中論
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| 仏教 |
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| 人物 |
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『中論』(ちゅうろん)は、初期大乗仏教の僧・龍樹の著作である。インド中観派、中国三論宗、さらにチベット仏教の依用する重要な論書である。
目次 |
[編集] 概要
本文は論書というよりは、その摘要を非常に簡潔にまとめた27章の偈からなる詩文形式であり、注釈なしでは容易に理解できない。
註釈は、漢訳では鳩摩羅什訳の青目(ピンガラ、Piñgala)という人物の注釈本が大蔵経に収録されている。
- ブッダパーリタ(仏護)の『根本中論註』
- バーヴァヴィヴェーカ(清弁、bhaavaviveka)の『プラジュニャープラディーパ』(般若灯論;知恵の灯火)
- チャンドラキールティ(月称、Candrakīrti)の『プラサンナパダー』(Prasannapadā、浄明句論;明らかな言葉)
などがある。(ちなみに、チベット仏教の最大宗派ゲルク派の祖であるツォンカパは、ブッダパーリタ(仏護)の『根本中論註』に強く影響を受け、重視していたことが知られている。)
[編集] 内容
[編集] 後世への影響
龍樹のこの著作から、中観派と呼ばれる、大乗仏教の一大学派が始まった。
この中観派に属するシャーンタラクシタ(寂護)、カマラシーラ(蓮華戒)、アティーシャなどのインド僧は、チベット仏教の歴史に多大な影響を与えており、特にアティーシャの影響下から、ツォンカパが出ることによって、中観帰謬論証派(プラーサンギカ派)思想と後期密教を結合した、顕密総合仏教としてのチベット仏教の性格が決定付けられることになる。
また一方では、この『中論』と、同じく龍樹の著作である『十二門論』、そして弟子である提婆の『百論』が中国に伝わり、「三論宗」が形成された。これは日本にも伝わり、南都六宗の一派になった。
[編集] 関連項目
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