丹生谷哲一

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丹生谷 哲一(にうのや てついち、1935年 - )は、日本の歴史学者、大阪教育大学名誉教授。日本中世史専攻。

来歴[編集]

昭和10年(1935年)愛媛県八幡浜市生まれ[1]。昭和33年(1958年京都大学文学部史学科を卒業[2]。その後、雲雀丘学園高校教諭、大阪教育大学教授を歴任、平成11年(1999年)定年を迎えて退任する。名誉教授の称号を授与。神戸女子大学教授。平成7年(1995年著書の「日本中世身分社会」を出版した事で京大(京都大学)の文学博士となる。『検非違使』は中世日本史の中世史)ブームの中で話題となった。

著書[編集]

  • 検非違使 中世のけがれと権力』(平凡社選書、1986年.12月、 のちに増補版が平凡社ライブラリーとして2008年に出版)
  • 『日本中世の身分社会』(塙書房 、1993年.2月)
  • 『身分・差別と中世社会』(塙書房、2005年.6月)

出典[編集]

  1. ^ 大阪教育大学歴史学研究室「丹生谷哲一教授略年譜および著作年譜」『歴史研究 丹生谷哲一教授退官記念号』第36号、大阪教育大学歴史学研究室、1999年、1頁。 
  2. ^ 大阪教育大学歴史学研究室 1999, p. 1.