中耳
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| 中耳 | |
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人間の耳の構造。1:骨導、2:外耳道、3:耳殻、4:鼓膜、5:前庭窓、6:槌骨、7:砧骨、8:鐙骨、9:三半規管、10:蝸牛、11:聴神経、12:耳管 |
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| 英語 | Middle ear |
| ラテン語 | auris media |
| 神経 | 舌咽神経 |
中耳(ちゅうじ)とは、耳の鼓膜から奥のことをいい、中耳腔、耳小骨、耳管からなる。
[編集] 中耳の機能
- 中耳
- 鼓膜から内耳(三半規管、蝸牛、前庭)へ空気の振動(音など)を伝えるはたらきをしている。
- 中耳腔(ちゅうじくう)
- 鼓膜の奥の空洞状になっている部分で、この中に鼓膜に接して耳小骨がある。鼓室(こしつ)とも呼ばれる。壁は粘膜で覆われている。
- 耳小骨(じしょうこつ)
- つち骨・きぬた骨・あぶみ骨の3つからなる小さい骨で、鼓膜に伝わった空気の振動を内耳に伝える働きがある。外部からの振動は鼓膜とあぶみ骨底の面積比、耳小骨のてこ運動により約20倍に増幅される。
- 耳管(じかん)
- 中耳腔から伸びる管で鼻腔、咽頭につながっている。耳管の中には、たくさんの線毛が生えていて、咽頭の方に向かって動いている。空気と一緒に入ってくるほこりや微生物は、粘膜に吸着されると、線毛の動きに乗って押し流され、中耳の中は清潔に保たれる。エウスタキオ管ともいう。
- 鼓膜張筋とアブミ骨筋
- 耳小骨に付着してその動きを調節する筋肉で、人体の中で最も小さな筋肉である。鼓膜張筋は三叉神経、アブミ骨筋は顔面神経の支配を受ける。
- 大きな音が鳴ると、反射的にこれらの筋肉が緊張し、大きすぎる振動エネルギーが内耳に伝わらないように制限する。これを耳小骨筋反射まは中耳筋反射と呼ぶ。反応時間は40~160msecであるため、突発的な強大音には対応しきれず急性音響外傷を起こす場合もある。
[編集] 圧力調節
中耳の中は、絶えず酸素が消費されており、それに伴い外耳道より常に圧が低くなっている。
飛行機に乗ったりして周囲の気圧が急激に変化すると、耳にポーンと張ったような違和感を覚えることがある。これは、外耳側は外気圧をそのまま受けるのに対して、中耳側の圧力はすぐには変化せず、鼓膜の両側に圧力差が生じるからである。このような時は、唾を飲み込めばよい。すると、口蓋帆張筋の働きで耳管が開き、中耳の圧力と外気圧との均衡が回復する。ダイバーが行う耳抜きもこれと同じである。

