二川温泉

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二川温泉
温泉施設の入口
温泉情報
所在地 和歌山県有田郡有田川町二川823
座標 北緯34度03分41.7秒 東経135度21分15.5秒 / 北緯34.061583度 東経135.354306度 / 34.061583; 135.354306座標: 北緯34度03分41.7秒 東経135度21分15.5秒 / 北緯34.061583度 東経135.354306度 / 34.061583; 135.354306
交通 鉄道:JRきのくに線藤並駅から有田鉄道バス花園行きで約40分。二川温泉前下車すぐ
車:阪和自動車道有田ICから県道22号、国道480号を経由、清水方面へ約20 km。
泉質 塩化物泉
泉温(摂氏 23.8 °C
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二川温泉(ふたがわおんせん)は、和歌山県有田郡有田川町二川823の温泉施設である[1]

源泉の枯渇と配管設備等の腐食劣化により、2017年4月1日より休業している[2]

泉質[編集]

源泉名:清水町福祉温泉[1]

  • 温泉法第2条による温泉(メタホウ酸)、中性低張性冷鉱泉[1]
    • 源泉温度 23.8 ℃[1]
    • 湧出量 16 (ℓ/分)[1]
    • 含鉄塩化物泉であり、湧出時の湯は、ほぼ無色透明。

効能[編集]

  • 適応症 : 神経痛五十肩、筋肉痛、関節痛、運動麻痺、慢性消化器病、冷え性痔疾、疲労回復、慢性皮膚病、月経障害、慢性婦人病。なお特に、冷え性に良いとされる[1]
  • 禁忌症 : 急性疾患、重度の心臓病、出血性疾患、悪性腫瘍、活動性の結核、呼吸不全、腎不全妊娠中、高度の貧血、その他一般に進行中の疾患。

温泉地[編集]

有田川町(旧・清水町)の二川ダム下流の有田川沿いの国道480号沿いに作られた温泉施設である[1]。渓谷の土地の傾斜に建てられた、スギ材でできたドーム型ログハウス風の建物である[1]。建物は2階建てで、2階に玄関、受付、喫茶店、土産物コーナーなどが有り、階下に浴室が有る。エレベーターも付属し、高齢者、障害者にも対応している。玄関の柱には樹齢400年のサルスベリが使われ、建物の構造材や内装には地元産のスギの丸太が多用されている。なお、宿泊施設「白馬(しらま)」が敷地内のすぐ近くに併設されている。

浴槽にはヒノキ材が使われている。風呂は循環濾過方式である[1]。気泡風呂とサウナは有るが、露天風呂は無く、有田川沿いではあるものの、浴室から川は見えない。

なお、同じ旧清水町内の有田川の約15 km上流側には「しみず温泉」も有る。

歴史[編集]

掘削により1998年冷鉱泉を得た。しかし、源泉枯渇などを理由に2017年4月1日以降は休業している[2]

ギャラリー[編集]

周辺施設[編集]

アクセス[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c d e f g h i 和歌山県温泉協会 - 二川温泉(ふたがわおんせん)”. 2020年11月14日閲覧。
  2. ^ a b 二川温泉(有田川町観光協会)

外部リンク[編集]