4次車)180 kW×4
歯車比 83:14 (5.93)
駆動装置 たわみ板式継手
制御装置 VVVFインバータ制御
制動方式 新遅込制御付回生制動併用電気指令式電磁直通空気制動応荷重装置付)
保安装置 C-ATS
製造メーカー 東急車輛製造
川崎重工業
備考 新製時のデータ

京急600形電車(けいきゅう600がたでんしゃ)は、1994年平成6年)4月に登場した京浜急行電鉄通勤型電車。日本の地下鉄対応車両としては珍しいオールクロスシート車両として開発され、1996年(平成8年)にかけて88両が製造された。その後、2005年(平成17年)からは車端部を除く座席がロングシートに改造された。

本項では、特記のない限り、各種文献に倣い、京急本線上で南側を「浦賀寄り」または「浦賀方」、北側を「品川寄り」または「品川方」、東側を「海側」、西側を「山側」と呼び、文中の編成表では左側を浦賀方として記述する。また、「1000形」は1959年昭和34年)登場の1000形(初代)、「新1000形」は2002年(平成14年)登場の1000形(2代)、「800形」は1978年(昭和53年)登場の800形(2代)を指す。

概要

本形式は、1500形に次いで、1000形の置き換え用の東京都交通局都営地下鉄浅草線乗り入れ車両として製造された。

日本の地下鉄対応車両としては珍しい全座席クロスシート車両として、混雑時の収容力と閑散時の快適性の両立を狙った可動式座席を採用して製造された。他の関東地方大手私鉄東日本旅客鉄道(JR東日本)は多扉や大型扉の車両をラッシュ時の運行円滑化のために導入していた時期だったが、京急はクロスシート車を導入して「個の尊重」を打ち出し、利用者の快適性を優先する姿勢を表した。

初期製造車は1500形VVVFインバータ制御車と台車以外同一の機器を採用したが、1996年製造車からは編成構成の自由度を高めるために機器構成が大幅に変更され、可動式座席も廃止された。1994年から1996年にかけて8両編成8本、4両編成6本の計88両が製造された。1998年(平成10年)の羽田空港駅開業時に設定されたエアポート快特にも運用され、同駅開業関連のポスターにも使用された。2005年から車端部を除く座席をロングシート化する工事が行われ、2011年現在は都営地下鉄浅草線経由各線への乗り入れ運用を含む大師線を除く京急各線で運用されている。

外観

車体はアルミ製とし、登場時の2000形と同様赤い車体に窓回りを白く塗装している。前面形状は大きな3次元曲面で構成され、車掌台側に移動したスイング式のプラグドア、上部に移った前照灯、下部に埋め込まれた尾灯標識灯ワイパーカバーの採用、アーマープレート、アンチクライマーの廃止など新しいスタイルとなった。このデザインは後に登場した2100形新1000形に引き継がれた。ワイパーカバーは当初「イロンデルグレー (Hirondelle Grey)」に塗装されていたが、視認性向上のため、1995年(平成7年)にアイボリーに変更されている。窓寸法を1500形に対して上方に20 mm拡大、車体高さを同じく40 mm拡大した。800形805編成以降の京急各形式では側面種別・行先を別々の小窓に表示、一体のケースに収めていたが、本形式では1枚のガラスに納められた。尾灯・戸閉灯にはLED灯具を使用したが、経年劣化による照度低下への対応として、次形式の2100形から電球に戻されている。1500形VVVFインバータ制御車に続いて正面にはスカートが取り付けられたが、1500形のものと比較して丸みを帯びた形状のものに変更されている。

内装

車内(4次車)

1 - 3次車では運転台と直近のドアの間に運転台側を向いた2人掛け固定座席、ドア間に4人掛けボックス席片側2組、車端部に4人掛ボックスシートが設けられた。4次車ではドア間の座席はボックス席と2人掛け固定座席を1つずつ組み合わせた配置となり、座席数が減少した。ともにドア付近には運転台からの操作で一斉施錠可能な補助席が設置されている。シートピッチを広めにとっているため、補助席を使用しない場合は同じドア数のロングシート車より座席定員が少なくなる。 内装は寒色系で、天井と壁面は白と薄灰色、床はグレー系、座席は薄青色である。京急の3扉車として初めて扉内側に化粧板が貼られた。1500形VVVF車と同様に床には駆動装置点検用点検蓋のみが設けられた。

