久米あつみ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

久米 あつみ(くめ あつみ、1933年4月22日[1] - )は、日本フランス文学者、キリスト教神学者。東京女子大学名誉教授。ジャン・カルヴァン研究者。

来歴[編集]

長崎県佐世保市牧師小塩力の娘として生まれる。兄は独文学者・小塩節。夫は哲学者久米博青山学院高等部卒。1957年東京大学仏文科卒、1959年同大学院仏文学専攻修士課程修了。1966年から1967年にストラスブール大学神学部大学院に学ぶ。東京女子大学助教授、教授、帝京大学教授、2004年定年退任。

著書[編集]

翻訳[編集]

  • カルヴァン新約聖書註解 14 ヨハネ書簡 (カルヴァン著作集刊行会 1963年)
  • 教皇派の中にある、福音の真理を知った信者は何をなすべきか(カルヴァン/世界文学大系 74 筑摩書房 1964年)
  • カルヴァン新約聖書註解 13 ヘブル・ヤコブ書 (カルヴァン著作集刊行会 1975年)
  • 炎の中を過ぎゆきて (ミッシェル・ルヌヴィエ早川喬子共訳 ヨルダン社 1985年6月)
  • 宗教改革著作集 第9巻 ジャン・カルヴァン キリスト教綱要 初版 (教文館 1986年2月)
  • 生の冒険 (ポール・トゥルニエ、ヨルダン社 1996年6月)
  • かいばおけのまわりで クリスマスのいのり (ジュリエット・ルヴィヴィエ、日本キリスト教団出版局 2008年10月)
  • カルヴァン論争文書集 (教文館 2009年3月)

脚注[編集]

  1. ^ 『キリスト教年鑑2015年版』キリスト新聞社、2015年、827頁。

参考文献[編集]

  • 人類の知的遺産 カルヴァン
  • J-GLOBAL