二枚田幹線林道

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

二枚田幹線林道(にまいだかんせんりんどう)は、福井県福井市和布町(国道305号交点)から同市奥平町(福井県道3号福井大森河野線交点)に至る、全長21.822kmの幹線林道である。福井市が管理している。

二枚田幹線林道(奥平町側入口)
二枚田幹線林道(国見町付近)

沿革[編集]

特徴等[編集]

  • 例年12月から4月頃までの間、積雪の為に冬季通行止になる。ゴールデンウイークのころに通行止が解除される。
  • 頂上から奥平側は特に道路の幅員が狭く、走行には細心の注意が必要である。
    • 奥平側に関しては、大雨で土砂崩れや路盤流出が発生して通行止めになることが多い。
  • 雨天時は勿論のこと、晴天時でも霧が発生する場合がある。
  • 頂上から和布側は、所によって福井臨海工業地帯(テクノポート福井)や日本海を一望できる。
  • 山頂を境に、和布側は警笛区間に指定されている。奥平側はマイクロバスを除いたバス大型自動車の通行ができない。

国見岳森林公園[編集]

かつてあった国見岳風力発電所の風車(1号機)

二枚田幹線林道は国見岳(標高656m)の山頂付近を通り、山頂一帯には国見岳森林公園が整備されている。森林公園は二枚田幹線林道でしかアクセスできないので、二枚田幹線林道が冬季通行止の間は閉鎖される。

森林公園に隣接したところに県が風力発電用の風車を2基設置。この国見岳風力発電所設備一式は2010年3月末に北陸電力に譲渡された[1]が、2号機の落雷による破損を修理することなく2014年4月に2基とも廃止・撤去された。[2]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 電気事業譲渡に関する基本合意書の締結について”. 福井県企業局 (2009年3月31日). 2017年9月30日閲覧。
  2. ^ 福井)国見岳風力発電を廃止 北電、4月に撤去”. 朝日新聞 (2014年3月28日). 2014年5月16日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年5月16日閲覧。

外部リンク[編集]