ツイングルシート

ツイングルシート

1 - 3次車では両端ドアの車体中央寄に混雑時の収容力確保のため運転台からの操作で2人掛けと1人掛けが転換する可動式座席「ツイングルシート」が採用された。「ツイングル」とは「ツイン」と「シングル」、さらには「星のきらめき」を意味する「ツインクル」をかけた造語である。これに関連して、本形式の登場当初は「ツイングル600」の愛称が与えられていた[1]

可動式座席には、通路側の座席を窓側の座席にかぶせるように収納するものと、ドア部補助席同様に座面を跳ね上げて背もたれに密着させるものがあり、両者は肘掛けの位置で識別できる。補助席と合わせ、1両あたり最大32人の座席定員を変えることができるが、機構が複雑でコストが高く、収納時の座席数が少ない上、座面のクッションが薄く硬かったため、乗客からの評判は芳しくなかった。地下鉄線内の運用でも補助席の鎖錠のみで混雑時間帯の営業をほぼ問題なく行えると判断されたことから、他社・局への乗り入れ時は可動式全座席の展開が義務付けられた。京急線内でも可動式座席の収納は登場直後を除きほとんど行われなかったため、可動式の特徴が活かせなくなり、4次車では通常の固定座席が採用された。

神奈川新町駅構内の京急の育成センター内にある600形シミュレータ客室内にはツイングルシートがあり、本形式のロングシート化改造が進む中、登場時の状態をとどめている。

600形定員一覧
  1 - 3次車 4次車 ロングシート化改造車
先頭車 中間車 先頭車 中間車 先頭車 中間車
車両定員 118人 128人 118人 128人 123人 132人
固定座席定員 34人 40人 34人 40人 41人 48人
可動椅子使用時
(ツイングルシート)
6人 8人 なし なし なし なし
補助椅子使用時 14人 16人 20人 24人 4人 8人
  • 1 - 3次車のツイングルシートは後年に固定化改造が実施された。(後述)
  • ロングシート改造車は2005年度より施工(後述)[2]

主要機器

主電動機

  • 1 - 3次車:KHM-1700(東洋電機製造〈以下、東洋〉製TDK6160A1または三菱電機〈以下、三菱〉製MB-5043A、出力120 kW、端子電圧1,100 V、電流84 A、周波数50 Hz、定格回転数1,455 rpm
  • 4次車:KHM-600(東洋製TDK6161Aまたは三菱製MB-5070A、出力180 kW、端子電圧1,100 V、電流121 A、周波数60 Hz、定格回転数1,755 rpm)

駆動装置・歯車比

主制御器

  • 1 - 3次車:東洋製ATR-H8120-RG-627Bまたは三菱製MAP-128-15V31、GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御。1C8M方式。
  • 4次車:東洋製ATR-H4180-RG-656Aまたは三菱製MAP-184-15V61、逆導通GTOサイリスタ素子によるVVVFインバータ制御。1C4M方式。

台車

  • TH-600M・T(空気バネ車体直結式、軸梁支持、軸ダンパ付)

集電装置

  • 1 - 3次車:菱形パンタグラフ(東洋製PT-4323S-A-M、M1cとM1に各1基、M1'に2基搭載。)
  • 4次車:シングルアーム式パンタグラフ(東洋製PT-7117-A、Tpに2基搭載。)

補助電源装置

  • 1 - 3次車:東洋ブースター式SIV (SVH-85-461A-M) または三菱チョッパインバータ式SIV (NC-FAT-75A)、75 kVA。偶数号車山側に搭載。
  • 4次車:IGBT-SIV(東洋SVH-170-4009AまたはSVH-85W-4008A、または三菱NC-WAT-150A・B)、150 kVA。Tpの山側に搭載。

空気圧縮機

  • 1 - 3次車:C-1500AL レシプロ式 M2系車、Tu車の海側に搭載。
  • 4次車:C-2000AL レシプロ式 先頭車及びMs車の山側に搭載。

空調装置(製造時)

