九広軽鉄Comeng電車

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九広軽鉄Comeng電車
Comeng電車、751系統運用中
基本情報
製造所 コモンウェルス・エンジニアリング
主要諸元
編成 1M0T/2M0T
軸配置 B′B′
軌間 1,435 mm
電気方式 直流750 V
架空電車線方式
最高運転速度 70 km/h
設計最高速度 80 km/h
減速度(常用) 4.68 km/h/s
編成定員 201名
編成重量 27.032t(自重)
全長 20,200 mm
全幅 2,650 mm
全高 3,415 mm
主電動機 AEG製 ABS 3322.2
主電動機出力 134 kW
制御装置 AEG GTO Chopper
備考 68両運用中(1013, 1027事故廃車)
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Comeng電車(コメンジでんしゃ)は、香港九広鉄路(KCR)が保有する直流電車2007年12月2日から、香港鉄路港鉄 MTR)に貸し出す形をとっている。オーストラリアコメンジ社製。

概要[編集]

1988年9月18日ライトレールである軽鉄の第一期開業に合わせて、70両が購入されて投入された。車輛番号は1001から1070。入線当初は橙色に塗装されていたが、1997年から2000年にかけて現在の塗装に変更された。又、行先表示は先頭部に行灯式方向幕のみで後部には何も無かったが、2002年から2003年にかけてLED式に交換した際に後部にも系統番号を表示する様に変更した。

「軽軌先鋒」と「史礼賢」[編集]

1004号と1070号電車は「軽軌先鋒」と「史礼賢」と命名されている。これは1004号が最初に香港に陸揚げ(1987年末)された事と、1070号は九広軽鉄建設に尽力した史礼賢の功績をたたえ命名された。

事故廃車[編集]

1994年7月29日、1013号は屯門区湖山路踏切で右折禁止の標識を無視したトラック(大型トレーラー)と衝突して大破したため、すでに廃車されている。運転していた運転士は車外に放出され死亡。

関連項目[編集]