二式高等練習機

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二式高等練習機(にしきこうとうれんしゅうき)は、第二次世界大戦時の大日本帝国陸軍練習機。試作名称(機体計画番号。キ番号)はキ79。略称・呼称は二式高練。開発・製造は満州飛行機

九七式戦闘機を高等練習機化した機体。

概要[編集]

1940年(昭和15年)に陸軍は旧式化しつつあった九七式戦闘機を単座および複座の高等練習機に転換する計画をたてた。開発は陸軍航空工廠と満州飛行機が共同で当たり、1941年(昭和16年)に試作1号機を完成させ、1942年(昭和17年)1月に二式高等練習機として制式採用となった。九七戦からの主な変更点は、エンジンを低馬力のものに換装したこととそれに伴う重心位置の変更、プロペラの変更、開放型の風防(キャノピー)への変更等であった

操縦性能は九七戦の特性を受け継いで良好であり、整備もし易い機体だったため、部隊からは好評で終戦まで生産は続けられた。大戦末期には、特攻機として使用された機体も少なからずあった。 単座の甲型と複座の乙型の他、計画・試作で終わった丙型と丁型(プロペラおよびエンジンの違い)が存在する。総生産機数は3,710機で、この中には1945年(昭和20年)に試作された木鋼製化された機体1機も含まれている。

本機の現存機はインドネシアサトリア・マンダラ博物館に、戦後のインドネシア独立戦争で使用された機体が展示されている。

スペック[編集]

  • 全長: 7.85 m
  • 全幅: 11.5 m
  • 全高: 3.28 m
  • 主翼面積: 18.56 m2
  • 全備重量: 1,300 kg
  • エンジン: 日立 ハ13甲 空冷単列星型9気筒エンジン 510 hp/2300 rpm(離昇) ×1
  • 最大速度: 340 km/h
  • 航続距離: 920 km
  • 乗員: 1~2 名
  • 武装: (型によって異なる)

関連項目[編集]