製造時のバリエーション

この書体東急車輛製造製、それ以外は川崎重工製。この書体は変更点のある車両もしくはその変更点。「CS」は主制御器、「MM」は主電動機、「SIV」はSIVの製造者を示す。以下各製造時で同じ。

1次車

京急600形(登場時の塗色)
(1994年4月 新大津駅)
M1c M2 Tu Ts M1' M2' M1 M2c CS MM SIV 冷房機 製造年月
601-1 601-2 601-3 601-4 601-5 601-6 601-7 601-8 東洋 東洋 東洋 三菱 1994年3月
602-1 602-2 602-3 602-4 602-5 602-6 602-7 602-8 三菱 三菱 三菱 三菱 1994年3月

600形として最初に登場したグループ。登場からしばらくはツイングルシートをPRするヘッドマークを装着して運転された。

2次車

M1c M2 Tu Ts M1' M2' M1 M2c CS MM SIV 冷房機 製造年月
603-1 603-2 603-3 603-4 603-5 603-6 603-7 603-8 東洋 東洋 東洋 東芝 1995年3月
604-1 604-2 604-3 604-4 604-5 604-6 604-7 604-8 三菱 三菱 三菱 三菱 1995年3月
605-1 605-2 605-3 605-4 605-5 605-6 605-7 605-8 東洋 三菱 三菱 三菱 1995年3月

1次車の使用実績をもとに設計変更が行われ、吊り手の増設など立ち客に配慮した。 1次車の製造当初は日中の快特使用時に中間の客用扉を締め切り扱いにして2扉として運用することが考えられていたため、中間の客用扉上部には締め切りであることを表示する装置を装備していたが、乗客に不評だったため日中の2扉扱いは中止され、2次車から本装置は装備されていない。その他、ワイパーが中央から両側に開く動作から2本が並行に動作するものに変更されている(後に1次車も改造)。603編成は600形では初の東芝製冷房車となった。

3次車

M1c M2 Tu Ts M1' M2' M1 M2c CS MM SIV 冷房機 製造年月
606-1 606-2 606-3 606-4 606-5 606-6 606-7 606-8 東洋 東洋 東洋 東芝 1995年6月
607-1 607-2 607-3 607-4 607-5 607-6 607-7 607-8 三菱 三菱 三菱 三菱 1995年6月

2次車に続いて製造された。2次車から設計変更はない。

4次車

Muc T Tp1 Mu Ms T Tp1 Msc CS MM SIV 冷房機 製造年月
608-1 608-2 608-3 608-4 608-5 608-6 608-7 608-8 三菱 三菱 混載 東芝 1996年2月
Muc T Tp2 Msc CS MM SIV 冷房機 製造年月
651-1 651-2 651-3 651-4 東洋 三菱 三菱 三菱 1996年3月
652-1 652-2 652-3 652-4 東洋 三菱 東洋 三菱 1996年3月
653-1 653-2 653-3 653-4 三菱 三菱 三菱 三菱 1996年3月
654-1 654-2 654-3 654-4 東洋 三菱 三菱 三菱 1996年4月
655-1 655-2 655-3 655-4 東洋 東洋 東洋 東芝 1996年5月
656-1 656-2 656-3 656-4 東洋 東洋 三菱 東芝 1996年5月

4両・6両・8両編成に設計変更を行わずに対応できるように機器構成が大幅に変更された。608編成の浦賀方4両の主制御器・SIVは当初東洋製、品川方4両は三菱製であったが、主制御器は後に651編成(元々は三菱製)と振り替えられ三菱製に統一された(後述)。

  • 8M/1Cから4M/1C、MT比を3:1から1:1に、主電動機出力を120 kWから180 kWに変更。
  • パンタグラフをシングルアーム形に変更し、Tp車に2台搭載とした。
  • 補助電源装置を75 kVA/2両から150 kVA/4両に変更し、Tp車に搭載した。4両編成のSIVは冗長性確保のため75 kVA2個の回路構成とした。
  • 車内座席配置を変更。本形式の特徴だったツイングルシートをやめ、扉間は2人掛けシートのみとされ、2組を向き合わせの4人席と単独の2人席となった。中央扉部分にも折り畳み式補助椅子が設置された。
  • 座席配置変更に伴い窓配置も変更された。
  • 車端ダンパを準備工事のみとした。
  • 608編成は「メディアルトラン」と称する液晶ディスプレイを装備していたが、1999年4月に撤去された。
  • 台車の軸受ダンパは当初、未設置だったが1996年秋以降に設置された。

