交響曲第2番 (ベートーヴェン)

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交響曲第2番 (ベートーヴェン)



井上京(指揮)、管弦楽団紬による演奏(2011年)

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ベートーヴェン交響曲第2番ニ長調は、1802年に完成された交響曲である。作品番号は36。1803年4月5日オーストリアウィーン近郊アン・デア・ウィーン劇場にて、ピアノ協奏曲第3番等とともに初演された。なお、後に自身の手によって、ピアノ三重奏用に編曲された(1805年刊行、4楽章構成のピアノ三重奏曲ニ長調)。これは、当時の庶民がオーケストラを聴くには高価すぎたため、このような曲を手軽に家庭で楽しめるようにする必要があったためだと思われる。

目次

[編集] 楽器編成

編成表
木管 金管
Fl. 2 Hr. 2 Timp. 一対 Vn.1
Ob. 2 Trp. 2 Vn.2
Cl. 2 Va.
Fg. 2 Vc.
Cb.

[編集] 曲の構成

随所に、後の交響曲第9番を思わせるパッセージが登場する。

ソナタ形式(提示部反復指定あり)。序奏部の中ほどにニ短調の主和音がアルペッジョで下降するパッセージが見られ、第九交響曲を予感する。主部は力強い第一主題とおとなしい第二主題。展開部は長く2部に分かれ、更にコーダも長く第二展開部の役割も果たす。
ソナタ形式。旋律の美しさによって有名で、後に何者かによって歌詞が付けられて歌曲になったこともある。第1主題部は長めで弦楽部に始まり、木管で繰り返される。第2主題も第1ヴァイオリンで導かれる。コデッタの後、反復なしで第1主題を主とした展開部に入る。再現部は対位法を効果的に使ったものとなっているが、流れ自体は提示部と変わらない。
  • 第3楽章 Scherzo:Allegro ニ長調 3/4拍子
複合三部形式。ベートーヴェンが交響曲に初めてスケルツォの名称を用いた。トリオの旋律が、第九交響曲のスケルツォのトリオに酷似している短い楽章。
  • 第4楽章 Allegro molto ニ長調 2/2拍子
ロンド・ソナタ形式。何者かに問いかけるようなユニークな動機の第1主題で開始され、その動機が楽章全体を支配している。チェロによる田園的な経過句の後、木管に第二主題が現れる。短いコデッタの後、反復なしに展開部へ移行する。劇的な迫力を伴い、総休止を効果的に使って進行する。再現部は型どおりで、コーダは全体の3分の1を占める長大なものとなっている。同第6番や8番・9番と同じく提示部の繰り返し記号がない。

[編集] 演奏時間

約34分(第1楽章の繰り返しを含み、スケルツォは対称形にしない)。

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