五行連
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五行連(ごぎょうれん)は、詩を構成する五行の詩節、連のことである。日本では五行連詩は少ないが、五行だけで完結する五行詩や五行歌は数多く存在する。
目次 |
西洋[編集]
西洋には五行連詩と、五行だけで完結する五行詩としてQuintain、Pentastich、Limerick、Quintil、Cinquain、Tankaなどがある。 五行連詩、五行詩とも韻律、押韻を持つものがほとんどであったが、最近はこれらの規制を持たないGogyohshiやGogyohkaが書かれるようになった。
Quintain[編集]
- Sicilian quintain(シチリア風五行連) - 韻律は弱強五歩格、押韻構成は「a-b-a-b-a」。
- English quintain(イギリス風五行連) - 韻律は特に決まっていないが、押韻構成は「a-b-a-b-b」。
- Quintella(スペイン風五行連) - 8音節の詩行で、2つの連続した行が押韻されてあれば、あとはさまざまなパターンで押韻してもよい。
- Limerick(リメリック) - イギリスに古くから伝わる五行詩であり、その内容には豊かなユーモアがあるので滑稽五行詩とも呼ばれている。第1・第2・第5行は3つの強勢(強いアクセント)の音節を含み、脚韻に押韻される。一方、第3・第4行は2つの強勢の音節を含み、脚韻に別の押韻がされる。つまり押韻構成は「a-a-b-b-a」になる。
- 5lines - 韻律、押韻の規則はなく、5行の詩節が複数連続している五行連詩。
Quintil[編集]
- Quintil - 共通のテーマを持った5行の詩節が複数連続している五行連詩。フランスの詩人ジョアシャン・デュ・ベレーらによって16世紀頃には書かれていた。[1]ギョーム・アポリネールもQuintilを書いている。[2]
Cinquain[編集]
cinquain(シンケイン)はアメリカ合衆国の詩人 アデレイド・クラプシー が日本の俳句・短歌の影響を受けて創案した五行完結の詩を指していうことが多い。このクラプシーの五行詩の派生として、五行のstanza(スタンザ)を含む連句がある。
- Mirror cinquain - 通常のクラプシーの五行詩の後にReverse cinquainが続く十行詩。
- Cinq-cinquainまたはcrown cinquain - 五行の詩節が五つ連続している長い五行連。
- Garland cinquain - 五行の詩節が6つ連続している長い五行連。典型的な場合は、6番目の詩節は、1番目の詩節からは第1行目、2番目の詩節からは第2行目、そして3番目の詩節からは第3行目という具合に前の5つの詩節からそれぞれ1行ずつ引用されて、6番目の詩節が構成される。
Tanka[編集]
Tankaは外国語で書かれた短歌のことで、日本歌人クラブ[3]主催の国際交流英語短歌大会の英語短歌の入賞作品[4]も五行書きされている。
参考文献[編集]
- 新版 評伝 与謝野寛晶子明治篇 逸見久美著 八木書店 p681~p692 第11章 明治43年 第三編 寛と晶子 (四)『檞之葉』―五行詩 ISBN 978-4840690355
- ロジャー・パルバース+柴田元幸『五行でわかる日本文学(リメリック)』(研究社)2004 ISBN 978-4327385095
- Enta Kusakabe『Gogyohka』(市井社),2009,ISBN 978-4882080817
- 『FRAGRANT WINDS』Kaoru Tanaka.薫風庵[5] 2009.12
- 『光織る女(ひと)』すみくらまりこ著、竹林館 2010.5 ISBN 978-4-86000-188-9 C0092
脚注[編集]
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- Autumn Song by Dante Gabriel Rossetti
- Five Line Poetry Forms
- La valse des jours (essai de cinquain)
- 2年国語 詩「石ころ」まどみちお
- いとしい地球よ-五行連詩