改造工事

本形式では、登場後各種の改造工事が施されている。

ワイパーカバー塗装変更

1 - 3次車は前面のワイパーカバー塗装色がイロンデルグレーだったが、視認性向上のため1995年に上縁を黒、それ以外をアイボリーに変更した。4次車は登場時からこの塗装である。

試作座席試用

デハ608-1では1996年12月から1998年3月まで試作座席が試用された。海側の座席2脚が固定式と転換式の転換式クロスシートに交換され、座り心地、シートの痛みなどの確認が行われた。

車端ダンパ撤去

1 - 3次車の車端ダンパを1998年6月に撤去した。準備工事だった4次車の関連部品も翌7月に撤去された。

スカート塗装変更

落成当初、スカートはダークグレーに塗装されていたが、1999年以降、順次明るめのグレーに塗装が変更された。

架線観測装置搭載改造

デハ605-1に1500形のデハ1601から移設した架線観測装置を装備する改造が施された。通常観測用機器は取り外されている。観測は通常の営業列車で行われる。

ツイングルシート固定化改造

座席表地の経時劣化に伴い2002年度から順次座席表布の張り替えが行われ、表地は青系色から赤系色に変更された。ツイングルシートは構造を変更せずに固定化された。翌2003年の施行車以降はヘッドレスト部分の色と材質を変更した。2005年度以降は扉間のロングシート化改造を開始したため、打ち切られている。

ロングシート化改造

2004年度から混雑緩和や経年による可動式座席(ツイングルシート)の機能維持に手間がかかることから、扉間の座席をロングシート化と、同時にバリアフリー対応改造が実施されている[2]。詳細は以下の通り。

  • 扉間座席をロングシートに改造。ロングシートは片持ち式で、座席表布の模様は新1000形や1500形更新車などと同じである。座席の1人分の掛け幅は455 mmを確保した。この改造により、車両定員が変更されており、詳細は前述の定員表を参照のこと。
  • 車端部と運転室後部のクロスシートと車端部の補助椅子は残され、2003年以降のツイングルシート固定化改造車両同様に表布の張り替えが行われた。
  • 袖仕切りは新1000形と同じタイプだが、座席間の立席ポスト(握り棒)部に仕切り板は設置していない。さらに荷棚の延長とつり革の増設工事を実施した。
  • 従来、座席下に収められていた機器類は、床下と妻面に移動させ、暖房機器は座席つり下げ式に変更した。さらに改造部の内装化粧板と床敷物は全て交換した。
  • バリアフリー対応として、ドア上部にLED式の車内案内表示装置を設置。筐体は内装の色合いに合わせて白色である。
  • 1500形更新車や新1000形と同様のドアチャイムを設置。
  • 転落防止幌の設置。
  • 各車両の車両番号表記は壁材の張替を行っていないためプレート板のままである。
  • 605編成は改造と同時に各ドア上部に17インチ液晶ディスプレイが2台設置された。

方向幕交換

2005年から、行先表示器の字幕を従来の黒地白文字からローマ字併記の白地黒文字への交換が順次施行された。

優先席の増設

優先席は奇数号車品川方山側および偶数号車浦賀方海側に設置されていたが、608編成は2005年10月に扉間の座席を改造された際に優先席が増設され、既存のものと点対称位置のシートも優先席とされた。他の編成も改造(あるいは後述の更新工事)と同時に増設されている。

ATS更新

京急全線で高機能ATS(C-ATS装置)が2009年(平成21年)2月14日から使用開始されたため、これに伴う改造工事が全車両に施工された。

更新工事

車体更新工事後の602編成

2009年8月10日[3]に更新後の試運転を行った601編成から車体更新工事が施工されている。工事内容は以下の通り[4]

  • ワイパーカバーを形式番号「600」のスリットが入ったものに変更
  • スカートを狭幅のものに交換
  • 1次車はワイパーの動作方向を変更
  • 車端ダンパ取付座、側面サボ受撤去
  • 車側灯のLED化
  • 冷房装置を8両編成はCU-71F-G2、4両編成はRPU-11027に交換
  • 一部内装、床の張替
  • 654編成は車内照明をLEDに変更。
  • 各ドア上部に2台、17インチ液晶ディスプレイ設置(605編成は更新前に施行済み)[要出典]

2013年4月現在、655編成を除き施工済。606編成は「Keikyu Blue Sky Train」塗装で出場した[5]。また、608編成は主制御器が三菱製に変更された[6]

2013年度は600形と2100形が合わせて24両更新される予定[7]

600形のLCDは当初2台であったが、後に1台に削減された編成が存在し2100形の更新も同様に1台設置となっている。左側のLCDの跡には広告や路線図が2100形と同様に掲載されている。[要出典]

運用

8両編成は主に快特などの優等列車に使用され、都営浅草線京成線北総線への乗り入れ運用が中心となっている。京成成田空港線(成田スカイアクセス線)での運行にも対応しており、同線の一般列車であるアクセス特急(京急線内エアポート快特)として成田空港まで乗り入れる。スカイアクセス直通運用は新1000形10次車以降の車両との共通運用になっている。[要出典]

4両編成は専ら自社線内に運用される。ただし、大晦日から元日にかけての終夜運転の際に通常入線しない路線で運用されるケースがあり、1998年 - 1999年に「エアポート初日号」として都営浅草線、京成押上線金町線に、2002年 - 2003年には「だるまエクスプレス」として大師線に入線した。

ロングシート車に比べて立席スペースが狭いことから朝ラッシュ時には混雑時間帯の上り列車を避けて運用してきたが、[要出典]運用の弾力性を増すために2005年よりドア間のロングシート化改造を開始し、改造を受けた編成は同時間帯の上り列車にも使用されるようになった。

京急社内で使用されている列車の車両組成を表す表には車両の略号は4両編成が「4F」、8両編成が「8F」[8]と表記される。

ラッピング・特殊塗装など

606編成はロングシート化改造と同時に車体全体を青く塗装し、2005年3月14日から「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」(京急ブルースカイトレイン)として運転されている。通常は広告貸し切り列車として毎回1社の広告だけが車内に掲出されるが、次の取り組みも行われている。

脚注

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  1. ^ 鉄道ジャーナル1995年8月号P69本文より
  2. ^ a b 鉄道ピクトリアル2005年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑2005年版「京浜急行電鉄600形座席改造車」を参照。
  3. ^ 京急600形601編成,久里浜工場を出場
  4. ^ 「鉄道ピクトリアル」2009年11月号(通巻826号)p83
  5. ^ 【京急】606編成更新出場”. 鉄道ホビダス. 2011年4月14日閲覧。
  6. ^ 京急600形608編成が試運転
  7. ^ 平成25年 鉄道事業設備投資計画
  8. ^ 『京急ダイヤ100年史』p274
  9. ^ 京急600形「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」にレッドリボンのラッピング』交友社『鉄道ファン』railf.jp 鉄道ニュース、2009年12月7日
  10. ^ 京急に乗って逗子海岸へ!「音霊トレイン」」京浜急行電鉄公式サイト 報道発表資料 2010年7月3日
  11. ^ 電車内に笑顔がいっぱい!京急沿線から笑顔を発信!「京急スマイルGO!(号)」を運行します」」京浜急行電鉄公式サイト 報道発表資料 2011年5月13日

参考文献

  • 鉄道図書刊行会鉄道ピクトリアル
    • 1998年7月臨時増刊号(通巻656号)掲載、「車両総説」「私鉄車両めぐり(160) 京浜急行電鉄」
    • 2005年10月臨時増刊号鉄道車両年鑑2005年版「京浜急行電鉄600形座席改造車」
  • 佐藤良介 「京急600(III)系」『京急クロスシート車の系譜』、JTBパブリッシング(JTBキャンブックス)2003年、pp127-144 ISBN 978-4-533-04909-5
  • 『KEIKYU Twingle 600』 京浜急行電鉄 1994年配布
  • 吉本尚 『京急ダイヤ100年史』 電気車研究会1999年ISBN 4885480930
  • 佐藤良介 『京急の車両 現役全形式・徹底ガイド(JTBキャンブックス)』 JTBパブリッシング、2004年ISBN 9784533055461